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しおりを挟むぽかぽか陽気の中
只今ほんわかお昼寝中。
ムギちゃんとミルちゃんがベッド代わりに使っているタオルを引き寄せ
2人を抱え込む様にして私もスヤスヤ…
気持ち良く目覚め
まだ寝ている2人を見て幸せを感じます。
(こんなにまったりのんびり充実した日常なんて何時ぶりだろう……
学生の頃以来かな?)
…学生の頃は夏休み等の長期休みになると
必ず何処かで完徹して漫画を読む日を決めたり
友達と朝日を見に行く事を主体にしたお泊り会をしたり
中々楽しい時間や無駄遣いと思える様な時間を
気ままにお気楽に過ごしていた気がする。
社会人になり、
一般職とは違う職種を選び
休日が皆と違う曜日になり
友人達も社会人になると
段々合う機会が減り
皆が結婚した頃から
身内を含む周りの人ともどんどん疎遠になっていき
うどん屋に勤め出した頃は
何回か食べに来てくれたりもしたが
子供が産まれ子育てが忙しくなるとそれも無くなり
休みは家から出ない事が
当たり前になった。
(振り返るとホント仕事漬けだったんだなぁ~)
皆が結婚前まで遊び回っていた中、
誘われても仕事優先で…
なんて面白味のない人生だったんだろう!
(でも、これからは2人が居るし、チートもある。
スローライフを楽しみ気ままに好きに生きるって決めたから、
今度の人生は面白楽しく暮らす!)
今回この泉での
人生初のキャンプ?で
改めて今までの人生を振り返る事が出来ました。
元の世界には戻れないけど
この世界で気ままに生きていけそうなのは、
私にしたらご褒美なのでは?
折角の若返りご褒美人生なら
今度は結婚なんかもできるかも?
…なぁ~んて。
よっぽど居心地の良い相手が見つからない限りないですね。
折角のぽかぽかお昼寝もソロソロ終わりですかね…
ムギちゃんとミルちゃんが起き出したのでおやつの食べてお家に帰りましょう!
午前中に作った寒天をおやつに食べてたら魔導車やテーブルを全て収納して
新たに2人用のテーブルを妖精さん達用に召喚します。
泉の前にテーブルだけだと淋しいので形だけでもと椅子も召喚。
テーブルの上に昨日作った
ミニおはぎと、今日作った
牛乳寒天をそれぞれお皿に盛りセットします。
「飲み物もあった方がイイかな?」
昨日は緑茶だったから
緑茶に続いて抹茶ミルクを少し甘さ控えめでティーカップ2つ分出し
皆で掬って飲める様に小さな木のスプーンを何本か添えて置く(大人の小指位の大きさで、一味や七味用に使ってた物)
「さぁ、コレで良いかな
?
じゃぁ帰ろうか?」
「では、又来ます。
コレは置いて行くので良かったら食べて下さい!
気に入らなければ
残してイイからね?」
ムギちゃんミルちゃんと泉に向け挨拶をして
勝手に用意しておいて
勝手に置いて帰ります。
(多分食べてくれると思うけど
口に合わなくて食べ無かった時は仕方ないか……)
あっ、いかんいかん、
昨日今日と気が抜けて口調が少し戻りかけてたわ!
折角レオナルドさんと居るうちは
丁寧口調の習慣をつけようと頑張って日頃から語尾のデスマス
を心掛けてたのに…
……まぁ、どっちでもイイか!
気ままに生きるのに口調なんかに拘る必要は全くないし!
その時その時の気分で何が悪い?
誰も文句を言う人は居ないし、
ある程度分別をつければ問題ないじゃん!
…やっぱり少し肩に力が入り過ぎてたかな?
知らない世界に来て色んな事を一気に考え過ぎれば当たり前か……
うん。
やっぱり今回ココの泉にキャンプに来て良かった。
これからもチョクチョク来て心のデトックスをしよう!
帰りも歩いて帰りますが
来た道ではなく
少し逸れた道を回り込む様にして帰ります。
来る時にあった果樹園とは違う小さな果樹園化した場所を発見!
「今度はさくらんぼだ~!」
ここの森は何でも有りなの?
それとも異世界あるある?
精霊さんあるあるなのかな?
どれだけ果物好きなのか、
それとどれだけ精霊さん達が居るのか、
もしかしたら反対側にも
まだ果樹園化した場所が有るのかも……
森全体を散策したらどれだけの種類の果物が有るのか楽しみが又増えた~!
「今日の夕食後のデザートにしようね~!」
ムギちゃんミルちゃんと3人
で全体の一割程収穫して帰りました。
前回は精霊さん達が居る事を知る前に粗収穫してしまったので
今回は自分達が食べる分より少しだけ多めに収穫させてもらいました。
「今度から収穫する時はお礼のお菓子を置いて行くので
私達にも果物を分けて下さい。
後この前の分は
昨日と今日のお菓子で許してね?」
この場所にも
2人用のテーブルと椅子を邪魔にならない所に設置して
日持ちをする様なクッキーなどのお菓子を
透明な袋に入れて開けしめし易い様に紐を軽く結んでおきます。
ココの果物は精霊さん達が
自分達の食料として育てたのだろうから
後から来た新参物が勝手に貰って何もしないのは駄目でしょう。
これから仲良くしていくならお礼は必然です!
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