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ナイトの絆創膏
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人が行き交う都心の中、猛スピードで走り抜ける少年がいた。
誘拐された時点から車のナンバーを追ってなんとかここまで来たが信号待ちを狙うしかないな…
真奈が教えてくれた車のナンバーにより、父の情報で雪を誘拐した車を追った。
情報だともうすぐ見えるはずだが…
しかし、都心は至る所に監視カメラがあるから便利だな。
あれか…
ちょうど信号待ちの黒いワゴン車が目に入った。
今の隙にやるしか手はなさそうだ。
もう少し飛ばすか…
スピードを上げワゴン車に近づくと気づかれないように小さな発振器をつけた。
これで、どこに行くかは分かるな。
後をつけながらこいつらの目的地に着いたら隙を見て助け出さないとな。
ワゴン車は発振器の通りに行くと人目がつかない廃棄のビルに入った。
ここか…誘拐してこんな所でやりそうな事は多方予想はつくがやる事が最低だな。
見えないように物陰に自転車を隠すと、ワゴン車から出てくる5人の男達とロープとテープで固定され意識ない雪と思われる少女が目に入った。
男達によってそのまま少女はビルの中に連れて行かれた。
ん?…痛い…
私どうなったの?…
スタンガンによって残る痛みに耐えながら目を開くと顔に傷があるいかにも悪そうな20代の男が車の中にいた男達と話していた。
「すみません!例の女は取り逃してしまいました…」
「まぁ…いい。結構な上玉だったが、代わりに連れてきたこの女もなかなかの代物だしな。…ククッ」
男は舐めまわすように私をみると不気味に笑った。
いやっ…怖い怖い怖いっ…!
「おい!この女、抑えとけ!」
そう言うと男は近づいた。
「どうだ今の気分は?少なからず悪いようにはしねぇからよ。快楽で気持ちよくしてやるよ… ククッ」
ひっ…
全身に鳥肌がたつと、男は不気味な笑顔を浮かべながら制服のボタンに手を掛ける。
いやっ…誰か助けて!
バタンッ!
「何だ!誰だおまえ!」
すると、閉められていた扉が勢いよく倒れ現われたのは桂馬先輩だった。
手には竹刀が握られていた。
「そこの女を今すぐ返してもらおうか」
「はぁ?ふざけた事言ってんじゃねーよ!お前らやれ!」
男達は先輩に向うと先輩は次々にその竹刀で男達をやっつけていった。
凄い…
「このガキっ!」
「無駄だよ」
すると、見えないぐらいの速さで男の脇腹に竹刀をついた。
ゲホッ
男はそのまま立ち上がる事はなくそのまま床に崩れ落ちた。
「大丈夫か?」
先輩は私に近づくとテープと手足を縛っていたロープを外した。
「桂馬先輩…なん…で…ここに?…」
「おまえの親友が知らせてくれたんだ」
「真奈が…良かったぁ…真奈、無事なんだね」
「あぁ、大丈夫だ」
「本当に…よかっ…」
バタン…
「おい!しっかりしろ!…」
真奈が無事だといい事実に安心すると私は眠るように先輩の腕の中で倒れた。
「ゆきは無事何ですか?何もされてませんよね?怪我は大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。念のため医者に見てもらったが麻痺が少し残っているが大きな怪我はしてないから1日休めば治るらしい。」
「良かった…」
「治ったら笑顔で迎えてやれ。あいつも心配していたから、笑顔を見たら喜ぶと思う。」
「はい、本当にありがとうございました!」
「家で安静が一番だと思ったが、両親がいないって話だから家で療養させてる。明日はちょうど休日だから見舞いにでも来てやってくれ」
「え?!桂馬先輩の家で療養?!ゆき、起きたら絶叫するだろうな… はい!行かせてもらいます。色々面白そうだし」
「分かった。起きたら、伝えておく」
「では…」
桂馬は、真奈との通話を切り雪が寝ている自分の寝室へと向かった。
寝室には、雪を心配する妹と弟の姿があった。
「疲れて寝てしまったか…」
疲れて寝ている兄妹たちに毛布を掛けてあげると桂馬はその場を後にした。
「ん……畳みの匂い?」
重い瞼を開けてみると、見たことない部屋にいた。
和風の赴きある家具に畳みの匂いにそして、お日様の匂いがするベットに寝ていた。
「ここ…どこ?」
ガラッ
襖が開くとココアの入ったコップを持った桂馬先輩の姿があった。
「起きたか?具合はどうだ?大丈夫か?」
「あの、ここは…?私、あれからどうなったんですか?」
「あぁ…あの後倒れたおまえをちょうどきた警察の車で病院に運んで見てもらって、大きな怪我はないようだから家に返そうかと思ったんだが、両親がいないって話だったから家に運んだ」
「家って…桂馬先輩の家?!っ…痛っ!」
驚きすぎてベットから落ちると落ちた衝撃が襲いかかった。
「病み上がりなんだからあんまり無茶するな」
先輩は落ちた私を抱き上げるとベットに戻した。
「すみません…またご迷惑を…」
「そんな顔してるとおまえの兄妹も親友も心配するぞ?」
「はい…ありがとうございます。」
先輩の言葉に私は心配させないように笑顔でいようと決めた。
「あ!私がここにいるって事は私の妹と弟は?」
「昨日夜まで付きっきりでおまえの看病してとそのままこの部屋で2人とも寝てたが、今は朝から俺の両親に連れられて買い物に行ってる。」
「良かった…」
「とりあえず、これでも飲んで元気だせ。ホットだから暖まると思う」
先輩は手に持っているココアを渡した。
「熱っ!」
一口目で思いのほか熱かったココアに舌を火傷してしまった。
「猫舌なのか?」
「はい、熱いから火傷しちゃうんですけど美味しいから好きなんです。」
「あー、その気持ち分かる。俺も猫舌だけどコーヒーとかホット好きなんだ」
「そう言えば、喫茶店でもコーヒー飲んでましたよね。ホットで」
「よく覚えてるな」
「常連客になるお客さんの事なんか忘れませんよ。また、来てくださいね」
「あぁ。もうあの店は俺のお気に入りだからな」
「そう言ってもらえると嬉しいです。」
「あ、そういえばまだやってなかったな…」
そう言うと先輩は、部屋の隅っこにある救急箱を取り出した。
「足だせ…治療する」
「え?自分で出来ますから大丈夫です」
「いいから」
先輩は否を言わせずスカートの裾を上げた。
私に拒否権はないんですね……
少し強引な先輩に申し訳なかったが、先輩の不器用なりの優しさにそれ以上反論する気は起きなかった。
「っ…」
「染みるか?」
「はい、少し…」
「あと少しで終わるから、もう少しの辛抱だ」
「はい」
先輩が肌に触れるたびに指先から伝わる熱が体に伝わっていく。
視線を落とすとすぐ近くに先輩がいるため、どうしても目が合ってしまう。
凛とした黒い瞳が私を真っ直ぐに見つめる。
ペタッ
「これで大丈夫だな」
「ほとんど全身絆創膏や湿布と包帯だらけですが…」
「仕方ないだろ?こうでもしなきゃ治るもんも治らん。早く治したければ我慢だな」
「うっ、はい…」
「じゃ、もう一つ治療してやる…」
そう言うと先輩は足の膝に貼った一枚の絆創膏に口づけた。
「なっ…」
「ははっ 真っ赤」
真っ赤になる私を笑う桂馬先輩の笑顔は今の私にはさらなる不意打ちにしかならなかった。
「みんなが戻るまでまだ時間があるから、もう少し眠った方がいい」
「はい」
そういい残すと、先輩はその場を後にした。
その後、ベットで寝れたかと言うとノーだ。
桂馬先輩の残していった絆創膏と先輩によって赤くなった顔の熱と戦った。
誘拐された時点から車のナンバーを追ってなんとかここまで来たが信号待ちを狙うしかないな…
真奈が教えてくれた車のナンバーにより、父の情報で雪を誘拐した車を追った。
情報だともうすぐ見えるはずだが…
しかし、都心は至る所に監視カメラがあるから便利だな。
あれか…
ちょうど信号待ちの黒いワゴン車が目に入った。
今の隙にやるしか手はなさそうだ。
もう少し飛ばすか…
スピードを上げワゴン車に近づくと気づかれないように小さな発振器をつけた。
これで、どこに行くかは分かるな。
後をつけながらこいつらの目的地に着いたら隙を見て助け出さないとな。
ワゴン車は発振器の通りに行くと人目がつかない廃棄のビルに入った。
ここか…誘拐してこんな所でやりそうな事は多方予想はつくがやる事が最低だな。
見えないように物陰に自転車を隠すと、ワゴン車から出てくる5人の男達とロープとテープで固定され意識ない雪と思われる少女が目に入った。
男達によってそのまま少女はビルの中に連れて行かれた。
ん?…痛い…
私どうなったの?…
スタンガンによって残る痛みに耐えながら目を開くと顔に傷があるいかにも悪そうな20代の男が車の中にいた男達と話していた。
「すみません!例の女は取り逃してしまいました…」
「まぁ…いい。結構な上玉だったが、代わりに連れてきたこの女もなかなかの代物だしな。…ククッ」
男は舐めまわすように私をみると不気味に笑った。
いやっ…怖い怖い怖いっ…!
「おい!この女、抑えとけ!」
そう言うと男は近づいた。
「どうだ今の気分は?少なからず悪いようにはしねぇからよ。快楽で気持ちよくしてやるよ… ククッ」
ひっ…
全身に鳥肌がたつと、男は不気味な笑顔を浮かべながら制服のボタンに手を掛ける。
いやっ…誰か助けて!
バタンッ!
「何だ!誰だおまえ!」
すると、閉められていた扉が勢いよく倒れ現われたのは桂馬先輩だった。
手には竹刀が握られていた。
「そこの女を今すぐ返してもらおうか」
「はぁ?ふざけた事言ってんじゃねーよ!お前らやれ!」
男達は先輩に向うと先輩は次々にその竹刀で男達をやっつけていった。
凄い…
「このガキっ!」
「無駄だよ」
すると、見えないぐらいの速さで男の脇腹に竹刀をついた。
ゲホッ
男はそのまま立ち上がる事はなくそのまま床に崩れ落ちた。
「大丈夫か?」
先輩は私に近づくとテープと手足を縛っていたロープを外した。
「桂馬先輩…なん…で…ここに?…」
「おまえの親友が知らせてくれたんだ」
「真奈が…良かったぁ…真奈、無事なんだね」
「あぁ、大丈夫だ」
「本当に…よかっ…」
バタン…
「おい!しっかりしろ!…」
真奈が無事だといい事実に安心すると私は眠るように先輩の腕の中で倒れた。
「ゆきは無事何ですか?何もされてませんよね?怪我は大丈夫なんですか?」
「大丈夫だ。念のため医者に見てもらったが麻痺が少し残っているが大きな怪我はしてないから1日休めば治るらしい。」
「良かった…」
「治ったら笑顔で迎えてやれ。あいつも心配していたから、笑顔を見たら喜ぶと思う。」
「はい、本当にありがとうございました!」
「家で安静が一番だと思ったが、両親がいないって話だから家で療養させてる。明日はちょうど休日だから見舞いにでも来てやってくれ」
「え?!桂馬先輩の家で療養?!ゆき、起きたら絶叫するだろうな… はい!行かせてもらいます。色々面白そうだし」
「分かった。起きたら、伝えておく」
「では…」
桂馬は、真奈との通話を切り雪が寝ている自分の寝室へと向かった。
寝室には、雪を心配する妹と弟の姿があった。
「疲れて寝てしまったか…」
疲れて寝ている兄妹たちに毛布を掛けてあげると桂馬はその場を後にした。
「ん……畳みの匂い?」
重い瞼を開けてみると、見たことない部屋にいた。
和風の赴きある家具に畳みの匂いにそして、お日様の匂いがするベットに寝ていた。
「ここ…どこ?」
ガラッ
襖が開くとココアの入ったコップを持った桂馬先輩の姿があった。
「起きたか?具合はどうだ?大丈夫か?」
「あの、ここは…?私、あれからどうなったんですか?」
「あぁ…あの後倒れたおまえをちょうどきた警察の車で病院に運んで見てもらって、大きな怪我はないようだから家に返そうかと思ったんだが、両親がいないって話だったから家に運んだ」
「家って…桂馬先輩の家?!っ…痛っ!」
驚きすぎてベットから落ちると落ちた衝撃が襲いかかった。
「病み上がりなんだからあんまり無茶するな」
先輩は落ちた私を抱き上げるとベットに戻した。
「すみません…またご迷惑を…」
「そんな顔してるとおまえの兄妹も親友も心配するぞ?」
「はい…ありがとうございます。」
先輩の言葉に私は心配させないように笑顔でいようと決めた。
「あ!私がここにいるって事は私の妹と弟は?」
「昨日夜まで付きっきりでおまえの看病してとそのままこの部屋で2人とも寝てたが、今は朝から俺の両親に連れられて買い物に行ってる。」
「良かった…」
「とりあえず、これでも飲んで元気だせ。ホットだから暖まると思う」
先輩は手に持っているココアを渡した。
「熱っ!」
一口目で思いのほか熱かったココアに舌を火傷してしまった。
「猫舌なのか?」
「はい、熱いから火傷しちゃうんですけど美味しいから好きなんです。」
「あー、その気持ち分かる。俺も猫舌だけどコーヒーとかホット好きなんだ」
「そう言えば、喫茶店でもコーヒー飲んでましたよね。ホットで」
「よく覚えてるな」
「常連客になるお客さんの事なんか忘れませんよ。また、来てくださいね」
「あぁ。もうあの店は俺のお気に入りだからな」
「そう言ってもらえると嬉しいです。」
「あ、そういえばまだやってなかったな…」
そう言うと先輩は、部屋の隅っこにある救急箱を取り出した。
「足だせ…治療する」
「え?自分で出来ますから大丈夫です」
「いいから」
先輩は否を言わせずスカートの裾を上げた。
私に拒否権はないんですね……
少し強引な先輩に申し訳なかったが、先輩の不器用なりの優しさにそれ以上反論する気は起きなかった。
「っ…」
「染みるか?」
「はい、少し…」
「あと少しで終わるから、もう少しの辛抱だ」
「はい」
先輩が肌に触れるたびに指先から伝わる熱が体に伝わっていく。
視線を落とすとすぐ近くに先輩がいるため、どうしても目が合ってしまう。
凛とした黒い瞳が私を真っ直ぐに見つめる。
ペタッ
「これで大丈夫だな」
「ほとんど全身絆創膏や湿布と包帯だらけですが…」
「仕方ないだろ?こうでもしなきゃ治るもんも治らん。早く治したければ我慢だな」
「うっ、はい…」
「じゃ、もう一つ治療してやる…」
そう言うと先輩は足の膝に貼った一枚の絆創膏に口づけた。
「なっ…」
「ははっ 真っ赤」
真っ赤になる私を笑う桂馬先輩の笑顔は今の私にはさらなる不意打ちにしかならなかった。
「みんなが戻るまでまだ時間があるから、もう少し眠った方がいい」
「はい」
そういい残すと、先輩はその場を後にした。
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