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うら若き有閑貴族夫人になったからには、安穏なだらだらニート生活をしたい。【1】
もっと……貴方の手で愛撫して。
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「それ、サイモン様の策だよ。良かった、アルバート殿下は無事に接触出来たんだね」
宿場町ポー。
ここはリプトン伯爵領の北端に当たる場所であり、キーマン商会の息の掛かった店も幾つかあるそうだ。
そこの一番上質な宿に私達は宿泊する事になった。
護衛や隠密騎士達は私達の部屋を囲むように部屋を取り、現在は交代で休みながら周辺の見回りや警備に当たってくれている。
私達は祖父母が泊る一番大きな部屋に集まり、侍女が用意したお茶でゆっくりさせてもらっていた。
先刻見た光景を話した私に、グレイはどこか不自然な表情でそう言った。よく見ると、頬がピクついている。
「では、もう背後を気にせずのんびり領地へ向かえるなぁ」
「本当に良かったわ。急ぎの旅は年寄りには辛いもの」
安堵の表情になった祖父母。
弟妹とヴェスカルが羨ましそうに父を見ている。
イドゥリースとスレイマン、使用人達は困惑しているようだった。
父サイモンがニヤリと悪役ばりの凄みのある笑みを浮かべている。
「くくくっ、非公式な訪問を公式なものにしてやれば迂闊なことは出来まいと思ってな。我が策成れり」
――ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピピッ……。
母ティヴィーナは父の手元を眺めて三日月のように目を細めた。
「ああ、可愛いわぁ~。私も、駄目かしら?」
「見てくれは愛らしいが、これで案外狂暴な面を見せる事もあるのだ。触り方次第で機嫌を損ねるし、油断すると噛みついてくる。指に乗せて餌付けするぐらいにしておいた方が良いぞ」
「そんな…残念だわ」
母がシュンとする。
いやいや、ちょっと待て。
私はツッコミを入れた。
父の両手の中では、ヘドヴァンが目を恍惚に蕩けさせ――心地良さ気に鳴きながら、もふもふかきかきニギコロされていたのである。
い、何時の間に……。
「ヘドヴァン、僕達からは逃げちゃうんだ」
珍しく頬を膨らませて拗ねるイサーク。メリーも同じ顔である。
「優しく触らないからだ、二人共。忍耐と辛抱、そして手加減を覚える事だな」
父がやや優越感を含んだ表情で諭すように言った。
――ギャギャッ!
「ふふふ、このサイモンに愛撫を催促するとは不遜な真似を。愛いやつめ、どうしてくれようか」
何時の間にか手が止まっていた事に不満の鳴き声を上げるヘドヴァン。父サイモンも口では「不遜な」等と言っているが、満更でもなさそうだ。
優しい手つきでもふかきニギコロを再開する父。
「何か言い方が卑猥ね」
台詞だけ聞くと、まんま十八禁ハーレクイン系小説の濡れ場に出てきそうである。
「ああ…私のヘドヴァンが父に寝取られてしまったわ」
「げほごほっ…」
私のわざとらしい嘆息に、お茶が気管支にうっかり入ったのかグレイが咳きこみ始める。耳に届く皆の忍び笑い。
「誤解を招くような事をいうな、馬鹿娘。お前が留守の間、仕方なく構っていたらこうなったのだ」
私は生暖かい視線を投げた。
……素直に殺伐とした心が癒されるしヘドヴァンが可愛いからって言えばいいのに。こういう所は親子だなぁと感じる。
仕方なく構っていたらこうなったと言っているが、普段から相当可愛がってないとこうはならないぞ。
ツンデレか。
「まあ、マリーちゃんったら。貴方、いくら可愛い子でも浮気は駄目ですわよ?」
クスクスと笑って冗談を言う母に、父は「君までそんな事を…」と呆れたように息を吐いた。
***
「ふう、疲れたわ」
私はぽふっとベッドに倒れ込んだ。
あれから宿場町を統括するリプトン伯爵家の寄子ティヴリー子爵や教会の司祭等の名士達がやって来て色々あったのだ。旅の疲労もあるが、気疲れが主。
「大変だったね。僕も疲れたよ」
グレイがベッドに腰掛けて私の頭を撫でた。お互いお疲れである。
お愛想程度に挨拶を交わした後、お約束とばかりに館での晩餐に招かれてしまった。
明日も早いし旅を急ぐからと丁重にお断りを入れたら、ならばせめて宿でお食事をと食い下がられ。
貴族としては略式だが、宿の食堂での晩餐となった。
ティヴリー子爵は貸し切りにしようとしたが、私がそれを止めて他の宿泊客諸共食事を、と提案。
宿泊客達は降って湧いた御馳走に喜びの歓声を上げ、子爵は「聖女様は身分を問わず慈悲深いのですね」と感動したように言っていたが、庶民の反感はあまり買いたくないのが本音である。
「でも、銀行券の事も知れてよかったよね。この宿場も活気付いているのが分かるよ」
「そうね。リプトン伯爵領で買い物をした方がお得だもの」
街道沿いで便利な宿場町。商人や領外の住人が越境して両替し、仕入れや買い物に来るらしい。仕事も増え、移住者も増えてきているとか。
両替のお蔭で王国貨幣が貯まっていく。この分なら今後リプトン伯爵領はどんどん好景気になっていくだろう。
その話を聞けただけでも収穫と考えよう、うん。
「おやすみ、マリー」
「ええ、おやすみなさいグレイ」
暫くすると、隣から聞こえて来る静かな寝息。私も抗い難い睡魔にゆっくりと瞼を閉じたのだった。
宿場町ポー。
ここはリプトン伯爵領の北端に当たる場所であり、キーマン商会の息の掛かった店も幾つかあるそうだ。
そこの一番上質な宿に私達は宿泊する事になった。
護衛や隠密騎士達は私達の部屋を囲むように部屋を取り、現在は交代で休みながら周辺の見回りや警備に当たってくれている。
私達は祖父母が泊る一番大きな部屋に集まり、侍女が用意したお茶でゆっくりさせてもらっていた。
先刻見た光景を話した私に、グレイはどこか不自然な表情でそう言った。よく見ると、頬がピクついている。
「では、もう背後を気にせずのんびり領地へ向かえるなぁ」
「本当に良かったわ。急ぎの旅は年寄りには辛いもの」
安堵の表情になった祖父母。
弟妹とヴェスカルが羨ましそうに父を見ている。
イドゥリースとスレイマン、使用人達は困惑しているようだった。
父サイモンがニヤリと悪役ばりの凄みのある笑みを浮かべている。
「くくくっ、非公式な訪問を公式なものにしてやれば迂闊なことは出来まいと思ってな。我が策成れり」
――ピピッ、ピピッ、ピピッ、ピピッ……。
母ティヴィーナは父の手元を眺めて三日月のように目を細めた。
「ああ、可愛いわぁ~。私も、駄目かしら?」
「見てくれは愛らしいが、これで案外狂暴な面を見せる事もあるのだ。触り方次第で機嫌を損ねるし、油断すると噛みついてくる。指に乗せて餌付けするぐらいにしておいた方が良いぞ」
「そんな…残念だわ」
母がシュンとする。
いやいや、ちょっと待て。
私はツッコミを入れた。
父の両手の中では、ヘドヴァンが目を恍惚に蕩けさせ――心地良さ気に鳴きながら、もふもふかきかきニギコロされていたのである。
い、何時の間に……。
「ヘドヴァン、僕達からは逃げちゃうんだ」
珍しく頬を膨らませて拗ねるイサーク。メリーも同じ顔である。
「優しく触らないからだ、二人共。忍耐と辛抱、そして手加減を覚える事だな」
父がやや優越感を含んだ表情で諭すように言った。
――ギャギャッ!
「ふふふ、このサイモンに愛撫を催促するとは不遜な真似を。愛いやつめ、どうしてくれようか」
何時の間にか手が止まっていた事に不満の鳴き声を上げるヘドヴァン。父サイモンも口では「不遜な」等と言っているが、満更でもなさそうだ。
優しい手つきでもふかきニギコロを再開する父。
「何か言い方が卑猥ね」
台詞だけ聞くと、まんま十八禁ハーレクイン系小説の濡れ場に出てきそうである。
「ああ…私のヘドヴァンが父に寝取られてしまったわ」
「げほごほっ…」
私のわざとらしい嘆息に、お茶が気管支にうっかり入ったのかグレイが咳きこみ始める。耳に届く皆の忍び笑い。
「誤解を招くような事をいうな、馬鹿娘。お前が留守の間、仕方なく構っていたらこうなったのだ」
私は生暖かい視線を投げた。
……素直に殺伐とした心が癒されるしヘドヴァンが可愛いからって言えばいいのに。こういう所は親子だなぁと感じる。
仕方なく構っていたらこうなったと言っているが、普段から相当可愛がってないとこうはならないぞ。
ツンデレか。
「まあ、マリーちゃんったら。貴方、いくら可愛い子でも浮気は駄目ですわよ?」
クスクスと笑って冗談を言う母に、父は「君までそんな事を…」と呆れたように息を吐いた。
***
「ふう、疲れたわ」
私はぽふっとベッドに倒れ込んだ。
あれから宿場町を統括するリプトン伯爵家の寄子ティヴリー子爵や教会の司祭等の名士達がやって来て色々あったのだ。旅の疲労もあるが、気疲れが主。
「大変だったね。僕も疲れたよ」
グレイがベッドに腰掛けて私の頭を撫でた。お互いお疲れである。
お愛想程度に挨拶を交わした後、お約束とばかりに館での晩餐に招かれてしまった。
明日も早いし旅を急ぐからと丁重にお断りを入れたら、ならばせめて宿でお食事をと食い下がられ。
貴族としては略式だが、宿の食堂での晩餐となった。
ティヴリー子爵は貸し切りにしようとしたが、私がそれを止めて他の宿泊客諸共食事を、と提案。
宿泊客達は降って湧いた御馳走に喜びの歓声を上げ、子爵は「聖女様は身分を問わず慈悲深いのですね」と感動したように言っていたが、庶民の反感はあまり買いたくないのが本音である。
「でも、銀行券の事も知れてよかったよね。この宿場も活気付いているのが分かるよ」
「そうね。リプトン伯爵領で買い物をした方がお得だもの」
街道沿いで便利な宿場町。商人や領外の住人が越境して両替し、仕入れや買い物に来るらしい。仕事も増え、移住者も増えてきているとか。
両替のお蔭で王国貨幣が貯まっていく。この分なら今後リプトン伯爵領はどんどん好景気になっていくだろう。
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「おやすみ、マリー」
「ええ、おやすみなさいグレイ」
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