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二章 “憐れみ掠する地獄の王”悪鬼編
第31話 千縁の初パーティー
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キ~ンコ~ンカ~ンコ~ン
「よーしお前ら座れー」
月曜朝。
いつも憂鬱にしか思えてなかった朝も、そろそろ彼女に会えるかもしれないと考えると楽しい。
「いやーまじで、すごい景色だな。俺がこんな景色を見るとは思っても見なかった……もはや俺が教えてもらわなくちゃいけないはずなんだが」
担任の鈴木が、教壇に立ちつつ言う。
鈴木が言う景色というのは、当然A組の一列目のことだ。
最前列窓際から宝晶千縁、神崎美穂、加藤俊介、森山竜二、岩田悠大、田中三郎。
成績順に座席が決まるとかいう古のルールによって生み出されたこの景色は、一介の中級探索者教師からすれば戸惑いが10割だろう。
「……」
「うっ……」
やたらと隣の美穂が見てくるのが気まずい。
流石に美少女だし、隠キャにはきついわ。
見かけだけでも落ち着いていられるのは、門に入って成長したところがわかる大きな部分だ。
それと面白いのは、竜二と三郎と悠大、俺が戦闘を教えている3人のうち、かなり優遇していて少し頭抜けていた悠大の実力を、竜二が追い抜いたことだ。
まあ、竜二は攻撃系スキルだったし、悠大が索敵系スキルというのもありそうだが、それでも竜二は3人の中でも少し才能がある気がする。
(ただ……)
どういうわけか、前の俺みたいに、悠大が強くなることに誰よりも必死なのは伝わってきていた。
今度こっちにも事情を聞いてみるか。
「じゃあまあ、授業始めるぞ~」
また、いつもの日常が始まる。
~~~~~
「で──どうしてこうなった?」
時は16時33分。
俺は今、メギドの20階にいた。
「オイ! 何やってんだもうちょい先行くぞ!」
「……早く」
「だからなんでお前らはついてきてんだよ!」
そして俺の隣には凄まじいメンツが二人。
“悪童”鬼塚蓮と、“神童”神崎美穂だ。
なぜいるかというと、理由は単純。
放課後スキルで遊ぶ(?)ためにメギドに来たところ、たまたま出くわした蓮と後をつけていたらしい美穂に「あ!? オイ、どこ行く! ちょっと付き合ってもらうぞ!」「……一緒に潜ってみる? 面白そう」と言われたからだ。
「てか、お前あのスキル……説明してもらうぞ?」
「うん」
「なんでだよ? 別にメリットないだろうが。てか損だろ」
やたらスキルの詳細を聞きたがる美穂に続いて、蓮まで何やら聞いてくる。
「いやー実はさ。お前に近づくなって鬼童丸がめちゃくちゃうるさいんだよ」
「え、鬼童丸が? あのお前の鬼の……?」
「だが、能力も似てるし、お前に教われば俺もまだ強くなれるんじゃねえかと思ってな!」
それは意外だな。まぁ、あんな鬼だからきっと鬼童丸も恐れてんだろな……
悪鬼は自称最強の鬼だったし。
『なーにが自称だ。俺様は本当に最強だったんだぞ?』
だった……? まあいいや、そんなことより、付き纏われると色々気使わなきゃで面倒なんだけど……
「……私は、一番じゃなきゃいけないと、自分に誓った」
「「え???」」
そこで、美穂がポツリと呟く。
その声色に、何故か少し悲しみを感じる。
「一番を越えるには、一番を知ることが必要不可欠。だから私は、あなたについて知りたい」
「え、えぇ……ちょっと遠慮」
「「させ(ねえよ)(ない)!」」
「あ!?」
とりあえずふんわりと断ろうとするも、ガシッと両サイドから手首を掴まれる。
(まあ正直……理解が追いついてないとこもあるけど、憧れの二人とパーティ組めるなんてすごいよな……)
しかし、他の人と一緒に行動するなら一部行動制限が……
(まあ、いいか!)
