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二章 “憐れみ掠する地獄の王”悪鬼編
第33話 家を買うための依頼
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「うわ~! すっげぇ!」
「ハハ、気に入られましたかね、宝晶様」
なんだこれ!
俺は今、不動産に来ていた。
今日はダンジョン攻略に行けない用があると二人に言って、放課後すぐ帰ってきたのだ。
結成二日目から何やってんだとやたら突っかかられたが、家を買うと言ったら流石に納得してくれた。
……なぜか二人に紹介する羽目になったが。
(こんなに豪華な一軒家がこの世にあったのか!?)
豪華な壁に、シャンデリア、螺旋階段に吹き抜けまで。
これじゃネットで見た城と大差ないぞ!? 床もほら、綺麗な……これなんだっけ? 大理石か!
まあ流石に広さは城ほどじゃないが。
「すごいですね! 御伽話の城みたいです!」
「ははは、喜んでくれて何よりです。この家はそもそも特別客用に作られた物なので……」
最後の方はほぼボヤキだったが、俺の耳なら聞こえる。
特別客用? それ政府の偉い人とかが作らせといたとかじゃねぇよな?
まあ、俺も十分特別な客に入るよな? うん、大丈夫だろ(適当)!
「で、これいくらなんですか?」
「そうですね……少し余裕を持って見積もって……2億5000万程度でしょうか?」
「ブフォッ!!」
たっっっっっっっっか!!
ま、まあ上級探索者なら数十年で貯めれないこともないが……流石に探索者からしても高いな。
ちなみに、探索者級別平均年収がこれだ。
・下級探索者 数十万
・中級探索者 二、三百万
・上級探索者 千万~(潜るダンジョンの危険度による)
・超級探索者 一億~(潜るダンジョンの危険度による)
・極級探索者 国家支援
・王級探索者 国を作れる
下の方値段じゃないって? そりゃ日本に一人の極級探索者に値段なんかつかんやろ。王級なんて世界に五人だしそれぞれが国を作れる力を持っていて、探索者の国を作ってるんだから。
ローン前提としても、そこそこ危険なダンジョンでレアな素材を持ち帰る必要があるレベルの値段だ。
(さて、どうするかな……)
夢のマイホーム、こんな豪華なのを見せられたらぜひ買いたくなってしまう。
(それに……莉緒と住むことになるかもしれない家だし)
恐らく、しばらくしたら大阪に来てくれる……はず。
俺が探索者として、お金持ちになることは達成した。あとは、莉緒の方が花嫁修行……? を終えたら約束達成だ。
そしたら二人で結婚しようと、約束していたから。
(ふふ……それなら尚更、このくらいの家に住まなきゃな)
思わず想像して、ニヤけてしまう。
『ほほぉ……》件の、ちよの好きな人か! ちよの愛を受けられるなんて……羨ましい限りなのじゃ!』
『アアァ……愛とはやはり、美しい……』
(っ……)
急に脳内が騒がしくなった影響で、頭の中がビリっとする。
「じゃあ……数日後にまた来ます! 絶対買いますから、置いといてくださいね!!」
「はい、承知しました! お買い上げありがとうございます! あの宝晶千縁様がお買い上げしてくださるなんて、それこそ夢のようです!」
あー……箔がつく的なあれか? ようわからんけど。
とにかく、早く金を貯めよう!!
「俺は一括払いしかしないからな!!」
『クレジットカード持ってないだけじゃろ……』
俺は急いで、ダンジョンに向かうのだった。
~~~~~
「はえぇ……本当に千縁さんってすごいんですね! まさかメギドの三十階層台までいけるなんて! メギドの最深層を最後に更新したのは超級時代の天星さんですから、実質超級探索者級ですね!!」
「換金お願いしますね。いくらくらいになりますかね……?」
結局待ちきれず、そのままダンジョンに向かってしまった。パーティの二人には今日休みと言ってしまったので、一人で行くことができた。
天星祐也……日本唯一の極級探索者か。
メギドの判明してる最深部、三八階にいってきたんだから瑞樹さんが驚くのも無理はない。
「うーん、これなら一千万は優に越えますよ!! 恐らく二千万あたりかと」
「うーん、足りないな……」
思わず口からそう溢れる。
その時だった。
「よう、宝晶! 何やら困ってるみてぇだな!」
「きょ、協会長!?」
「え、協会長?」
瑞樹さんの背後から、ヌッと協会長が現れたのは。
「宝晶、何かお困りの点でも?」
「きょ、協会長!? いつの間に……!?」
俺がポツリとそう漏らした時、瑞樹さんの背後に隠れていた真さんが現れた。
「協会長、二億五千万稼げる方法ありませんか?」
「おお!? 全く宝晶は驚く様子がないな……白川くらい驚いてくれたらいいのに」
白川……? あ、そういえば瑞樹さんの苗字白川だったな。
てか、なんで俺は女性のこと名前で呼んでんだ……? いや、男もだけどそんな陽キャみたいなこといつから……
(あっ! お前の影響か!!)
