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貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
グレイ・ルフナー(111)
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「何も王子達に跡目を継がせずとも。時にサリューン枢機卿猊下は還俗なさるご予定はおありざます?」
僕の目の前では、お茶会と言う名の、中立派の貴婦人達による物騒な会合が絶賛繰り広げられていた。
三魔女の一人、ホルメー夫人の言葉にサリューン枢機卿猊下が物騒な会話はやめて頂きたい! と青筋を立てて叫んでいる。
ホルメー夫人はどこ吹く風。扇を広げ、まだまだお若い猊下の還俗とご結婚の可能性について訊いただけだとしらばっくれていた。
……僕、この場に居て大丈夫だろうか。
大商会の跡取りとは言え、所詮は商人。貴族としても下っ端な僕は、王を敵に回しかねない程の大それたこのような場ではかなり浮いている気がする。
まだ商人同士の巨額の駆け引きの方が気が楽なんだけど……。
どうしてこうなったんだっけ。
虚ろな目で現実逃避をしながら僕は数刻前の事を思い返していた。
今朝、朝食の席でサイモン様が仰るには、王子殿下お二人が王都にご帰還なされたという。
するとマリーの祖母であるラトゥ様が丁度今日お茶会を予定しているのだと言われ、ティヴィーナ様が僕達にも出席するようにと仰ったのだ。
何でもあの三魔女も招かれているそうで、嬉しそうにしているマリーをよそに、僕は一抹の不安を抱いていたのだけれど――
「まああ、そうねぇ! その手があったわぁ!」
二人目の魔女、ピュシス夫人の甲高い声に意識を現実に引き戻される。
婦人はさらりと王位継承について、サリューン枢機卿猊下が還俗して王太子となれば良いと口にする。
王弟ならば王子達も文句は言わぬだろうと。
謀反とも受け取られる内容に、猊下はとうとう悲鳴を上げた。
「カヴァルリ子爵夫人まで!」
「まあまあ、猊下。不毛な争いで国が疲弊する事を考えれば、色々な可能性がありますわよね」
ラトゥ様が穏やかな口調で仰っているけれど、その内容が空恐ろしい。
せめてもの救いはティヴィーナ様の「穏やかな結末を望んでいる」という言葉。
マリーが来月に予言された災厄の事に触れ、その事で跡目争いをしている場合ではないと述べた。予言について知らない方々に詳しく説明して行くと、お茶会の客人達は一斉に騒めく。
跡目争いに伴う貴族達の争いにそれなりの落としどころを、という話になり、三人目の魔女であるエピテュミア夫人が良い考えがあると口にした。
***
胃に優しくないお茶会が終わり、やっと解放されたと安堵する。流石に疲れたのでソファーで少し仮眠を取っていると、侍女に起こされた。サイモン様が王宮から戻られたらしい。身形を整えて執務室へと向かう。
「サイモン様、お待たせして申し訳ありません」
「ああ、グレイ。茶会はどうであった?」
僕は貴婦人達の出した結論と策をまとめてお伝えする。サイモン様は「母上らしい」とクスリと笑った。
「面白い事になりそうだな。さて、次の一手を打つとしよう」
使用人に何事かを命じるサイモン様。暫くすると、二人の男が呼ばれて来る。
一人は僕の補佐、ジャン・バティストだった。
そしてもう一人は見知らぬ男。年の頃は三十半ばくらいだろうか。羽付きの丸帽(※)、少し袖口がインクで汚れているが、装飾の少ない上質な生地の服。文筆をする人間、身形からは裕福な平民だと分かるけれど……。
「グレイよ。見知っているかも知れないが、この男はジュルナル新聞社の代表マーチス・キンブリーだ」
サイモン様に紹介されたマーチス・キンブリーは帽子を脱いで紳士の礼を取った。
そう言えば、以前広告を打った時は僕の名代としてジャンに行かせたのだったと思い出す。
「恐れ多くもサイモン伯爵閣下のご紹介に預かりました、マーチス・キンブリーと申します。
この世で最も幸運に恵まれたグレイ・ルフナー様にお会い出来て大変に光栄に存じます」
「初めまして、マーチス殿。先だっては広告の事でお世話になりました。こちらこそお会い出来て嬉しいです」
僕も返礼をすると、マーチスは「恐縮に存じます」と頭を垂れる。
成る程、サイモン様は彼に何らかの記事を書かせるつもりなのだろう。
しかし発行部数は増えてはいるものの、そんなに広まるものだろうか。
疑問が顔に出ていたのか、サイモン様は「号外とやらを出すつもりだ」と言われた。
「号外?」
「マリーが言っていたのだがな。大事件が起こった際は新聞は号外というものを出して道行く人々に配ったりするのだと。
流石にそれは出来ないかも知れないが、週刊ヌーヴェルの号外として聖女の事を書かせようと考えているのだ」
「庶民の間でも聖女様は一番の関心事なのですよ。それが独占記事ともなれば人々はこぞって知りたがる事でしょう」
マーチスが嬉しそうに言う。今を時めく情報を独占出来る事に喜びを感じているのだろう。
「それは分かりましたが……ジャンは何故こちらに?」
「グレイは聖女の夫として民衆の心を掴んで貰う必要がある」
「グレイ様はこの屋敷から出られませんから、私が呼ばれて参りました。それに、カーフィ様の手助けの為に聖女劇の広告も打たねばなりません」
ジャンがサイモン様の言葉を補足して付け加えた。最初の広告の事も彼に任せていた事だし。
「急ぐのだ。新聞発行は明日に間に合うようにしなければならない」
「かしこまりました、サイモン様」
サイモン様とマーチスが記事の内容について話を詰める傍ら、僕はジャンを交えて民衆の心を掴む――というかマリーの夫として印象付ける方法を考えていた。
際限無く不特定多数の人々に金や物を少しずつ与えて関心を買うような事は勿論出来ない。
僕は商人だ。商人のやり方で、最低限の費用で最大の効果を得るには――。
やがて僕にはある一つの考えが浮かぶ。
それは聖女の記事のある新聞を人々がこぞって欲しがり、僕ひいてはキーマン商会の知名度を高め、また聖女劇の観客を増やすような仕掛けでもあった。
--------------------------------------
(※)ベレー帽だと思って下さい。
僕の目の前では、お茶会と言う名の、中立派の貴婦人達による物騒な会合が絶賛繰り広げられていた。
三魔女の一人、ホルメー夫人の言葉にサリューン枢機卿猊下が物騒な会話はやめて頂きたい! と青筋を立てて叫んでいる。
ホルメー夫人はどこ吹く風。扇を広げ、まだまだお若い猊下の還俗とご結婚の可能性について訊いただけだとしらばっくれていた。
……僕、この場に居て大丈夫だろうか。
大商会の跡取りとは言え、所詮は商人。貴族としても下っ端な僕は、王を敵に回しかねない程の大それたこのような場ではかなり浮いている気がする。
まだ商人同士の巨額の駆け引きの方が気が楽なんだけど……。
どうしてこうなったんだっけ。
虚ろな目で現実逃避をしながら僕は数刻前の事を思い返していた。
今朝、朝食の席でサイモン様が仰るには、王子殿下お二人が王都にご帰還なされたという。
するとマリーの祖母であるラトゥ様が丁度今日お茶会を予定しているのだと言われ、ティヴィーナ様が僕達にも出席するようにと仰ったのだ。
何でもあの三魔女も招かれているそうで、嬉しそうにしているマリーをよそに、僕は一抹の不安を抱いていたのだけれど――
「まああ、そうねぇ! その手があったわぁ!」
二人目の魔女、ピュシス夫人の甲高い声に意識を現実に引き戻される。
婦人はさらりと王位継承について、サリューン枢機卿猊下が還俗して王太子となれば良いと口にする。
王弟ならば王子達も文句は言わぬだろうと。
謀反とも受け取られる内容に、猊下はとうとう悲鳴を上げた。
「カヴァルリ子爵夫人まで!」
「まあまあ、猊下。不毛な争いで国が疲弊する事を考えれば、色々な可能性がありますわよね」
ラトゥ様が穏やかな口調で仰っているけれど、その内容が空恐ろしい。
せめてもの救いはティヴィーナ様の「穏やかな結末を望んでいる」という言葉。
マリーが来月に予言された災厄の事に触れ、その事で跡目争いをしている場合ではないと述べた。予言について知らない方々に詳しく説明して行くと、お茶会の客人達は一斉に騒めく。
跡目争いに伴う貴族達の争いにそれなりの落としどころを、という話になり、三人目の魔女であるエピテュミア夫人が良い考えがあると口にした。
***
胃に優しくないお茶会が終わり、やっと解放されたと安堵する。流石に疲れたのでソファーで少し仮眠を取っていると、侍女に起こされた。サイモン様が王宮から戻られたらしい。身形を整えて執務室へと向かう。
「サイモン様、お待たせして申し訳ありません」
「ああ、グレイ。茶会はどうであった?」
僕は貴婦人達の出した結論と策をまとめてお伝えする。サイモン様は「母上らしい」とクスリと笑った。
「面白い事になりそうだな。さて、次の一手を打つとしよう」
使用人に何事かを命じるサイモン様。暫くすると、二人の男が呼ばれて来る。
一人は僕の補佐、ジャン・バティストだった。
そしてもう一人は見知らぬ男。年の頃は三十半ばくらいだろうか。羽付きの丸帽(※)、少し袖口がインクで汚れているが、装飾の少ない上質な生地の服。文筆をする人間、身形からは裕福な平民だと分かるけれど……。
「グレイよ。見知っているかも知れないが、この男はジュルナル新聞社の代表マーチス・キンブリーだ」
サイモン様に紹介されたマーチス・キンブリーは帽子を脱いで紳士の礼を取った。
そう言えば、以前広告を打った時は僕の名代としてジャンに行かせたのだったと思い出す。
「恐れ多くもサイモン伯爵閣下のご紹介に預かりました、マーチス・キンブリーと申します。
この世で最も幸運に恵まれたグレイ・ルフナー様にお会い出来て大変に光栄に存じます」
「初めまして、マーチス殿。先だっては広告の事でお世話になりました。こちらこそお会い出来て嬉しいです」
僕も返礼をすると、マーチスは「恐縮に存じます」と頭を垂れる。
成る程、サイモン様は彼に何らかの記事を書かせるつもりなのだろう。
しかし発行部数は増えてはいるものの、そんなに広まるものだろうか。
疑問が顔に出ていたのか、サイモン様は「号外とやらを出すつもりだ」と言われた。
「号外?」
「マリーが言っていたのだがな。大事件が起こった際は新聞は号外というものを出して道行く人々に配ったりするのだと。
流石にそれは出来ないかも知れないが、週刊ヌーヴェルの号外として聖女の事を書かせようと考えているのだ」
「庶民の間でも聖女様は一番の関心事なのですよ。それが独占記事ともなれば人々はこぞって知りたがる事でしょう」
マーチスが嬉しそうに言う。今を時めく情報を独占出来る事に喜びを感じているのだろう。
「それは分かりましたが……ジャンは何故こちらに?」
「グレイは聖女の夫として民衆の心を掴んで貰う必要がある」
「グレイ様はこの屋敷から出られませんから、私が呼ばれて参りました。それに、カーフィ様の手助けの為に聖女劇の広告も打たねばなりません」
ジャンがサイモン様の言葉を補足して付け加えた。最初の広告の事も彼に任せていた事だし。
「急ぐのだ。新聞発行は明日に間に合うようにしなければならない」
「かしこまりました、サイモン様」
サイモン様とマーチスが記事の内容について話を詰める傍ら、僕はジャンを交えて民衆の心を掴む――というかマリーの夫として印象付ける方法を考えていた。
際限無く不特定多数の人々に金や物を少しずつ与えて関心を買うような事は勿論出来ない。
僕は商人だ。商人のやり方で、最低限の費用で最大の効果を得るには――。
やがて僕にはある一つの考えが浮かぶ。
それは聖女の記事のある新聞を人々がこぞって欲しがり、僕ひいてはキーマン商会の知名度を高め、また聖女劇の観客を増やすような仕掛けでもあった。
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(※)ベレー帽だと思って下さい。
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