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貴族令嬢に生まれたからには念願のだらだらニート生活したい。
食事の時にはおしぼりが欠かせないのでございます。
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イサークとメルローズもやってきて、朝食が始まる。
祖母が父に誓約書を返しながらしみじみとした様子で言った。
「まぁ、流石は我が家の娘という事かしら。こういうやり方はきっとシムに似たのね。血は争えないわ」
「間接的に母上の血でもありますよ。私は母上似なのですから」
父がすかさず切り返す。性格が遺伝しているのかどうかは分からないが、少なくとも父、祖母よりなのだろう。
祖母は兎も角、父寄りというのは若干納得がいかない……。
微妙な気持ちでいると、祖母ラトゥはコロコロと声を上げて笑った。
「おほほほ、マリーちゃん、お転婆も程々にねぇ」
「そうだな、くれぐれもラトゥやシムのようになってはならんぞ」
「まぁ、ジャル。ご挨拶ねぇ、私そんなにお転婆だったかしら?」
「少なくとも儂の髪がこのような有様になるぐらいにはな」
祖父ジャルダンの頭はすっかりバーコードになっている。皆、どっと笑った。
そんな中、料理が出揃ったので朝食が始まる。
今日のメニューは魚のムニエル、野菜スープ、パン、季節の果物アプリコットやさくらんぼ等。祖父母を気遣った優しいメニューだ。
早速好奇心旺盛なカレル兄が訊いてくる。
「マリー、アンから聞いたぞ。あのメイソンを上手い事騙して金をせしめようとしてるんだって?」
「人聞きの悪い事言わないでくれる? その条件で受けたのはあの男だもの」
さっき誓約書を取り上げられて少々面白くない私は少し頬を膨らませた。カレル兄は肩を竦める。
「本当馬鹿だよな、あいつ。いい気味。幾ら儲かるだろうな?」
「さあ。さっき誓約書取り上げられちゃったし、お金も預かるって」
「えっ、そうなのか?」
カレル兄が驚いたように見ると、父サイモンは渋面を作った。
「カレル、あまりマリーを煽るな。貴族の面子に関わる面倒くさい事になりそうだっていうのに。それと、マリー。言葉遣い、最近また緩んでいるぞ」
「ああ、成程。だから父様が誓約書取り上げたんだな」
納得したように頷くカレル兄。トーマス兄が箸でムニエルを摘まんで口に放り込みながら言った。
「だが、弱みを握っているのはこちらじゃないか。何らかの取引材料には使えそうだが」
「それも相手の出方次第だな」
父がそう言ったところで、祖母が唐突に声を上げた。
「皆、面白いカトラリーを使っているのねぇ」
「ああ、これはクァイツと言って、遠い異国のカトラリーなんですよお婆様。マリーの婚約者の実家であるルフナー子爵家からの贈り物なんです。使い方はマリーから教えて貰ったんですが、これがなかなか便利で……」
トーマス兄が説明をする。しばし家族はクァイツの話題で盛り上がった。
祖父母も欲しいという事になったので、私はグレイに注文する事を承諾する。
と、執事が傍に寄って来た。
「マリー様、お手紙が二通来ております。一通はルフナー家からですが……もう一通は」
言葉を濁されたので、私は察した。
「リプトン家しかないわね、ありがとう」
嫌な事はさっさと済ませるに限る。私はまずメイソンからの手紙を開いた。
気障ったらしいキモい文章が伝えるところによれば、私を救い出す云々というストーカーじみたどうでも良い内容の他、今月上旬にリプトン伯爵家を継ぐ事になるというものだった。成程、自由になる金が出来るという事か。
手紙に添えられていたのは流石に野の花ではなく、一本の赤い薔薇。それと昨日の分と今日の分の銅貨三枚。
