13 / 26
第1章 出会い
平穏な日常……?
しおりを挟む
「今日こそは、しっかりと依頼を達成してもらうぞ」
「えぇ、またゴブリン? 違うの倒したいんだけど?」
「誰のせいで、またゴブリン討伐なんでしょうね?」
「すいませんでした」
ロザリアに最低限の知識を付けさせた俺は、再びギルドへと来ていた。くそぅ、またEランクの依頼を受けないといけないのか。金銭的にも儲からないんだよな。当たり前だけど。
で、ロザリアとは出会って二日くらいなんだが、日が経つにつれて残念になっているのは気のせいか? 多分、気のせいじゃないと思う。俺の周りの女って、残念な奴しかいないのか? ロザリアしかり、勇者パーティーしかりと。
まぁ、そんな残念少女には頑張ってもらわないといけない。なんせ、俺の生活がかかっているからな(楽したい)。
当初の予定として、ロザリアをDランクに上げることを一週間以内には達成したい。Eランク自体、初心者中の初心者なので、Eランクの依頼を五つくらい受ければ、Dランクに上がることができる。誰かさんがミスったせいで余分にしないといけないが。
ロザリアがDランクに上がった時点で、次の街へ行くつもりだ。Dランクになれば、受けられる任務の幅が増え、ロザリアだけでも大丈夫だからだ。その頃には、常識も身についているだろう。
後は魔族領に向かいつつ、ロザリアに働かせて、俺はのんびりするだけだ(ゲスい)。待っていろ、俺のスローライフ!
「た、大変だ!」
「どうしましたか!?」
「ま、街の外にドラゴンが出た!」
……スローライフってなんですかね?
というわけで、早速、俺の計画に狂いが生じたわけだが、流石にドラゴンとあっては、俺も参加せざるを得なかった。
ドラゴンとは、魔物の中でも最上位に存在する魔物だ。だが、ドラゴンといっても、一括りで言い表すことはできない。
例えば、人間を襲うような気性の荒いドラゴンもいれば、群れで集まり、ひっそりと暮らす草食のドラゴンもいるのだ。人間界でAまたはSランクの魔物とされるのは、前者の危険度の高いドラゴンのことだ。
ドラゴンが発生したと連絡を受けたギルドは、すぐさまギルドに残っているBランク以上の冒険者を集めて、ドラゴン討伐の説明を行っていた。当然、Sランク(表向きはAランク)の俺も参加している。そしてなぜか、俺のパートナー(といわれている)ロザリアも俺の隣に座って、話を聞いていた。いや、お前はEランクだろ。なぜここにいる?
「今、調査員から入った情報によると、現れたドラゴンはレッドドラゴン――Sランクに相当する魔物です」
受付嬢の言葉に、話を聞いていた冒険者は焦りの表情を見せた。
……レッドドラゴンか。Aランク冒険者が数人でかかれば勝てなくもないだろうが、死者が出るのは避けられないだろう。俺一人でも勝てるだろうが、レッドドラゴン相手となれば、街への被害をゼロにするのは無理だ。
数年前には、かなり苦戦したことを今でも覚えている。俺も無傷で抑えることができなかった。それほど、Sランクの魔物というのは強大な相手なのだ。
「お、おい! 誰かSランクの冒険者はいないのか!? いや、Aランクでもいい!」
一人の冒険者が焦りながら叫ぶ。だが、無駄だろう。俺が見た限り、この場にはAランクの冒険者はいない。
さっき掲示板を見たとき、ヒュドラ討伐の依頼が張ってあった。ヒュドラもドラゴンであり、Sランクの魔物とされているが、Aランクの冒険者が五人以上で討伐できる、Sランクの中でも難易度が低い魔物であった。
恐らくだが、この街にいたAランクの冒険者たちはヒュドラ討伐に向けて出て行ってしまったのだろう。ヒュドラは対策していれば、なかなか殺られることがない魔物だからな。Aランク冒険者が受けようとするのも当然だ。
だが、俺の予想に反して、何人かの冒険者が手を上げる。彼らこそがAランクの冒険者なのだろう。数は三人か。全員知らない顔だな。この街を拠点としている冒険者なのだろうか。誰一人、記憶になかった。
でもまぁ、これで俺を合わせて四人の上位冒険者が揃った。レッドドラゴンを相手するには少し心許ないが、決して不可能ではないだろう。おい受付嬢、わかったから、こっち見るな。
「そうか、じゃあすまないが、作戦を立てたいと思う。レッドドラゴンを相手にしない者は万が一のために街の避難を優先してくれ。詳しくはギルド員に訊いてくれ。レッドドラゴンを討伐する者は俺の元に来て欲しい」
この男――ギルド長であろう人の言葉からすると、別にAランクでない人もレッドドラゴン討伐に参加してもいいということか。ま、誰も参加しないだろうな。いくら戦績を残せるといっても、レッドドラゴンが相手じゃ荷が重い。冒険者で一番大切なことは生き残ることだからな。
俺の予想通り、さっき手を上げた冒険者以外は、ギルド長の元に集まらなかった。これが正しい判断だからな。誰も攻めることはしない。だがな、なんでEランクがいるんだ? お前、ウインドウルフに負けかけてただろ?
