16 / 1,279
焦らし
しおりを挟む
「つまり、乱暴な言い方をすると、電話がマントラゴラで、メールがまんだーらなんじゃないか?」
「なるほど、そうね!分かったわ!」
「分からんのじゃ。」
耳元でシャンシャンされる。
嫌がらせが、あからさまになってきたな、横浜銀河よ。
「ちょ、あの…あんまりよく分からんのだが、携帯電話をかける時って、何か見えたりするのか?」
シャンシャンをかいくぐりながら、聞いてみる。
「電波が飛んでいるのが見えのじゃ。」
「へえ、凄いな。それは、霊魂と同じようなもんなのか?」
「そうじゃ。」
「じゃ、やっぱり霊魂を流用ってことか。電気自体、元々生命ってことじゃないかな…電話をかける時って、番号毎に違いはあるのか?」
「波長が違うのう。」
「波長…プラスとマイナスが入れ替わる長さだよな…それで、その数を表すのが、周波数。ラジオとかで合わせるやつだよな。それで、敵の邪魔っていうのは…電波ジャックみたいなもんじゃなかろうか?」
「そうね!そうだわ!敵の動向が鮮明になってきたわ!」
中日如来から錫杖を向けられて、圧を加えられる。
しかし、横浜銀河からもちょっと睨まれてる気がする。
おお、とうとうご本人が登場だぜ。
「…また、乱暴な言い方をすると、全部プラスとマイナスの組み合わせ、つまり磁石みたいなもんじゃないかと思うのだが。」
中日如来を無視して話を続ける。
頭がごちゃごちゃするから順番に考えないと分からなくなるんだよ。
決して、横浜銀河に嫌がらせしたいだなんて思ってない。
「よく知らんのだが、パソコンの中にあるHDDは、磁石でそのプラスとマイナスを読み取って、音楽を鳴らすとかのデータの読み取り。また、磁石で、プラスとマイナスを並び替えて、データの書き込みをする…0と1やらも、プラスとマイナスでいいんだよな?」
「そうね!それでいいと思うわ!」
「…だから、暗示、人間の行動を変えるのも、その磁石で、引っ張って変えてるんじゃないか?」
「ー!」
ヨーデルの人が、口を噤んでしまう。
仕方ない。
中日如来に向き直る。
「梵っ字ってのは、例えば普通の携帯電話の電波なんかとは何が違うんだ?」
「何だか、強いのじゃ。」
「強い…さっきの磁石…磁力が強いってことでいいか?」
「そうじゃのう。引っ張る力が強いのじゃ。」
「だから、情報が変えられてしまう、操られてしまうんじゃないか?…梵っ字を作ったのは、誰なんだ?」
「釈っ迦じゃ。」
「なるほど、そうね!分かったわ!」
「分からんのじゃ。」
耳元でシャンシャンされる。
嫌がらせが、あからさまになってきたな、横浜銀河よ。
「ちょ、あの…あんまりよく分からんのだが、携帯電話をかける時って、何か見えたりするのか?」
シャンシャンをかいくぐりながら、聞いてみる。
「電波が飛んでいるのが見えのじゃ。」
「へえ、凄いな。それは、霊魂と同じようなもんなのか?」
「そうじゃ。」
「じゃ、やっぱり霊魂を流用ってことか。電気自体、元々生命ってことじゃないかな…電話をかける時って、番号毎に違いはあるのか?」
「波長が違うのう。」
「波長…プラスとマイナスが入れ替わる長さだよな…それで、その数を表すのが、周波数。ラジオとかで合わせるやつだよな。それで、敵の邪魔っていうのは…電波ジャックみたいなもんじゃなかろうか?」
「そうね!そうだわ!敵の動向が鮮明になってきたわ!」
中日如来から錫杖を向けられて、圧を加えられる。
しかし、横浜銀河からもちょっと睨まれてる気がする。
おお、とうとうご本人が登場だぜ。
「…また、乱暴な言い方をすると、全部プラスとマイナスの組み合わせ、つまり磁石みたいなもんじゃないかと思うのだが。」
中日如来を無視して話を続ける。
頭がごちゃごちゃするから順番に考えないと分からなくなるんだよ。
決して、横浜銀河に嫌がらせしたいだなんて思ってない。
「よく知らんのだが、パソコンの中にあるHDDは、磁石でそのプラスとマイナスを読み取って、音楽を鳴らすとかのデータの読み取り。また、磁石で、プラスとマイナスを並び替えて、データの書き込みをする…0と1やらも、プラスとマイナスでいいんだよな?」
「そうね!それでいいと思うわ!」
「…だから、暗示、人間の行動を変えるのも、その磁石で、引っ張って変えてるんじゃないか?」
「ー!」
ヨーデルの人が、口を噤んでしまう。
仕方ない。
中日如来に向き直る。
「梵っ字ってのは、例えば普通の携帯電話の電波なんかとは何が違うんだ?」
「何だか、強いのじゃ。」
「強い…さっきの磁石…磁力が強いってことでいいか?」
「そうじゃのう。引っ張る力が強いのじゃ。」
「だから、情報が変えられてしまう、操られてしまうんじゃないか?…梵っ字を作ったのは、誰なんだ?」
「釈っ迦じゃ。」
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
百合ランジェリーカフェにようこそ!
楠富 つかさ
青春
主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?
ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!!
※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。
表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。
貞操逆転世界に無職20歳男で転生したので自由に生きます!
やまいし
ファンタジー
自分が書きたいことを詰めこみました。掲示板あり
目覚めると20歳無職だった主人公。
転生したのは男女の貞操観念が逆転&男女比が1:100の可笑しな世界だった。
”好きなことをしよう”と思ったは良いものの無一文。
これではまともな生活ができない。
――そうだ!えちえち自撮りでお金を稼ごう!
こうして彼の転生生活が幕を開けた。
男女比の狂った世界で愛を振りまく
キョウキョウ
恋愛
男女比が1:10という、男性の数が少ない世界に転生した主人公の七沢直人(ななさわなおと)。
その世界の男性は無気力な人が多くて、異性その恋愛にも消極的。逆に、女性たちは恋愛に飢え続けていた。どうにかして男性と仲良くなりたい。イチャイチャしたい。
直人は他の男性たちと違って、欲求を強く感じていた。女性とイチャイチャしたいし、楽しく過ごしたい。
生まれた瞬間から愛され続けてきた七沢直人は、その愛を周りの女性に返そうと思った。
デートしたり、手料理を振る舞ったり、一緒に趣味を楽しんだりする。その他にも、色々と。
本作品は、男女比の異なる世界の女性たちと積極的に触れ合っていく様子を描く物語です。
※カクヨムにも掲載中の作品です。
ママと中学生の僕
キムラエス
大衆娯楽
「ママと僕」は、中学生編、高校生編、大学生編の3部作で、本編は中学生編になります。ママは子供の時に両親を事故で亡くしており、結婚後に夫を病気で失い、身内として残された僕に精神的に依存をするようになる。幼少期の「僕」はそのママの依存が嬉しく、素敵なママに甘える閉鎖的な生活を当たり前のことと考える。成長し、性に目覚め始めた中学生の「僕」は自分の性もママとの日常の中で処理すべきものと疑わず、ママも戸惑いながらもママに甘える「僕」に満足する。ママも僕もそうした行為が少なからず社会規範に反していることは理解しているが、ママとの甘美な繋がりは解消できずに戸惑いながらも続く「ママと中学生の僕」の営みを描いてみました。
異世界帰りの底辺配信者のオッサンが、超人気配信者の美女達を助けたら、セレブ美女たちから大国の諜報機関まであらゆる人々から追われることになる話
kaizi
ファンタジー
※しばらくは毎日(17時)更新します。
※この小説はカクヨム様、小説家になろう様にも掲載しております。
※カクヨム週間総合ランキング2位、ジャンル別週間ランキング1位獲得
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
異世界帰りのオッサン冒険者。
二見敬三。
彼は異世界で英雄とまで言われた男であるが、数ヶ月前に現実世界に帰還した。
彼が異世界に行っている間に現実世界にも世界中にダンジョンが出現していた。
彼は、現実世界で生きていくために、ダンジョン配信をはじめるも、その配信は見た目が冴えないオッサンということもあり、全くバズらない。
そんなある日、超人気配信者のS級冒険者パーティを助けたことから、彼の生活は一変する。
S級冒険者の美女たちから迫られて、さらには大国の諜報機関まで彼の存在を危険視する始末……。
オッサンが無自覚に世界中を大騒ぎさせる!?
病気になって芸能界から消えたアイドル。退院し、復学先の高校には昔の仕事仲間が居たけれど、彼女は俺だと気付かない
月島日向
ライト文芸
俺、日生遼、本名、竹中祐は2年前に病に倒れた。
人気絶頂だった『Cherry’s』のリーダーをやめた。
2年間の闘病生活に一区切りし、久しぶりに高校に通うことになった。けど、誰も俺の事を元アイドルだとは思わない。薬で細くなった手足。そんな細身の体にアンバランスなムーンフェイス(薬の副作用で顔だけが大きくなる事)
。
誰も俺に気付いてはくれない。そう。
2年間、連絡をくれ続け、俺が無視してきた彼女さえも。
もう、全部どうでもよく感じた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる