美少女かと思ったらおっさんで、イケメンかと思ったら仏像モドキで、異世界かと思ったら俺の家が異世界みたいになってた。

あへのみくす

　「あへのみくすの意思が変わったんだわ！何故かしら？」
　「複雑な気持ちがあったのかな…自分のやってきた事が実を結ばなかった…あへのみくすとか色々やったけど…」
　「前世がガリレオ・ガリレイだったわ。」
　「正しい事をしたら殺される恐怖？」
　「合ってる、あへのみくす！馬鹿にされてるのか、いや…もういいです…何も悪くないですね…あへのみくすです…あへのみくす…あへのみくす…うるせー、と。何の用だ、と。怒ってないです…用は…早くしろ、と。」
　「ヨーデルの人が言うわ！用は無いのかしら？何だと思うかしら？」
　「少しくらい間違ってても、安定の方がいいと思った？」　　
　「合ってる、あへのみくす…そうですね…自分が失敗した、貴方から見たら失敗では無いのですね…山あり谷ありか…そう考えるのですね…完璧主義過ぎると…造物主でも、こんなもんなのに…と。貴方は必ず成功…成功の定義は何だ、と。そんなものは無い、そう思うのですね。こういう話も重要だそうです。何か…そういった事を考えたいと思っている人が居て…しかし、それが悪あがきしても結果は同じという事ですね。分かりました…怒ってないです。」
　「ちょっと耐えられないそうだわ！」