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第二章

術について~家族の対応~

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<術のについて~家族対応~>

 エレナ母さんが教える日を調べて、それまでは普通に授業にでて過ごす、もちろん、術の授業は出ることはしないようにして、主に、武器の授業を中心にしていたので、沙羅からはなぜでないのよと文句を言われたが、ごまかしながら過ごしている。
 今日は、エレナ母さんが教える日となっているので、他の受講する人たちに混ざって講義を聞き、学校で習ったことと変わらないかを確認をするも、術は打たないようにして過ごした。そして、終わったのを確認し、この間の事を相談する。
「ねえ、エレナ母さん、術の事もう少し詳しく教えて欲しいんだけどいいかな?」
「あら~、いいわよ~、何が聞きたいの~?」といつも調子で答えてくる。
「うん、術の事なんだけど、学校で習ったことと母さんが教えていたことを何が違うかを、比べてみたんだけど…」と、言いよどんでしまう。
「ん~、歯切れが悪いわね~、何か悩みがあるのなら、話してしまいなさい、そうしたら、早期入りするかもよ~」その言葉を言われたが、やはり躊躇してしまい、下を向いてしまい、しばらく沈黙ができる。
「利久ちゃん、何か本当にいにくいことなのかな~?私は~、あなたの生みの親じゃないけど~、蒼空と同じように接してきたつもりよ~」蒼空兄さんの名前が出たので、顔を上げて、意を決して話す。
「分かった、じゃあ、聞いてね。術の授業に出て発動したんだけど、目標に向かって術が飛んで行かなかったんだ。でも、その術自体を触れるんだ。」
「術が飛ばなかったの~?」やはり疑問の顔になるが、すぐさま
「じゃあ、利久ちゃん、見せてみてくれる?出ないと~、お母さんも分からないわ~。」
「うん、じゃあ、見ててね。とりあえず、水の玉を飛ばしてみるからね。」構えてみて、
「水よ我が呼びかけに応じ、球となりて眼前の敵に飛んで当り、濡らせ、水球」手の前に水の球が出来るが、学校と同じように、飛ばずに水の球が足元に転がる。
「と、まあ、こんな感じなんだけど、、、」
「あらあら~、本当に飛んでないのね~。」そう言いつつ、足元にある水の球を触ろうとする。
「あ、危ないよ、触ったら」注意をするが、
「大丈夫よ、精霊が教えてくれたわ、この術は大丈夫だって。」そう言いつつ、拾い上げ、手のひらに置き覗き込む。やはり、俺には見えない、精霊と話せる母さんはすごいなと感心する。
母さんは、覗き込んだ後、指で球をつついたり転がしたりしながら確かめる、終いには指を球の中に差し込み付いたしずくを舐めると、なぜか、それから何度も指しては舐めてを繰り返す、次第に球は小さくなっていってしまい消えてしまう。俺は声をかけにくかったのでそれをずっと見る羽目になってしまうが、声をかける。
「あ、あの、母さん、、、」声をかけられたので気が付いたようで、
「あ、ごめ~ん、と~っても、おいしかったからついついはしたない真似しちゃったわ~」
「いや、それはいいんだけど、なんかわかったのかな?」当初の目的を聞く。
「そうね~、結論から言うと~分からなかったわ。」あっけらかんと答えられてしまう。
「え~、そんな~。どうすりゃいいんだろうと思って、聞いたのに~」
「でもね~、発動した術は力を持った状態なのは間違いないのよね~。さっきの術を全部舐めちゃったけど、実は術力が少し回復したのよね~。」
「え、回復したの?そんなことあるの?そうね~、」
「普通はないはずなんだけど~、利久ちゃんの術はちょっとその辺が違うようね~。術を通して回復できるなんてね~、珍しいわ~」
「うーん、珍しいけど、うれしくないかな~。」自分として不満顔になってしまう。
「そうよね~、術を使ってカッコよく決めたいでしょうしね~。そうだわ、いいこと思いついたわ~」
にっこりとほほ笑むが、俺にとっては怖い微笑みに感じてしまった。
「ほんとは、高学年になったら習うんだけど、複合術を教えますかね~。」さらっと、難易度を上げてくる発言をしてくる。
「え!?、複合術をするの、基本的な術も覚えてないのに?お父さん達は基本を大事にって言ってるけど…」
「そうね~、基本が大事なんだけど~、利久ちゃんの場合は~ちょっと特殊みたいだから変えてみようかな~と思ったの~。」
「う~ん、納得いかない部分もあるけど、分かった、教えて。」もう術が発動しても飛んで行かないと納得するしかなかったので、習うことにする。
「複合と言っても、使えない術は無理だからね~、お母さんの場合は~、風と水と光だからその中から水と風の組み合わせと水と光の組み合わせを一つずつ教えるわ~。利久ちゃんは全部の術が使えるから組み合わせを色々と考えて使うようにね~。」とまたもやさらっと言ってくるが、難易度高いなと思ってしまう。
「それじゃあ~、一つ目はね。水と風の複合術をするわよ~」
「水と風よ、我が呼びかけに応えて敵の目を切り裂きつつ足を止めて、裂風水ブラインカッター」唱えると同時に道場にある人形へ竜巻の形をした術が発動し切り裂いていく。
「これが~、複合術の一つなの~、効果は~切り裂きと足止めの効果があるの~。」と教えてくれたが、足止めの効果がいまいちわからなかったので、
「切り裂きは分かるけど足止めの効果って言うのがぴんと来ないんだけど?」
「足止めの効果はね~、例えで言うと~、雨と風が強い日に外を歩いてるとして~、目に雨が入らないようにするでしょ~、それと同じようにするっていう感じかな~、ただ、切り裂く事も混ざるからそれが普段と違うってことになるかな~。」と、効果を身近な例えで教えてくれたので、
「うん、なんとなく分かったよ。」それならよかったわと言いつつ次の術を発動させる。
「光と水よ、我が呼びかけに応えて、癒しの水となれ、回復水ヒールウォーター」と唱えると手のひらに球が出来上がるが、その球はうっすらと光っている。
「と、これがね~、光と水の術なんだけど~、少し光ってるのはね~回復の力なの~それを水で覆ってるといった術になるかしらね~。これを水筒に入って売られているのが、回復薬なのよ~。」
「え、お店に売ってる回復薬ってこの術なの?」
「そうよ~、お母さんは普段は~、商工房で働いてるのよ、だから~、あんまり道場には出てないのよ~、安定した稼ぎにはなるのよ~」
「そうだったんだね。知らなかった。でも、商工房ってどんな会社なの?」
「簡単に言うとね~、ギルドの事よ~。商業・工業・冒険者を一纏めにしたところよ~、他の国ではバラバラなんだけど~、この国は一つに纏めましょうよ~とのことで~出来てるの。お母さんは商業ギルドに所属してるのよ~、回復薬を売ってるからね~。それ以外も作って売ってるんだけどね~、一応、お父さんが仕事で討伐に行くときとかは~、お母さんの愛情の籠った物を持たせてるわ~。」
「そ、そうなんだね、効果がありそうだね。」苦笑いしながらで答えてしまう。
「複合術については、大体解ったかしら~、でも、相反する術は絶対にならないからそこは注意してね。」
「うん、分かったよ、複合術を中心にやってみるよ。」
「でも~、利久ちゃんの術については~、お母さんも調べてみるわね~。」と言いつつ、じゃあ、晩御飯の準備があるから終わりましょと言って二人で道場を後にする。

 エレナ母さん相談してから、久しぶりに、家族全員で夕食を食べる機会になり、学校生活の話などをしながら食事をしていると、不意にゆうな母さんから
「そう言えば、利久、最近は全く術の授業に出てないと聞いたんだけど、本当かい?」
「う、うん、出てない、今は武器の方を中心にと思ってるから…」と、ばつの悪そうに話してしまう。
「ん~、利久、術の方もちゃんとでなといかんぞ~。」父さんからも言われると、海姉さんからも言われる。
「術も使ってないと、いざという時に困るわよ。」
「分かってるけど、今はまだってところだよ。」と言い訳じみた答えをすると、エレナ母さんが
「利久ちゃんが術の授業に出ないのは、仕方ないのよ~、だって、攻撃の術を発動しても飛んで行かないんだもの~」ふふふと言って爆弾を投下すると、やはり、俺とエレナ母さん以外は言葉の意味を理解しようと考えて静かになる。
やはり、一番に理解をしたのが、海姉さんで、
「え、ちょっと、攻撃の術が飛ばないって、どういうことなの?例えば火球が飛んで行かないっていう事なの?」
「あら~、さすが海ちゃんね~、一番に理解したようね~。」パチパチとエレナ母さんが拍手をする。ゆうな母さんと父さんは海姉さんの例えで分かったのか、「あ、そうなのな~」「あらあら、それは大変だな。」と気にしない振りをして答える。しかし、海姉さんは容赦なく突っ込む。
「全属性持ってて、術が飛んでいかないって変わってるわね、利久。」
「そうなんだ、光の術は人に近づいてするから解らなかったんだけど、いざ、風の術を習いに行ってやってみたら、飛ばなかったんだ。一応、他の術もやってみたけど同じだったから、エレナ母さんに相談して今の所、学校では武器を中心にすることにしてるのさ。ただ、道場では複合術の練習をしてはいるけどね。とりあえず、エレナ母さんが作ってるという、回復薬だけど。」
「えぇ!?どういうことよ、普通基礎術でしょするなら。いきなり複合だなんてびっくりよ。」
「基礎術からとは思ったけど~、攻撃術が飛ばないんじゃ仕方ないので~いきなり複合術をさせてるの~。それに~基礎術と言っても利久ちゃんの場合は全属性だから、あまり、他の子たちに知られない方がいいと思ってるしね~。」とエレナ母さんがフォローしてくれる。
「うーん、そりゃそうなんでしょうけど~、何か納得いかないわ。実際に見せて頂戴。」そう言うと、夕食を急いで食べ終わらせて、道場に来るように言われる。なぜか、ゆうな母さんに父さんも急いで食べてしまおうとするのが見えた。(見に来るつもりのようだ)

道場に着くなり、海姉さんが
「さあ、利久、早速あなたの術を見せて頂戴。」と、なぜか偉そうに声をかけてくるので、俺はやれやれといった感じで答える。
「ふぅ~、ま、いやだと言ってもダメなんだろうから、とりあえず、土の術をしてみるよ。」
「土よ、我が呼びかけに応じ塊となりて、眼前の敵を飛びて倒せ、土球ソイルボール」唱えると、手の前に土の球が出来る、そのまま足元に落ちそうになったので、つかむ。そして、それを、姉さん達に見せる。
「と、まあ、こんな感じになるんだ。でも、これはそのまま投げることができるんだ。」そう言いつつ、土の術の球を人形に向かって投げつけあたると、消滅する。
「はぁ~、本当に飛ばないのね。違う意味ですごいわね。」と感心してしまっている。ゆうな母さんと父さんはなんて言っていいかわからない顔をしてしまっている。そりゃそうだろうなと思う、普通は飛んで行ったりするのが術と思っているからなのだが、、、と、思っていると、
「ね、利久、全部こんな感じなの?それとも、違う形にしたりとかしてないの?例えば、槍の形にするとか?」
「いや、今のところは、球にしかしてないよ、他の形にしても飛びそうにない気がしたから。」
「そうなの?じゃあ、違う形にしてやってみなさいよ。それでもダメなら、仕方ないかもね。」とあっさりとしたことを言う、俺が悩んでいるのを気にせずに、
「はいはい、分かったよ、やってみるよ。」俺は半分不貞腐れたように返しつつ、唱える。
「氷よ我が呼びかけに応じ、槍のとなりて眼前の敵を貫け、氷槍アイスランス」手の平から槍の形をした氷が出てくる、長さは一メートルぐらいのようだ、しかし、槍の最後の部分が出た瞬間そのまま、地面に落ちてしまう。やはり、飛んで行かないようだった。
「やっぱり、形を変えてもダメなようだよ。」氷の槍を持つが、自分で作ったせいか冷たくはなかった。
「やっぱり駄目だったようね~。ね、その槍ってどのくらいしたら消えるのかしら、攻撃させなかったとして。」
「いやいや、それは分からないよ、だって、今初めてした術だから。」いきなり、えらいなことを聞いてくる。
「そっか、そりゃそうよね~、ね、その槍貸してくれない?」そのまま槍を渡す。
「あら、冷たいかと思ったけど、そうでもないのね。お父さん達も持ってみる?」槍を父さん達に渡すが、二人共何もなかったように持ち、普通の武器のようにしてみる。
「おお、これは普通の武器として使えるぞ、いざとなったら、こんなのもいいな~。」と父さんが言うと、
「そうね、いざという時の補助武器になるわね。今度、させてみて使えるようにさせてみるべきだわ。」と、ゆうな母さんが怖いことを言うので、今後の受講の方御愁傷さまと思ってしまう。
 そんな話をしているとエレナ母さんもやってきて、俺の術について補足する。
「利久ちゃんの術はね~、実は術力を回復させてくれるのよ~、まあ、ちょっぴりだけどね。だから、複合術を覚えさせたのはそこからなの~。」
「え~、術力の回復になるの?それは珍しいわね。でも、火や風と土で回復はやだな~。」
「ふふ、勿論水の術のみででしょうけど~。他のはお母さんもいやだわ~」と真顔で答えながら、琢磨父さんに言う、「最近の琢磨さんの回復薬は~、利久に作らせてるのよ~。」
「は、そうなのか、どうりで、いつもと違うなとは思ってたんだよ。回復の仕方がいつもより強かったから。」となぜか一人で、うんうん言いだしたので、放置して、こちらは話を続け、結局のところ理由が分からないのでと言う結論になってしまったが、家族にしてもらえて少しほっとする自分がいるのだった。
 家族に話してからすっきりしたので、これからも武器を中心にやっていくことになるが、光だけは治癒系を中心に習うようにする。
 ちなみに、氷の槍は一週間で消えたと姉さんからの報告があったのだった。
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