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しおりを挟むふふふっ
なんかアレを思い出しました。
ちっちゃい◯◯倶楽部
元の世界のアニメの中に出て来た
小さな者達だけでの集りみたいなヤツです。
確か、双子の亀とハムスター、
カタツムリに主人公でしたっけ?
そうそう!
忘れてました、
蛍もいましたね?
甥や姪が小さな頃よく一緒に見てましたね…
彼等は元気でしょうか?
流石にソロソロ居なくなっているのは分かっているでしょうから、
どう思っているのでしょうか…
考えてもどうにも出来ない事を思うのは止めて
今目の前の可愛い2人を愛でましょう。
亀でもハムスターでもないでしょうけど
あと1人か2人増えれば
ちっちゃい◯◯倶楽部結成出来ますネ゙。
パクリになるのでチビっ子倶楽部なんてどうでしょう、
略してチビクラ。
……なんか昔似た様な響きのテ◯◯ラを思い出すので略すのはナッシングです。
それにしても可愛いが増えるとか誰得ですか~?
私得で~す!
すみません、
テンションが可怪しくなってました。
これからもわざわざ此方から小さなコを選んでテイムする事は無いし
テイム自体もする気は無いのですが
成り行き任せでいきましょう。
そしてちびっ子倶楽部も結成はしません。
皆で仲良く過ごせればいいので
私の脳内で勝手にちびっ子倶楽部を楽しみます。
さて、
現実に戻りましょう。
突然倶楽部の発想になった訳ではありません。
今、まさに2人で共同作業をしている姿が余りに可愛い過ぎて
色々脳内でテンション上げ上げになっていただけなのです。
夕飯用に必要なうどんの生地を
引き伸ばして2人で協力して千切ってもらっているんです。
ミルちゃんが生地を身体で支えて?
ムギちゃんが千切っていくのですが、
2人共真剣に、
時折何か話し合って千切っていく姿が
可愛いくて可愛いくて♡
2人もお手伝いが嬉しいのか
とても張り切っているのが
又微笑ましくって……♡
親バカ?
ええ、そうですが何か?
親バカとは、こんなに幸せな気持ちなのですね。
甥姪の事を常に
「◯◯ちゃん可愛い~♡」
と言っていた兄嫁の気持ちや
ペット自慢が凄い人の気持ちが分かりました。
確かに甥や姪は自分にとっても可愛い存在でしたが、
何かする度に
「きゃ~♡」
とはならず
(すんげ~親バカ)
と笑っていたのです。
世の中の親バカさん達ごめんなさい。
そして、
コレから仲間入りさせて頂きますので宜しくお願いします。
親バカ万歳!
可愛いは正義です!
さぁ、
うちの子達が一生懸命千切ってくれた生地を茹でていきましょう!
そもそも何でうどんを千切っているのか?
それは、
ムギちゃん、ミルちゃん用に千切っているのです。
2人共身体が小さいので
普通の麺のサイズだと食べにくいのです。
ミルちゃんは身体全体で取り込むから良いのですが
ムギちゃんはカットした麺でも大きくて食べにくそうだったので……
自分とミルちゃんの分は自分で作ると。
やる気満々なので頑張ってもらってます。
キャンプといえばカレー。
そして夜はまだ少し肌寒いので
うどん続きですが、
夕飯はカレーうどんです。
おチビちゃん達はまだ辛いのは駄目そうなので
お昼に使った豆乳スープと仕上げの温泉卵を使ってまろやかにして
私の分は普通の出汁を使用して作ります。
ムギちゃんは身体のサイズにしては少し多い位の量を食べますが
ミルちゃんは身体のサイズにしては結構食べる量が多いので
2人で大人一人前分を千切ってもらいます。
お昼と同じで一緒に作ると約束しているので
卓上コンロをもう1つ出して
片手鍋を召喚します。
それぞれの鍋に出汁を入れて肉うどん用の肉と火を通しておいた野菜を入れてカレー粉を投入。
おチビちゃん達の分はカレー粉も普通のカレーうどん用を量を減らして入れ、
私の分はオリジナルブレンドのカレーうどん用を普通の出汁に入れます。
うちのお店ではカレーうどんは2種類あり、
最初に使っていたのは業者が専門で作っているカレーうどん用のカレー粉で、
近年使っていたのが独自にブレンドしたカレー粉です。
業者の方はよくあるうどん屋や蕎麦屋で食べる様な出汁のきいた和風のカレーうどん。
独自の方はスパイスを効かせているのでくせがあり辛めなカレーうどん。
2種類とも品切れになる事も
ちょくちょくある位の
人気のあった商品でした。
今は提供していませんが
スキルで過去の食材も全て召喚出来るので懐かしい味が何時でも食べれます。
更に食材を召喚して入れるだけで出来るのでかなりの時短で
大変助かります。
それぞれ味見をして大丈夫なら火を止め
茹でた麺の上にかければ出来上がり!
ムギちゃんには丸型の小鉢皿を丼に。
ミルちゃんにはお子様用のミニ丼で。
それぞれの前に配膳して皆で揃って
「いただきます」
〚いららきます〛
「キュピピピ」
自分達で作った麺は大変美味しかったようでした。
「美味しい?」
と、聞くと
ムギちゃんが自分の作った麺を
あ~んしてくれました♡
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