「え、ええっと。その者は?」
ギルド長が訊きにくそうに尋ねてくる。ほら見ろ、どうすりゃいいんだよ。
仕方ない。俺が説明するとするか。
「すいません。この子は……」
「この子? 何を言ってるんだ? 俺はあんたのことを言ってるんだぞ?」
ええッ!? 俺のこと!? いやいや! おかしいだろ!? だって俺、Sランク冒険者だよ!? (書類上はAランク)
なんで俺のこと知らないんだよ! 仮に知らないとしても、ロザリアに訊かないのは、なんでだよ!?
おかしいと思って周りを見ると、受付嬢を除く全員が不思議そうな目で俺を見ていた。なんでいるの? みたいな。お前らもかよ!? あと受付嬢! 笑ってないで助けろ!
「えぇ、またゴブリン? 違うの倒したいんだけど?」
「誰のせいで、またゴブリン討伐なんでしょうね?」
「すいませんでした」
ロザリアに最低限の知識を付けさせた俺は、再びギルドへと来ていた。くそぅ、またEランクの依頼を受けないといけないのか。金銭的にも儲からないんだよな。当たり前だけど。
で、ロザリアとは出会って二日くらいなんだが、日が経つにつれて残念になっているのは気のせいか? 多分、気のせいじゃないと思う。俺の周りの女って、残念な奴しかいないのか? ロザリアしかり、勇者パーティーしかりと。
まぁ、そんな残念少女には頑張ってもらわないといけない。なんせ、俺の生活がかかっているからな(楽したい)。
当初の予定として、ロザリアをDランクに上げることを一週間以内には達成したい。Eランク自体、初心者中の初心者なので、Eランクの依頼を五つくらい受ければ、Dランクに上がることができる。誰かさんがミスったせいで余分にしないといけないが。
ロザリアがDランクに上がった時点で、次の街へ行くつもりだ。Dランクになれば、受けられる任務の幅が増え、ロザリアだけでも大丈夫だからだ。その頃には、常識も身についているだろう。
後は魔族領に向かいつつ、ロザリアに働かせて、俺はのんびりするだけだ(ゲスい)。待っていろ、俺のスローライフ!
「た、大変だ!」
「どうしましたか!?」
「ま、街の外にドラゴンが出た!」
……スローライフってなんですかね?
というわけで、早速、俺の計画に狂いが生じたわけだが、流石にドラゴンとあっては、俺も参加せざるを得なかった。
ドラゴンとは、魔物の中でも最上位に存在する魔物だ。だが、ドラゴンといっても、一括りで言い表すことはできない。
例えば、人間を襲うような気性の荒いドラゴンもいれば、群れで集まり、ひっそりと暮らす草食のドラゴンもいるのだ。人間界でAまたはSランクの魔物とされるのは、前者の危険度の高いドラゴンのことだ。
ドラゴンが発生したと連絡を受けたギルドは、すぐさまギルドに残っているBランク以上の冒険者を集めて、ドラゴン討伐の説明を行っていた。当然、Sランク(表向きはAランク)の俺も参加している。そしてなぜか、俺のパートナー(といわれている)ロザリアも俺の隣に座って、話を聞いていた。いや、お前はEランクだろ。なぜここにいる?
「今、調査員から入った情報によると、現れたドラゴンはレッドドラゴン――Sランクに相当する魔物です」
受付嬢の言葉に、話を聞いていた冒険者は焦りの表情を見せた。
……レッドドラゴンか。Aランク冒険者が数人でかかれば勝てなくもないだろうが、死者が出るのは避けられないだろう。俺一人でも勝てるだろうが、レッドドラゴン相手となれば、街への被害をゼロにするのは無理だ。
数年前には、かなり苦戦したことを今でも覚えている。俺も無傷で抑えることができなかった。それほど、Sランクの魔物というのは強大な相手なのだ。
「お、おい! 誰かSランクの冒険者はいないのか!? いや、Aランクでもいい!」
一人の冒険者が焦りながら叫ぶ。だが、無駄だろう。俺が見た限り、この場にはAランクの冒険者はいない。
さっき掲示板を見たとき、ヒュドラ討伐の依頼が張ってあった。ヒュドラもドラゴンであり、Sランクの魔物とされているが、Aランクの冒険者が五人以上で討伐できる、Sランクの中でも難易度が低い魔物であった。
恐らくだが、この街にいたAランクの冒険者たちはヒュドラ討伐に向けて出て行ってしまったのだろう。ヒュドラは対策していれば、なかなか殺られることがない魔物だからな。Aランク冒険者が受けようとするのも当然だ。
だが、俺の予想に反して、何人かの冒険者が手を上げる。彼らこそがAランクの冒険者なのだろう。数は三人か。全員知らない顔だな。この街を拠点としている冒険者なのだろうか。誰一人、記憶になかった。
でもまぁ、これで俺を合わせて四人の上位冒険者が揃った。レッドドラゴンを相手するには少し心許ないが、決して不可能ではないだろう。おい受付嬢、わかったから、こっち見るな。
「そうか、じゃあすまないが、作戦を立てたいと思う。レッドドラゴンを相手にしない者は万が一のために街の避難を優先してくれ。詳しくはギルド員に訊いてくれ。レッドドラゴンを討伐する者は俺の元に来て欲しい」
この男――ギルド長であろう人の言葉からすると、別にAランクでない人もレッドドラゴン討伐に参加してもいいということか。ま、誰も参加しないだろうな。いくら戦績を残せるといっても、レッドドラゴンが相手じゃ荷が重い。冒険者で一番大切なことは生き残ることだからな。
俺の予想通り、さっき手を上げた冒険者以外は、ギルド長の元に集まらなかった。これが正しい判断だからな。誰も攻めることはしない。だがな、なんでEランクがいるんだ? お前、ウインドウルフに負けかけてただろ?
「え、ええっと。その者は?」
ギルド長が訊きにくそうに尋ねてくる。ほら見ろ、どうすりゃいいんだよ。
仕方ない。俺が説明するとするか。
「すいません。この子は……」
「この子? 何を言ってるんだ? 俺はあんたのことを言ってるんだぞ?」
ええッ!? 俺のこと!? いやいや! おかしいだろ!? だって俺、Sランク冒険者だよ!? (書類上はAランク)
なんで俺のこと知らないんだよ! 仮に知らないとしても、ロザリアに訊かないのは、なんでだよ!?
おかしいと思って周りを見ると、受付嬢を除く全員が不思議そうな目で俺を見ていた。なんでいるの? みたいな。お前らもかよ!? あと受付嬢! 笑ってないで助けろ!
1
お気に入りに追加
910
あなたにおすすめの小説
パーティーを追放された落ちこぼれ死霊術士だけど、五百年前に死んだ最強の女勇者(18)に憑依されて最強になった件
九葉ユーキ
ファンタジー
クラウス・アイゼンシュタイン、二十五歳、C級冒険者。滅んだとされる死霊術士の末裔だ。
勇者パーティーに「荷物持ち」として雇われていた彼は、突然パーティーを追放されてしまう。
S級モンスターがうろつく危険な場所に取り残され、途方に暮れるクラウス。
そんな彼に救いの手を差しのべたのは、五百年前の勇者親子の霊魂だった。
五百年前に不慮の死を遂げたという勇者親子の霊は、その地で自分たちの意志を継いでくれる死霊術士を待ち続けていたのだった。
魔王討伐を手伝うという条件で、クラウスは最強の女勇者リリスをその身に憑依させることになる。
S級モンスターを瞬殺できるほどの強さを手に入れたクラウスはどうなってしまうのか!?
「凄いのは俺じゃなくて、リリスなんだけどなぁ」
落ちこぼれ死霊術士と最強の美少女勇者(幽霊)のコンビが織りなす「死霊術」ファンタジー、開幕!
勇者召喚に巻き込まれ、異世界転移・貰えたスキルも鑑定だけ・・・・だけど、何かあるはず!
よっしぃ
ファンタジー
9月11日、12日、ファンタジー部門2位達成中です!
僕はもうすぐ25歳になる常山 順平 24歳。
つねやま じゅんぺいと読む。
何処にでもいる普通のサラリーマン。
仕事帰りの電車で、吊革に捕まりうつらうつらしていると・・・・
突然気分が悪くなり、倒れそうになる。
周りを見ると、周りの人々もどんどん倒れている。明らかな異常事態。
何が起こったか分からないまま、気を失う。
気が付けば電車ではなく、どこかの建物。
周りにも人が倒れている。
僕と同じようなリーマンから、数人の女子高生や男子学生、仕事帰りの若い女性や、定年近いおっさんとか。
気が付けば誰かがしゃべってる。
どうやらよくある勇者召喚とやらが行われ、たまたま僕は異世界転移に巻き込まれたようだ。
そして・・・・帰るには、魔王を倒してもらう必要がある・・・・と。
想定外の人数がやって来たらしく、渡すギフト・・・・スキルらしいけど、それも数が限られていて、勇者として召喚した人以外、つまり巻き込まれて転移したその他大勢は、1人1つのギフト?スキルを。あとは支度金と装備一式を渡されるらしい。
どうしても無理な人は、戻ってきたら面倒を見ると。
一方的だが、日本に戻るには、勇者が魔王を倒すしかなく、それを待つのもよし、自ら勇者に協力するもよし・・・・
ですが、ここで問題が。
スキルやギフトにはそれぞれランク、格、強さがバラバラで・・・・
より良いスキルは早い者勝ち。
我も我もと群がる人々。
そんな中突き飛ばされて倒れる1人の女性が。
僕はその女性を助け・・・同じように突き飛ばされ、またもや気を失う。
気が付けば2人だけになっていて・・・・
スキルも2つしか残っていない。
一つは鑑定。
もう一つは家事全般。
両方とも微妙だ・・・・
彼女の名は才村 友郁
さいむら ゆか。 23歳。
今年社会人になりたて。
取り残された2人が、すったもんだで生き残り、最終的には成り上がるお話。
勇者パーティー追放された解呪師、お迎えの死神少女とうっかりキスして最強の力に覚醒!? この力で10年前、僕のすべてを奪った犯人へ復讐します。
カズマ・ユキヒロ
ファンタジー
解呪師マモル・フジタニは追放された。
伝説の武器の封印を解いたあとで、勇者パーティーに裏切られて。
深い傷と毒で、死を待つばかりとなったマモル。
しかし。
お迎えにきた死神少女との『うっかりキス』が、マモルを変えた。
伝説の武器の封印を解いたとき、体内に取り込んでいた『いにしえの勇者パーティー』の力。
その無敵の力が異種族異性とのキスで覚醒、最強となったのだ。
一方で。
愚かな勇者たちは、魔王に呪いを受けてしまう。
死へのタイムリミットまでは、あと72時間。
マモル追放をなげいても、もう遅かった。
マモルは、手にした最強の『力』を使い。
人助けや、死神助けをしながら。
10年前、己のすべてを奪った犯人への復讐を目指す。
これは、過去の復讐に燃える男が。
死神少女とともに、失ったはずの幼なじみや妹を取り戻しながら。
結果的に世界を救ってしまう、そんな物語。
大器晩成エンチャンター~Sランク冒険者パーティから追放されてしまったが、追放後の成長度合いが凄くて世界最強になる
遠野紫
ファンタジー
「な、なんでだよ……今まで一緒に頑張って来たろ……?」
「頑張って来たのは俺たちだよ……お前はお荷物だ。サザン、お前にはパーティから抜けてもらう」
S級冒険者パーティのエンチャンターであるサザンは或る時、パーティリーダーから追放を言い渡されてしまう。
村の仲良し四人で結成したパーティだったが、サザンだけはなぜか実力が伸びなかったのだ。他のメンバーに追いつくために日々努力を重ねたサザンだったが結局報われることは無く追放されてしまった。
しかしサザンはレアスキル『大器晩成』を持っていたため、ある時突然その強さが解放されたのだった。
とてつもない成長率を手にしたサザンの最強エンチャンターへの道が今始まる。
ド田舎からやってきた少年、初めての大都会で無双する~今まで遊び場にしていたダンジョンは、攻略不可能の規格外ダンジョンだったみたい〜
むらくも航
ファンタジー
ド田舎の村で育った『エアル』は、この日旅立つ。
幼少の頃、おじいちゃんから聞いた話に憧れ、大都会で立派な『探索者』になりたいと思ったからだ。
そんなエアルがこれまでにしてきたことは、たった一つ。
故郷にあるダンジョンで体を動かしてきたことだ。
自然と共に生き、魔物たちとも触れ合ってきた。
だが、エアルは知らない。
ただの“遊び場”と化していたダンジョンは、攻略不可能のSSSランクであることを。
遊び相手たちは、全て最低でもAランクオーバーの凶暴な魔物たちであることを。
これは、故郷のダンジョンで力をつけすぎた少年エアルが、大都会で無自覚に無双し、羽ばたいていく物語──。
勇者パーティーを追放された俺は辺境の地で魔王に拾われて後継者として育てられる~魔王から教わった美学でメロメロにしてスローライフを満喫する~
一ノ瀬 彩音
ファンタジー
主人公は、勇者パーティーを追放されて辺境の地へと追放される。
そこで出会った魔族の少女と仲良くなり、彼女と共にスローライフを送ることになる。
しかし、ある日突然現れた魔王によって、俺は後継者として育てられることになる。
そして、俺の元には次々と美少女達が集まってくるのだった……。
おっさんの神器はハズレではない
兎屋亀吉
ファンタジー
今日も元気に満員電車で通勤途中のおっさんは、突然異世界から召喚されてしまう。一緒に召喚された大勢の人々と共に、女神様から一人3つの神器をいただけることになったおっさん。はたしておっさんは何を選ぶのか。おっさんの選んだ神器の能力とは。
大工スキルを授かった貧乏貴族の養子の四男だけど、どうやら大工スキルは伝説の全能スキルだったようです
飼猫タマ
ファンタジー
田舎貴族の四男のヨナン・グラスホッパーは、貧乏貴族の養子。義理の兄弟達は、全員戦闘系のレアスキル持ちなのに、ヨナンだけ貴族では有り得ない生産スキルの大工スキル。まあ、養子だから仕方が無いんだけど。
だがしかし、タダの生産スキルだと思ってた大工スキルは、じつは超絶物凄いスキルだったのだ。その物凄スキルで、生産しまくって超絶金持ちに。そして、婚約者も出来て幸せ絶頂の時に嵌められて、人生ドン底に。だが、ヨナンは、有り得ない逆転の一手を持っていたのだ。しかも、その有り得ない一手を、本人が全く覚えてなかったのはお約束。
勿論、ヨナンを嵌めた奴らは、全員、ザマー百裂拳で100倍返し!
そんなお話です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる