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うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【1】
トンデモ陰謀論。
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あまりのインパクトに脳内処理落ち状態でいると、ギャヴィンがアルバート王子に頭を下げているのが見えた。彼らを引き留めていたのは彼だったようだ。
「殿下、申し訳ありません。アヤスラニ帝国の皇太子であれば強硬手段に出る訳にも行かず。何とか引き留めようとしたのですが、素直に武器を預け身体検査も受けられたので止められませんでした……」
「いえ……そうだろうと思いましたので、無理もありません。下手に外交問題にしてもいけませんしね」
アルバート第一王子は何かを堪えるような表情。父サイモンも同様である。
うむ、盛大に笑い出したいが、それをすると尻バットどころの騒ぎではなくなってしまう……そんな気持ちで頑張っているのだろう。
手を握りしめて掌に爪を食い込ませながら、アヤスラニ帝国の皇太子にどう返事したものかと考えていると――グレイが前へ進み出て私の隣に立った。
「『ご丁寧にありがとうございます。恐縮ですが、妻に代わってご挨拶申し上げます。お初に目にかかります、私はグレイ・ダージリン……そしてこちらは聖女であり私の妻のマリアージュと申します。先日賢者になられたイドゥリース殿下とも懇意にして頂いております』」
流石はグレイ、流暢なアヤスラニ語である。しかしその声が若干震えているのは多分気のせいではない。
アヤスラニ帝国皇太子オスマンは、感心したような眼差しをグレイに向けた。
「『ほう、聖女の夫君は我が国の言葉に流暢なのか。これは良い事を知った』」
「『恐れながら、そちらの通訳の方のトラス語は少々……いえ、かなり古めかしいもののように感じられます。宜しければ私が通訳を致しましょう』」
そこへ立ち直ったスレイマンが参戦。
失礼の無いように皇太子の古めかしい言葉遣いは無かった事にし、自ら通訳を買って出た。
「『そうなのか? このブダックは外交官でな。俺にトラス語を教えてくれた教師でもあるのだが』」
首を傾げる皇太子オスマン。
一方、外交官の男ブダックは色をなした。
そりゃあ、言外にお前の通訳では話にならないと指摘されたのだ。プライドを傷つけられた事だろう。
「『何だと、小僧! 私のトラス語がおかしいだと!?』」
「『おかしいどころではありません。貴方のトラス語は古めかし過ぎて聖女様達が面食らっているんですよ。皇太子殿下に恥を掻かせたくなければ黙っていて下さい、私も昔グレイと友になっていなければ貴方と同じ事になっていたでしょう!』」
「『何だと!』」
言い合いがヒートアップしかけた所にグレイが口を挟んだ。
「『お気の毒ですが、ブダック殿。我が友スレイマンの言う通りです。彼も出会った当初は酷いものでした。数百年程昔の宮廷言葉のように聞こえますよ。しかしこれはブダック殿ではなく、トラス語の教本が悪かったのでしょう。また、これまでトラス王国と貴国はあまり交流がありませんでしたので……』」
「『そう言う事ならば仕方あるまいな』」
そんなやり取りの中、アレマニア帝国の随従の一人がダンカンに耳打ちをしているのが見えた。
ダンカンは何故かビシッとグレイを指差す。
「……分かったぞ、全ての黒幕はグレイ・ダージリン。貴様だな!」
「は……?」
何故そうなる。私はぽかんとした。
突然の斜め上からの告発にグレイも面食らっている様子だ。
デブランツ大司教がハッとしたようにアーダム皇子を見た。
「そうか……そう言う事であったか。アーダム殿下、ご覧になられましたな。やはり偽聖女共はアヤスラニ帝国と通じて我らが神聖な帝国を脅かそうとしているのでございます! その中心人物となるのはそこな赤毛の悪魔の化身、グレイ・ダージリンに違いありませぬ!」
「左様。先程まで聖女の背後で大人しくしていたのが、我が国の敵国であるアヤスラニ帝国の皇太子がやってきた途端、わざわざ前に進み出た。そればかりか流暢なアヤスラニ語を使って話をし、偽賢者と仲良くしているというような事を口にした――これが何を意味するか」
探偵が犯人を追い詰めるようにぎらりとこちらを見つめるダンカン。恐らく先程耳打ちした随従がアヤスラニ語を理解出来たのだと思われる。
――知らねーよ!
私は内心ツッコミの叫びを上げた。
疑いも過ぎると時としてとんでもない結論が導き出されるものだ。もはやトンデモ陰謀論である。何がどうしてそういう事になったのか意味不明である。
グレイは頭痛を堪えるように頭に手をやった。
「たまたま私がアヤスラニ帝国の言葉が堪能だっただけでそこまで言われるのは心外なのですが。
それに、私の商会は東方交易が主。商会を継ぐ上で、交易船の経由地であるアヤスラニ帝国の言葉を私が学んでいるのは不自然ではないでしょう。事実、アレマニア語もガリア語も嗜んでおりますが?」
「口では何とでも言える。ならば何故我らに対しては聖女の背後に控えて動かなかったのだ?」
「二つ理由があります。一つは他ならぬ貴方がたが、私ではなく聖女である妻に面会を希望された為。もう一つは私がアヤスラニ帝国の言葉をいささか嗜んでおり、妻に代わり挨拶をする為です」
落ち着いて考えればお分かりになる事だと思いますが……と冷静に理由を述べるグレイ。
ダンカンは往生際悪く、「もっともらしい理由を付けているが、私は騙されぬぞ」と呻いている。
そこへ、皇太子オスマンが好戦的な眼差しをアーダム皇子に向けた。
「アレマニアのアーダム皇子とな……ここでその首落としたらば麿が帝国の憂いも無くなるでおじゃろうな」
「ふん……そのような貧弱な肉体で、この私と剣を交えようとするか? 首が落ちるのはどちらだろうな」
「ほう、図体だけでこの麿の剣技に勝てると思うておじゃるか。望むところにおじゃる!」
何故かトラス王国語でおっ始まる二つの帝国のプチ戦争。
謁見の間はすっかりカオス状態、聖女である私は存在を忘れられ、置いてけぼりである。
というか、争うなら他所でやれ。
オス麿、お前はちょっと黙ろうか。
「殿下、申し訳ありません。アヤスラニ帝国の皇太子であれば強硬手段に出る訳にも行かず。何とか引き留めようとしたのですが、素直に武器を預け身体検査も受けられたので止められませんでした……」
「いえ……そうだろうと思いましたので、無理もありません。下手に外交問題にしてもいけませんしね」
アルバート第一王子は何かを堪えるような表情。父サイモンも同様である。
うむ、盛大に笑い出したいが、それをすると尻バットどころの騒ぎではなくなってしまう……そんな気持ちで頑張っているのだろう。
手を握りしめて掌に爪を食い込ませながら、アヤスラニ帝国の皇太子にどう返事したものかと考えていると――グレイが前へ進み出て私の隣に立った。
「『ご丁寧にありがとうございます。恐縮ですが、妻に代わってご挨拶申し上げます。お初に目にかかります、私はグレイ・ダージリン……そしてこちらは聖女であり私の妻のマリアージュと申します。先日賢者になられたイドゥリース殿下とも懇意にして頂いております』」
流石はグレイ、流暢なアヤスラニ語である。しかしその声が若干震えているのは多分気のせいではない。
アヤスラニ帝国皇太子オスマンは、感心したような眼差しをグレイに向けた。
「『ほう、聖女の夫君は我が国の言葉に流暢なのか。これは良い事を知った』」
「『恐れながら、そちらの通訳の方のトラス語は少々……いえ、かなり古めかしいもののように感じられます。宜しければ私が通訳を致しましょう』」
そこへ立ち直ったスレイマンが参戦。
失礼の無いように皇太子の古めかしい言葉遣いは無かった事にし、自ら通訳を買って出た。
「『そうなのか? このブダックは外交官でな。俺にトラス語を教えてくれた教師でもあるのだが』」
首を傾げる皇太子オスマン。
一方、外交官の男ブダックは色をなした。
そりゃあ、言外にお前の通訳では話にならないと指摘されたのだ。プライドを傷つけられた事だろう。
「『何だと、小僧! 私のトラス語がおかしいだと!?』」
「『おかしいどころではありません。貴方のトラス語は古めかし過ぎて聖女様達が面食らっているんですよ。皇太子殿下に恥を掻かせたくなければ黙っていて下さい、私も昔グレイと友になっていなければ貴方と同じ事になっていたでしょう!』」
「『何だと!』」
言い合いがヒートアップしかけた所にグレイが口を挟んだ。
「『お気の毒ですが、ブダック殿。我が友スレイマンの言う通りです。彼も出会った当初は酷いものでした。数百年程昔の宮廷言葉のように聞こえますよ。しかしこれはブダック殿ではなく、トラス語の教本が悪かったのでしょう。また、これまでトラス王国と貴国はあまり交流がありませんでしたので……』」
「『そう言う事ならば仕方あるまいな』」
そんなやり取りの中、アレマニア帝国の随従の一人がダンカンに耳打ちをしているのが見えた。
ダンカンは何故かビシッとグレイを指差す。
「……分かったぞ、全ての黒幕はグレイ・ダージリン。貴様だな!」
「は……?」
何故そうなる。私はぽかんとした。
突然の斜め上からの告発にグレイも面食らっている様子だ。
デブランツ大司教がハッとしたようにアーダム皇子を見た。
「そうか……そう言う事であったか。アーダム殿下、ご覧になられましたな。やはり偽聖女共はアヤスラニ帝国と通じて我らが神聖な帝国を脅かそうとしているのでございます! その中心人物となるのはそこな赤毛の悪魔の化身、グレイ・ダージリンに違いありませぬ!」
「左様。先程まで聖女の背後で大人しくしていたのが、我が国の敵国であるアヤスラニ帝国の皇太子がやってきた途端、わざわざ前に進み出た。そればかりか流暢なアヤスラニ語を使って話をし、偽賢者と仲良くしているというような事を口にした――これが何を意味するか」
探偵が犯人を追い詰めるようにぎらりとこちらを見つめるダンカン。恐らく先程耳打ちした随従がアヤスラニ語を理解出来たのだと思われる。
――知らねーよ!
私は内心ツッコミの叫びを上げた。
疑いも過ぎると時としてとんでもない結論が導き出されるものだ。もはやトンデモ陰謀論である。何がどうしてそういう事になったのか意味不明である。
グレイは頭痛を堪えるように頭に手をやった。
「たまたま私がアヤスラニ帝国の言葉が堪能だっただけでそこまで言われるのは心外なのですが。
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「口では何とでも言える。ならば何故我らに対しては聖女の背後に控えて動かなかったのだ?」
「二つ理由があります。一つは他ならぬ貴方がたが、私ではなく聖女である妻に面会を希望された為。もう一つは私がアヤスラニ帝国の言葉をいささか嗜んでおり、妻に代わり挨拶をする為です」
落ち着いて考えればお分かりになる事だと思いますが……と冷静に理由を述べるグレイ。
ダンカンは往生際悪く、「もっともらしい理由を付けているが、私は騙されぬぞ」と呻いている。
そこへ、皇太子オスマンが好戦的な眼差しをアーダム皇子に向けた。
「アレマニアのアーダム皇子とな……ここでその首落としたらば麿が帝国の憂いも無くなるでおじゃろうな」
「ふん……そのような貧弱な肉体で、この私と剣を交えようとするか? 首が落ちるのはどちらだろうな」
「ほう、図体だけでこの麿の剣技に勝てると思うておじゃるか。望むところにおじゃる!」
何故かトラス王国語でおっ始まる二つの帝国のプチ戦争。
謁見の間はすっかりカオス状態、聖女である私は存在を忘れられ、置いてけぼりである。
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オス麿、お前はちょっと黙ろうか。
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