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事件のその後
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「ふふん♪ふんん♪」
「ゆきが鼻歌なんて珍しいね。朝からなんか楽しい事でもあったの?」
「え?んー、ひ・み・つ♪」
唇に人差し指を当て誤魔化すと
昨日のハクとの路上ライブが思いのほか楽しく思い出すとあのワクワクとした気持ちがまた湧いてくる。
そして、ハクとまたあの場所で一緒に路上ライブをしたいと密かに私は思っていた。
「あ、そうそう!歌と言えばこのGIN様すっごく歌上手くてしかもイケメンなんだよー!」
真奈は、鞄から一冊の雑誌を取り出すと表紙に映るロックな格好の青年を指差した。
「え、これって…」
ハク?
見た目からして地毛の銀髪にサングラスなしの素顔が映る写真にハクしか思えなかった。
でも、GINって…んー、芸名でGINにしたのかな?
「ゆき、GIN様知ってるの?」
あまりにも雑誌を凝視する私に不審に思ったのか真奈が問いかける。
「え?ううん、知らないよ。この人歌やってる人?」
「そうなんだ。あのね、GIN様は五年前ぐらいから急に出てきたイケメンロックバンドのボーカルなの!デビューからすぐに人気になって今ではそのルックスやイケメンフェイスにメロメロの女子も多数で特に凄いのはあの甘い声!GIN様のあの歌声聞いたら即イチコロだね♪中にはライブ中に気絶する女子までいるとかなんとかあったらしくてファンも何万人もいるんだよ!歌も上手いしギターも上手いし、性格もすごーく紳士で女性に優しいって噂あるんだよ!」
あ、最後の紳士で女性に優しいはハクには当てはまらないかも…
「今度、GIN様のライブいきたいなー」
「そんなに人気なんだね。そんな話聞くと、ライブとか満員みたいな感じするなー」
「んーとね、大きなドームとかでのコンサートだと満員確実でチケットすら取れないんだけどGIN様が出来るだけ沢山の人に聞いて欲しいって言ってGIN様専用のライブハウスがあるんだけどそこで週に三日時間はランダムでライブしてて一日目入れなくても残りの二日で入れるって噂でわざわざ遠くから来る人もいるぐらいなんだよ♪」
真奈はGIN様の雑誌を抱きしめながらはしゃぐ。
そんなに、凄いんだ…
私も今度行ってみようかな?
ハクにそっくりのロックバンドのボーカルのGINに興味が湧いた。
昼休みに入り私は日直として自習でのプリントを緑先生に届け真奈が待つ教室に向かって廊下を歩いていた。
私はあの屋上での事件以来、怖くて屋上に近づく事がなくなり真奈と教室で食べたり校舎裏のベンチや花園苑で食べたりしている。
あれから、未だに返信のない高宮くんのメールと行院 アリスさんのその後が気になるが今は目の前の事に集中しようと決めた。
ドンッ
「え?うぐっ!?」
廊下を歩いていると誰かから体を引っ張られ声を出そうとしたがすぐに口を塞がれてしまった。
「静かにしてちょうだいっ…」
え?もしかして、行院 アリスさん?
アリスは雪の口を塞ぐと周りに誰もいないことを確認し雪を解放した。
アリスに連れ込まれたのは今は使われてない空き教室で人通りが少ない事から秘密の話をするには最適な場所だった。
「あの…何でまたこんなことを?」
「また光の事であなたに何かしようとするためにした事ではないけど…ただあなたに聞いてほしくて」
「そうなんですか…私もアリスさんの事、気になってました。あの後どうなったんですか?」
アリスは俯きながらポツリポツリと話し出す。
「あの後、あなたをあんな目にあわせた事を光が私の両親や光の両親に報告して私との婚約は破棄されたの。そもそも私の両親が借金のために光とどうしても私を結婚させたかったからみたいで光の両親はあっさりと私との婚約破棄に同意したらしい…あれから光とも会うことはなくなってもう好きじゃいられなくなったのっ!ひっく…学校にも私の話は伝わってあれから二日間自宅待機処分が下されて私の婚約破棄があったからせめてもの二日間自宅待機で済んだけど私にとっては学校よりも光との婚約破棄が一番辛くて…うぅ…両親にも見放されて私の居場所すらなくなって…」
アリスは話しながら涙でぐしょぐしょの顔を何度も拭いた。
「どうしてその話を私にしてくれたの?それに、私と今更会うなんてどうしてそんな事を?」
「私、もう家にも学校にも居場所がないの…表だけの付き合いの友達も今回の事で軽蔑されて誰にも自分の気持ち吐き出せる人いなくて…最初はあなたに言うなんて間違ってるって思ったわ。だけど、あなたがあの時本心で話してたんだって気づいて悪いのは全部私だけど許してもらわなくていいんだけどせめてあなたにだけは聞いてほしくて…」
