若返ったオバさんは異世界でもうどん職人になりました

mabu

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オンハルトさんとの契約や

タマリちゃんとの契約で

すっかり、しっかり忘れてた

あのお嬢様は

敷地外は敷地外でも

ただ外に転移させたのではなく

行き先はお城の地下牢なのだそうです。

転移させられるという事は

確実に悪意や殺意、敵意があるのは魔法陣で証明されるので

そのまま現行犯扱いの罪人になるそうです。

これはレオナルドさんが設置してくれた

貴族のおバカさん達用の魔法陣なので

言い逃れが出来無い様になっていて勿論一般人にも適応しています。

それとは別に今回追加されたのが

敵意があっても軽いものや

私が意識的に弾き出した人等は

牢ではなく

ただ敷地外に出るだけだとか。

そう!

このチートなご都合主義結界は

私や私の契約者が願えば

直接的に敵意がない者でも結界の外にポイってできるんです。

ただし、

契約者といっても

レオナルドさんやオンハルトさんの様な

私のスキルに関する事を秘密にするという

一部分だけの契約者ではなく

ムギちゃん、ミルちゃん、
タマリちゃん達の様に

私自身?

存在ごとの契約者が可能になるそうです。

「まぁ、タマリが一緒に居る時点で
真由実が危険な目にあう事は無いし

俺達の加護者には
常に結界が張られている様なものだから

傷つく事も病気になる事もなくなるけどな!」

……流石精霊王の加護!

なら聖女様への回復付与はいらなかったのでは?

…まぁ、精神的疲労の回復があるからいいのかな?

ただ1人の加護だけでも凄いのに

六人分の加護なんて…


……最早人類最強なのでは?

ガチな霊長類最強な女になると?

今までの人生、

スポーツも格闘技も

健康の為の運動でさえ無縁な

オバさんが

若返るだけでなく最強女になるなんて!

「…今からでも剣術や体術を習って最強チートの冒険者を目指す?
SS級冒険者も夢じゃない?」


いや、

無理。


いくら身体が若返っても、

元々が運動オンチな私には

剣術も体術も全然に無理。

冒険者になるとしても魔術士かテイマーでの登録にしようかと思ったんだから…


……うん。

ただ防御が完璧になっただけだと思って気にしない事にしよう!

そうしよう!

「えっ?
真由実さん、
SS級冒険者が夢だったんですか?」

色々考えていたら

ブツブツと独り言を言っていた様で

レオナルドさんが

驚きながら聞いてくる。

「確か最初に冒険者登録を
する様な事は言ってましたが夢だったとは…」

いやいやいや、

なんか勘違いされてます?

「レオナルドさん、

違いますよ?

冒険者が夢だった訳ではなくて

自分にも可能になる様な加護を貰ってしまったと

思っただけですからね?」


普通に精霊が側に居る場合は

契約か加護を受けているのが

常識だそうで

加護があるのはバレてるし

目の前でタマリと契約したので隠す必要も無い。

オンハルトさんにはバレているけど秘密にする契約を別にしていて

コレから他の王も私の側に居る時は小さな姿になり

タマリちゃんや光の王に会いに来た定にするそうです。

赤ちゃんドラゴンと綺麗な鳥は
幻獣、

小さなモグラくんは
普通の動物系の妖精

クリオネと小さな光の王も
妖精と認識されるそうで

見られても精霊王とはバレないらしい。

私とタマリが契約した事で

私と多少の繋がりがあるレオナルドさんにも

妖精と精霊の姿が見られる様にしてもらったので

誰と会話しているのかは分かる様になったのもあり

今、この場は和やかな空気になっている。

そんな中、

火の王の発言を聞いていない

レオナルドさんは

私の冒険者チートの独り言が

どういう流れで行き着いたのか分からず

オンハルトさんの実況を待たずしての突っ込みになったのだ。

今はその、オンハルトさんからの流れの説明を受けて

恥ずかしそうでいて安心した様な感じで頷いている。


「あははは、

真由実さん、すみません。

そうですよね?

確かに加護の影響だけで

私にも姿が見える様になる位の力があれば

SS級なんてと思ってしまいますよね?

しかも他の妖精や赤子とはいえ

ドラゴンにまで懐かれてしまうなんて…

この事は外の人間にはバレない様にしないと

真由実さんが狙われます。

オンハルト、分かっているな?

この事は国王にも秘密だぞ!」

「はい、承知しております。

ただ闇の王の加護の件だけは報告しておかなければ

今回の令嬢の件の報告もありますし、

事件前後の結界の効果や

我々と真由実様との契約内容、

特にレオナルド様との契約内容の上書きがありますので

何も報告しないのは

いずれにしろ不審がられます。

闇の王の加護の件だけ報告はしましょう。」


確かにレオナルドさんとの契約内容は国王様達も知っているので

直ぐにはバレなくても

何処かでボロがでてバレる可能性はある。

多分、

聖女様に聖の精霊王の加護があるのは知られているだろうから

私にも闇の王の加護があっても

同じ召喚者としてあり得る事と思ってくれるはず。

オンハルトさんとレオナルドさんには光と闇の分だけにしてるけど

その2人が一つだけの報告にした方がイイと言うなら

そうした方がイイ。

まぁ、オンハルトさんは

他の王達の事も初めから見えているので

バレているだろうけど

そこは話を合わせてくれるみたいだし

国王様達への報告に感しては2人に任せてしまいましょう。

防御力チートも

あらまぁ、ラッキー位に思っておく事にして

深く考えない事にします。


精霊王達の事も

見える人には妖精や幻獣等の

小さな可愛子ちゃん達にしか

思われなくなったし、

元々泉には妖精や精霊が多く住んで居るのは周知されているから

家の敷地のご近所さんと仲良くなりました~!

で、

遠慮なく仲良くしていきま~す!

小さくて可愛いは中身がバレなければ正義なのです!








    
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