昔は妄想したようなドリームパーティだ。
せっかくのチャンスだし、少し想像と雰囲気が違うが別にいいよな! 注目も集まりそうだし。
なら、あいつとあいつとあいつ……あぁ、あとあいつも見せたくねぇなぁ……
「おい?」
「……?」
考え込んだ俺を、二人が覗き込む。
「……ああ、じゃあパーティ組むって感じで」
「「言ったから(な)!!」」
「うおっ」
二人が俺の腕を引っ張って、人のいない深層へと連れていく。
少し適当に結成された“神童”“悪童”とのパーティ。
数ヶ月前ならありえなかった奇跡が、実現した瞬間だった。
~~~~~
俺は今後悔していた。
「それ、私の」
「ああ!? モンスターにお前のも何もないだろ!」
“神童”神崎美穂と“悪童”鬼塚蓮。
つい先ほど、この二人とドリームパーティを組んだわけだが……
この二人、マジで仲が悪い。というか、全く馬が合わないらしい。
「……魔力値。倒さないと上がらない」
「あ!? それなら俺も必要だわ!」
「だー!! 黙れ!!」
はじめは息ぴったりに詰め寄ってきたから、意外と“神童”と“悪童”って気が合うんだな……なんて思っていたが、蓋を開けてみれば予想どうり、全くだった。
事ある毎に互いが突っかかり、互いが喧嘩を買いあっている感じだ。
「お前ら二人とも、喧嘩はやめろ! 喧嘩するなら二人で別のパーティ組んでやってろ!」
「……チッ」
「……不服」
とにかく、このままじゃダンジョン攻略に集中出来ないので、提案をする。
二人は不満そうだったが、それでも俺について来たいのか喧嘩を止めた。
こいつら、どんだけ俺のこと探りたいんだよ。目の敵にし過ぎだろ。
いや、蓮は戦いを教えて欲しいとか言ってたな。美穂だけか……。
「はぁ……ったく、想像以上に人間っぽい所があるんだな……」
『クハハッ! 千縁も人間っちゃ人間だろ?』
(まぁ、俺は人格問題で半分違うって言えんこともないから……)
悪鬼がからかうように言う。
俺の今の人格は、元々の俺に7人もの【憑依】契約者の人格を少しずつ取って混ぜた様なものだ。
自分ではあんまし変わったことを感じられないが、たまに「なんでこんな気分になるんだ?」と思うことはある。
加藤をほっといてることとかな。
今はどういう訳か、復讐してやろうとか言う気持ちは殆ど無くなった訳だ。
「てか言いたいのは、完璧すぎて同じ人間じゃないと思ってた二人もちゃんと人間なんだなってことで……」
『まぁ、そうだな。人間は所詮人間だ。どこまで行ってもなぁ!』
「ちよ、今日は何階層まで行くんだ?」
悪鬼と話していると、急に蓮がスっと聞いてきた。
「あー、毎日場所か階層を変えてんだよな。今日はメギド43……」
「「43!?」」
「あっ」
いきなり聞くもんだから、何も考えずに答えてしまった……。
現在、メギドの最大攻略階層は38。
38層に大量に出没する物理無効ゴーレムが、階層を通すことを許可しないからだ。
完全に無効って言うわけではないものの、物理で倒すのは非現実的なモンスター。
しかし、魔法使いはここまでの広く長い階層の中でその魔力を殆ど使いきることがほとんどだ。
結局、これ以上無理に進む訳には行かない、となってる訳だな。
(ゲームとかでよくあるマナポーションみたいな物もあるにはあるけど、当然作れる訳じゃないから天然のものしかなく、かなりの高級品なんだよな)
下級じゃ意味ないし、中級でも1000万はする。というか下級でも100万弱はするが。
唯一作れるのは“王級”探索者のベネジア・クロイツのみ。
彼だけが現在、魔道具を作り出すことが出来るのだ。
当然、彼が大量に作って安く売るなんてわけはなく。それでも彼のいるフランスは大量の対価を払って、彼の能力に頼りきっている。
それほどこの世界において魔法的な効果をもつ道具、魔道具の価値は高い。
伴ってこのゴーレムの脅威度も高くなる。
俺が一人でダンジョンに潜っていた事を知っている二人は、俺が一人でそれを突破したことを悟って驚愕したのだ。
(【憑依】で色んな方面に幅が効くから、認識がズレてたな……昔の自分の実力を思い出して感動はしてたのに……)
慣れるのは早い。そして慣れは恐ろしい。
「最大階層更新してたのかよ!?」
「……それ、報告しなきゃ。それに、凄く話題になるはず」
「いや……ゴブスラダンジョンと間違え」
「ゴブスラダンジョンは40階までしかねぇよ!」
「……もしかして、魔法も使える??」
あぁ……そうだった……
前40階の下に行ったら、巨大な扉があったんだった……
あれを開ければ恐らく、クリア報酬的なものがあったのだろうが、うちに出来たダンジョンと同じく消えてしまうのは想像に難くない。
無断で国家資源のダンジョンを消すのは犯罪だからな。
「あーいや、まぁ……【憑依】出来るのは一人じゃねぇから」
「……!!」
「……な……?」
「とりま、35に行こう! ほら時間ないから早く!」
蓮が異様な程驚いていたが置いといて。
俺はとにかく、詳細を話さなくていいように逃げる。
あ、うちのダンジョンの報酬はなんだったのかって?
流石に何も無かったよ。贅沢は言えんね。
「よーしお前ら座れー」
月曜朝。
いつも憂鬱にしか思えてなかった朝も、そろそろ彼女に会えるかもしれないと考えると楽しい。
「いやーまじで、すごい景色だな。俺がこんな景色を見るとは思っても見なかった……もはや俺が教えてもらわなくちゃいけないはずなんだが」
担任の鈴木が、教壇に立ちつつ言う。
鈴木が言う景色というのは、当然A組の一列目のことだ。
最前列窓際から宝晶千縁、神崎美穂、加藤俊介、森山竜二、岩田悠大、田中三郎。
成績順に座席が決まるとかいう古のルールによって生み出されたこの景色は、一介の中級探索者教師からすれば戸惑いが10割だろう。
「……」
「うっ……」
やたらと隣の美穂が見てくるのが気まずい。
流石に美少女だし、隠キャにはきついわ。
見かけだけでも落ち着いていられるのは、門に入って成長したところがわかる大きな部分だ。
それと面白いのは、竜二と三郎と悠大、俺が戦闘を教えている3人のうち、かなり優遇していて少し頭抜けていた悠大の実力を、竜二が追い抜いたことだ。
まあ、竜二は攻撃系スキルだったし、悠大が索敵系スキルというのもありそうだが、それでも竜二は3人の中でも少し才能がある気がする。
(ただ……)
どういうわけか、前の俺みたいに、悠大が強くなることに誰よりも必死なのは伝わってきていた。
今度こっちにも事情を聞いてみるか。
「じゃあまあ、授業始めるぞ~」
また、いつもの日常が始まる。
~~~~~
「で──どうしてこうなった?」
時は16時33分。
俺は今、メギドの20階にいた。
「オイ! 何やってんだもうちょい先行くぞ!」
「……早く」
「だからなんでお前らはついてきてんだよ!」
そして俺の隣には凄まじいメンツが二人。
“悪童”鬼塚蓮と、“神童”神崎美穂だ。
なぜいるかというと、理由は単純。
放課後スキルで遊ぶ(?)ためにメギドに来たところ、たまたま出くわした蓮と後をつけていたらしい美穂に「あ!? オイ、どこ行く! ちょっと付き合ってもらうぞ!」「……一緒に潜ってみる? 面白そう」と言われたからだ。
「てか、お前あのスキル……説明してもらうぞ?」
「うん」
「なんでだよ? 別にメリットないだろうが。てか損だろ」
やたらスキルの詳細を聞きたがる美穂に続いて、蓮まで何やら聞いてくる。
「いやー実はさ。お前に近づくなって鬼童丸がめちゃくちゃうるさいんだよ」
「え、鬼童丸が? あのお前の鬼の……?」
「だが、能力も似てるし、お前に教われば俺もまだ強くなれるんじゃねえかと思ってな!」
それは意外だな。まぁ、あんな鬼だからきっと鬼童丸も恐れてんだろな……
悪鬼は自称最強の鬼だったし。
『なーにが自称だ。俺様は本当に最強だったんだぞ?』
だった……? まあいいや、そんなことより、付き纏われると色々気使わなきゃで面倒なんだけど……
「……私は、一番じゃなきゃいけないと、自分に誓った」
「「え???」」
そこで、美穂がポツリと呟く。
その声色に、何故か少し悲しみを感じる。
「一番を越えるには、一番を知ることが必要不可欠。だから私は、あなたについて知りたい」
「え、えぇ……ちょっと遠慮」
「「させ(ねえよ)(ない)!」」
「あ!?」
とりあえずふんわりと断ろうとするも、ガシッと両サイドから手首を掴まれる。
(まあ正直……理解が追いついてないとこもあるけど、憧れの二人とパーティ組めるなんてすごいよな……)
しかし、他の人と一緒に行動するなら一部行動制限が……
(まあ、いいか!)
昔は妄想したようなドリームパーティだ。
せっかくのチャンスだし、少し想像と雰囲気が違うが別にいいよな! 注目も集まりそうだし。
なら、あいつとあいつとあいつ……あぁ、あとあいつも見せたくねぇなぁ……
「おい?」
「……?」
考え込んだ俺を、二人が覗き込む。
「……ああ、じゃあパーティ組むって感じで」
「「言ったから(な)!!」」
「うおっ」
二人が俺の腕を引っ張って、人のいない深層へと連れていく。
少し適当に結成された“神童”“悪童”とのパーティ。
数ヶ月前ならありえなかった奇跡が、実現した瞬間だった。
~~~~~
俺は今後悔していた。
「それ、私の」
「ああ!? モンスターにお前のも何もないだろ!」
“神童”神崎美穂と“悪童”鬼塚蓮。
つい先ほど、この二人とドリームパーティを組んだわけだが……
この二人、マジで仲が悪い。というか、全く馬が合わないらしい。
「……魔力値。倒さないと上がらない」
「あ!? それなら俺も必要だわ!」
「だー!! 黙れ!!」
はじめは息ぴったりに詰め寄ってきたから、意外と“神童”と“悪童”って気が合うんだな……なんて思っていたが、蓋を開けてみれば予想どうり、全くだった。
事ある毎に互いが突っかかり、互いが喧嘩を買いあっている感じだ。
「お前ら二人とも、喧嘩はやめろ! 喧嘩するなら二人で別のパーティ組んでやってろ!」
「……チッ」
「……不服」
とにかく、このままじゃダンジョン攻略に集中出来ないので、提案をする。
二人は不満そうだったが、それでも俺について来たいのか喧嘩を止めた。
こいつら、どんだけ俺のこと探りたいんだよ。目の敵にし過ぎだろ。
いや、蓮は戦いを教えて欲しいとか言ってたな。美穂だけか……。
「はぁ……ったく、想像以上に人間っぽい所があるんだな……」
『クハハッ! 千縁も人間っちゃ人間だろ?』
(まぁ、俺は人格問題で半分違うって言えんこともないから……)
悪鬼がからかうように言う。
俺の今の人格は、元々の俺に7人もの【憑依】契約者の人格を少しずつ取って混ぜた様なものだ。
自分ではあんまし変わったことを感じられないが、たまに「なんでこんな気分になるんだ?」と思うことはある。
加藤をほっといてることとかな。
今はどういう訳か、復讐してやろうとか言う気持ちは殆ど無くなった訳だ。
「てか言いたいのは、完璧すぎて同じ人間じゃないと思ってた二人もちゃんと人間なんだなってことで……」
『まぁ、そうだな。人間は所詮人間だ。どこまで行ってもなぁ!』
「ちよ、今日は何階層まで行くんだ?」
悪鬼と話していると、急に蓮がスっと聞いてきた。
「あー、毎日場所か階層を変えてんだよな。今日はメギド43……」
「「43!?」」
「あっ」
いきなり聞くもんだから、何も考えずに答えてしまった……。
現在、メギドの最大攻略階層は38。
38層に大量に出没する物理無効ゴーレムが、階層を通すことを許可しないからだ。
完全に無効って言うわけではないものの、物理で倒すのは非現実的なモンスター。
しかし、魔法使いはここまでの広く長い階層の中でその魔力を殆ど使いきることがほとんどだ。
結局、これ以上無理に進む訳には行かない、となってる訳だな。
(ゲームとかでよくあるマナポーションみたいな物もあるにはあるけど、当然作れる訳じゃないから天然のものしかなく、かなりの高級品なんだよな)
下級じゃ意味ないし、中級でも1000万はする。というか下級でも100万弱はするが。
唯一作れるのは“王級”探索者のベネジア・クロイツのみ。
彼だけが現在、魔道具を作り出すことが出来るのだ。
当然、彼が大量に作って安く売るなんてわけはなく。それでも彼のいるフランスは大量の対価を払って、彼の能力に頼りきっている。
それほどこの世界において魔法的な効果をもつ道具、魔道具の価値は高い。
伴ってこのゴーレムの脅威度も高くなる。
俺が一人でダンジョンに潜っていた事を知っている二人は、俺が一人でそれを突破したことを悟って驚愕したのだ。
(【憑依】で色んな方面に幅が効くから、認識がズレてたな……昔の自分の実力を思い出して感動はしてたのに……)
慣れるのは早い。そして慣れは恐ろしい。
「最大階層更新してたのかよ!?」
「……それ、報告しなきゃ。それに、凄く話題になるはず」
「いや……ゴブスラダンジョンと間違え」
「ゴブスラダンジョンは40階までしかねぇよ!」
「……もしかして、魔法も使える??」
あぁ……そうだった……
前40階の下に行ったら、巨大な扉があったんだった……
あれを開ければ恐らく、クリア報酬的なものがあったのだろうが、うちに出来たダンジョンと同じく消えてしまうのは想像に難くない。
無断で国家資源のダンジョンを消すのは犯罪だからな。
「あーいや、まぁ……【憑依】出来るのは一人じゃねぇから」
「……!!」
「……な……?」
「とりま、35に行こう! ほら時間ないから早く!」
蓮が異様な程驚いていたが置いといて。
俺はとにかく、詳細を話さなくていいように逃げる。
あ、うちのダンジョンの報酬はなんだったのかって?
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