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うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【1】
グレイ・ダージリン(102)
しおりを挟む 「大丈夫か、グレイ」
先程の様子を見ていたのだろう、アールが僕の肩に手を置く。
うっかり泣きそうになったけれど、ぐっと堪えて「大丈夫だよ」とへらりと笑った。
アナベラ様の気遣わし気な眼差し。
「マリーはどういうつもりなのかしら?」
「それはこれから説明すると思います」
客達はほぼ全員帰った。リュサイ女王達も部屋を出て行っている。
残ったのはオディロン陛下、アルバート殿下、サリューン枢機卿猊下。サイモン様を始めとする家族達、そしてエヴァン修道士。マリーが精神感応で指示を出したのか、隠密騎士や侍女達が動き出す。出入り口を固めたり給仕のし直しをしたりしている。
「それでは、色々と疑問に思われたかと思いますので説明を致しますわ。実は、先刻のこと、兄のカレルに謝りたいということで、レアンドロ殿下が私に立ち合いを願い出て来られたのですわ。それで、人目を避けたテラスで、とご案内したのですが――」
殿下はあろうことか、兄に謝罪せぬ内から不倫を持ちかけてきたのですわ。しかも、グレイを殺そうと画策しておりましたの。間違いありませんわ。
ブフォッ!
「は?」
「え?」
「マジかよ……」
マリーの言葉に、陛下はお茶を噴き出し、アルバート王子とサリューン枢機卿がぽかんとして目を丸くしている。
カレル様は顔を引き攣らせていた。サイモン様とトーマス様に至っては、頭を抱えている。
「腹が立ったのもありますが、好機だと思いましたの。そこでこのような条件を出したのですわ。聖女の夫になりたければ、グレイ以上の功績を立てて神の出す難問に見事解いて見せよ、と。それこそ神のご加護でもない限り、達成は難しいですわ」
アルバート殿下が首を傾げる。
「普通に断らなかったのは何故ですか?」
「砂糖を売る為ですわ。大量に入手する当てが見つかりましたの。それに、気を持たせていればグレイの危険が減りますでしょう?」
「成程、それで先程の妙な契約に繋がって来るという訳ですか。希少な砂糖が大量に手に入るとなれば――」
「お察しの通りですわ。レアンドロ殿下は安く砂糖を手に入れられ、かつ教会への功績を立てることが出来たと思われたようですが、今後砂糖は確実に値崩れしますわ」
ビーツが砂糖の原料だと知ったら驚くだろうなぁ。
珍しくもない作物だし、大量に栽培できる。砂糖はこれから安くなることは確実だ。
砂糖が安くなれば、あれは固定価格で買い続けないといけない呪いの契約書と化す。
それで王国には売らなかったのか、と納得するアルバート殿下。
マリーは大陸銀のことにも触れ、砂糖と引き換えにその銀を手に入れて流通量を調整すると述べた。保存食を作りやすくなるというのは副次効果なのだと。
オディロン陛下が感動したようにマリーを見つめている。アルバート殿下は、レアンドロ殿下に忠告した通りになりそうだと息を吐いた。
「マリー、お前と言う奴は……」
カレル様がこめかみを押さえたのを皮切りに、
「思い返せば、私の心労の半分以上がマリー由来な気がする。あまり心配を掛けるな」
「そうよ、先程の話は心臓に悪かったわ。本当に上手く行くの?」
と、トーマス様とキャロライン様が懸念を示す。
「馬鹿娘、今回は陛下達が折れて下さったが、お前の尻拭いする身にもなってみろ」
「マリーちゃんの考えは分かったけれど、お母様は心配だわ」
サイモン様がぼそりと呟くと、ティヴィーナ様が胸を押さえた。
「そうですよ、レアンドロ殿下に言い寄られた時点で誰かを呼ぶべきでした」
「あの方、色々とこじらせていらっしゃるんでしょうけれど。当たられたグレイの気持ちも少しは考えてあげなさい、マリー」
アールがティヴィーナ様に同意し、アナベラ様が僕を庇ってくれる。全員に寄ってたかって口々に言われたマリーは、困ったように眉尻を下げた。
「ご、ごめんなさい……でもサリーナと馬の脚共は居たし! 難問に関しても、ちゃんと考えがあるから大丈夫! 難しさはメイソンの時の比じゃないから!」
大丈夫、と言い張るマリー。その後、宮廷の煩わしい貴族達を黙らせることと引き換えに、儲かった銀の一割を王家に献上する約束が交わされたのだった。
その夜――
「グレイ、今日はごめんね。だけど今後もあの男が居る間は、堪えて演技を頑張って欲しいの」
ベッドに二人、隣り合って腰掛けて。
難しかったら黙って俯いているだけでもいいから。
僕の髪を撫でながらそう言うマリー。ささくれだった心が柔らかく溶けていく。僕は溜息を一つ。
「はぁ、僕を誰だと思ってるの? キーマン商会の跡取りとしてこれまでやってきたのは伊達じゃないさ。演技の一つや二つ、お手のものだよ」
「うん、ありがとう」
僕はマリーに微笑みかけ、その身体をベッドに押し倒した。小さな悲鳴を上げるマリー。
「それで? 可愛い奥さんは他に何を企んでいるのかな?」
ん? と顔を近づけて問い質すと、マリーの頬が桃色に染まり、やがてクスクスと笑い出した。
「うふふ、実はね――」
先程の様子を見ていたのだろう、アールが僕の肩に手を置く。
うっかり泣きそうになったけれど、ぐっと堪えて「大丈夫だよ」とへらりと笑った。
アナベラ様の気遣わし気な眼差し。
「マリーはどういうつもりなのかしら?」
「それはこれから説明すると思います」
客達はほぼ全員帰った。リュサイ女王達も部屋を出て行っている。
残ったのはオディロン陛下、アルバート殿下、サリューン枢機卿猊下。サイモン様を始めとする家族達、そしてエヴァン修道士。マリーが精神感応で指示を出したのか、隠密騎士や侍女達が動き出す。出入り口を固めたり給仕のし直しをしたりしている。
「それでは、色々と疑問に思われたかと思いますので説明を致しますわ。実は、先刻のこと、兄のカレルに謝りたいということで、レアンドロ殿下が私に立ち合いを願い出て来られたのですわ。それで、人目を避けたテラスで、とご案内したのですが――」
殿下はあろうことか、兄に謝罪せぬ内から不倫を持ちかけてきたのですわ。しかも、グレイを殺そうと画策しておりましたの。間違いありませんわ。
ブフォッ!
「は?」
「え?」
「マジかよ……」
マリーの言葉に、陛下はお茶を噴き出し、アルバート王子とサリューン枢機卿がぽかんとして目を丸くしている。
カレル様は顔を引き攣らせていた。サイモン様とトーマス様に至っては、頭を抱えている。
「腹が立ったのもありますが、好機だと思いましたの。そこでこのような条件を出したのですわ。聖女の夫になりたければ、グレイ以上の功績を立てて神の出す難問に見事解いて見せよ、と。それこそ神のご加護でもない限り、達成は難しいですわ」
アルバート殿下が首を傾げる。
「普通に断らなかったのは何故ですか?」
「砂糖を売る為ですわ。大量に入手する当てが見つかりましたの。それに、気を持たせていればグレイの危険が減りますでしょう?」
「成程、それで先程の妙な契約に繋がって来るという訳ですか。希少な砂糖が大量に手に入るとなれば――」
「お察しの通りですわ。レアンドロ殿下は安く砂糖を手に入れられ、かつ教会への功績を立てることが出来たと思われたようですが、今後砂糖は確実に値崩れしますわ」
ビーツが砂糖の原料だと知ったら驚くだろうなぁ。
珍しくもない作物だし、大量に栽培できる。砂糖はこれから安くなることは確実だ。
砂糖が安くなれば、あれは固定価格で買い続けないといけない呪いの契約書と化す。
それで王国には売らなかったのか、と納得するアルバート殿下。
マリーは大陸銀のことにも触れ、砂糖と引き換えにその銀を手に入れて流通量を調整すると述べた。保存食を作りやすくなるというのは副次効果なのだと。
オディロン陛下が感動したようにマリーを見つめている。アルバート殿下は、レアンドロ殿下に忠告した通りになりそうだと息を吐いた。
「マリー、お前と言う奴は……」
カレル様がこめかみを押さえたのを皮切りに、
「思い返せば、私の心労の半分以上がマリー由来な気がする。あまり心配を掛けるな」
「そうよ、先程の話は心臓に悪かったわ。本当に上手く行くの?」
と、トーマス様とキャロライン様が懸念を示す。
「馬鹿娘、今回は陛下達が折れて下さったが、お前の尻拭いする身にもなってみろ」
「マリーちゃんの考えは分かったけれど、お母様は心配だわ」
サイモン様がぼそりと呟くと、ティヴィーナ様が胸を押さえた。
「そうですよ、レアンドロ殿下に言い寄られた時点で誰かを呼ぶべきでした」
「あの方、色々とこじらせていらっしゃるんでしょうけれど。当たられたグレイの気持ちも少しは考えてあげなさい、マリー」
アールがティヴィーナ様に同意し、アナベラ様が僕を庇ってくれる。全員に寄ってたかって口々に言われたマリーは、困ったように眉尻を下げた。
「ご、ごめんなさい……でもサリーナと馬の脚共は居たし! 難問に関しても、ちゃんと考えがあるから大丈夫! 難しさはメイソンの時の比じゃないから!」
大丈夫、と言い張るマリー。その後、宮廷の煩わしい貴族達を黙らせることと引き換えに、儲かった銀の一割を王家に献上する約束が交わされたのだった。
その夜――
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難しかったら黙って俯いているだけでもいいから。
僕の髪を撫でながらそう言うマリー。ささくれだった心が柔らかく溶けていく。僕は溜息を一つ。
「はぁ、僕を誰だと思ってるの? キーマン商会の跡取りとしてこれまでやってきたのは伊達じゃないさ。演技の一つや二つ、お手のものだよ」
「うん、ありがとう」
僕はマリーに微笑みかけ、その身体をベッドに押し倒した。小さな悲鳴を上げるマリー。
「それで? 可愛い奥さんは他に何を企んでいるのかな?」
ん? と顔を近づけて問い質すと、マリーの頬が桃色に染まり、やがてクスクスと笑い出した。
「うふふ、実はね――」
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