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うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【2】
国際連盟だの連合だの、茶番だよね。
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来た道を戻って先程の客間。
私はリュシー様達とテーブルを挟んで相対している。話を切り出し難く思っているのか、リュシー様はもじもじしていた。
サリーナ達が温かい紅茶を淹れて部屋の端に下がると、柑橘系の香りがふうわりと漂い始める。
ベルガモットの香り――む、これはアールグレイか!
……思えばこの名を付けるにあたりルフナー子爵家兄弟には散々渋られた。
私がこっそり義父ブルックや義祖父エディアールにお手紙を書き、彼らの後押しを得ることで無事にしれっとキーマン商会から売り出されている代物である。
アナベラ姉経由で知ったが、結構な売れ行きだそうで。何でも『飲むと出世や結婚に御利益のある紅茶』なのだとか。
ちなみに未だグレイと義兄アールにはバレていない。クククッ……あちっ!
火傷しかけたところでティーカップをソーサーに戻す。
やっと決心がついたのか、リュシー様が「あの、」と声を上げた。
「今更かと思われるかも知れませんが……王宮での新年の宴の時、カレドニア王国を聖女の保護国として頂いた事について……あの時はマリー様に事前相談も無く大変申し訳なかったと思っておりますの。
カレドニアに庇護を頂いたことで、マリー様の身に、危険がないかと私は心配しているのですが……大丈夫でしょうか?」
え……話したいって、そのことだったのか。
確かに今更である。それに、聖女の保護国としたのはカレドニアだけじゃない。
これまで大人しく(?)聖女ムーブをかましてきたが、保護国にして欲しいと向こうから鴨がネギ背負って据え膳して来た以上、私は将来を見据えてその保護国達をこの世界初の国際連合としてまとめ上げるつもりである。
国際連合は今後成長していくことだろう。数が増えれば常任理事国も定めなければなるまい。
新年の宴で先んじて申し出て来た国は、後入りした国に対して有利になるのは明らかだ。
未来の見通しはさておき、今の時点で保護国達をまとめ上げる中心的国家をどこにするかはすでに決めてある。大国であるトラス王国としてしまうと、近隣諸国に警戒される上に甘い汁を求める国内の有象無象が煩わしい。
角が立たぬ、私がコントロールしやすい国――聖女に忠実な山岳国家、ヘルヴェティアである。
かの国は前世の世界でのスイスみたいなものだ。傭兵業をしている以上特定の国に肩入れをしないようバランスを取って来ただろうし、永世中立国として公的に宣言する下地は十分に揃っている。
実際、国際連盟が調印されたのはスイスのジュネーヴだし、その後も多くの国際機関本部が置かれている。国ごと堅固な要塞のようなヘルヴェティアは、世界征服の拠点として申し分のない立地と言えよう。
俗世から距離を置いている建前の教会組織とも親和性が高い。組織の要職には多くの聖職者を送り込むことになるだろう。
地政学では、国家は大きく二種類に分類される。
海洋貿易で力を持つシーパワーの国、そして大陸貿易で力を持つランドパワーの国だ。
ちなみにトラス王国は、シーパワーとランドパワーどっちつかずの立地である。
どっちもいける分、発展させるためのリソースを二分しなければならず、特化出来ないという弱点にもなり得る。
海は新大陸に進出しているアルビオンやエスパーニャに先んじられているが、陸はこっちにイニシアチブがある。
ただ、土地の所有と利権を巡るあれやこれやが非常に面倒だが――。
トラス国内はまあ、王族を抱き込むとして。その先の国際鉄道敷設工事と運用は、国際連合組織に担わせるつもりだ。
となると、どうなるか。蒸気機関車が欲しい国は、国際連合に金を出して平伏し連合への参加を願わねばならなくなる。
国際連合は建前上は参加国の共同支配下だが、実質的には教会ひいては聖女の支配下に置かれ続ける。
蒸気機関車以外の未知の知識や技術も連合参加国家が先んじる事になるだろう。更に儲かった金で連合・教会に協力的な諸国の貴族達にひっそりと資金援助をし、邪魔者は排除、政治を左右出来る程に教会の手を食い込ませてディープステートとしての地位を確立すれば私は左団扇――
――なんていう薔薇色の未来予想図は心の内に止め、私は安心させる為ににっこりと微笑んだ。
「リュシー様、その事についてはご心配には及びませんわ。少し驚きましたけれど、私の事を信じて申し出て下さったのでしょう?