「『一目ぼれ、貴女しかいない』『情熱』――どの口が言うんだか。キモッ……とと、『きっと、あまり快く思われる方はいらっしゃらないでしょうね』」
父の睨みに慌てて言いなおす。
それにしても、メイソンは金が無い筈だ。多分、薔薇を数本揃えるのが面倒だったか金を惜しんだか。送り主によって一本の薔薇がしみったれているかどうか分かってしまう。
アナベラ姉も心底嫌そうな顔になった。私は即それらを全部父サイモンにパスして濡れ布巾で手を拭いた。
「薔薇は要らないが?」
「おほほほほ、あの男からのものはお金以外全てお父様に差し上げますわ!」
「……」
私が断固として言うと、父以外の家族が忍び笑いをした。
父サイモンはメイソンからの手紙に目を通す。最後には汚物でも見るような目になって手紙を畳むと同じように濡れ布巾を使う。
気持ちは良く分かるよ、父。
私は気を取り直してグレイからの手紙を開いた。
『可愛いマリー
昨日の蛍はちょっとハプニングもあったけどとっても綺麗だったね。キャンディ伯爵家の蛍は噂に違わぬ見事さだった。
そうそう、アールは今日から銀行業を始めたよ。変な話だけど、重要度を優先して王都にある支店を拠点にしている。本店のキャンディ伯爵領やもう一つの支店のリプトン伯爵領には別の有能で信頼のおける人達を向かわせてるよ。
と言っても、たまに出張もあるかな。僕ももう数日したら株式の仕事が始まるんだ。
思ったんだけど、昨日の誓約書の事。出来ればサイモン様にも報告しておいた方が良いと思う。
愚かな人間の周りの人間まで愚かとは限らない。サイモン様ならもめ事があっても上手く処理出来るだろうから。
そうそう、前の手紙でも書いたんだけど。今朝、睡蓮がかなりの数で花開いているのを見たんだ。
マリーは返事で釣りのデートするなら伯爵家の敷地内の池が良いって書いてたよね。
僕が都合が良い日を書いておくので、そこから日付を選んでくれないかな。その日に遊びに行くよ。
グレイ・ルフナー』
グレイからの返事にはピンクの薔薇の花束が添えられていた。数えてみると十一本。
『可愛い人、貴女は私の最愛』。
同じ薔薇でも変化球を出しているグレイの方がずっと素敵だと思う。
祖母が父に誓約書を返しながらしみじみとした様子で言った。
「まぁ、流石は我が家の娘という事かしら。こういうやり方はきっとシムに似たのね。血は争えないわ」
「間接的に母上の血でもありますよ。私は母上似なのですから」
父がすかさず切り返す。性格が遺伝しているのかどうかは分からないが、少なくとも父、祖母よりなのだろう。
祖母は兎も角、父寄りというのは若干納得がいかない……。
微妙な気持ちでいると、祖母ラトゥはコロコロと声を上げて笑った。
「おほほほ、マリーちゃん、お転婆も程々にねぇ」
「そうだな、くれぐれもラトゥやシムのようになってはならんぞ」
「まぁ、ジャル。ご挨拶ねぇ、私そんなにお転婆だったかしら?」
「少なくとも儂の髪がこのような有様になるぐらいにはな」
祖父ジャルダンの頭はすっかりバーコードになっている。皆、どっと笑った。
そんな中、料理が出揃ったので朝食が始まる。
今日のメニューは魚のムニエル、野菜スープ、パン、季節の果物アプリコットやさくらんぼ等。祖父母を気遣った優しいメニューだ。
早速好奇心旺盛なカレル兄が訊いてくる。
「マリー、アンから聞いたぞ。あのメイソンを上手い事騙して金をせしめようとしてるんだって?」
「人聞きの悪い事言わないでくれる? その条件で受けたのはあの男だもの」
さっき誓約書を取り上げられて少々面白くない私は少し頬を膨らませた。カレル兄は肩を竦める。
「本当馬鹿だよな、あいつ。いい気味。幾ら儲かるだろうな?」
「さあ。さっき誓約書取り上げられちゃったし、お金も預かるって」
「えっ、そうなのか?」
カレル兄が驚いたように見ると、父サイモンは渋面を作った。
「カレル、あまりマリーを煽るな。貴族の面子に関わる面倒くさい事になりそうだっていうのに。それと、マリー。言葉遣い、最近また緩んでいるぞ」
「ああ、成程。だから父様が誓約書取り上げたんだな」
納得したように頷くカレル兄。トーマス兄が箸でムニエルを摘まんで口に放り込みながら言った。
「だが、弱みを握っているのはこちらじゃないか。何らかの取引材料には使えそうだが」
「それも相手の出方次第だな」
父がそう言ったところで、祖母が唐突に声を上げた。
「皆、面白いカトラリーを使っているのねぇ」
「ああ、これはクァイツと言って、遠い異国のカトラリーなんですよお婆様。マリーの婚約者の実家であるルフナー子爵家からの贈り物なんです。使い方はマリーから教えて貰ったんですが、これがなかなか便利で……」
トーマス兄が説明をする。しばし家族はクァイツの話題で盛り上がった。
祖父母も欲しいという事になったので、私はグレイに注文する事を承諾する。
と、執事が傍に寄って来た。
「マリー様、お手紙が二通来ております。一通はルフナー家からですが……もう一通は」
言葉を濁されたので、私は察した。
「リプトン家しかないわね、ありがとう」
嫌な事はさっさと済ませるに限る。私はまずメイソンからの手紙を開いた。
気障ったらしいキモい文章が伝えるところによれば、私を救い出す云々というストーカーじみたどうでも良い内容の他、今月上旬にリプトン伯爵家を継ぐ事になるというものだった。成程、自由になる金が出来るという事か。
手紙に添えられていたのは流石に野の花ではなく、一本の赤い薔薇。それと昨日の分と今日の分の銅貨三枚。
「『一目ぼれ、貴女しかいない』『情熱』――どの口が言うんだか。キモッ……とと、『きっと、あまり快く思われる方はいらっしゃらないでしょうね』」
父の睨みに慌てて言いなおす。
それにしても、メイソンは金が無い筈だ。多分、薔薇を数本揃えるのが面倒だったか金を惜しんだか。送り主によって一本の薔薇がしみったれているかどうか分かってしまう。
アナベラ姉も心底嫌そうな顔になった。私は即それらを全部父サイモンにパスして濡れ布巾で手を拭いた。
「薔薇は要らないが?」
「おほほほほ、あの男からのものはお金以外全てお父様に差し上げますわ!」
「……」
私が断固として言うと、父以外の家族が忍び笑いをした。
父サイモンはメイソンからの手紙に目を通す。最後には汚物でも見るような目になって手紙を畳むと同じように濡れ布巾を使う。
気持ちは良く分かるよ、父。
私は気を取り直してグレイからの手紙を開いた。
『可愛いマリー
昨日の蛍はちょっとハプニングもあったけどとっても綺麗だったね。キャンディ伯爵家の蛍は噂に違わぬ見事さだった。
そうそう、アールは今日から銀行業を始めたよ。変な話だけど、重要度を優先して王都にある支店を拠点にしている。本店のキャンディ伯爵領やもう一つの支店のリプトン伯爵領には別の有能で信頼のおける人達を向かわせてるよ。
と言っても、たまに出張もあるかな。僕ももう数日したら株式の仕事が始まるんだ。
思ったんだけど、昨日の誓約書の事。出来ればサイモン様にも報告しておいた方が良いと思う。
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そうそう、前の手紙でも書いたんだけど。今朝、睡蓮がかなりの数で花開いているのを見たんだ。
マリーは返事で釣りのデートするなら伯爵家の敷地内の池が良いって書いてたよね。
僕が都合が良い日を書いておくので、そこから日付を選んでくれないかな。その日に遊びに行くよ。
グレイ・ルフナー』
グレイからの返事にはピンクの薔薇の花束が添えられていた。数えてみると十一本。
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