「んー、正直あれ以来屋上に行くのはトラウマだし未だにあの事件の事を思い出すと怖いけどアリスさんがこうして本当の気持ち私に話してくれて本当は優しくて純粋人なんだって分かったし…許す!」
「え?でも、私あなたに酷いことを…」
「うん、それは未だに許せないとこもあるかもしれないけどやり直しはいくらでも効くんだし初めからやり直さない?その、よかったらなんだけど…私と友達になってくれませんか?」
「っ…うわぁぁぁんっ!」
アリスは目の前に差し出された優しい手と許すという笑顔の雪に今まで溜め込んでいた涙が溢れだした。
「ひっく…私でいいの?」
「アリスさ…アリスがいいの!」
アリスは未だに頬につたう涙を拭いながら優しい温もりの差し出された雪の手を握った。
「よろしく、アリス!」
「よろしくですわ、ゆき…」
満面の笑みでそういうアリスに胸のつかえが取れたかのように感じた。
アリスと友達になり昼休みはアリスを入れて三人で楽しくランチをすると最初は嫌な顔をしていた真奈もアリスの純粋な性格にすぐに仲良くなった。
放課後に入り私はアリスと真奈に図書室によるといい夕暮れ赤い夕焼けがさす図書室に向かった。
やっぱりこの時間だと誰もいないな…
本借りれるかなぁ…
図書室を除き込むと一人の生徒の影があった。
よかった、まだ誰かいた!
私は図書室のドアに手をかけようとしたが私に気づいた生徒がすぐ様ドアに鍵をかけた。
「ちょっ!?借りたいんですけどっ!開けてってばっ!」
何度もドアを開けようとガタガタ動かすが鍵の閉まったドアはどうやっても開かなかった。
すると、窓際から生徒の姿少し見え窓際へと向かった。
「え、高宮くん!?」
高宮くんは窓から除く私に何やら何か書かれた紙を私の目の前に窓越しで貼り付けた。
”今は会えない”
そう書かれた用紙に私は口ではなく同じようにメモ用紙書いて窓に貼る。
”どうして会えないの?”
すると、また高宮くんが紙に何か書いて私の前に貼り出す。
”会わせる顔がないから”
「ちょっ、それどういう意味よっ!」
私は窓が鍵がかかってないのを確認すると勢いで窓から高宮くんに向かって飛び越えた。
ガタンッ
「うわぁっ!?」
私は高宮くんに思いっきりぶつかり押し倒した形になると高宮くんは急に顔を赤らめた。
だが、私はそんな状況をお構いなしに高宮くんにたたみかける。
「会わせる顔がないってどういうことよっ!それに、私がしたメールの返信なんか一向に返ってこないし…何かあったんじゃないかって心配したんだからっ!」
ぴしっと高宮くんの顔の前に指差すと高宮くんは私と目線を合わせようとせずそっぽを向いた。
「そ、それは…アリスの事聞いたらゆきちゃん我慢出来なくてまた何かするかもしれないし…それに、次ゆきちゃんと会ったら俺…もう制限効かないっていうか…」
高宮は雪の問いただしに口ごもるように呟く。
「そりゃ、アリスの事あの時聞いたら無茶やってたかもだけど…って高宮くんかなり顔赤いじゃん!?大丈夫?」
私は高宮くんに顔を近づけ自分のおでこと高宮くんの前髪をかきあげおでこに触れる。
「っ…」
「んー、熱はないみたいだけど…」
「ゆきちゃん…」
「ん?」
高宮はそっぽを向いていた目を雪に戻すと熱のこもった目で雪を真っ直ぐに射抜いた。
「俺もう無理みたい…」
「へ?…っ!?」
すると、高宮はその雪の白くて柔らかいほっぺに唇を近づけた。
柔らかい何かが雪の頬に触れ一瞬固まって時間が止まったかのようになったがすぐにそれが現実でそういう事なのだと察し声にもならない声で口をパクパクとさせ真っ赤顔で反論する。
「俺の負け…可愛いよ?ゆきちゃん…」
熱のこもった目で見つめられ思わず高宮から飛び退くと鍵の閉まったドアを今まで以上に力ずくで開け脱兎のごとく逃げ去った。
その後どのようにして自宅に帰ったのか記憶になかった。
雪が脱兎のごとく逃げ去った後、高宮は雪に押し倒された体をゆっくり起こし無意識に図書室の戸締りをし図書室を出ると廊下にズルズルと座り込む。
「あー、またやっちゃった…せっかくまたゆきちゃんと話せるチャンスだったのに俺のばか…」
本能に負けた自分に後悔する半分、本能に負けた事で異性として少しは見てくれた雪の表情に口元を緩めた。
「ゆきが鼻歌なんて珍しいね。朝からなんか楽しい事でもあったの?」
「え?んー、ひ・み・つ♪」
唇に人差し指を当て誤魔化すと
昨日のハクとの路上ライブが思いのほか楽しく思い出すとあのワクワクとした気持ちがまた湧いてくる。
そして、ハクとまたあの場所で一緒に路上ライブをしたいと密かに私は思っていた。
「あ、そうそう!歌と言えばこのGIN様すっごく歌上手くてしかもイケメンなんだよー!」
真奈は、鞄から一冊の雑誌を取り出すと表紙に映るロックな格好の青年を指差した。
「え、これって…」
ハク?
見た目からして地毛の銀髪にサングラスなしの素顔が映る写真にハクしか思えなかった。
でも、GINって…んー、芸名でGINにしたのかな?
「ゆき、GIN様知ってるの?」
あまりにも雑誌を凝視する私に不審に思ったのか真奈が問いかける。
「え?ううん、知らないよ。この人歌やってる人?」
「そうなんだ。あのね、GIN様は五年前ぐらいから急に出てきたイケメンロックバンドのボーカルなの!デビューからすぐに人気になって今ではそのルックスやイケメンフェイスにメロメロの女子も多数で特に凄いのはあの甘い声!GIN様のあの歌声聞いたら即イチコロだね♪中にはライブ中に気絶する女子までいるとかなんとかあったらしくてファンも何万人もいるんだよ!歌も上手いしギターも上手いし、性格もすごーく紳士で女性に優しいって噂あるんだよ!」
あ、最後の紳士で女性に優しいはハクには当てはまらないかも…
「今度、GIN様のライブいきたいなー」
「そんなに人気なんだね。そんな話聞くと、ライブとか満員みたいな感じするなー」
「んーとね、大きなドームとかでのコンサートだと満員確実でチケットすら取れないんだけどGIN様が出来るだけ沢山の人に聞いて欲しいって言ってGIN様専用のライブハウスがあるんだけどそこで週に三日時間はランダムでライブしてて一日目入れなくても残りの二日で入れるって噂でわざわざ遠くから来る人もいるぐらいなんだよ♪」
真奈はGIN様の雑誌を抱きしめながらはしゃぐ。
そんなに、凄いんだ…
私も今度行ってみようかな?
ハクにそっくりのロックバンドのボーカルのGINに興味が湧いた。
昼休みに入り私は日直として自習でのプリントを緑先生に届け真奈が待つ教室に向かって廊下を歩いていた。
私はあの屋上での事件以来、怖くて屋上に近づく事がなくなり真奈と教室で食べたり校舎裏のベンチや花園苑で食べたりしている。
あれから、未だに返信のない高宮くんのメールと行院 アリスさんのその後が気になるが今は目の前の事に集中しようと決めた。
ドンッ
「え?うぐっ!?」
廊下を歩いていると誰かから体を引っ張られ声を出そうとしたがすぐに口を塞がれてしまった。
「静かにしてちょうだいっ…」
え?もしかして、行院 アリスさん?
アリスは雪の口を塞ぐと周りに誰もいないことを確認し雪を解放した。
アリスに連れ込まれたのは今は使われてない空き教室で人通りが少ない事から秘密の話をするには最適な場所だった。
「あの…何でまたこんなことを?」
「また光の事であなたに何かしようとするためにした事ではないけど…ただあなたに聞いてほしくて」
「そうなんですか…私もアリスさんの事、気になってました。あの後どうなったんですか?」
アリスは俯きながらポツリポツリと話し出す。
「あの後、あなたをあんな目にあわせた事を光が私の両親や光の両親に報告して私との婚約は破棄されたの。そもそも私の両親が借金のために光とどうしても私を結婚させたかったからみたいで光の両親はあっさりと私との婚約破棄に同意したらしい…あれから光とも会うことはなくなってもう好きじゃいられなくなったのっ!ひっく…学校にも私の話は伝わってあれから二日間自宅待機処分が下されて私の婚約破棄があったからせめてもの二日間自宅待機で済んだけど私にとっては学校よりも光との婚約破棄が一番辛くて…うぅ…両親にも見放されて私の居場所すらなくなって…」
アリスは話しながら涙でぐしょぐしょの顔を何度も拭いた。
「どうしてその話を私にしてくれたの?それに、私と今更会うなんてどうしてそんな事を?」
「私、もう家にも学校にも居場所がないの…表だけの付き合いの友達も今回の事で軽蔑されて誰にも自分の気持ち吐き出せる人いなくて…最初はあなたに言うなんて間違ってるって思ったわ。だけど、あなたがあの時本心で話してたんだって気づいて悪いのは全部私だけど許してもらわなくていいんだけどせめてあなたにだけは聞いてほしくて…」
「んー、正直あれ以来屋上に行くのはトラウマだし未だにあの事件の事を思い出すと怖いけどアリスさんがこうして本当の気持ち私に話してくれて本当は優しくて純粋人なんだって分かったし…許す!」
「え?でも、私あなたに酷いことを…」
「うん、それは未だに許せないとこもあるかもしれないけどやり直しはいくらでも効くんだし初めからやり直さない?その、よかったらなんだけど…私と友達になってくれませんか?」
「っ…うわぁぁぁんっ!」
アリスは目の前に差し出された優しい手と許すという笑顔の雪に今まで溜め込んでいた涙が溢れだした。
「ひっく…私でいいの?」
「アリスさ…アリスがいいの!」
アリスは未だに頬につたう涙を拭いながら優しい温もりの差し出された雪の手を握った。
「よろしく、アリス!」
「よろしくですわ、ゆき…」
満面の笑みでそういうアリスに胸のつかえが取れたかのように感じた。
アリスと友達になり昼休みはアリスを入れて三人で楽しくランチをすると最初は嫌な顔をしていた真奈もアリスの純粋な性格にすぐに仲良くなった。
放課後に入り私はアリスと真奈に図書室によるといい夕暮れ赤い夕焼けがさす図書室に向かった。
やっぱりこの時間だと誰もいないな…
本借りれるかなぁ…
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よかった、まだ誰かいた!
私は図書室のドアに手をかけようとしたが私に気づいた生徒がすぐ様ドアに鍵をかけた。
「ちょっ!?借りたいんですけどっ!開けてってばっ!」
何度もドアを開けようとガタガタ動かすが鍵の閉まったドアはどうやっても開かなかった。
すると、窓際から生徒の姿少し見え窓際へと向かった。
「え、高宮くん!?」
高宮くんは窓から除く私に何やら何か書かれた紙を私の目の前に窓越しで貼り付けた。
”今は会えない”
そう書かれた用紙に私は口ではなく同じようにメモ用紙書いて窓に貼る。
”どうして会えないの?”
すると、また高宮くんが紙に何か書いて私の前に貼り出す。
”会わせる顔がないから”
「ちょっ、それどういう意味よっ!」
私は窓が鍵がかかってないのを確認すると勢いで窓から高宮くんに向かって飛び越えた。
ガタンッ
「うわぁっ!?」
私は高宮くんに思いっきりぶつかり押し倒した形になると高宮くんは急に顔を赤らめた。
だが、私はそんな状況をお構いなしに高宮くんにたたみかける。
「会わせる顔がないってどういうことよっ!それに、私がしたメールの返信なんか一向に返ってこないし…何かあったんじゃないかって心配したんだからっ!」
ぴしっと高宮くんの顔の前に指差すと高宮くんは私と目線を合わせようとせずそっぽを向いた。
「そ、それは…アリスの事聞いたらゆきちゃん我慢出来なくてまた何かするかもしれないし…それに、次ゆきちゃんと会ったら俺…もう制限効かないっていうか…」
高宮は雪の問いただしに口ごもるように呟く。
「そりゃ、アリスの事あの時聞いたら無茶やってたかもだけど…って高宮くんかなり顔赤いじゃん!?大丈夫?」
私は高宮くんに顔を近づけ自分のおでこと高宮くんの前髪をかきあげおでこに触れる。
「っ…」
「んー、熱はないみたいだけど…」
「ゆきちゃん…」
「ん?」
高宮はそっぽを向いていた目を雪に戻すと熱のこもった目で雪を真っ直ぐに射抜いた。
「俺もう無理みたい…」
「へ?…っ!?」
すると、高宮はその雪の白くて柔らかいほっぺに唇を近づけた。
柔らかい何かが雪の頬に触れ一瞬固まって時間が止まったかのようになったがすぐにそれが現実でそういう事なのだと察し声にもならない声で口をパクパクとさせ真っ赤顔で反論する。
「俺の負け…可愛いよ?ゆきちゃん…」
熱のこもった目で見つめられ思わず高宮から飛び退くと鍵の閉まったドアを今まで以上に力ずくで開け脱兎のごとく逃げ去った。
その後どのようにして自宅に帰ったのか記憶になかった。
雪が脱兎のごとく逃げ去った後、高宮は雪に押し倒された体をゆっくり起こし無意識に図書室の戸締りをし図書室を出ると廊下にズルズルと座り込む。
「あー、またやっちゃった…せっかくまたゆきちゃんと話せるチャンスだったのに俺のばか…」
本能に負けた自分に後悔する半分、本能に負けた事で異性として少しは見てくれた雪の表情に口元を緩めた。
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