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ケット・シー喫茶奮闘記
ケット・シー喫茶奮闘記3
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ケット・シー喫茶が徐々に事業を拡大し始めれば、同時に客も千差万別貴賤問わず色んな人がやって来るようになる。
勿論良いお客様ばかりではない。
中にはあまり性質の宜しくないお客様もいる。
そう、例えば今ミミが接客しているあの幼女の様に。
「オキャクサン、いらっしゃいませですにゃ! わたくちがケット・シー喫茶ナンバーワンのミミでしゅにゃ」
わたくちをゴシメイと聞きまちたにゃ、とにこやかに続けるミミ。
ふりふりのメイド服を着たその姿は、ケット・シー好きなら思わず抱きしめてもふもふし、チューの一つでも送っているところだろう。
しかし、彼女の挨拶を受けたその客――明らかに身形が良い品のある顔立ちの美しい幼女は、ふんっと鼻を鳴らした。
「ふーん。ナンバーワンだと聞いたからどんな子が来りゅのかちらと思ったけど。毛が長いのね。お茶に毛が入ったりちないのかちら?」
そのあんまりな言い草にミミはフシャー! と毛を逆立てさせかけ……はっと我に返ると「……毛の短い子を呼んで来ましゅにゃ」と一礼して、成り行きをハラハラしながら見ていたエアルベスの所へ戻る。
「ミミ、良くぞ怒らず耐えてくれました」
「……しかたにゃいでしゅにゃ。皇女しゃまにしゃからって、エアルベシュしゃんをこまらしぇるわけにはいきましぇんものにゃ」
そう、あの困ったお客はグルタニア帝国の皇女、ビルギッテ=ルイズ=グルタニア殿下、御年4歳なのである。
皇女のお付きと思われるグルタニア帝国の衣装を纏った厳格そうな男性と、護衛のイシュラエア王国の騎士がこちらを見ていた。特に後者の眼差しは、「申し訳無いが、何とか頑張ってくれ。」と如実に物語っている。
今、イシュラエア王国とグルタニア帝国は和平交渉の真っ最中。皇女はグルタニア帝国の名代としてやってきていると聞いている。
しかし先程ミミがやられたように、彼らもまた、皇女に悩まされているのだろう。
エアルベスは嘆息した。
普通の困った客なら彼女も対処(水精霊による物理)出来るのだが、高貴な方、しかも国賓が相手である以上それも出来ない。
頼りになりそうなアイギューンもニャンコも居らず、兎に角穏便にもてなして帰って貰わなくてはいけないのだ。
しょれにしたって、とミミはしょげている。
「汚くなんてありましぇんにゃ。ちゃんとふわふわで良い匂いがするように洗って、毛並みには人一倍気を付けていましゅのににゃー……」
それを見たタレミミが、「ミミ!オレがカタキをとってやるにゃ!」と息巻いた。
エアルベスが引き留める間も無く皇女様の所へ向かって行く。
「あら、おミミがたれてりゅのね。ほかの子みたいにサンカクじゃないのは何でなの? 病気なの?」
しかし皇女様は膨れっ面で塩対応。
タレミミもお気に召さなかった模様である。
憤慨したタレミミが戻って来た。
「何にゃ、あのオキャクサン! あんにゃの、誰もオショウバンしたがらにゃいにゃっ!!」
その後も他のケット・シーを向かわせたが駄目だった。
ハチクロに至っては、「変なの、顔の上と下で色が違うなんて。仮面被ってりゅみたい、ぷふっ」と言われて、隅でのの字を書いている。
「どうしましょう……」
恐らくどの子を向かわせても同じ結果になるに違いない。
エアルベスはそう考え、最悪自分が土下座でもして……と覚悟を決めた時。
ふと一人のケット・シーが決然とした様に皇女様に近づいて行くのが視界に入った。
「あの子は……」
***
「ビルギッテ皇女しゃま、はじめましてにゃ。コマルといいますにゃ。よろしくおねがいしますにゃー」
目の前に現れたケット・シー。
ビルギッテ皇女はお茶の入ったカップから顔をを上げ、今度はどんな事を言って困らせてやろうかと考えかけ――呆気に取られた。
まじまじと、コマルと名乗ったケット・シーを見る。
「……いつもしょんな顔なの? 困ってりゅの?」
「どうしてかは知らないけど、色んな人にそう言われるのにゃー」
コマルは首を傾げながら答える。
「だって、困ってる顔してりゅわ!」
ビシッとコマルを指さすビルギッテ皇女。
その指の先には、コマルの額。
そこには、白の毛並みに見事なハの字の黒い模様が入っていた。
「しょれ、マユゲでしょ! ケット・シーにもマユゲありゅのね!」
「コレは模様にゃ。マユゲはこれにゃ」
凄いものを発見したように顔を紅潮させて言う皇女。
コマルは自分の眉毛を引っ張って見せながら冷静にツッコんだ。
人間から見ると分からないかも知れないが、これでもミミやタレミミ達より年上、いい大人のケット・シーなのである。
それからもビルギッテ皇女はコマルにいろいろな事を言った。
しかしコマルがハの字眉顔を傾げて、
「しょんな事を言われるとコマル、困ってしまうにゃー」
とあしらえば、それ以上何も言えなくなってしまう。
そしてとうとうビルギッテ皇女は、
「……いちゅも困ってりゅならしょうがないでしゅわね!」
と言って大人しくなった。
あしらわれている内に、皇女はコマルの顔立ちにすっかり毒気を抜かれた様だった。
それまでの拗ねた態度やワガママな言動はすっかり鳴りを潜めてしまっている。
成り行きを見守っていたエアルベスは、これはどうしたことかと皇女のお供と視線を合わせる。
エアルベスは勿論だが、彼らもコマルと皇女の様子に驚いている様子だった。
コマルはそっと大人しくなったビルギッテ皇女に寄りそうと、顔をのぞき込んだ。
「皇女しゃま、みんな皇女しゃまのおコトバに困っていましたにゃ。どうしてイジワルばかりを言ったのにゃ?」
静かに優しく問いかけるコマル。
皇女の顔がくしゃりと歪む。
そのぱっちりしたお目目にみるみる内に涙が盛り上がった。
「……だって、だって!いちゅもわたくちは皆にアレはダメ、コレはダメ、皇女らしくしなしゃいってイジワル言われて困ってましゅわ! だからハンタイに皆を困らせてやりゅのでしゅ!」
皆の困った顔を見るのが楽しかった、とビルギッテ皇女は泣いた。
勿論良いお客様ばかりではない。
中にはあまり性質の宜しくないお客様もいる。
そう、例えば今ミミが接客しているあの幼女の様に。
「オキャクサン、いらっしゃいませですにゃ! わたくちがケット・シー喫茶ナンバーワンのミミでしゅにゃ」
わたくちをゴシメイと聞きまちたにゃ、とにこやかに続けるミミ。
ふりふりのメイド服を着たその姿は、ケット・シー好きなら思わず抱きしめてもふもふし、チューの一つでも送っているところだろう。
しかし、彼女の挨拶を受けたその客――明らかに身形が良い品のある顔立ちの美しい幼女は、ふんっと鼻を鳴らした。
「ふーん。ナンバーワンだと聞いたからどんな子が来りゅのかちらと思ったけど。毛が長いのね。お茶に毛が入ったりちないのかちら?」
そのあんまりな言い草にミミはフシャー! と毛を逆立てさせかけ……はっと我に返ると「……毛の短い子を呼んで来ましゅにゃ」と一礼して、成り行きをハラハラしながら見ていたエアルベスの所へ戻る。
「ミミ、良くぞ怒らず耐えてくれました」
「……しかたにゃいでしゅにゃ。皇女しゃまにしゃからって、エアルベシュしゃんをこまらしぇるわけにはいきましぇんものにゃ」
そう、あの困ったお客はグルタニア帝国の皇女、ビルギッテ=ルイズ=グルタニア殿下、御年4歳なのである。
皇女のお付きと思われるグルタニア帝国の衣装を纏った厳格そうな男性と、護衛のイシュラエア王国の騎士がこちらを見ていた。特に後者の眼差しは、「申し訳無いが、何とか頑張ってくれ。」と如実に物語っている。
今、イシュラエア王国とグルタニア帝国は和平交渉の真っ最中。皇女はグルタニア帝国の名代としてやってきていると聞いている。
しかし先程ミミがやられたように、彼らもまた、皇女に悩まされているのだろう。
エアルベスは嘆息した。
普通の困った客なら彼女も対処(水精霊による物理)出来るのだが、高貴な方、しかも国賓が相手である以上それも出来ない。
頼りになりそうなアイギューンもニャンコも居らず、兎に角穏便にもてなして帰って貰わなくてはいけないのだ。
しょれにしたって、とミミはしょげている。
「汚くなんてありましぇんにゃ。ちゃんとふわふわで良い匂いがするように洗って、毛並みには人一倍気を付けていましゅのににゃー……」
それを見たタレミミが、「ミミ!オレがカタキをとってやるにゃ!」と息巻いた。
エアルベスが引き留める間も無く皇女様の所へ向かって行く。
「あら、おミミがたれてりゅのね。ほかの子みたいにサンカクじゃないのは何でなの? 病気なの?」
しかし皇女様は膨れっ面で塩対応。
タレミミもお気に召さなかった模様である。
憤慨したタレミミが戻って来た。
「何にゃ、あのオキャクサン! あんにゃの、誰もオショウバンしたがらにゃいにゃっ!!」
その後も他のケット・シーを向かわせたが駄目だった。
ハチクロに至っては、「変なの、顔の上と下で色が違うなんて。仮面被ってりゅみたい、ぷふっ」と言われて、隅でのの字を書いている。
「どうしましょう……」
恐らくどの子を向かわせても同じ結果になるに違いない。
エアルベスはそう考え、最悪自分が土下座でもして……と覚悟を決めた時。
ふと一人のケット・シーが決然とした様に皇女様に近づいて行くのが視界に入った。
「あの子は……」
***
「ビルギッテ皇女しゃま、はじめましてにゃ。コマルといいますにゃ。よろしくおねがいしますにゃー」
目の前に現れたケット・シー。
ビルギッテ皇女はお茶の入ったカップから顔をを上げ、今度はどんな事を言って困らせてやろうかと考えかけ――呆気に取られた。
まじまじと、コマルと名乗ったケット・シーを見る。
「……いつもしょんな顔なの? 困ってりゅの?」
「どうしてかは知らないけど、色んな人にそう言われるのにゃー」
コマルは首を傾げながら答える。
「だって、困ってる顔してりゅわ!」
ビシッとコマルを指さすビルギッテ皇女。
その指の先には、コマルの額。
そこには、白の毛並みに見事なハの字の黒い模様が入っていた。
「しょれ、マユゲでしょ! ケット・シーにもマユゲありゅのね!」
「コレは模様にゃ。マユゲはこれにゃ」
凄いものを発見したように顔を紅潮させて言う皇女。
コマルは自分の眉毛を引っ張って見せながら冷静にツッコんだ。
人間から見ると分からないかも知れないが、これでもミミやタレミミ達より年上、いい大人のケット・シーなのである。
それからもビルギッテ皇女はコマルにいろいろな事を言った。
しかしコマルがハの字眉顔を傾げて、
「しょんな事を言われるとコマル、困ってしまうにゃー」
とあしらえば、それ以上何も言えなくなってしまう。
そしてとうとうビルギッテ皇女は、
「……いちゅも困ってりゅならしょうがないでしゅわね!」
と言って大人しくなった。
あしらわれている内に、皇女はコマルの顔立ちにすっかり毒気を抜かれた様だった。
それまでの拗ねた態度やワガママな言動はすっかり鳴りを潜めてしまっている。
成り行きを見守っていたエアルベスは、これはどうしたことかと皇女のお供と視線を合わせる。
エアルベスは勿論だが、彼らもコマルと皇女の様子に驚いている様子だった。
コマルはそっと大人しくなったビルギッテ皇女に寄りそうと、顔をのぞき込んだ。
「皇女しゃま、みんな皇女しゃまのおコトバに困っていましたにゃ。どうしてイジワルばかりを言ったのにゃ?」
静かに優しく問いかけるコマル。
皇女の顔がくしゃりと歪む。
そのぱっちりしたお目目にみるみる内に涙が盛り上がった。
「……だって、だって!いちゅもわたくちは皆にアレはダメ、コレはダメ、皇女らしくしなしゃいってイジワル言われて困ってましゅわ! だからハンタイに皆を困らせてやりゅのでしゅ!」
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