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うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【1】
関所破りで四面楚歌。
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『残念ですが、現在こちらの事情で厳戒態勢を敷いているところなのですよ。関所の出入りは確かな者に限っておるのです』
ラブリアン辺境伯領に入る関所。
物分かりの悪い相手にゆっくりと言い聞かせるような、人を食ったような声が私の脳裏に響く。
カラスのリーダーの視界を借りて見れば、確かにいつも関所を利用していると思われる人々は通行し、それ以外は領兵達により荷を改められたり聞き取りをされたりしていた。
関所の傍には、アントワーヌと名乗った中年の男と馬の脚共の姿。後ろ脚が気付いたようでこちらをちらりと見た。
近付いてアントワーヌの記憶を読むと、アントワーヌは関所業務の取り纏め役であり、関所自体のトップはガストンという名で男爵。辺境伯軍に属し、ラブリアン辺境伯の寄り子貴族だ。
ちなみに男爵ガストンは命令を下すだけの無能なお飾りであり、実務はアントワーヌが引き受けていた。
関所と言えどもトラス王国側。ぼんくらでもアントワーヌの働きで何とか役目が務まっているのだろう。
『我らは身分を示したであろう。キャンディ伯爵家のシーヨク騎士爵家がと仰られるのか』と流石に不快感を示す前脚に、アントワーヌは申し訳なさそうに首を横に振る。
『いえいえ、そのようなことは。ただ、異国人にはピリピリしておりましてね。見た所、そちらもカレドニア人を連れていらっしゃるようですが。念の為、馬車に乗っておられる方々も、じっくり身分を改めさせて頂ければと思っているのですよ』
アントワーヌが指している異国人とは、女王リュサイに付き従っている騎士ドナルド達のことだろう。今彼らはフェーリアを身に纏っているのだから。
『何を言う。ラブリアン辺境伯家はカレドニア王妃を輩出した家柄であろう?』
『だからこそですよ。私は職務上、不審者を捕まえてその狙いを明らかにせねばならぬのです。ましてや今は非常事態。それまではこの関所の警備を緩めるわけにはいかないのですよ、ご理解頂けませんかねぇ?』
『……無礼な。馬車に乗っておられるのはお忍びの貴人だぞ。身分証明ならばこれで十分だろう』
『これは……?』
『お預かりして来た印章だ。疑うなら然るべき場所に問い合わせてくれても構わないが』
『では、あの馬車にはダージリン伯爵閣下が?』
『まだ疑われるか?』
『……馬車の御方には申し訳ございませんが、何分ダージリン伯爵家の紋章は出来たばかりと聞いております。
生憎私ではそれが正しいものかどうかここでは確認が取れないのですよ』
貴族には貴族を。
本来はやんごとなき人が来てますよ、とトップであるガストン男爵に対応を願う筈なのだが、いかんせん男爵は現在惰眠を貪っている。その事には触れず、男爵は忙しい方故に問い合わせには時間がかかるとアントワーヌは説明。
私は前脚にフリーパスを提示するよう精神感応を飛ばした。
『致し方あるまい。ならばこの手紙を御覧じろ。中身はくれぐれも内密に』
『……確かに、『名誉枢機卿グレイ・ダージリン伯爵及びその奥方で聖女のマリアージュ・ダージリン伯爵夫人とその連れの方々に、ラブリアン辺境伯領のあらゆる地域の自由通行及び好意的な接待を命ずる。この命に反する行動に出た者は、如何なる者であろうとも我が不興を買うことを覚悟するように』と先代様の名と印章で記されている。
ふむぅ、この手紙に関しては、先代の書かれたものには違いないだろうとは思うのですが、それにしては奇妙な点が』
この日付は王都から馬車が来るまでの日数を考えれば、書いてすぐ出立されたということ。旅の準備が早すぎやしませんか、とアントワーヌは胡乱気に馬の脚共を見つめる。
なんてこった。うちの紋章や万が一に備えて書いて貰ったフリーパスがまさか眉唾もの扱いされようとは。更には精神感応連絡での時間の齟齬に疑われてしまっている。
私はまさかの事態に馬車の中で頭を抱えた。
実は関所が厳戒態勢になっている一番の理由は、戒厳令ではなくサイア達が押し通ったからである。
王都へ単騎向かうサイアは、着の身着のままの状態。一族の危機に手段を選ばず馬を盗んで乗り継いで来たらしい。道中の食べ物も盗んだ。勿論不審者であり、ここの関所破りをして逃走していた。
そして、先日――当時サイアを目撃していた領兵に見つかってしまい、職質。サイアは勿論、同行者である金角羊のアルトゥル、影熊のディートフリート共に隠密スキルがあったのが悪かった。彼らは再びぶっちぎって押し通り、逃げ切ってしまったのである。
更に領都から私が頼んだ感染対策の通達――その結果が、これであった。
二度も不審者を逃がした関所としては、まあ当たり前っちゃ当たり前だろう。
その上、こちとら急ぎでお忍び状態。馬車も機能性を追求したシンプルなもの、皆質素な旅装で貴族貴族したお上品なドレスなんぞ着てる訳もない。一見、裕福な商人の一行である。
『勿論、書付は伯爵閣下が先代の御方に書いて頂いた本物だ。現ラブリアン辺境伯閣下にも急いで先触れを出している。急ぎの用事なのだ、通して頂きたい』
『そうしたいのは山々ですが、どう考えてもおかしいのですよ。お忍びのダージリン伯爵閣下と仰られても、あの方は病に臥せっていると伝え聞いておりますが』
『伯爵閣下は動けるまでには恢復されている。色々と命を狙われるお立場故、隠していたのだ』
『急ぎの用事とは何かお訊ねしても?』
『勿論例の流行り病のことだ。憐れな民達を救う、主はそのことでこちらに急ぎ参られた』
『ならば尚更おかしいですね。私はずっとこの関所を守っておりますがね、例の件に関して戒厳令が出されて数日、まだ王都に早馬すら送られていない。ダージリン伯爵閣下は如何にして事前にそのことをお知りになったのか』
『そもそもの順序が違う。先に我らが知り、その後ラブリアン辺境伯に連絡をしたのだ』
『如何にして?』
『聖女様が目を掛けられた男が救いを求めてやってきた。知らせを受けてすぐ、我らは急ぎ出立している』
『領都よりの知らせでは、病に倒れているのは賤民――エスパーニャ人の男ですよねぇ? そう言えば数日前、ここを無理やり押し通って行った三名の怪しい者達がおりまして……内、一人は異国人と思しき男で以前にも単身関所破りをしているのですよ。ならば馬車の中の御方にも、是非ともお話を伺いたいのですが』
あ、これはまずい流れ。
不穏な空気を身に纏ったガストンが周囲の領兵に合図を送ると、彼らは武器を手に動き出す。
馬の脚共も咄嗟に抜剣して馬車に駆け寄った。
騎士ドナルド達や護衛の隠密騎士達も馬上で武器を抜き放つ。その間に、私達の馬車は領兵達に囲まれてしまっていた。
ラブリアン辺境伯領に入る関所。
物分かりの悪い相手にゆっくりと言い聞かせるような、人を食ったような声が私の脳裏に響く。
カラスのリーダーの視界を借りて見れば、確かにいつも関所を利用していると思われる人々は通行し、それ以外は領兵達により荷を改められたり聞き取りをされたりしていた。
関所の傍には、アントワーヌと名乗った中年の男と馬の脚共の姿。後ろ脚が気付いたようでこちらをちらりと見た。
近付いてアントワーヌの記憶を読むと、アントワーヌは関所業務の取り纏め役であり、関所自体のトップはガストンという名で男爵。辺境伯軍に属し、ラブリアン辺境伯の寄り子貴族だ。
ちなみに男爵ガストンは命令を下すだけの無能なお飾りであり、実務はアントワーヌが引き受けていた。
関所と言えどもトラス王国側。ぼんくらでもアントワーヌの働きで何とか役目が務まっているのだろう。
『我らは身分を示したであろう。キャンディ伯爵家のシーヨク騎士爵家がと仰られるのか』と流石に不快感を示す前脚に、アントワーヌは申し訳なさそうに首を横に振る。
『いえいえ、そのようなことは。ただ、異国人にはピリピリしておりましてね。見た所、そちらもカレドニア人を連れていらっしゃるようですが。念の為、馬車に乗っておられる方々も、じっくり身分を改めさせて頂ければと思っているのですよ』
アントワーヌが指している異国人とは、女王リュサイに付き従っている騎士ドナルド達のことだろう。今彼らはフェーリアを身に纏っているのだから。
『何を言う。ラブリアン辺境伯家はカレドニア王妃を輩出した家柄であろう?』
『だからこそですよ。私は職務上、不審者を捕まえてその狙いを明らかにせねばならぬのです。ましてや今は非常事態。それまではこの関所の警備を緩めるわけにはいかないのですよ、ご理解頂けませんかねぇ?』
『……無礼な。馬車に乗っておられるのはお忍びの貴人だぞ。身分証明ならばこれで十分だろう』
『これは……?』
『お預かりして来た印章だ。疑うなら然るべき場所に問い合わせてくれても構わないが』
『では、あの馬車にはダージリン伯爵閣下が?』
『まだ疑われるか?』
『……馬車の御方には申し訳ございませんが、何分ダージリン伯爵家の紋章は出来たばかりと聞いております。
生憎私ではそれが正しいものかどうかここでは確認が取れないのですよ』
貴族には貴族を。
本来はやんごとなき人が来てますよ、とトップであるガストン男爵に対応を願う筈なのだが、いかんせん男爵は現在惰眠を貪っている。その事には触れず、男爵は忙しい方故に問い合わせには時間がかかるとアントワーヌは説明。
私は前脚にフリーパスを提示するよう精神感応を飛ばした。
『致し方あるまい。ならばこの手紙を御覧じろ。中身はくれぐれも内密に』
『……確かに、『名誉枢機卿グレイ・ダージリン伯爵及びその奥方で聖女のマリアージュ・ダージリン伯爵夫人とその連れの方々に、ラブリアン辺境伯領のあらゆる地域の自由通行及び好意的な接待を命ずる。この命に反する行動に出た者は、如何なる者であろうとも我が不興を買うことを覚悟するように』と先代様の名と印章で記されている。
ふむぅ、この手紙に関しては、先代の書かれたものには違いないだろうとは思うのですが、それにしては奇妙な点が』
この日付は王都から馬車が来るまでの日数を考えれば、書いてすぐ出立されたということ。旅の準備が早すぎやしませんか、とアントワーヌは胡乱気に馬の脚共を見つめる。
なんてこった。うちの紋章や万が一に備えて書いて貰ったフリーパスがまさか眉唾もの扱いされようとは。更には精神感応連絡での時間の齟齬に疑われてしまっている。
私はまさかの事態に馬車の中で頭を抱えた。
実は関所が厳戒態勢になっている一番の理由は、戒厳令ではなくサイア達が押し通ったからである。
王都へ単騎向かうサイアは、着の身着のままの状態。一族の危機に手段を選ばず馬を盗んで乗り継いで来たらしい。道中の食べ物も盗んだ。勿論不審者であり、ここの関所破りをして逃走していた。
そして、先日――当時サイアを目撃していた領兵に見つかってしまい、職質。サイアは勿論、同行者である金角羊のアルトゥル、影熊のディートフリート共に隠密スキルがあったのが悪かった。彼らは再びぶっちぎって押し通り、逃げ切ってしまったのである。
更に領都から私が頼んだ感染対策の通達――その結果が、これであった。
二度も不審者を逃がした関所としては、まあ当たり前っちゃ当たり前だろう。
その上、こちとら急ぎでお忍び状態。馬車も機能性を追求したシンプルなもの、皆質素な旅装で貴族貴族したお上品なドレスなんぞ着てる訳もない。一見、裕福な商人の一行である。
『勿論、書付は伯爵閣下が先代の御方に書いて頂いた本物だ。現ラブリアン辺境伯閣下にも急いで先触れを出している。急ぎの用事なのだ、通して頂きたい』
『そうしたいのは山々ですが、どう考えてもおかしいのですよ。お忍びのダージリン伯爵閣下と仰られても、あの方は病に臥せっていると伝え聞いておりますが』
『伯爵閣下は動けるまでには恢復されている。色々と命を狙われるお立場故、隠していたのだ』
『急ぎの用事とは何かお訊ねしても?』
『勿論例の流行り病のことだ。憐れな民達を救う、主はそのことでこちらに急ぎ参られた』
『ならば尚更おかしいですね。私はずっとこの関所を守っておりますがね、例の件に関して戒厳令が出されて数日、まだ王都に早馬すら送られていない。ダージリン伯爵閣下は如何にして事前にそのことをお知りになったのか』
『そもそもの順序が違う。先に我らが知り、その後ラブリアン辺境伯に連絡をしたのだ』
『如何にして?』
『聖女様が目を掛けられた男が救いを求めてやってきた。知らせを受けてすぐ、我らは急ぎ出立している』
『領都よりの知らせでは、病に倒れているのは賤民――エスパーニャ人の男ですよねぇ? そう言えば数日前、ここを無理やり押し通って行った三名の怪しい者達がおりまして……内、一人は異国人と思しき男で以前にも単身関所破りをしているのですよ。ならば馬車の中の御方にも、是非ともお話を伺いたいのですが』
あ、これはまずい流れ。
不穏な空気を身に纏ったガストンが周囲の領兵に合図を送ると、彼らは武器を手に動き出す。
馬の脚共も咄嗟に抜剣して馬車に駆け寄った。
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