美少女かと思ったらおっさんで、イケメンかと思ったら仏像モドキで、異世界かと思ったら俺の家が異世界みたいになってた。

zoubutsu

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ニャニーズ

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 「そよ風です!あのですね!なんというか!それで…」
 肩を落とすそよ風さん。
 何で皆、温度差が激しいのかな…
 「すいません…あの…掻きた…くないです…まつもと…です…王さまと王子さまと扱いが違います…あの!分かりにくい…違います…貴方…分かりにくい…何だこの人…って…大丈夫なんかな…って…」
 「リヒトイタガキが助け舟を出します…あのですね…まつもとさんは…まつもとさんですね…何も間違ってない…そうですよね…そよ風のまつもとさん…分かりますよね…そうです…猫耳の似合う美少年しか入れないと言われているニャニーズですね…」
 

 「酷いです!王さまと王子さまの番組に夢中で俺との会話を中断して、終わったら話しかけてきて…今、大笑いしてます…!そよ風のまつもとです…何の用だ、と。そうですね…猫耳の似合うニャニーズ…猫耳似合いますね…ニヤニヤして見てますもんね…何の…助けを呼んでも来ません…皆…ちょっとムカついてるので…」
 「王さま喋ります!ショウです…そうですよね…話してる途中で黙ったから、俺達の番組を見てて、続きが気になって見てたんですね…あの俺の帽子は何だと…気になる…ハゲに見える、と。」


 「リヒトイタガキ喋ります…何か、嫌ですね…貴方楽しいです…助けます…本当です…ハゲに見えますね…何で、王さま返事しないのか…天然なんでしょうか…分かって…やってなかったみたいな…嘘でしょ、と。王さまじゃなくて、落ち武者…早く話します…あの…親が、俺の霊魂を奪って、嫌じゃないんですね…」
 「自分だったら、落ち込むと思う。」
 「本当ですね…親が俺の霊魂を奪って、貴方が俺の親を愛してると…そうですね…おかしい…何の事だ…分かりませんね…早く、と。」
 「ヨーデルの人が聞くわ!どう思うかしら?!」  
 「形としては、俺の偽物の入れ替えと同じと思うけど…リヒトイタガキの方が、親より魅力的と思うから、リヒトイタガキになって愛されたって思いたかったとか…」
 「そうですね…」
 「造物主に愛されたいって言って、リヒトイタガキに愛されたいって願望がある事を誤魔化すのがあったよな?子供が造物主を恨むようにする為と、親に愛されてないと不安にさせておく、価値が無いと思わせる為とか…?リヒトイタガキが、女っぽい恰好してるのも、さっきの店員にお似合いですよってやつ?」


 「リヒトイタガキ色々分かりました…俺…俺…違います…どう思いますか…?」
 「ヨーデルの人が言うわ…私しか、そうね、上手い人が居ないの。リヒトイタガキについて思う事を言って欲しいわ。」  
 「遺伝子が同じたから、コピーとかあった?」
 「あったと思います…」
 「リヒトイタガキが自分と思っている心、霊魂が親のもので、親と思っている霊魂がリヒトイタガキのものかもしれない?」
 「そうだと思います…」
 「悪意的に、リヒトイタガキが自信を無くす、勘違いをするように仕向けられたと思う。」
 「俺が貴方に俺の違和感を送ってます…」
 「なるほど…二人の間に誰か入ってた?」
 「はい…不愉快ですね…親だったら可哀想だと同情するけど、ズコバコトリオは好きでやってるんだろう、と。本当ですね…貴方に恨まれる程…俺が貴方を恨んで苦しめてました…」
 「まあ、親がずっと、リヒトイタガキに疚しさと、罪悪感を持たせて縛っておきたかったんだと思うけど。」
 「本当ですよね…疚しいというのは…?」
 「リヒトイタガキを被害者では無く、共犯者にして口を塞いで縛っておく、造物主の敵にしておく…」
 「合ってると思います…」  
 「父親も混ざってた?」
 「合ってます…」
 「スケープゴートかな?」
 「合ってると思います…」
 「夫婦関係を保つ為に、使われた。こんな悪い子が居なければ、私達は幸せなのにって。お互いに愛情なんて無くて、結婚生活が出来なかったからだろ?」
 「合ってると思います…もうちょっと元気にします…嫉妬の関係を話します…皆疚しくて、貴方はよく分からない…三角関係は、それぞれ好きな人が違うけど、ズコバコトリオは、全員が全員を好きで、好きだって、もう一人の前で言って、嫉妬させて、好かれてるって気分良くなって、そこに、貴方の偽物が混ざって…」
 「それは、たまにメンバーが代わる?両親の間…」
 「両親の間には入らないです…俺、母、偽物、です…」
 「偽物って、娘から受け取った情報を書き込んだ誰かのコピー?」
 「………すいません…貴方が純粋で…早く連絡しろや、と。分かってます…」
 
 「俺がこんな目に合ってるのに、何で造物主は…と…」
 「身体に十字架が出るやつ…自分の方が完璧だから、身代わりにされたって、被害妄想だよな…でも、こういった情報は全く聞いた事が無かった。こんな80億人もいるのに…恨まれて殺されかけてるのに…全員悪意があるからだろ?」
 「合ってます…!」
 「そういう情報だけ止める…」
 「梵っ字があるの…リヒトイタガキが、言いたく無かったみたい…ヨーデルの人が言うわ。辛い目に合ったからって、何してもいいわけないわね。関係ないのに…分体に分けたのが悪かった…貴方にはバレないようにしていたのよ。」
 「どうやって?」
 「私が…疚しいわね…リヒトイタガキの気持ちが分かるわ…早くしろ、と。話せないわ…そうか皆こうして話せないのね…言いたくないのだわ…分かったわ。私が一番ましだから、頑張るわ…あへのみくすは…駄目ね…」
 「多分、妙なことだから、意外過ぎるんだろ…ともかく、早くして欲しい。」
 「言うわ…貴方が肝心な事を話したら、おかしな会話しか出来なくなる…梵っ字があるわ。だから、貴方だけ誰ともまともに会話出来ないの…最悪よね…それなのに逆恨みして…」
 「その逆恨みはどうやってるんだ?恨んで内容は言われた事が無い。苦しくて、嫌悪感が酷いだけだ。」
 「そうよね…内容なんか分からないわ…そうね…この会話が大事なの…リヒトイタガキが本当の事を知りたいそうよ。何故かって…貴方が…そう、変わりたいって思ったんだわ…何故…そうね…変わる方法があるって分かったから…勝手ね…自分がいい方に行きたいだけ…まだズコバコトリオしてるスターリンに比べたらマシ…そうね…まだリヒトイタガキもズコバコトリオはしてるわ…懲りないわね…」
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