『フッフッフ……どうした? 問題が?』
「で──二億五千万? 急にそんな大金どうすんだよ?」
「家買います」
「「「……」」」
協会長と瑞樹さん含め、周りの人が沈黙した。
解せぬ。探索者とは本来自分の望みのために頑張る職業だろ。
「ふは、ふはははは!! そうか、良い家を買いたいらしいな! それなら、良い依頼があるぞ」
「えっまじで??」
いやあるんかい。
そんな都合いい話ある?
「ああ。二億五千万は無理だが、二億報酬の依頼はある。超級だがな」
超級依頼って……日本に超級探索者は十人ほどだぞ? その超級探索者に依頼を頼むなんて……やっぱそれくらい危険で、依頼料も高くなるんだな。
「って、俺まだ上級探索者ですよ?」
「超級の“神童”に勝っただろ。それに、学園長たちを除けばこの辺の超級探索者は『アレクシスの牙』リーダー、“雪鬼”氷室勝瑞くらいだ。あいつがパーティ優先な以上この依頼はかなり腐るのが確定なんだよ。てか2年前のだし。それならお前に解決してもらった方が依頼主にとっても幸せだろ?」
おお……勝瑞さんか、久しぶりに聞いた気がするな。
あの説はお世話になったもんだ。
「でも、それっていいんですかね?」
「依頼主が知る由はない!」
「オイ」
探索者の街、大阪。
そこのトップがルール違反って……大丈夫かよ。
まあ、探索者の模範といえば模範だが……協会長としては流石にダメだろ。
「まあ、協会長が許してくれるならぜひ受けますけど……依頼一つに二億って、どんな依頼なんですか?」
そう、それが問題だ。
いくら超級探索者向けと言っても、一回の依頼で二億とは、超級探索者なりたて(ダンジョンに毎日潜らない)の年収の二倍だぞ?
極級探索者の天星祐也からしたら普通かもしれないが。
「依頼はなぁ……」
協会長がフッフッと笑う。
(なんだ、なんか嫌な予感が……)
「モンスターの捕獲だ!!」
「……はぁ!?」
~~~~~
「住所はここだが……」
大阪の外れも外れ。
こんな田舎みたいなところがあるとは思わなかった……。
と言っても、そこにあった家は超豪邸。
巨大な庭もあるし、庭園のような噴水まである。
「でも、なんかまだ嫌な予感がすんだよなぁ……」
どういうわけか、依頼を提案された時から嫌な気配が拭えない。
『一応、警戒しとけよォ? まあ、あの中に危険な気配はないが』
「ああ」
嫌な気配がするが、立ち止まっていても解決しない。
俺は少し不安ながらも、インターホンを押した。
ピーンポーン!
「……ああ、はい。また今度」
ガチャンっ!
「……は?」
え、なんか切られたんだが。
しかもなんか妙に手慣れてやがったぞ。まるで提携文のようだった。
ピーンポーンピーンポーン!!
「だぁかぁらぁ~子供に言わせたって無駄だからな! 私は」
「依・頼・で・来・ま・し・た!!」
何やら再び女性の声が聞こえ、すぐ切ろうとしているように感じたので、上から被せて依頼で来たと伝える。
「え? 依頼? 依頼なんて……いや、まさか……??」
その瞬間、女性は ああ! と叫んだ。
どたどたと家の中から音が聞こえる。
そして、勢いよく門が開かれた。
「はぁ、はぁ……やぁ、少年……とりあえず、中にどうぞ……はぁ、はぁ」
扉から現れたのは、前髪ボサボサな、長髪の女性だった。
「ハハ、気に入られましたかね、宝晶様」
なんだこれ!
俺は今、不動産に来ていた。
今日はダンジョン攻略に行けない用があると二人に言って、放課後すぐ帰ってきたのだ。
結成二日目から何やってんだとやたら突っかかられたが、家を買うと言ったら流石に納得してくれた。
……なぜか二人に紹介する羽目になったが。
(こんなに豪華な一軒家がこの世にあったのか!?)
豪華な壁に、シャンデリア、螺旋階段に吹き抜けまで。
これじゃネットで見た城と大差ないぞ!? 床もほら、綺麗な……これなんだっけ? 大理石か!
まあ流石に広さは城ほどじゃないが。
「すごいですね! 御伽話の城みたいです!」
「ははは、喜んでくれて何よりです。この家はそもそも特別客用に作られた物なので……」
最後の方はほぼボヤキだったが、俺の耳なら聞こえる。
特別客用? それ政府の偉い人とかが作らせといたとかじゃねぇよな?
まあ、俺も十分特別な客に入るよな? うん、大丈夫だろ(適当)!
「で、これいくらなんですか?」
「そうですね……少し余裕を持って見積もって……2億5000万程度でしょうか?」
「ブフォッ!!」
たっっっっっっっっか!!
ま、まあ上級探索者なら数十年で貯めれないこともないが……流石に探索者からしても高いな。
ちなみに、探索者級別平均年収がこれだ。
・下級探索者 数十万
・中級探索者 二、三百万
・上級探索者 千万~(潜るダンジョンの危険度による)
・超級探索者 一億~(潜るダンジョンの危険度による)
・極級探索者 国家支援
・王級探索者 国を作れる
下の方値段じゃないって? そりゃ日本に一人の極級探索者に値段なんかつかんやろ。王級なんて世界に五人だしそれぞれが国を作れる力を持っていて、探索者の国を作ってるんだから。
ローン前提としても、そこそこ危険なダンジョンでレアな素材を持ち帰る必要があるレベルの値段だ。
(さて、どうするかな……)
夢のマイホーム、こんな豪華なのを見せられたらぜひ買いたくなってしまう。
(それに……莉緒と住むことになるかもしれない家だし)
恐らく、しばらくしたら大阪に来てくれる……はず。
俺が探索者として、お金持ちになることは達成した。あとは、莉緒の方が花嫁修行……? を終えたら約束達成だ。
そしたら二人で結婚しようと、約束していたから。
(ふふ……それなら尚更、このくらいの家に住まなきゃな)
思わず想像して、ニヤけてしまう。
『ほほぉ……》件の、ちよの好きな人か! ちよの愛を受けられるなんて……羨ましい限りなのじゃ!』
『アアァ……愛とはやはり、美しい……』
(っ……)
急に脳内が騒がしくなった影響で、頭の中がビリっとする。
「じゃあ……数日後にまた来ます! 絶対買いますから、置いといてくださいね!!」
「はい、承知しました! お買い上げありがとうございます! あの宝晶千縁様がお買い上げしてくださるなんて、それこそ夢のようです!」
あー……箔がつく的なあれか? ようわからんけど。
とにかく、早く金を貯めよう!!
「俺は一括払いしかしないからな!!」
『クレジットカード持ってないだけじゃろ……』
俺は急いで、ダンジョンに向かうのだった。
~~~~~
「はえぇ……本当に千縁さんってすごいんですね! まさかメギドの三十階層台までいけるなんて! メギドの最深層を最後に更新したのは超級時代の天星さんですから、実質超級探索者級ですね!!」
「換金お願いしますね。いくらくらいになりますかね……?」
結局待ちきれず、そのままダンジョンに向かってしまった。パーティの二人には今日休みと言ってしまったので、一人で行くことができた。
天星祐也……日本唯一の極級探索者か。
メギドの判明してる最深部、三八階にいってきたんだから瑞樹さんが驚くのも無理はない。
「うーん、これなら一千万は優に越えますよ!! 恐らく二千万あたりかと」
「うーん、足りないな……」
思わず口からそう溢れる。
その時だった。
「よう、宝晶! 何やら困ってるみてぇだな!」
「きょ、協会長!?」
「え、協会長?」
瑞樹さんの背後から、ヌッと協会長が現れたのは。
「宝晶、何かお困りの点でも?」
「きょ、協会長!? いつの間に……!?」
俺がポツリとそう漏らした時、瑞樹さんの背後に隠れていた真さんが現れた。
「協会長、二億五千万稼げる方法ありませんか?」
「おお!? 全く宝晶は驚く様子がないな……白川くらい驚いてくれたらいいのに」
白川……? あ、そういえば瑞樹さんの苗字白川だったな。
てか、なんで俺は女性のこと名前で呼んでんだ……? いや、男もだけどそんな陽キャみたいなこといつから……
(あっ! お前の影響か!!)
