18 / 105
17
しおりを挟む
「おはようございます」
「おはようございます。
大丈夫ですか?
なんか元気が無い様ですけど、体調が良く無いとかですか?」
国王様達が来られてから数日、
忘れていたジャム作りもまだ出来てないままですが
今日は朝からレオナルドさんの元気がありません。
折角今日はお店の改装が終わるという記念すべき日なのに。
昨日の作業終了後にドワーフの親方さんから聞いていたので
今日の親方さん達の仕事が終わり次第
うどん屋の営業練習を兼ねてお疲れ様会をしようと思ってたのですが、
体調が悪いなら別の日に改めてお招きしてお疲れ様会をしようかしら?
えっ?
大丈夫?
まだ少し眠気が取れなかっただけ?
なら良いのですが、本当に大丈夫ですか?
確かに今はいつも通りですが、無理に元気を装ってませんか?
お疲れ様会はどうしても今日では無くてもいつでもできますよ?
あっ、はい、
改装が終わったらお疲れ様会をしようと思ってたので
今日しようかと思いまして…
言ってませんでしたね、すみません。
という事なので今日、お疲れ様会兼予行練習をしようと思っていますが改めて大丈夫ですか?
まだ親方さん達の都合も聞いてませんから日を改めましょうか?
レオナルドさんも含めて皆さん揃ってしないとお疲れ様会にはならないでしょ?
改装も終わったので予行練習で何も問題なければ来週位には開業しようかと思っています。
開業してからもマイペースで営業するつもりですから
早目に開業してしまえばレオナルドさんも安心して職場復帰できるでしょ?
ここまで付き合って頂きありがとうございます。
もう少しだけ宜しくお願いしますね?
何故か淋しそうな笑顔のレオナルドさん。
餌付けしてしまったので和食などの珍しい料理が今までの様に食べれないのが悲しいのでしょうか。
でも全く来なくなる訳ではなく週一通うのなら食べる機会はあるので我慢してください。
まだ悲しいのか
若干元気のなさが残ってますがお疲れ様会をする事に異論は無い様です。
朝食を食べ終えるころには親方さん達が来てるでしょうから予定の確認をしにいきましょう。
今朝もレオナルドさんの好きな和食の朝食です。
おにぎりを気に入ったレオナルドさんに和食の朝食を出したらかなりお気に召した様で
最近は毎朝和食です。
白米に焼魚、だし巻き玉子か卵焼き、おひたしに味噌汁です。
焼魚も鮭や鯵の干物、西京焼、鯖の味噌煮など日替わりで替えてますし、
味噌汁の具材も卵焼きの味付けや具?も替えているのでまだ飽きはしないでしょう。
今まで洋食だけの食生活に和食は衝撃的だったのでしょうね?
元気が無さそうでも朝食はもりもり食べていたので本当に体調は大丈夫なのでしょう。
変に心配して開業を遅らせたくないので大丈夫と言うならば計画通りに実行するのみです。
正直これ以上毎日一緒というのは
色々と検証や、やりたい事が出来ないので先延ばしにはしたくないのです。
それでもあと一月程は居るでしょう。
今日もこの後
改装が終わった報告をしに行くそうですが、
何故に難しいお顔にチェンジしているのでしょうか?
もっと早めるべきと進言しようとか考えているのかしら?
でもココは既に私の生活領域ですので私のペースで進めますけどね。
何も言ってこなければ此方から何か言う事も無いので
そのまま予定通りにいきましょう。
終始難しいお顔のままでお城に帰っていったレオナルドさんを見送り、
親方さん達に今日の予定を聞きに行くと快く承諾してくれました。
寧ろお願いしますとまで言われてちょっと嬉しくなりました。
親方さん達をお客様としての練習と同時に
営業日の食事の時間の調整もしないといけません。
少し早目に軽食を2人で食べて実際にお店を営業する時と同じ事をするとムギちゃんに説明します。
ムギちゃんの姿は絶対に見られたら駄目だと言い聞かせれば
賢いムギちゃんは分かってくれた様です。
〚ムギたん、わーったー!〛
と両手を上げてお返事してくれます。
「うっ、可愛いすぎる。ムギちゃん、ありがとう!
でも疲れたらスグにポッケの中に入っておネンネしててネ゙?
無理は駄目だからね?」
ムギちゃんとの打ち合わせも終わり
お昼を少し早目の軽食を済ませゆったりしたら2人で遊びましょう。
元の世界の童謡を歌って聞かせ一緒に歌い、
昔話を聞かせていたらいつの間にか2人で眠っていた様です。
頬に何か温かい温もりを感じたと思って意識が浮上した時
何か毛布の様な物に身体が包まれました。
目を開けるとレオナルドさんが帰って居て
毛布をかけてくれている所でした。
優しい眼差しと目が合い、
少し驚きましたが
ムギちゃんも一緒だったので微笑ましかったのでしょう
それとも子供みたいに口を開けて寝てたとか?
一瞬、ドキっとなりましたが
それより寝顔をがっつり見られたと思うと恥ずかしいです。
即起きお礼を言います。
「お帰りなさい。
ありがとうございます、
いつの間にか寝ていた様です。
すみませんお恥ずかしい姿をお見せして、
今お茶でも入れて来ますね?」
恥ずかしさを誤魔化す為に即座に毛布を畳むとお茶を入れにその場をはなれました。
「おはようございます。
大丈夫ですか?
なんか元気が無い様ですけど、体調が良く無いとかですか?」
国王様達が来られてから数日、
忘れていたジャム作りもまだ出来てないままですが
今日は朝からレオナルドさんの元気がありません。
折角今日はお店の改装が終わるという記念すべき日なのに。
昨日の作業終了後にドワーフの親方さんから聞いていたので
今日の親方さん達の仕事が終わり次第
うどん屋の営業練習を兼ねてお疲れ様会をしようと思ってたのですが、
体調が悪いなら別の日に改めてお招きしてお疲れ様会をしようかしら?
えっ?
大丈夫?
まだ少し眠気が取れなかっただけ?
なら良いのですが、本当に大丈夫ですか?
確かに今はいつも通りですが、無理に元気を装ってませんか?
お疲れ様会はどうしても今日では無くてもいつでもできますよ?
あっ、はい、
改装が終わったらお疲れ様会をしようと思ってたので
今日しようかと思いまして…
言ってませんでしたね、すみません。
という事なので今日、お疲れ様会兼予行練習をしようと思っていますが改めて大丈夫ですか?
まだ親方さん達の都合も聞いてませんから日を改めましょうか?
レオナルドさんも含めて皆さん揃ってしないとお疲れ様会にはならないでしょ?
改装も終わったので予行練習で何も問題なければ来週位には開業しようかと思っています。
開業してからもマイペースで営業するつもりですから
早目に開業してしまえばレオナルドさんも安心して職場復帰できるでしょ?
ここまで付き合って頂きありがとうございます。
もう少しだけ宜しくお願いしますね?
何故か淋しそうな笑顔のレオナルドさん。
餌付けしてしまったので和食などの珍しい料理が今までの様に食べれないのが悲しいのでしょうか。
でも全く来なくなる訳ではなく週一通うのなら食べる機会はあるので我慢してください。
まだ悲しいのか
若干元気のなさが残ってますがお疲れ様会をする事に異論は無い様です。
朝食を食べ終えるころには親方さん達が来てるでしょうから予定の確認をしにいきましょう。
今朝もレオナルドさんの好きな和食の朝食です。
おにぎりを気に入ったレオナルドさんに和食の朝食を出したらかなりお気に召した様で
最近は毎朝和食です。
白米に焼魚、だし巻き玉子か卵焼き、おひたしに味噌汁です。
焼魚も鮭や鯵の干物、西京焼、鯖の味噌煮など日替わりで替えてますし、
味噌汁の具材も卵焼きの味付けや具?も替えているのでまだ飽きはしないでしょう。
今まで洋食だけの食生活に和食は衝撃的だったのでしょうね?
元気が無さそうでも朝食はもりもり食べていたので本当に体調は大丈夫なのでしょう。
変に心配して開業を遅らせたくないので大丈夫と言うならば計画通りに実行するのみです。
正直これ以上毎日一緒というのは
色々と検証や、やりたい事が出来ないので先延ばしにはしたくないのです。
それでもあと一月程は居るでしょう。
今日もこの後
改装が終わった報告をしに行くそうですが、
何故に難しいお顔にチェンジしているのでしょうか?
もっと早めるべきと進言しようとか考えているのかしら?
でもココは既に私の生活領域ですので私のペースで進めますけどね。
何も言ってこなければ此方から何か言う事も無いので
そのまま予定通りにいきましょう。
終始難しいお顔のままでお城に帰っていったレオナルドさんを見送り、
親方さん達に今日の予定を聞きに行くと快く承諾してくれました。
寧ろお願いしますとまで言われてちょっと嬉しくなりました。
親方さん達をお客様としての練習と同時に
営業日の食事の時間の調整もしないといけません。
少し早目に軽食を2人で食べて実際にお店を営業する時と同じ事をするとムギちゃんに説明します。
ムギちゃんの姿は絶対に見られたら駄目だと言い聞かせれば
賢いムギちゃんは分かってくれた様です。
〚ムギたん、わーったー!〛
と両手を上げてお返事してくれます。
「うっ、可愛いすぎる。ムギちゃん、ありがとう!
でも疲れたらスグにポッケの中に入っておネンネしててネ゙?
無理は駄目だからね?」
ムギちゃんとの打ち合わせも終わり
お昼を少し早目の軽食を済ませゆったりしたら2人で遊びましょう。
元の世界の童謡を歌って聞かせ一緒に歌い、
昔話を聞かせていたらいつの間にか2人で眠っていた様です。
頬に何か温かい温もりを感じたと思って意識が浮上した時
何か毛布の様な物に身体が包まれました。
目を開けるとレオナルドさんが帰って居て
毛布をかけてくれている所でした。
優しい眼差しと目が合い、
少し驚きましたが
ムギちゃんも一緒だったので微笑ましかったのでしょう
それとも子供みたいに口を開けて寝てたとか?
一瞬、ドキっとなりましたが
それより寝顔をがっつり見られたと思うと恥ずかしいです。
即起きお礼を言います。
「お帰りなさい。
ありがとうございます、
いつの間にか寝ていた様です。
すみませんお恥ずかしい姿をお見せして、
今お茶でも入れて来ますね?」
恥ずかしさを誤魔化す為に即座に毛布を畳むとお茶を入れにその場をはなれました。
146
お気に入りに追加
1,223
あなたにおすすめの小説
勇者パーティを追放された聖女ですが、やっと解放されてむしろ感謝します。なのにパーティの人たちが続々と私に助けを求めてくる件。
八木愛里
ファンタジー
聖女のロザリーは戦闘中でも回復魔法が使用できるが、勇者が見目麗しいソニアを新しい聖女として迎え入れた。ソニアからの入れ知恵で、勇者パーティから『役立たず』と侮辱されて、ついに追放されてしまう。
パーティの人間関係に疲れたロザリーは、ソロ冒険者になることを決意。
攻撃魔法の魔道具を求めて魔道具屋に行ったら、店主から才能を認められる。
ロザリーの実力を知らず愚かにも追放した勇者一行は、これまで攻略できたはずの中級のダンジョンでさえ失敗を繰り返し、仲間割れし破滅へ向かっていく。
一方ロザリーは上級の魔物討伐に成功したり、大魔法使いさまと協力して王女を襲ってきた魔獣を倒したり、国の英雄と呼ばれる存在になっていく。
これは真の実力者であるロザリーが、ソロ冒険者としての地位を確立していきながら、残念ながら追いかけてきた魔法使いや女剣士を「虫が良すぎるわ!」と追っ払い、入り浸っている魔道具屋の店主が実は憧れの大魔法使いさまだが、どうしても本人が気づかない話。
※11話以降から勇者パーティの没落シーンがあります。
※40話に鬱展開あり。苦手な方は読み飛ばし推奨します。
※表紙はAIイラストを使用。

私を裏切った相手とは関わるつもりはありません
みちこ
ファンタジー
幼なじみに嵌められて処刑された主人公、気が付いたら8年前に戻っていた。
未来を変えるために行動をする
1度裏切った相手とは関わらないように過ごす

出来損ないと呼ばれた伯爵令嬢は出来損ないを望む
家具屋ふふみに
ファンタジー
この世界には魔法が存在する。
そして生まれ持つ適性がある属性しか使えない。
その属性は主に6つ。
火・水・風・土・雷・そして……無。
クーリアは伯爵令嬢として生まれた。
貴族は生まれながらに魔力、そして属性の適性が多いとされている。
そんな中で、クーリアは無属性の適性しかなかった。
無属性しか扱えない者は『白』と呼ばれる。
その呼び名は貴族にとって屈辱でしかない。
だからクーリアは出来損ないと呼ばれた。
そして彼女はその通りの出来損ない……ではなかった。
これは彼女の本気を引き出したい彼女の周りの人達と、絶対に本気を出したくない彼女との攻防を描いた、そんな物語。
そしてクーリアは、自身に隠された秘密を知る……そんなお話。
設定揺らぎまくりで安定しないかもしれませんが、そういうものだと納得してくださいm(_ _)m
※←このマークがある話は大体一人称。

契約結婚のはずが、気づけば王族すら跪いていました
言諮 アイ
ファンタジー
――名ばかりの妻のはずだった。
貧乏貴族の娘であるリリアは、家の借金を返すため、冷酷と名高い辺境伯アレクシスと契約結婚を結ぶことに。
「ただの形式だけの結婚だ。お互い干渉せず、適当にやってくれ」
それが彼の第一声だった。愛の欠片もない契約。そう、リリアはただの「飾り」のはずだった。
だが、彼女には誰もが知らぬ “ある力” があった。
それは、神代より伝わる失われた魔法【王威の審判】。
それは“本来、王にのみ宿る力”であり、王族すら彼女の前に跪く絶対的な力――。
気づけばリリアは貴族社会を塗り替え、辺境伯すら翻弄し、王すら頭を垂れる存在へ。
「これは……一体どういうことだ?」
「さあ? ただの契約結婚のはずでしたけど?」
いつしか契約は意味を失い、冷酷な辺境伯は彼女を「真の妻」として求め始める。
――これは、一人の少女が世界を変え、気づけばすべてを手に入れていた物語。

貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。

異世界でのんびり暮らしてみることにしました
松石 愛弓
ファンタジー
アラサーの社畜OL 湊 瑠香(みなと るか)は、過労で倒れている時に、露店で買った怪しげな花に導かれ異世界に。忙しく辛かった過去を忘れ、異世界でのんびり楽しく暮らしてみることに。優しい人々や可愛い生物との出会い、不思議な植物、コメディ風に突っ込んだり突っ込まれたり。徐々にコメディ路線になっていく予定です。お話の展開など納得のいかないところがあるかもしれませんが、書くことが未熟者の作者ゆえ見逃していただけると助かります。他サイトにも投稿しています。

世界最強の公爵様は娘が可愛くて仕方ない
猫乃真鶴
ファンタジー
トゥイリアース王国の筆頭公爵家、ヴァーミリオン。その現当主アルベルト・ヴァーミリオンは、王宮のみならず王都ミリールにおいても名の通った人物であった。
まずその美貌。女性のみならず男性であっても、一目見ただけで誰もが目を奪われる。あと、公爵家だけあってお金持ちだ。王家始まって以来の最高の魔法使いなんて呼び名もある。実際、王国中の魔導士を集めても彼に敵う者は存在しなかった。
ただし、彼は持った全ての力を愛娘リリアンの為にしか使わない。
財力も、魔力も、顔の良さも、権力も。
なぜなら彼は、娘命の、究極の娘馬鹿だからだ。
※このお話は、日常系のギャグです。
※小説家になろう様にも掲載しています。
※2024年5月 タイトルとあらすじを変更しました。

10歳で記憶喪失になったけど、チート従魔たちと異世界ライフを楽しみます(リメイク版)
犬社護
ファンタジー
10歳の咲耶(さや)は家族とのキャンプ旅行で就寝中、豪雨の影響で発生した土石流に巻き込まれてしまう。
意識が浮上して目覚めると、そこは森の中。
彼女は10歳の見知らぬ少女となっており、その子の記憶も喪失していたことで、自分が異世界に転生していることにも気づかず、何故深い森の中にいるのかもわからないまま途方に暮れてしまう。
そんな状況の中、森で知り合った冒険者ベイツと霊鳥ルウリと出会ったことで、彼女は徐々に自分の置かれている状況を把握していく。持ち前の明るくてのほほんとしたマイペースな性格もあって、咲耶は前世の知識を駆使して、徐々に異世界にも慣れていくのだが、そんな彼女に転機が訪れる。それ以降、これまで不明だった咲耶自身の力も解放され、様々な人々や精霊、魔物たちと出会い愛されていく。
これは、ちょっぴり天然な《咲耶》とチート従魔たちとのまったり異世界物語。
○○○
旧版を基に再編集しています。
第二章(16話付近)以降、完全オリジナルとなります。
旧版に関しては、8月1日に削除予定なのでご注意ください。
この作品は、ノベルアップ+にも投稿しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる