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ケット・シー喫茶奮闘記
ケット・シー喫茶奮闘記5
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王宮に勤務するトアル文官は、仕事が終わると同僚と連れ立ってケット・シー喫茶に来ていた。
文官の仕事は精神を使い、ストレスが溜まる。
ケット・シー喫茶でケット・シーとふれあい、もふもふプニプニを堪能するのは彼の唯一の癒しである。
「いらっしゃいませにゃー!」
にこやかにハチクロと名乗ったハチワレのケット・シーが世界樹の葉のお茶とお菓子をテーブルの上に置いた。
ハチクロを撫でて握手して礼を言う。
「ごゆっくりにゃ」と去っていくのを名残惜しく見送って、お茶とお菓子を食べ始める。
と、同僚が溜息と共に仕事の愚痴を言い始めた。
そういえば、今日は失敗して上司に叱られていたな。
それに相槌を打ちながらも、トアル文官は店内にある『別料金メニュー』に目をやった。
『お相伴』してみたいのだが、何となく恥ずかしくて頼めずにいたのである。
近くの席で『お相伴』していたが、頼んでいるのは女性のグループ。
白いふわふわの一際可愛いケット・シーが「おいちくなーれにゃっ♪」と歌うと、「ミミちゃんカワイイッ!」と盛り上がっている。
同僚が死んだ目でそれを見ながら、「ケット・シーは良いよなぁ。楽して愛嬌振りまいて可愛がられて。俺もケット・シーになりたいよ……」と呟いた。
華やぐ席を羨まし気に見つめる同僚。
こいつにここは合わないみたいだな、と思いながら、店内を見渡す。
「おい、あれを見てもそう思うのか?」
トアル文官はある席を指さした。
同僚はその指の先を見てうげっとした表情になる。
「う、うわあ……」
そこにはどこかで見たようなバーコードハゲ、デブのおっさんが、ケット・シーにぐりぐり頬ずりしていた。
ケット・シーといえば、人間の美醜はよく分からないらしく、抵抗する事も無くされるがままになっている。
耳を澄ますと、「妻も娘も儂を嫌ってる。唯一の癒しはこれだけなんじゃああ」と聞こえてきた。
あれでもケット・シーになりたいか?とトアルが聞くと、
「いいや……俺、甘かったよ」
と即答した。
トアルはひとしきり笑うと、何かが心に引っかかった。
改めて先程のテーブルを眺め、気付く。
同僚も同じだったようで、
「あ、あれ……さ、宰相閣下じゃね!?」
***
「ケット・シーに踏まれたいのじゃ!」
お忍びでケット・シー喫茶に来て、暫く『お相伴』していたかと思えばやって来るなりこれである。
エアルベス=アウレヴァッサは混乱していた。
こめかみを押さえる。
「もう一度、おっしゃって、下さい。」
イシュラエア王国の宰相である、ゼルマル=ローエン=クルツェリア閣下その人は、その恰幅の良い体を踏ん反り返らせてのたまった。
「じゃから、メニューには無いが、ケット・シーに踏まれたいのじゃ!」
思ったより声が響き、店内がざわついた。
間違いない、踏まれたいと言ってる。
変態? 特殊性癖? この国大丈夫か?
エアルベスはちらりと国の未来を憂いながらも声を潜めて言った。
「恐れながら、宰相閣下という高貴な方を踏ませるのは……」
体面的なものとか色々ヤバイんじゃないの、と言葉を濁す。
この時の彼女は、子供を付け狙う変質者を見るような目になっていたのかも知れない。
「それに、どこを踏ませようと……?」と呟いたのが聞こえたのだろう。
ゼルマル宰相がはっと慌てて、「ちがう、ちがう、」と否定した。
「踏んで欲しい、というのは。肩なのじゃ」
「肩?」
「そうじゃ。儂はデスクワークで肩が始終凝っているのじゃ。娘がケット・シー位小さい頃はよく肩を踏んで貰っていたのじゃが。ケット・シーを見てその思い出が蘇ってきてのう。丁度肩も凝ってるし、という事なんじゃ」
確かに、とエアルベスは思う。
体重の軽い子供に肩や背中を踏んでマッサージをさせるのは人間でも無いわけじゃない。
ケット・シーの足、肉球でふにふに踏まれたら凝り固まった肩にはさぞかし気持ちがよいだろう。
今度私もしてもらおうか、いやいや。今は。
「しかし、ケット・シー達はそんな練習はしておりませんし……」
「なに、普通に踏んでくれたら良いのじゃ。娘も練習した訳じゃないのじゃから」
「……」
エアルベスは悩んだ。
宰相の変態的発言のせいなのか、さっきから何組かのお客が退店していった。
今また、ハチクロがお見送りの口上を述べるのが聞こえ、客の男性二人がそそくさと逃げるように店を出て行ったのが見えた。
出ていかない客は好奇心なのかこちらをじっと注視しているようだ。
結局。
失敗しても咎めは無いという約束の上で、エアルベスは折れた。
早速いそいそとソファに突っ伏す宰相。
バランス感覚の良い事で選ばれたタレミミの足が、宰相の肩に沈んだ。
***
「俺のマッサージはどうですかにゃー?」
ふみふみ、ふみふみ。
タレミミは最初はぎこちなかったが、直ぐにコツを掴むとゼルマル宰相の指示に従って踏んでいく。
店内も最初は異常な雰囲気だったが、次第に羨ましそうな視線に変わっていった。
「ああ、良いぞ。そこじゃそこじゃ。少し右」
「ここかにゃー?」
ふみふみ。
「気持ちいいのう……」
耐えきれなくなったのだろう、残っていた客がエアルベスに伺いを立てに来た。
宰相と同じ条件で今日は特別という事で許可を出すと、とろけるような顔でマッサージを受けている。
その日、宰相を含む『ふみふみ』してもらった客達は全員いい笑顔で帰って行った。
「……私も明日、肩踏んで貰ってみてみましょう」
そして翌日。
エアルベスは、『ふみふみ』を特別メニューに入れることを即決した。
***
ちなみに宰相がドМ変態マゾ豚だという噂が王宮中に広がるのは時間の問題である。
文官の仕事は精神を使い、ストレスが溜まる。
ケット・シー喫茶でケット・シーとふれあい、もふもふプニプニを堪能するのは彼の唯一の癒しである。
「いらっしゃいませにゃー!」
にこやかにハチクロと名乗ったハチワレのケット・シーが世界樹の葉のお茶とお菓子をテーブルの上に置いた。
ハチクロを撫でて握手して礼を言う。
「ごゆっくりにゃ」と去っていくのを名残惜しく見送って、お茶とお菓子を食べ始める。
と、同僚が溜息と共に仕事の愚痴を言い始めた。
そういえば、今日は失敗して上司に叱られていたな。
それに相槌を打ちながらも、トアル文官は店内にある『別料金メニュー』に目をやった。
『お相伴』してみたいのだが、何となく恥ずかしくて頼めずにいたのである。
近くの席で『お相伴』していたが、頼んでいるのは女性のグループ。
白いふわふわの一際可愛いケット・シーが「おいちくなーれにゃっ♪」と歌うと、「ミミちゃんカワイイッ!」と盛り上がっている。
同僚が死んだ目でそれを見ながら、「ケット・シーは良いよなぁ。楽して愛嬌振りまいて可愛がられて。俺もケット・シーになりたいよ……」と呟いた。
華やぐ席を羨まし気に見つめる同僚。
こいつにここは合わないみたいだな、と思いながら、店内を見渡す。
「おい、あれを見てもそう思うのか?」
トアル文官はある席を指さした。
同僚はその指の先を見てうげっとした表情になる。
「う、うわあ……」
そこにはどこかで見たようなバーコードハゲ、デブのおっさんが、ケット・シーにぐりぐり頬ずりしていた。
ケット・シーといえば、人間の美醜はよく分からないらしく、抵抗する事も無くされるがままになっている。
耳を澄ますと、「妻も娘も儂を嫌ってる。唯一の癒しはこれだけなんじゃああ」と聞こえてきた。
あれでもケット・シーになりたいか?とトアルが聞くと、
「いいや……俺、甘かったよ」
と即答した。
トアルはひとしきり笑うと、何かが心に引っかかった。
改めて先程のテーブルを眺め、気付く。
同僚も同じだったようで、
「あ、あれ……さ、宰相閣下じゃね!?」
***
「ケット・シーに踏まれたいのじゃ!」
お忍びでケット・シー喫茶に来て、暫く『お相伴』していたかと思えばやって来るなりこれである。
エアルベス=アウレヴァッサは混乱していた。
こめかみを押さえる。
「もう一度、おっしゃって、下さい。」
イシュラエア王国の宰相である、ゼルマル=ローエン=クルツェリア閣下その人は、その恰幅の良い体を踏ん反り返らせてのたまった。
「じゃから、メニューには無いが、ケット・シーに踏まれたいのじゃ!」
思ったより声が響き、店内がざわついた。
間違いない、踏まれたいと言ってる。
変態? 特殊性癖? この国大丈夫か?
エアルベスはちらりと国の未来を憂いながらも声を潜めて言った。
「恐れながら、宰相閣下という高貴な方を踏ませるのは……」
体面的なものとか色々ヤバイんじゃないの、と言葉を濁す。
この時の彼女は、子供を付け狙う変質者を見るような目になっていたのかも知れない。
「それに、どこを踏ませようと……?」と呟いたのが聞こえたのだろう。
ゼルマル宰相がはっと慌てて、「ちがう、ちがう、」と否定した。
「踏んで欲しい、というのは。肩なのじゃ」
「肩?」
「そうじゃ。儂はデスクワークで肩が始終凝っているのじゃ。娘がケット・シー位小さい頃はよく肩を踏んで貰っていたのじゃが。ケット・シーを見てその思い出が蘇ってきてのう。丁度肩も凝ってるし、という事なんじゃ」
確かに、とエアルベスは思う。
体重の軽い子供に肩や背中を踏んでマッサージをさせるのは人間でも無いわけじゃない。
ケット・シーの足、肉球でふにふに踏まれたら凝り固まった肩にはさぞかし気持ちがよいだろう。
今度私もしてもらおうか、いやいや。今は。
「しかし、ケット・シー達はそんな練習はしておりませんし……」
「なに、普通に踏んでくれたら良いのじゃ。娘も練習した訳じゃないのじゃから」
「……」
エアルベスは悩んだ。
宰相の変態的発言のせいなのか、さっきから何組かのお客が退店していった。
今また、ハチクロがお見送りの口上を述べるのが聞こえ、客の男性二人がそそくさと逃げるように店を出て行ったのが見えた。
出ていかない客は好奇心なのかこちらをじっと注視しているようだ。
結局。
失敗しても咎めは無いという約束の上で、エアルベスは折れた。
早速いそいそとソファに突っ伏す宰相。
バランス感覚の良い事で選ばれたタレミミの足が、宰相の肩に沈んだ。
***
「俺のマッサージはどうですかにゃー?」
ふみふみ、ふみふみ。
タレミミは最初はぎこちなかったが、直ぐにコツを掴むとゼルマル宰相の指示に従って踏んでいく。
店内も最初は異常な雰囲気だったが、次第に羨ましそうな視線に変わっていった。
「ああ、良いぞ。そこじゃそこじゃ。少し右」
「ここかにゃー?」
ふみふみ。
「気持ちいいのう……」
耐えきれなくなったのだろう、残っていた客がエアルベスに伺いを立てに来た。
宰相と同じ条件で今日は特別という事で許可を出すと、とろけるような顔でマッサージを受けている。
その日、宰相を含む『ふみふみ』してもらった客達は全員いい笑顔で帰って行った。
「……私も明日、肩踏んで貰ってみてみましょう」
そして翌日。
エアルベスは、『ふみふみ』を特別メニューに入れることを即決した。
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