『フッフッフ……どうした? 問題が?』
「で──二億五千万? 急にそんな大金どうすんだよ?」
「家買います」
「「「……」」」
協会長と瑞樹さん含め、周りの人が沈黙した。
解せぬ。探索者とは本来自分の望みのために頑張る職業だろ。
「ふは、ふはははは!! そうか、良い家を買いたいらしいな! それなら、良い依頼があるぞ」
「えっまじで??」
いやあるんかい。
そんな都合いい話ある?
「ああ。二億五千万は無理だが、二億報酬の依頼はある。超級だがな」
超級依頼って……日本に超級探索者は十人ほどだぞ? その超級探索者に依頼を頼むなんて……やっぱそれくらい危険で、依頼料も高くなるんだな。
「って、俺まだ上級探索者ですよ?」
「超級の“神童”に勝っただろ。それに、学園長たちを除けばこの辺の超級探索者は『アレクシスの牙』リーダー、“雪鬼”氷室勝瑞くらいだ。あいつがパーティ優先な以上この依頼はかなり腐るのが確定なんだよ。てか2年前のだし。それならお前に解決してもらった方が依頼主にとっても幸せだろ?」
おお……勝瑞さんか、久しぶりに聞いた気がするな。
あの説はお世話になったもんだ。
「でも、それっていいんですかね?」
「依頼主が知る由はない!」
「オイ」
探索者の街、大阪。
そこのトップがルール違反って……大丈夫かよ。
まあ、探索者の模範といえば模範だが……協会長としては流石にダメだろ。
「まあ、協会長が許してくれるならぜひ受けますけど……依頼一つに二億って、どんな依頼なんですか?」
そう、それが問題だ。
いくら超級探索者向けと言っても、一回の依頼で二億とは、超級探索者なりたて(ダンジョンに毎日潜らない)の年収の二倍だぞ?
極級探索者の天星祐也からしたら普通かもしれないが。
「依頼はなぁ……」
協会長がフッフッと笑う。
(なんだ、なんか嫌な予感が……)
「モンスターの捕獲だ!!」
「……はぁ!?」
~~~~~
「住所はここだが……」
大阪の外れも外れ。
こんな田舎みたいなところがあるとは思わなかった……。
と言っても、そこにあった家は超豪邸。
巨大な庭もあるし、庭園のような噴水まである。
「でも、なんかまだ嫌な予感がすんだよなぁ……」
どういうわけか、依頼を提案された時から嫌な気配が拭えない。
『一応、警戒しとけよォ? まあ、あの中に危険な気配はないが』
「ああ」
嫌な気配がするが、立ち止まっていても解決しない。
俺は少し不安ながらも、インターホンを押した。
ピーンポーン!
「……ああ、はい。また今度」
ガチャンっ!
「……は?」
え、なんか切られたんだが。
しかもなんか妙に手慣れてやがったぞ。まるで提携文のようだった。
ピーンポーンピーンポーン!!
「だぁかぁらぁ~子供に言わせたって無駄だからな! 私は」
「依・頼・で・来・ま・し・た!!」
何やら再び女性の声が聞こえ、すぐ切ろうとしているように感じたので、上から被せて依頼で来たと伝える。
「え? 依頼? 依頼なんて……いや、まさか……??」
その瞬間、女性は ああ! と叫んだ。
どたどたと家の中から音が聞こえる。
そして、勢いよく門が開かれた。
「はぁ、はぁ……やぁ、少年……とりあえず、中にどうぞ……はぁ、はぁ」
扉から現れたのは、前髪ボサボサな、長髪の女性だった。
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