史上最強の魔王 世界最強の存在――のはずが一人の少女に振り回される

人族、魔族、獣人族、エルフ族、精霊族。数多くの種族が存在する世界――ラストスフィア。しかし、この世界では数多の種族が存在するが故に多くの戦いが起こる。その中でもある種族の噂は異常であった。

魔王――ギルト・ベルフェゴール。彼が創り出した伝説は様々である。

曰く、数万なる人間の軍勢をたった一人で食い止めた。
曰く、7つの派閥からなる同族の長を圧倒する実力を持つ。
曰く、異常な身体能力を持つ獣人族を己の身体能力のみで圧倒した。
曰く、魔法に優れるエルフ族を魔法で打ち負かした。
曰く、滅多に他の種族とは関わりを持たない精霊族と交流を図った。

数々の伝説を持つギルト。彼なら世界征服も可能。彼にとって敵など存在しない――はずであった。

「ねえ、ギルト。おなか減った」

不可能など存在しない史上最強の魔王と唯一、魔王の不可能を破壊する少女の日々を語った物語である。


24h.ポイント 0pt
0
小説 193,770 位 / 193,770件 ファンタジー 44,509 位 / 44,509件

あなたにおすすめの小説

校長室のソファの染みを知っていますか?

フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。 しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。 座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る

ラヴィ=フォーティスと竜の頭と愉快な食レポの旅

Tempp
ファンタジー
★ファンタジーカップ参加中★ ーファンタジーの食事には耐性や種族特性は必要要素! 耐性値がカンストした食いしん坊の兎人のラヴィ=フォーティスは世界各地を巡って食レポの仕事をしている。いわゆる旅行会社や旅行雑誌の下請け。 その就職の日、ラヴィは竜の頭と出会う。頭だけ。 竜の頭の名前はカプト・ラセルテ。ラヴィはカプトの頭を故郷に帰すことを旅の目的を一つ追加する。不動の一位は珍し……美味しいものをたべることだけどね! 1章は6万字なので、1日1万5000字を投げ込んでとりあえず完結にする予定。

[R18] 激しめエロつめあわせ♡

ねねこ
恋愛
短編のエロを色々と。 激しくて濃厚なの多め♡ 苦手な人はお気をつけくださいませ♡

45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる

よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です! 小説家になろうでも10位獲得しました! そして、カクヨムでもランクイン中です! ●●●●●●●●●●●●●●●●●●●● スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。 いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。 欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・ ●●●●●●●●●●●●●●● 小説家になろうで執筆中の作品です。 アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。 現在見直し作業中です。 変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。

キャンピングカーで往く異世界徒然紀行

タジリユウ
ファンタジー
《第4回次世代ファンタジーカップ 面白スキル賞》 【書籍化!】 コツコツとお金を貯めて念願のキャンピングカーを手に入れた主人公。 早速キャンピングカーで初めてのキャンプをしたのだが、次の日目が覚めるとそこは異世界であった。 そしていつの間にかキャンピングカーにはナビゲーション機能、自動修復機能、燃料補給機能など様々な機能を拡張できるようになっていた。 道中で出会ったもふもふの魔物やちょっと残念なエルフを仲間に加えて、キャンピングカーで異世界をのんびりと旅したいのだが… ※旧題)チートなキャンピングカーで旅する異世界徒然紀行〜もふもふと愉快な仲間を添えて〜 ※カクヨム様でも投稿をしております

巻き込まれ召喚されたおっさん、無能だと追放され冒険者として無双する

高鉢 健太
ファンタジー
とある県立高校の最寄り駅で勇者召喚に巻き込まれたおっさん。 手違い鑑定でスキルを間違われて無能と追放されたが冒険者ギルドで間違いに気付いて無双を始める。

七人の魔族と森の小さな家

サイカ
ファンタジー
ここは……森の中、目の前には小さな家。 遭難を避けるために誰も住んでいないこの家に住み始めて一年。 結局誰にも会うこともなく一人言も増え始めた頃…… 森の中で男の子を拾った。 魔力というものを目の当たりにしてやっぱり異世界に来てしまったのかと一年越しに改めて実感することになるとは…… 魔王が誕生したとか勇者募集とか、周りは目まぐるしく変わるけれど…… 異世界で安心して穏やかな生活を送りたいと願う私のお話。

父に虐げられてきた私。知らない人と婚約は嫌なので父を「ざまぁ」します

さくしゃ
ファンタジー
それは幼い日の記憶。 「いずれお前には俺のために役に立ってもらう」  もう10年前のことで鮮明に覚えているわけではない。 「逃げたければ逃げてもいい。が、その度に俺が力尽くで連れ戻す」  ただその時の父ーーマイクの醜悪な笑みと 「絶対に逃さないからな」  そんな父を強く拒絶する想いだった。 「俺の言うことが聞けないっていうなら……そうだな。『決闘』しかねえな」  父は酒をあおると、 「まあ、俺に勝てたらの話だけどな」  大剣を抜き放ち、切先で私のおでこを小突いた。 「っ!」  全く見えなかった抜剣の瞬間……気が付けば床に尻もちをついて鋭い切先が瞳に向けられていた。 「ぶははは!令嬢のくせに尻もちつくとかマナーがなってねえんじゃねえのか」  父は大剣の切先を私に向けたまま使用人が新しく持ってきた酒瓶を手にして笑った。  これは父に虐げられて来た私が10年の修練の末に父を「ざまぁ」する物語。

処理中です...