それに、幾つかの国々を認めた以上は、カレドニア王国だけ認めないという訳にもいきませんし。危険についても、聖女としての力以上に、信頼出来る者達が守ってくれていますから」
「マリー様……!」
「何か困った事がありましたら、私何時でもご相談に乗りますわ」
「本当に、ありがとうございます……何とお礼を申し上げて良いか!」
胸に手を当て、安堵した様子で微笑むリュシー様。この分だとこちらの要件も通りやすいかも知れない。
「リュシー様、実は私からもリュシー様にお話ししなければならないことがございますの。ただ、出来ればリュシー様お一人のお耳に入れたいのですが……」
「私共に聞かせられないお話とは」「……まさか、あのアルビオン人ですか!?」等とごねまくった騎士ドナルド達。
リュシー様に何とか宥めすかして貰って人払いをした後、私は「実は……」とラドの事を伝える。
彼女は衝撃を受けたように目を見開いた。
「私の、腹違いの弟……?」
「ええ……王位継承権を巡って、かの国も色々複雑な事情がおありのようですわ。命を狙われてトラス王国に身を窶して来られた、と」
聖女の力で知ったのは、ラドは悪い人ではなかった。偶然母君に託された異父姉の事を知って、一度話してみたいと純粋に願っていたのだと話す。
暫くテーブルの上に視線を落としていたリュシー様は、ややあって顔を上げた。
「……分かりました。ラドさんと、お話してみましょう」
私はリュシー様達とテーブルを挟んで相対している。話を切り出し難く思っているのか、リュシー様はもじもじしていた。
サリーナ達が温かい紅茶を淹れて部屋の端に下がると、柑橘系の香りがふうわりと漂い始める。
ベルガモットの香り――む、これはアールグレイか!
……思えばこの名を付けるにあたりルフナー子爵家兄弟には散々渋られた。
私がこっそり義父ブルックや義祖父エディアールにお手紙を書き、彼らの後押しを得ることで無事にしれっとキーマン商会から売り出されている代物である。
アナベラ姉経由で知ったが、結構な売れ行きだそうで。何でも『飲むと出世や結婚に御利益のある紅茶』なのだとか。
ちなみに未だグレイと義兄アールにはバレていない。クククッ……あちっ!
火傷しかけたところでティーカップをソーサーに戻す。
やっと決心がついたのか、リュシー様が「あの、」と声を上げた。
「今更かと思われるかも知れませんが……王宮での新年の宴の時、カレドニア王国を聖女の保護国として頂いた事について……あの時はマリー様に事前相談も無く大変申し訳なかったと思っておりますの。
カレドニアに庇護を頂いたことで、マリー様の身に、危険がないかと私は心配しているのですが……大丈夫でしょうか?」
え……話したいって、そのことだったのか。
確かに今更である。それに、聖女の保護国としたのはカレドニアだけじゃない。
これまで大人しく(?)聖女ムーブをかましてきたが、保護国にして欲しいと向こうから鴨がネギ背負って据え膳して来た以上、私は将来を見据えてその保護国達をこの世界初の国際連合としてまとめ上げるつもりである。
国際連合は今後成長していくことだろう。数が増えれば常任理事国も定めなければなるまい。
新年の宴で先んじて申し出て来た国は、後入りした国に対して有利になるのは明らかだ。
未来の見通しはさておき、今の時点で保護国達をまとめ上げる中心的国家をどこにするかはすでに決めてある。大国であるトラス王国としてしまうと、近隣諸国に警戒される上に甘い汁を求める国内の有象無象が煩わしい。
角が立たぬ、私がコントロールしやすい国――聖女に忠実な山岳国家、ヘルヴェティアである。
かの国は前世の世界でのスイスみたいなものだ。傭兵業をしている以上特定の国に肩入れをしないようバランスを取って来ただろうし、永世中立国として公的に宣言する下地は十分に揃っている。
実際、国際連盟が調印されたのはスイスのジュネーヴだし、その後も多くの国際機関本部が置かれている。国ごと堅固な要塞のようなヘルヴェティアは、世界征服の拠点として申し分のない立地と言えよう。
俗世から距離を置いている建前の教会組織とも親和性が高い。組織の要職には多くの聖職者を送り込むことになるだろう。
地政学では、国家は大きく二種類に分類される。
海洋貿易で力を持つシーパワーの国、そして大陸貿易で力を持つランドパワーの国だ。
ちなみにトラス王国は、シーパワーとランドパワーどっちつかずの立地である。
どっちもいける分、発展させるためのリソースを二分しなければならず、特化出来ないという弱点にもなり得る。
海は新大陸に進出しているアルビオンやエスパーニャに先んじられているが、陸はこっちにイニシアチブがある。
ただ、土地の所有と利権を巡るあれやこれやが非常に面倒だが――。
トラス国内はまあ、王族を抱き込むとして。その先の国際鉄道敷設工事と運用は、国際連合組織に担わせるつもりだ。
となると、どうなるか。蒸気機関車が欲しい国は、国際連合に金を出して平伏し連合への参加を願わねばならなくなる。
国際連合は建前上は参加国の共同支配下だが、実質的には教会ひいては聖女の支配下に置かれ続ける。
蒸気機関車以外の未知の知識や技術も連合参加国家が先んじる事になるだろう。更に儲かった金で連合・教会に協力的な諸国の貴族達にひっそりと資金援助をし、邪魔者は排除、政治を左右出来る程に教会の手を食い込ませてディープステートとしての地位を確立すれば私は左団扇――
――なんていう薔薇色の未来予想図は心の内に止め、私は安心させる為ににっこりと微笑んだ。
「リュシー様、その事についてはご心配には及びませんわ。少し驚きましたけれど、私の事を信じて申し出て下さったのでしょう?
それに、幾つかの国々を認めた以上は、カレドニア王国だけ認めないという訳にもいきませんし。危険についても、聖女としての力以上に、信頼出来る者達が守ってくれていますから」
「マリー様……!」
「何か困った事がありましたら、私何時でもご相談に乗りますわ」
「本当に、ありがとうございます……何とお礼を申し上げて良いか!」
胸に手を当て、安堵した様子で微笑むリュシー様。この分だとこちらの要件も通りやすいかも知れない。
「リュシー様、実は私からもリュシー様にお話ししなければならないことがございますの。ただ、出来ればリュシー様お一人のお耳に入れたいのですが……」
「私共に聞かせられないお話とは」「……まさか、あのアルビオン人ですか!?」等とごねまくった騎士ドナルド達。
リュシー様に何とか宥めすかして貰って人払いをした後、私は「実は……」とラドの事を伝える。
彼女は衝撃を受けたように目を見開いた。
「私の、腹違いの弟……?」
「ええ……王位継承権を巡って、かの国も色々複雑な事情がおありのようですわ。命を狙われてトラス王国に身を窶して来られた、と」
聖女の力で知ったのは、ラドは悪い人ではなかった。偶然母君に託された異父姉の事を知って、一度話してみたいと純粋に願っていたのだと話す。
暫くテーブルの上に視線を落としていたリュシー様は、ややあって顔を上げた。
「……分かりました。ラドさんと、お話してみましょう」
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