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前脚のヨハンと後ろ脚のシュテファン。
角馬達が翼を得るまで。【17】
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それ以降、ヘルムは二匹目のどじょうを狙わんばかりにアナベラ様に媚びを売ろうと近付くようになった。
しかしアナベラ様はまだ隠密騎士の事を知らされる年齢ではない上、ただの庭師が用も無いのに話しかけるのは不敬に当たる。すぐに見つかり、必要以上に近付くなと厳重注意をされていた。
ヘルムは不満を抱き、ますます庭師としての仕事を疎かにして酒場に入り浸るようになる。
そんなある日の事。
アナベラ様が御友人の令嬢の誕生会があるという事でお出掛けになる事となった。
選ばれる隠密騎士はヨハンの時と同じく見習い二人に現役二人の四人が選抜され、その名が読み上げられる。
昼食後、自室へ戻りいざ眠ろうとした時、扉がノックされた。
シュテファンが立ち上がり、誰何すると隼のジルベリクの声。
「休むところ済まないが、開けて貰えるか?」
シュテファンが扉を開くと、ジルベリクはするりとヨハン達の部屋に入る。扉を閉めると顔を寄せ、話があると口にした。
「もしかして、アナベラ様の護衛の件でしょうか?」
訊けば、ジルベリクは首を横に振り、口元を指さしてパクパクと動かす。読唇術を使え、という事なのだろう。ヨハンとシュテファンは注意深くそこに注目した。
――此度のアナベラ様の護衛任務だが。お前達兄弟に極秘任務を任せたいと思う。
――極秘任務?
――ああ。アン様の時のように、何重にも襲撃があると思われる。
その為、用心する為にこちらも相応の守りを備えて置こうとの事だった。
嫌な予感を覚えたヨハン。シュテファンが口を動かした。
――それは確かなのですか?
隼のジルベリクははっきりと頷く。
そして憂いと悲しみ、覚悟の光を浮かべた黒い眼差しをヨハン達に向けた。声なき声で語られたその内容にヨハンとシュテファンは瞠目する。
――良く聞け、『蛇』が裏切った。
***
アナベラ様の乗る馬車を遠くに見詰め、ヨハンとシュテファンは馬を進めていた。
実は直前で護衛の人選が総入れ替えになり、がらりと変えられる事となった。勿論裏切り者を出し抜く為だろう。
見習いからは狼ノ庄の黒狼のモーリック、そして山羊ノ庄の金羊のセルジール。
現役からは大鹿のヘルフリッツと龍ノ庄のアーベルト・メレン――翼竜のアーベルトの二人。
脳裏を過るのは先日ジルベリクに言われた言葉。
『蛇』が誰を指すのかは明らかだった。
隼のジルベリクの調べでは、主家を裏切りアナベラ様を売ると見せかけ、襲撃のどさくさに紛れアナベラ様をお助けして功とする計画なのだろうという事だった。
――何と愚かな。
ヨハンは嘆く。
幾ら仲違いしているとはいえ、隠密騎士である以上は主家への忠誠は心身に叩き込まれる筈。嫌な奴だが、そこは違えぬとどこかで信じていた。それなのに、まさかという思いだった。
見せかけで仲間を裏切る事は場合によっては有効な手ではあるのだろう――私欲に因らず、またジルベリクの許可を得ての上であれば。
裏切りが明らかになれば蛇ノ庄はお取り潰しになる。本人だけじゃない、その咎は家族や一族にも及ぶのだ。
それなのに、何故。
やがてアナベラ様の馬車は、続々と到着する他の貴族達の馬車達に紛れ、訪問先の貴族の邸宅に吸い込まれていった。
襲撃は――やはり帰り道か。
兄弟は踵を返す。大人数での襲撃ならば襲撃しやすい地点の近くで時間を潰すのは相手側も同じ。
そしてその場所は既に割れていた。
***
夕焼けの中、農夫や商人、子供達――人々が家路を急ぎ歩いて行く。
偵察に行っていたのだろう、一人の小男が酒場へと駆け込んで行き、やがてぞろぞろと柄の悪い破落戸達が出て来る。十数人程居るだろうか。しかしその中にヘルムの姿は無かった。
彼らは恐らく捨て駒だろうとヨハンは推測する。
「行くぞ、シュテファン」
「応!」
馬車の帰り道は把握している。凡そどこで襲われるかの見当も付いている。
一網打尽にする、と隼のジルベリクは言った。
ヨハン達だけではなく、他の隠密騎士達も気取られぬよう遠巻きに馬車を追っている筈だ。
兄弟は馬に乗った。
男達の進路から予め考えていた襲撃され得る地点の内、どの辺りへ向かうかを推測して追跡する。
林を貫くように伸びる小道までやってきた時、男達は散開して林に潜んだ。
ヨハンとシュテファンも離れた場所で馬を降りて気配を消して林に近付く。道に近い場所に陣取ると、武器に毒を塗り準備をして息を殺していた。
やがて、道の向こうから角灯を下げた馬車がやってくるのが見え――それが近くを差し掛かった時に破落戸達が一斉に林から飛び出して行く。
ジルベリクの言葉がヨハンの脳内に蘇った。
――襲撃は恐らく三度行われるだろう。第一陣、第二陣は俺達でも対応出来るから見逃せ。お前達が対処すべきは第三陣、不測の襲撃だ。以前と同じく、混戦になった所に乗じてアナベラ様を狙うつもりだろう。
目の前では戦闘が始まっていた。
黒狼のモーリックは両手に黒塗りの短剣で敵を切り裂き、金羊のセルジールは戦輪で相手の刀を折り首を掻き切る。
大鹿のヘルフリッツは両手に小戦斧、そこから少し離れた所で翼竜のアーベルトが鉾槍を振り回していた。
十数人の破落戸が数人まで減った時、そこへ近付く馬の蹄の音。
第二陣が来たのだ。
――来た。しかも今度はざっと数十人は居る。
第二の戦闘が始まった。最初の襲撃の時とは違い、隠密騎士達もまた本気を出して戦い始める。
それもその筈、最初の破落戸共とは動きが違う、それなりの訓練を積んだ者の動き。隠密騎士達よりは幾分か弱いとは言え、この数の暴力では流石に持ちこたえられないかも知れない。
加勢するべきかヨハンが逡巡していると、林の暗闇の中に僅かな気配を感じ取った。林に差し込む、馬車の角灯の僅かな光の中に浮かぶ二つの人影。
一瞬その姿が垣間見えた。一人は双頭蛇のヘルム、そしてもう一人は見知らぬ男。
やがてヘルムが何事かを話し、林を抜けようとしたその刹那。殺気が充満し――二つの人影は一つになった。
小さな呻きと共に、ずるりとヘルムの身体が呆気無く崩れ落ちる。
――ヘルムの背後を事も無く取り仕留めるとは。かなりの手練れであることは間違いない。
あの男を今戦いの場に近付けては駄目だ――ヨハンは咄嗟に懐から取り出した投げナイフを投擲した。
しかしアナベラ様はまだ隠密騎士の事を知らされる年齢ではない上、ただの庭師が用も無いのに話しかけるのは不敬に当たる。すぐに見つかり、必要以上に近付くなと厳重注意をされていた。
ヘルムは不満を抱き、ますます庭師としての仕事を疎かにして酒場に入り浸るようになる。
そんなある日の事。
アナベラ様が御友人の令嬢の誕生会があるという事でお出掛けになる事となった。
選ばれる隠密騎士はヨハンの時と同じく見習い二人に現役二人の四人が選抜され、その名が読み上げられる。
昼食後、自室へ戻りいざ眠ろうとした時、扉がノックされた。
シュテファンが立ち上がり、誰何すると隼のジルベリクの声。
「休むところ済まないが、開けて貰えるか?」
シュテファンが扉を開くと、ジルベリクはするりとヨハン達の部屋に入る。扉を閉めると顔を寄せ、話があると口にした。
「もしかして、アナベラ様の護衛の件でしょうか?」
訊けば、ジルベリクは首を横に振り、口元を指さしてパクパクと動かす。読唇術を使え、という事なのだろう。ヨハンとシュテファンは注意深くそこに注目した。
――此度のアナベラ様の護衛任務だが。お前達兄弟に極秘任務を任せたいと思う。
――極秘任務?
――ああ。アン様の時のように、何重にも襲撃があると思われる。
その為、用心する為にこちらも相応の守りを備えて置こうとの事だった。
嫌な予感を覚えたヨハン。シュテファンが口を動かした。
――それは確かなのですか?
隼のジルベリクははっきりと頷く。
そして憂いと悲しみ、覚悟の光を浮かべた黒い眼差しをヨハン達に向けた。声なき声で語られたその内容にヨハンとシュテファンは瞠目する。
――良く聞け、『蛇』が裏切った。
***
アナベラ様の乗る馬車を遠くに見詰め、ヨハンとシュテファンは馬を進めていた。
実は直前で護衛の人選が総入れ替えになり、がらりと変えられる事となった。勿論裏切り者を出し抜く為だろう。
見習いからは狼ノ庄の黒狼のモーリック、そして山羊ノ庄の金羊のセルジール。
現役からは大鹿のヘルフリッツと龍ノ庄のアーベルト・メレン――翼竜のアーベルトの二人。
脳裏を過るのは先日ジルベリクに言われた言葉。
『蛇』が誰を指すのかは明らかだった。
隼のジルベリクの調べでは、主家を裏切りアナベラ様を売ると見せかけ、襲撃のどさくさに紛れアナベラ様をお助けして功とする計画なのだろうという事だった。
――何と愚かな。
ヨハンは嘆く。
幾ら仲違いしているとはいえ、隠密騎士である以上は主家への忠誠は心身に叩き込まれる筈。嫌な奴だが、そこは違えぬとどこかで信じていた。それなのに、まさかという思いだった。
見せかけで仲間を裏切る事は場合によっては有効な手ではあるのだろう――私欲に因らず、またジルベリクの許可を得ての上であれば。
裏切りが明らかになれば蛇ノ庄はお取り潰しになる。本人だけじゃない、その咎は家族や一族にも及ぶのだ。
それなのに、何故。
やがてアナベラ様の馬車は、続々と到着する他の貴族達の馬車達に紛れ、訪問先の貴族の邸宅に吸い込まれていった。
襲撃は――やはり帰り道か。
兄弟は踵を返す。大人数での襲撃ならば襲撃しやすい地点の近くで時間を潰すのは相手側も同じ。
そしてその場所は既に割れていた。
***
夕焼けの中、農夫や商人、子供達――人々が家路を急ぎ歩いて行く。
偵察に行っていたのだろう、一人の小男が酒場へと駆け込んで行き、やがてぞろぞろと柄の悪い破落戸達が出て来る。十数人程居るだろうか。しかしその中にヘルムの姿は無かった。
彼らは恐らく捨て駒だろうとヨハンは推測する。
「行くぞ、シュテファン」
「応!」
馬車の帰り道は把握している。凡そどこで襲われるかの見当も付いている。
一網打尽にする、と隼のジルベリクは言った。
ヨハン達だけではなく、他の隠密騎士達も気取られぬよう遠巻きに馬車を追っている筈だ。
兄弟は馬に乗った。
男達の進路から予め考えていた襲撃され得る地点の内、どの辺りへ向かうかを推測して追跡する。
林を貫くように伸びる小道までやってきた時、男達は散開して林に潜んだ。
ヨハンとシュテファンも離れた場所で馬を降りて気配を消して林に近付く。道に近い場所に陣取ると、武器に毒を塗り準備をして息を殺していた。
やがて、道の向こうから角灯を下げた馬車がやってくるのが見え――それが近くを差し掛かった時に破落戸達が一斉に林から飛び出して行く。
ジルベリクの言葉がヨハンの脳内に蘇った。
――襲撃は恐らく三度行われるだろう。第一陣、第二陣は俺達でも対応出来るから見逃せ。お前達が対処すべきは第三陣、不測の襲撃だ。以前と同じく、混戦になった所に乗じてアナベラ様を狙うつもりだろう。
目の前では戦闘が始まっていた。
黒狼のモーリックは両手に黒塗りの短剣で敵を切り裂き、金羊のセルジールは戦輪で相手の刀を折り首を掻き切る。
大鹿のヘルフリッツは両手に小戦斧、そこから少し離れた所で翼竜のアーベルトが鉾槍を振り回していた。
十数人の破落戸が数人まで減った時、そこへ近付く馬の蹄の音。
第二陣が来たのだ。
――来た。しかも今度はざっと数十人は居る。
第二の戦闘が始まった。最初の襲撃の時とは違い、隠密騎士達もまた本気を出して戦い始める。
それもその筈、最初の破落戸共とは動きが違う、それなりの訓練を積んだ者の動き。隠密騎士達よりは幾分か弱いとは言え、この数の暴力では流石に持ちこたえられないかも知れない。
加勢するべきかヨハンが逡巡していると、林の暗闇の中に僅かな気配を感じ取った。林に差し込む、馬車の角灯の僅かな光の中に浮かぶ二つの人影。
一瞬その姿が垣間見えた。一人は双頭蛇のヘルム、そしてもう一人は見知らぬ男。
やがてヘルムが何事かを話し、林を抜けようとしたその刹那。殺気が充満し――二つの人影は一つになった。
小さな呻きと共に、ずるりとヘルムの身体が呆気無く崩れ落ちる。
――ヘルムの背後を事も無く取り仕留めるとは。かなりの手練れであることは間違いない。
あの男を今戦いの場に近付けては駄目だ――ヨハンは咄嗟に懐から取り出した投げナイフを投擲した。
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