42 / 61
二章 “憐れみ掠する地獄の王”悪鬼編
第42話 陰謀の予感
しおりを挟む
「あの後復建していた時……地下にダンジョンが残っていることを確認したんだ。そして、その時海原……大阪の協会長がいたから、念のために見に行ってもらったんだが……ボス部屋の扉が復活していたんだ」
「嘘だろ……?」
「な、なあちよ! どういうことだよ!? 説明してくれ!」
「……ダンジョン、クリアした?? 本当に??」
「あ、あぁ……ちょっと、待て」
二人は話についていけず、慌てて説明を求めるが、俺の内心はそれどころじゃなかった。
(まさか復活型かなんかか……!? それとも、取り逃した!? もしまたアイツがダンジョンブレイクを起こしたら……今度こそ、一絺さんは……!)
「で……ボス部屋の奥から、物音も聞こえたんだ。しかし……」
「しかし……??」
とりあえず二人に前の依頼を説明して、静かにさせる。
「音が、小さかったんだ。」
「「「え?」」」
「あの時のような、機械の如き重低音でもなく、どちらかといえば大型昆虫が這っている程度の、わずかな音だった。もちろん、機械音ではあるが」
「それって……」
俺の言葉に、一絺さんは立ち上がって両手を広げた。
「そう! 出産型モンスターかもしれないのだよ! 何せ、このダンジョンはイレギュラーばかりだからな!」
「!!」
「何??」
「出産型……!」
かつてダンジョンが出現した初期。
魔力値が上がりやすいモンスターや、処理が簡単なモンスターを養殖して人類を強化しようと、誰もが考えた。
しかし、どのような薬を使っても、オスメスが明らかにわかるモンスターを使って実験してみても、それは叶わなかった。
それどころか、昨今に至るまで蜂のモンスターや虫のモンスターであっても、産卵が確認されていないのだ。
そのことから教科書にすら、モンスターはダンジョンの力で生成されるとされており、交尾や出産はないと書かれている。
「ああ……! 復活か、あるいは子を産むモンスター……いずれにせよ、世紀の大発見間違いなしだ! だから、これは調査するしかないと思ってね……」
一絺さんは、少し恐怖を孕みながらも、行くという確かな覚悟を持った目で立ち上がった。
「大発見って言ったって……一絺さん後悔したんじゃなかったんですか!?」
「いや~もうダンジョンには潜りたくないと思ったんだがね……やはり謎を前にしては潜らないなんて選択肢はなかったのさ!! ハハハ!!」
確かダンジョンにはやはり潜らないでいるべきだったとか後悔してたのに……
また行く決断早すぎだろ!!
一絺さんは今回もついて来る気満々のようだ。
「それに、今回は“神童”“悪童”も揃ってることだしね!」
「……!!」
「正気かお前!? 一般人だろ!?」
美穂と蓮は、一絺さんの言葉にギョッとする。
そりゃあ、俺が苦戦したイレギュラーダンジョンに、それも一度死にかけた一般人が自ら進んでまた入るというのだから当然の反応だ。
「一絺さん、でも……!」
「いやいや……正直、何か匂うんだ。千縁君もあのモンスターを見ただろう?」
「……」
以前地下ダンジョンで出会ったあのボスは、まさしく“ロボット”……“機械竜”? の見かけをしていた。
蒸気のようなものを吹き出す砲塔に、全身ダンジョン鉄のようなもので覆われていた、あの外殻……
(確かに、あれはまるで人工物のような……)
俺は最後の、無敵状態を思い出す。
(どんどん膨らんでいって……放っておいたら、もしかして爆発したりしたのか? 無敵に膨張……いや、でも最後完全に機械っぽかったとはいえ、肉体があったしなぁ)
大体、状態異常:無敵ってなんだ? 聞いたこともなかったんだが……
「私は、何か裏があると睨んでいるんだよ。そもそも、イレギュラーダンジョンが他に発見されていないというのも信じられないし」
「まあ……可能性はありますね。誰かが仕組んだ……とか」
通常ダンジョンにも、イレギュラーモンスターという、明らかにそのダンジョンのレベルと違うモンんスターが出現することはある。
でも、それは月に一、二回ほど起こる確率であるし、似たような存在のイレギュラーダンジョンが世界を見ても他に全く存在していないというのは、確かに信じ難い。
「……依頼人をそんな危険なダンジョンには入れられない。責任を問われるのは私たち」
「じゃあまあ、それも依頼ってことで」
「出来るか!!」
一絺さんがてへっ、と美穂に返すと、蓮からバッシンングが飛ぶ。
「ただでさえ超級依頼だったんだろ!? それを一般人連れで行けるかってんだ! それも、狭くて逃げ場がない……確実に死ぬぞ!?」
「大丈夫だよ。ちゃんと道中のモンスターでは大した傷を追わずに進める程度の装備は揃えてある。それに、そのための“超級”依頼なんだよ。護衛依頼ってあるだろ?」
「そうはいってもなあ……!」
うーん……恐らく、一絺さんは引かないだろう。
頭の回転も速いし、このチャンスは逃さないはずだ。
(危険と機会は紙一重……か。懐かしい言葉だな)
『…………』
俺は久しぶりに、門のことを思い出す。
気は乗らないが、依頼というなら仕方ない。
ここは二人を、乗せてやるとするか。
「でも、俺は一人で守れたぞ?」
「……別に、守れないわけじゃない」
「あ!? 俺は危険だから言ってんだよ! できないわけないだろ!」
いやちょっろ!!!!
煽り耐性が低すぎる!!
全然今から言い合いが始まると思ってたのに!!
一言で終わったよ説得!!!!
「乗るのはやぁ……」
「はは……じゃあ準備はいいか? 千縁君」
「俺は大丈夫です。依頼ってんなら、やらないわけにはいかないですしね」
一絺さんが、微笑みながら俺に問う。
俺は頷いて、学園対抗祭以来最大限に、気を引き締めるのだった。
~~~~~
「……え??」
「これが……一帯を破壊した化け物、なのか?」
「……可愛い」
「「え!?」」
一体どういうことなんだ……
俺たち新星の三人と一絺さんは今、地下ダンジョン十階に来ていた。
道中のモンスターなど、そこらの熟練探索者より強い俺たちの前では相手にもならなかった……のだが。
俺たちが臨戦体制を整えて、いざ、ボス部屋の扉を開けると、そこでは予想以上に予想外な景色が目に入ったのだ。
「……なんだ、こいつは。あの時のあれと同じボス……なのか??」
一絺さんが思わず困惑した声を上げる。
(いや、扉越しに聞こえる音が小さかったとか言ってたけど、いくらなんでも……)
「小さすぎるだろ!」
「おい、ちよはこいつに負けかけたってのか?」
「負けかけたわけじゃねぇよ! てか、前はこの数千倍はあったぞ!?」
「……それは盛りすぎじゃ」
「まじで!!」
そう、今美穂の目の前にいるのは、せいぜい手のひらサイズのメカニカルなモンスター。
(いやでも確かに、砲塔とか少ないけど姿形があの時のボスそのものなんだよな……)
こいつが時間をかけて、あんなに大きくなったのか?
いや……でも、なんかおかしな気配が……
「……!! 千縁君!! それを破壊してくれ!!」
「「「えっ?」」」
俺たちがそのミニモンスターを囲んで凝視していると、突如一絺さんが何かに気づいたかのように叫んだ。
「どういうことですか!?」
「そいつはモンスターじゃない!! その目の辺りには最新型のカメラが取り付けられている!」
「「「え!?」」」
カメラ……だと!?
素人目には、唯の透明な眼にしか見えないが……
そっち方面に詳しい一絺さんが言うなら、間違い無いだろう。
「【虐殺】!!」
バキン!!
と金属が砕け散る音が鳴る。
なんか美穂が少し悲しそうな顔をするが、今はそれどころじゃない。
「どういうことですか!?」
「……恐らく、これは人工的に仕組まれた事だったんだ。このダンジョンも、あいつも……」
一絺さんが、見たこともない深刻な表情で呟いた。
「嘘だろ……?」
「な、なあちよ! どういうことだよ!? 説明してくれ!」
「……ダンジョン、クリアした?? 本当に??」
「あ、あぁ……ちょっと、待て」
二人は話についていけず、慌てて説明を求めるが、俺の内心はそれどころじゃなかった。
(まさか復活型かなんかか……!? それとも、取り逃した!? もしまたアイツがダンジョンブレイクを起こしたら……今度こそ、一絺さんは……!)
「で……ボス部屋の奥から、物音も聞こえたんだ。しかし……」
「しかし……??」
とりあえず二人に前の依頼を説明して、静かにさせる。
「音が、小さかったんだ。」
「「「え?」」」
「あの時のような、機械の如き重低音でもなく、どちらかといえば大型昆虫が這っている程度の、わずかな音だった。もちろん、機械音ではあるが」
「それって……」
俺の言葉に、一絺さんは立ち上がって両手を広げた。
「そう! 出産型モンスターかもしれないのだよ! 何せ、このダンジョンはイレギュラーばかりだからな!」
「!!」
「何??」
「出産型……!」
かつてダンジョンが出現した初期。
魔力値が上がりやすいモンスターや、処理が簡単なモンスターを養殖して人類を強化しようと、誰もが考えた。
しかし、どのような薬を使っても、オスメスが明らかにわかるモンスターを使って実験してみても、それは叶わなかった。
それどころか、昨今に至るまで蜂のモンスターや虫のモンスターであっても、産卵が確認されていないのだ。
そのことから教科書にすら、モンスターはダンジョンの力で生成されるとされており、交尾や出産はないと書かれている。
「ああ……! 復活か、あるいは子を産むモンスター……いずれにせよ、世紀の大発見間違いなしだ! だから、これは調査するしかないと思ってね……」
一絺さんは、少し恐怖を孕みながらも、行くという確かな覚悟を持った目で立ち上がった。
「大発見って言ったって……一絺さん後悔したんじゃなかったんですか!?」
「いや~もうダンジョンには潜りたくないと思ったんだがね……やはり謎を前にしては潜らないなんて選択肢はなかったのさ!! ハハハ!!」
確かダンジョンにはやはり潜らないでいるべきだったとか後悔してたのに……
また行く決断早すぎだろ!!
