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一章 目覚めと出会い編
第9話 探索者協会
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「で、金を稼ぐ方法がわからないから、いちいち私に聞きにきたのか?」
「お願いします!! そんな大量に必要ってわけでもないんです!! どうか学園長のご知恵を!!」
俺は今、学園長室にきていた。
一人で考えてたって、ずっとこんな生活をしてきた俺に答えが見つけれるわけがない。俺はあの地獄で力を手に入れたが、あいにく知能は授かってないからな。
「君はそんなことで逐一土下座をするな!! 探索者にとって舐められることがどれだけまずいことか、知らないわけじゃないだろう!?」
「俺は一介の下級探索者ですよ!? 何してたって舐められますから!」
「はぁぁぁぁぁぁ!?!? 下級探索者ああああ!?」
学園長から、今まで聞いたこともない……というか、絶対美人が出していい声じゃない叫び声が発される。
「おまっ、下級探索者とか、詐欺も大概だろう!?」
「学園長かって知っているでしょう!? 俺が強くなったのはほんの最近なんですよ! つい最近までスライムハンターでしたからね!?」
下級探索者は、申請すれば誰でもなれる。つまり、ずっと下級探索者のものは才能がない、ということだ。なので下級探索者ってだけで一般人にすら馬鹿にされることもある。
中級探索者になってようやく一人前の探索者だ。だから第四学校で最低中級探索者を目指しているわけだが。
「はぁ……全く持って信じられんな。実力を隠していただけじゃないのか? この学校に近づいて何か企んでいたとか……」
狙いがない、とは言えないから強く否定できない……。
「い、いやそんなことないですって! マジで夏休み頑張ったんすよ!! もうほんと死ぬ思いで!!!!」
「あ、ああ……分かった、分かったから落ち着け!」
実際に何度も死んだ俺に言わせれば、努力を疑われたようで腹も立つ。こっちじゃたった1ヶ月だったのかもしれないがそれを訂正する義理もなければ、否定される筋合いもない。
「絶対にそんなことが起きるとは思えないんだが……」
学園長は納得いかない表情でなにやら呟いているが、やがて大きなため息をつくと、俺に向かって一通の手紙を差し出した。
「はぁ……これを渡せばすぐに昇給試験が受けられるはずだ。それで探索者ランクを上げて、魔石を買い取ってもらえばいいだろう」
探索者協会で魔石の売買。
俺も考えたんだが、今の俺は下級探索者として登録されている。そんな俺がレッサードラゴンやらヒュドラやらの魔石を持っていったら、まず間違いなく捕まって尋問あるいは拷問されるだろう。
順当に考えれば盗んだと考えるのが自然だからな。
かといって昇給してから売ろうにも、昇級試験は月に一度しか行われない。
それでは今週末に間に合わないので、どうしたもんかと考えあぐねていたところだった。
「流石学園長!! ありがとうございます!!」
「ああ……君の実力なら間違いなく中級探索者にはなれるだろう。そしたらグリフォンの魔石くらい一人でも売れるはずだ。」
俺は紹介状を受け取ると、探索者教会へダッシュする。
「はぁ……全くあの子は忙しないもんだねぇ……」
「全くです。いつも授業でも斜め上のことを軽く成し遂げますし……彼なら本当に学園対抗戦、勝てるかもしれませんね……」
学園対抗戦の初戦は、決まって第一学園対第三学園、第二学園対第四学園だ。
初戦から差がある戦いのように思えるが、開催側からすれば第一対第二、第三対第四のように、初戦で第一第二の決戦を終えてしまうと盛り上がりに欠けて困るのだ。
それに、ここ10年間学園名は変わってない。決勝戦で第一学園対第三学園なんてやっても、先鋒の5人抜きで第一学園が勝つのは見えている。
いくらちよが強いと言っても、そんな第一学園の5人を実質一人で倒すなんて不可能なのだ。
だから鈴木担任は、3位4位決定戦での対第三学園について、そう言った。
滝上学園長も、そのつもりで返す。
「そうですね……今でもあの子のことは全く意味不明よ。何がどうなってどんなスキルに目覚めれば1ヶ月であんなことになるのやら……」
ただ学園長は言葉とは裏腹に、それ以上の何かを、ちよの内から感じ取っていた。
見過ごすわけにはいかない、何かを……
~~~~~
「いらっしゃいませ~」
探索者協会。
30年前の“大激変”時に、各都道府県に最低10の設立を義務付けられた、探索者支援施設である。
学校による義務を終えた探索者は普通、探索者協会に登録して、ダンジョンに潜り、そこで出たお宝や魔石などを買い取ってもらう。
つまり、15になれば誰でも探索者として稼ぐことができるような仕組みになっているのだ。
俺が探索者高校に行っているのは、ひとえに義務教育だけで探索者になった人の9割が生涯下級探索者であるからだ。
魔物やアイテムの使い方も何も学ばずにダンジョンに行くなど、自殺に等しい。
それこそ、余程のスキルに恵まれない限り。
「すみません、これを……」
「はい、少々お待ち……!? し、失礼ですが第四探索者学園の生徒さんですかね……?」
受付嬢の可愛い系お姉さんは、俺の差し出した封筒の差し出し人を見ると息を呑んで、そう俺に聞いてきた。
「ああ、はい、そうです。試験官の人に渡してくれって言われましたけど、お願いできますかね……?」
「は、はい……えっと、探索者カードはお持ちですか?」
「はい」
俺は、階級や最近入場したダンジョンが記録されている探索者カードを取り出し、受付嬢のお姉さんに手渡した。
営業スマイルが眩しい……。
(下級冒険者、入場履歴はゴブスラダンジョンのみ……? 新入生の子にお使い感覚で頼んだのかしら)
人格者の滝上学園長なら、只の関係ない子に持って行かせるなんてことはせず自分で足を運んでくれていたはずなのだが……
受付嬢の白川瑞樹は、そう疑いながらも手紙に押された印鑑を見て本物だと理解させられる。
「では取り次いできますので少々お待ちください」
白川さんはそう言って奥へと入っていった。
(この人疑ってたな……?)
まぁ、下級探索者が第四とは言え学園長の手紙を持ってきたら偽物だろうと疑うだろうな。
え? 第四学園にはそもそも下級探索者しかいないって?
……確かにな。
大阪第四探索者学園は、確かに四学園のなかで最も落ちこぼれだ。
学園長が他学園に惜しくも落とされた生徒ばかり拾ってくれてるんだから当たり前なのだが……
しかし、それはこと学園間の話であって、そもそも学園に入っている時点で他の探索者よりもかなり優秀である。
下級探索者が最も強さの層が広いと言われるのも第四、第三学園生の存在に起因すると言っても過言ではないしな。
「坊主。お前が学園長の言ってた昇給試験を受けたいやつなのか?」
「え、俺坊主じゃないんだけど……」
『下級探索者』とはなんたるかという永遠の謎に思いを馳せていると、ようやく奥から一人の大男が現れた。
「こんなガキが絶対に度肝を抜くやつだから昇級試験を図ってくれだと……? まあ、学園長に頼まれたからにはやらないわけにもいかないけどよ……」
試験官の大男がポツリ、と呟く。
大量の魔素を取り込んで強化された俺の耳舐めんなよ! 全部聞こえてるっちゅうねん!
鈍感系にはならないぜ!!
「お前、いいとこの子か? それ、アイテムボックスだよな?」
俺の腰にある袋を指差して試験官が言う。
「あ? そうだけど……今いいとこの子って言ったのか? テメェ」
だが、そんなことより、俺は試験官が言った言葉に怒りを覚えていた。
「あんなゴミ野郎がいい人だと? 何も知らないのに──ふざけんのも大概にしとけよ」
「……っ!?」
異常なまでの親への敵愾心にオロオロする受付嬢の前で、俺は正面から試験官に【死壊圧】を浴びせる。
「……つ、ついて、こい」
その圧に只者じゃないと理解してくれたのか、試験官はもう何も言わずに奥へ入っていった。
そのあとを、俺は【死壊圧】を停止してついていく。
賑わっていた探索者協会は、一瞬にして静まり返っていた。
「お願いします!! そんな大量に必要ってわけでもないんです!! どうか学園長のご知恵を!!」
俺は今、学園長室にきていた。
一人で考えてたって、ずっとこんな生活をしてきた俺に答えが見つけれるわけがない。俺はあの地獄で力を手に入れたが、あいにく知能は授かってないからな。
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「俺は一介の下級探索者ですよ!? 何してたって舐められますから!」
「はぁぁぁぁぁぁ!?!? 下級探索者ああああ!?」
学園長から、今まで聞いたこともない……というか、絶対美人が出していい声じゃない叫び声が発される。
「おまっ、下級探索者とか、詐欺も大概だろう!?」
「学園長かって知っているでしょう!? 俺が強くなったのはほんの最近なんですよ! つい最近までスライムハンターでしたからね!?」
下級探索者は、申請すれば誰でもなれる。つまり、ずっと下級探索者のものは才能がない、ということだ。なので下級探索者ってだけで一般人にすら馬鹿にされることもある。
中級探索者になってようやく一人前の探索者だ。だから第四学校で最低中級探索者を目指しているわけだが。
「はぁ……全く持って信じられんな。実力を隠していただけじゃないのか? この学校に近づいて何か企んでいたとか……」
狙いがない、とは言えないから強く否定できない……。
「い、いやそんなことないですって! マジで夏休み頑張ったんすよ!! もうほんと死ぬ思いで!!!!」
「あ、ああ……分かった、分かったから落ち着け!」
実際に何度も死んだ俺に言わせれば、努力を疑われたようで腹も立つ。こっちじゃたった1ヶ月だったのかもしれないがそれを訂正する義理もなければ、否定される筋合いもない。
「絶対にそんなことが起きるとは思えないんだが……」
学園長は納得いかない表情でなにやら呟いているが、やがて大きなため息をつくと、俺に向かって一通の手紙を差し出した。
「はぁ……これを渡せばすぐに昇給試験が受けられるはずだ。それで探索者ランクを上げて、魔石を買い取ってもらえばいいだろう」
探索者協会で魔石の売買。
俺も考えたんだが、今の俺は下級探索者として登録されている。そんな俺がレッサードラゴンやらヒュドラやらの魔石を持っていったら、まず間違いなく捕まって尋問あるいは拷問されるだろう。
順当に考えれば盗んだと考えるのが自然だからな。
かといって昇給してから売ろうにも、昇級試験は月に一度しか行われない。
それでは今週末に間に合わないので、どうしたもんかと考えあぐねていたところだった。
「流石学園長!! ありがとうございます!!」
「ああ……君の実力なら間違いなく中級探索者にはなれるだろう。そしたらグリフォンの魔石くらい一人でも売れるはずだ。」
俺は紹介状を受け取ると、探索者教会へダッシュする。
「はぁ……全くあの子は忙しないもんだねぇ……」
「全くです。いつも授業でも斜め上のことを軽く成し遂げますし……彼なら本当に学園対抗戦、勝てるかもしれませんね……」
学園対抗戦の初戦は、決まって第一学園対第三学園、第二学園対第四学園だ。
初戦から差がある戦いのように思えるが、開催側からすれば第一対第二、第三対第四のように、初戦で第一第二の決戦を終えてしまうと盛り上がりに欠けて困るのだ。
それに、ここ10年間学園名は変わってない。決勝戦で第一学園対第三学園なんてやっても、先鋒の5人抜きで第一学園が勝つのは見えている。
いくらちよが強いと言っても、そんな第一学園の5人を実質一人で倒すなんて不可能なのだ。
だから鈴木担任は、3位4位決定戦での対第三学園について、そう言った。
滝上学園長も、そのつもりで返す。
「そうですね……今でもあの子のことは全く意味不明よ。何がどうなってどんなスキルに目覚めれば1ヶ月であんなことになるのやら……」
ただ学園長は言葉とは裏腹に、それ以上の何かを、ちよの内から感じ取っていた。
見過ごすわけにはいかない、何かを……
~~~~~
「いらっしゃいませ~」
探索者協会。
30年前の“大激変”時に、各都道府県に最低10の設立を義務付けられた、探索者支援施設である。
学校による義務を終えた探索者は普通、探索者協会に登録して、ダンジョンに潜り、そこで出たお宝や魔石などを買い取ってもらう。
つまり、15になれば誰でも探索者として稼ぐことができるような仕組みになっているのだ。
俺が探索者高校に行っているのは、ひとえに義務教育だけで探索者になった人の9割が生涯下級探索者であるからだ。
魔物やアイテムの使い方も何も学ばずにダンジョンに行くなど、自殺に等しい。
それこそ、余程のスキルに恵まれない限り。
「すみません、これを……」
「はい、少々お待ち……!? し、失礼ですが第四探索者学園の生徒さんですかね……?」
受付嬢の可愛い系お姉さんは、俺の差し出した封筒の差し出し人を見ると息を呑んで、そう俺に聞いてきた。
「ああ、はい、そうです。試験官の人に渡してくれって言われましたけど、お願いできますかね……?」
「は、はい……えっと、探索者カードはお持ちですか?」
「はい」
俺は、階級や最近入場したダンジョンが記録されている探索者カードを取り出し、受付嬢のお姉さんに手渡した。
営業スマイルが眩しい……。
(下級冒険者、入場履歴はゴブスラダンジョンのみ……? 新入生の子にお使い感覚で頼んだのかしら)
人格者の滝上学園長なら、只の関係ない子に持って行かせるなんてことはせず自分で足を運んでくれていたはずなのだが……
受付嬢の白川瑞樹は、そう疑いながらも手紙に押された印鑑を見て本物だと理解させられる。
「では取り次いできますので少々お待ちください」
白川さんはそう言って奥へと入っていった。
(この人疑ってたな……?)
まぁ、下級探索者が第四とは言え学園長の手紙を持ってきたら偽物だろうと疑うだろうな。
え? 第四学園にはそもそも下級探索者しかいないって?
……確かにな。
大阪第四探索者学園は、確かに四学園のなかで最も落ちこぼれだ。
学園長が他学園に惜しくも落とされた生徒ばかり拾ってくれてるんだから当たり前なのだが……
しかし、それはこと学園間の話であって、そもそも学園に入っている時点で他の探索者よりもかなり優秀である。
下級探索者が最も強さの層が広いと言われるのも第四、第三学園生の存在に起因すると言っても過言ではないしな。
「坊主。お前が学園長の言ってた昇給試験を受けたいやつなのか?」
「え、俺坊主じゃないんだけど……」
『下級探索者』とはなんたるかという永遠の謎に思いを馳せていると、ようやく奥から一人の大男が現れた。
「こんなガキが絶対に度肝を抜くやつだから昇級試験を図ってくれだと……? まあ、学園長に頼まれたからにはやらないわけにもいかないけどよ……」
試験官の大男がポツリ、と呟く。
大量の魔素を取り込んで強化された俺の耳舐めんなよ! 全部聞こえてるっちゅうねん!
鈍感系にはならないぜ!!
「お前、いいとこの子か? それ、アイテムボックスだよな?」
俺の腰にある袋を指差して試験官が言う。
「あ? そうだけど……今いいとこの子って言ったのか? テメェ」
だが、そんなことより、俺は試験官が言った言葉に怒りを覚えていた。
「あんなゴミ野郎がいい人だと? 何も知らないのに──ふざけんのも大概にしとけよ」
「……っ!?」
異常なまでの親への敵愾心にオロオロする受付嬢の前で、俺は正面から試験官に【死壊圧】を浴びせる。
「……つ、ついて、こい」
その圧に只者じゃないと理解してくれたのか、試験官はもう何も言わずに奥へ入っていった。
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