一絺さんは今回もついて来る気満々のようだ。
「それに、今回は“神童”“悪童”も揃ってることだしね!」
「……!!」
「正気かお前!? 一般人だろ!?」
美穂と蓮は、一絺さんの言葉にギョッとする。
そりゃあ、俺が苦戦したイレギュラーダンジョンに、それも一度死にかけた一般人が自ら進んでまた入るというのだから当然の反応だ。
「一絺さん、でも……!」
「いやいや……正直、何か匂うんだ。千縁君もあのモンスターを見ただろう?」
「……」
以前地下ダンジョンで出会ったあのボスは、まさしく“ロボット”……“機械竜”? の見かけをしていた。
蒸気のようなものを吹き出す砲塔に、全身ダンジョン鉄のようなもので覆われていた、あの外殻……
(確かに、あれはまるで人工物のような……)
俺は最後の、無敵状態を思い出す。
(どんどん膨らんでいって……放っておいたら、もしかして爆発したりしたのか? 無敵に膨張……いや、でも最後完全に機械っぽかったとはいえ、肉体があったしなぁ)
大体、状態異常:無敵ってなんだ? 聞いたこともなかったんだが……
「私は、何か裏があると睨んでいるんだよ。そもそも、イレギュラーダンジョンが他に発見されていないというのも信じられないし」
「まあ……可能性はありますね。誰かが仕組んだ……とか」
通常ダンジョンにも、イレギュラーモンスターという、明らかにそのダンジョンのレベルと違うモンんスターが出現することはある。
でも、それは月に一、二回ほど起こる確率であるし、似たような存在のイレギュラーダンジョンが世界を見ても他に全く存在していないというのは、確かに信じ難い。
「……依頼人をそんな危険なダンジョンには入れられない。責任を問われるのは私たち」
「じゃあまあ、それも依頼ってことで」
「出来るか!!」
一絺さんがてへっ、と美穂に返すと、蓮からバッシンングが飛ぶ。
「ただでさえ超級依頼だったんだろ!? それを一般人連れで行けるかってんだ! それも、狭くて逃げ場がない……確実に死ぬぞ!?」
「大丈夫だよ。ちゃんと道中のモンスターでは大した傷を追わずに進める程度の装備は揃えてある。それに、そのための“超級”依頼なんだよ。護衛依頼ってあるだろ?」
「そうはいってもなあ……!」
うーん……恐らく、一絺さんは引かないだろう。
頭の回転も速いし、このチャンスは逃さないはずだ。
(危険と機会は紙一重……か。懐かしい言葉だな)
『…………』
俺は久しぶりに、門のことを思い出す。
気は乗らないが、依頼というなら仕方ない。
ここは二人を、乗せてやるとするか。
「でも、俺は一人で守れたぞ?」
「……別に、守れないわけじゃない」
「あ!? 俺は危険だから言ってんだよ! できないわけないだろ!」
いやちょっろ!!!!
煽り耐性が低すぎる!!
全然今から言い合いが始まると思ってたのに!!
一言で終わったよ説得!!!!
「乗るのはやぁ……」
「はは……じゃあ準備はいいか? 千縁君」
「俺は大丈夫です。依頼ってんなら、やらないわけにはいかないですしね」
一絺さんが、微笑みながら俺に問う。
俺は頷いて、学園対抗祭以来最大限に、気を引き締めるのだった。
~~~~~
「……え??」
「これが……一帯を破壊した化け物、なのか?」
「……可愛い」
「「え!?」」
一体どういうことなんだ……
俺たち新星の三人と一絺さんは今、地下ダンジョン十階に来ていた。
道中のモンスターなど、そこらの熟練探索者より強い俺たちの前では相手にもならなかった……のだが。
俺たちが臨戦体制を整えて、いざ、ボス部屋の扉を開けると、そこでは予想以上に予想外な景色が目に入ったのだ。
「……なんだ、こいつは。あの時のあれと同じボス……なのか??」
一絺さんが思わず困惑した声を上げる。
(いや、扉越しに聞こえる音が小さかったとか言ってたけど、いくらなんでも……)
「小さすぎるだろ!」
「おい、ちよはこいつに負けかけたってのか?」
「負けかけたわけじゃねぇよ! てか、前はこの数千倍はあったぞ!?」
「……それは盛りすぎじゃ」
「まじで!!」
そう、今美穂の目の前にいるのは、せいぜい手のひらサイズのメカニカルなモンスター。
(いやでも確かに、砲塔とか少ないけど姿形があの時のボスそのものなんだよな……)
こいつが時間をかけて、あんなに大きくなったのか?
いや……でも、なんかおかしな気配が……
「……!! 千縁君!! それを破壊してくれ!!」
「「「えっ?」」」
俺たちがそのミニモンスターを囲んで凝視していると、突如一絺さんが何かに気づいたかのように叫んだ。
「どういうことですか!?」
「そいつはモンスターじゃない!! その目の辺りには最新型のカメラが取り付けられている!」
「「「え!?」」」
カメラ……だと!?
素人目には、唯の透明な眼にしか見えないが……
そっち方面に詳しい一絺さんが言うなら、間違い無いだろう。
「【虐殺】!!」
バキン!!
と金属が砕け散る音が鳴る。
なんか美穂が少し悲しそうな顔をするが、今はそれどころじゃない。
「どういうことですか!?」
「……恐らく、これは人工的に仕組まれた事だったんだ。このダンジョンも、あいつも……」
一絺さんが、見たこともない深刻な表情で呟いた。
33
お気に入りに追加
209
あなたにおすすめの小説

欲張ってチートスキル貰いすぎたらステータスを全部0にされてしまったので最弱から最強&ハーレム目指します
ゆさま
ファンタジー
チートスキルを授けてくれる女神様が出てくるまで最短最速です。(多分) HP1 全ステータス0から這い上がる! 可愛い女の子の挿絵多めです!!
カクヨムにて公開したものを手直しして投稿しています。

チートがちと強すぎるが、異世界を満喫できればそれでいい
616號
ファンタジー
不慮の事故に遭い異世界に転移した主人公アキトは、強さや魔法を思い通り設定できるチートを手に入れた。ダンジョンや迷宮などが数多く存在し、それに加えて異世界からの侵略も日常的にある世界でチートすぎる魔法を次々と編み出して、自由にそして気ままに生きていく冒険物語。
異世界に行く方法をためしてみた結果
古明地蒼空
ファンタジー
動画配信をしている高校2年生の古明地蒼空。
いじめにあって生きることが嫌になり、タヒぬことを決意。
しかし、たまたまネットで見かけた「異世界に行く方法」に興味を持ち
どうせ最後だから...と試してみることに。
その後蒼空は異世界に行くことに成功して…!?

理不尽な異世界への最弱勇者のチートな抵抗
神尾優
ファンタジー
友人や先輩達と共に異世界に召喚、と言う名の誘拐をされた桂木 博貴(かつらぎ ひろき)は、キャラクターメイキングで失敗し、ステータスオール1の最弱勇者になってしまう。すべてがステータスとスキルに支配された理不尽な異世界で、博貴はキャラクターメイキングで唯一手に入れた用途不明のスキルでチート無双する。

ただのFランク探索者さん、うっかりSランク魔物をぶっとばして大バズりしてしまう~今まで住んでいた自宅は、最強種が住む規格外ダンジョンでした~
むらくも航
ファンタジー
Fランク探索者の『彦根ホシ』は、幼馴染のダンジョン配信に助っ人として参加する。
配信は順調に進むが、二人はトラップによって誰も討伐したことのないSランク魔物がいる階層へ飛ばされてしまう。
誰もが生還を諦めたその時、Fランク探索者のはずのホシが立ち上がり、撮れ高を気にしながら余裕でSランク魔物をボコボコにしてしまう。
そんなホシは、ぼそっと一言。
「うちのペット達の方が手応えあるかな」
それからホシが配信を始めると、彼の自宅に映る最強の魔物たち・超希少アイテムに世間はひっくり返り、バズりにバズっていく──。
☆10/25からは、毎日18時に更新予定!

【書籍化】パーティー追放から始まる収納無双!~姪っ子パーティといく最強ハーレム成り上がり~
くーねるでぶる(戒め)
ファンタジー
【24年11月5日発売】
その攻撃、収納する――――ッ!
【収納】のギフトを賜り、冒険者として活躍していたアベルは、ある日、一方的にパーティから追放されてしまう。
理由は、マジックバッグを手に入れたから。
マジックバッグの性能は、全てにおいてアベルの【収納】のギフトを上回っていたのだ。
これは、3度にも及ぶパーティ追放で、すっかり自信を見失った男の再生譚である。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる