11 / 1,279
銀河より
しおりを挟む
「分体を切り離したわ。」
「え?!」
此処は何処?!
俺は誰?!
此処は俺の部屋で、俺もさっきと変わらない。
「私のイメージを貴方と共有して、貴方が思う貴方のイメージで分体を作ってるから、何時もの貴方自身ね。」
なんてつまらない展開なんだ。
「分体を切り離したってどういうことだ?俺は幽体離脱でもしたのか?」
「貴方が考えた方がいいと思うわ。」
?
「分からんから聞いてるんだが。」
「貴方が考えた事が正しいと思うわ!」
なんでやねん。
「自分の状況が全く分かってないのに、俺が当てずっぽうで考えたって仕方ないだろ。やった本人なんだから、ヨーデルの人の方が分かるだろうが。」
「感覚的にやってるから、何をしているのかわからないのよ!私、あんまり賢くないの!貴方に教えを乞いたいって言ってるんだから分かるでしょ!」
知らんがな!
何でこんなことでキレるんだ!
リアルツンデレってこんなんなのか。
何してるか分からんのに、他人をどうこうするとは、された方はどうすればいいんだ。
無責任だ。
そう思ってヨーデルの人は、と見るとこれでもかと胸を張り、腰に手を当てて偉そうだ。
胸を大きく見せたいんだろうか。
いやいや、そういうことでなく。
腕がブルブル震えて、少し涙ぐんでいる。
虚勢を張ってますと全身で言っているようだ。
仕方ない。
許してやるとしよう。
「可能性で考えてみると…心を預けるって言葉みたいなもんじゃなかろうか。結婚する時に、他人同士が共に暮らすわけで、価値観を合わせないと生活出来ないから、相手の価値観に一部染まる。それで、心を許した相手には、染まる、心を預けるってことが起こる…」
「そうね。それが分体ってことだと思うわ。」
「さっきは分からないって言ったのに、どうして断言出来るんだ?」
「他人の、表層だけれど、心を読むのが得意なの。理由が分かれば分かるのだけど…」
「無意識だったものが、意識出来るということか。」
「そう、そうね!意識出来るから他人、まあ、敵ね。敵の心を読むと、焦ってビクつくから確信出来るの。」
「へえ、すごいな…」
というか、その能力すごく恐いんじゃ…
「貴方の心はいつも読んでいるわ。読みやすいのよ。単純だから。」
ぎゃー!
小さな声で、真っ直ぐだから…と付け足してはくれるが、恐いのは変わらんぞ!
「是非止めて欲しいのだが。」
「そうしないと、会話出来ないのよ。」
左様で…
「それで、幽霊の話よ。貴方の話を聞いて敵の心を読んだら、かなり焦っていたのよ。敵の動きを察知することが出来るわ。」
「そりゃあすごいな。」
「貴方がやるのよ。」
?
「私、超古代文明をつくったことで、罪悪感を感じて、敵の暗示にかかっていたの。でも、貴方と話して自分を許せるようになったわ。それで、敵の支配から逃れる事が出来たの。」
ふむふむ。
イマイチ主旨が掴めないんだが。
「つまり、どういうことなんだ?」
「分体に分断することに協力させられていたのよ。私、とても能力が高いの。」
「左様ですか。それで?」
「今から暗示を解くわ。」
?
ヨーデルの人が、すっと手を滑らせると、枷が取れるような感覚がした。
今は肉体があるわけではないのだが、重石が取れて身体が軽くなったかのようだった。
「何か変わったことは無い?」
「変わったって、そりゃ…」
説明しようとしたのだが、何か違和感を感じた。
異物が入り込んで、流れが滞るような不愉快な感覚だ。
’第六感ー気付きの能力’
「それが、貴方の能力ね。」
「どういうことだ?」
「さっき何故、分体になるかって話したわよね。信頼したら、その相手に心を預けるって。貴方が、多少私を信頼してるから、分体に分ける事が出来た。」
「心の一部を分ける事が出来るということか。多重人格と基本は同じってことか。それを他人がどうこう出来る…サブリミナル効果とか、催眠術みたいなものか?」
「そうね!そんな感じだと思うわ!」
「他人が、心を操る事が出来る…サブリミナル効果や、催眠術は、本人が自分について意識出来ない状態でかかるもんな。意識出来ない…だから眠っている方が操りやすい?」
「そ、そうね!そうだわ!」
合っているのかしら…と、小さな声で呟いているのだが、大丈夫なんだろうか…
「つまり、分体に分けるというのは、何らかの理由で多重人格になっている状態があって、それを本人が意識出来ず、信頼する相手が心を操っている状態ってことでいいか?」
「…」
「おい?」
「難しくて分からないわ!」
ブルブル震えて、泣きそうになっている。
俺がいたいけな少女を虐めてるみたいじゃないか!
「…暗示を解くって具体的に何をやったんだ?」
「だから、貴方が私を信頼してるから、その分貴方の心を私が操る事が出来るのよ。」
「ふむふむ。」
「…その上で、私が罪悪感が強くて、敵に操られて、貴方の能力を封印していたの。罪悪感が軽くなったことで、敵の支配権を取り戻したってことかしら。」
…ん?
今、聞き捨てならない事が…
「つまり、俺は単にヨーデルの人を信頼していたってだけなのに、全く関係ない他人に能力だかを封印されていた?」
「そういうことになるわね。」
「ヨーデルの人は、意図的な悪意は無かったにしても、敵に与していたということか?」
「そんなことしたかったわけじゃないわ!」
大凡ヨーデルの人が悪いんじゃ…と、言おうとした所で、泣きながら駆け出してしまった。
少女漫画さながらに。
何が地雷になるか分からん。
リアル美少女ってあんなんなのかな。
漫画と違う。
俺のようなオタクには取り扱い説明書が欲しいと思う。
姿も声も聞こえなくて、一人取り残され、途方に暮れる。
「恥ずかしくて、出て来れないそうなのじゃ。」
急に話し掛けられてビクつく。
さっきまで居なかっのに
「びっくりした!中日如来には声が聞こえてるのか?どうなってるんだ?」
「本人が話そうとした者にしか、声は聞こえんのじゃ。」
「そうなのか。」
ああ、そう言えばと思い出す。
「中日如来は俺の能力だかについて、何か知ってるか?さっきまであった違和感が消えてるんだが。」
「儂が退治したのじゃ。」
?
誰も彼もどうしてこう話が飛躍するんだ。
「マナトが能力を使ったら、儂の中に居った敵が見えたから浄化したのじゃ。でも、まだ何かあるようじゃが、自分では、はっきりせんのじゃ。もう一度能力を使ってくれんかの。」
「へえ、第六感って、他人についても分かるのか。」
「普通は、本人のことしか分からんのじゃ。マナトは類稀な能力者なのじゃ。」
褒められて悪い気はしない。
意気揚々と、腕を振り上げてみたりして、少年漫画さながらに、叫んでみる。
’第六感ー気付きの能力’
黒い靄のようなものが、立ち昇る。
「儂には、悪い念は黒く見えるのじゃ。それをマナトにも見せておる。」
そう言うと、錫杖を取り出し、可動明王は、焔を背負い気迫で敵を押さえ付け、黒い靄は消え、同時に俺の中の違和感も消えた。
「これで、何か変わる気がするのじゃ。」
「何か?」
「何かが、現れるのじゃ!」
緊迫感を孕んだまま、中日如来が見遣る方角を見詰めるが、何も起こらない。
「何も現れないが?」
「そうじゃのう。どうも、儂を認めるのが嫌なようじゃ。大人しく待つのじゃ。」
そう言うと、お行儀良く正座する。
可動明王と般若菩薩は中日如来の中に入ったようだ。
俺はどうしようか…
やることがない。
中日如来の隣に正座してみる。
「マナトも中日如来なのじゃ?」
中日如来は無邪気にはしゃぐ。
じゃ、って言ってみたい。
中日如来みたいになってみたいと思うと、中日如来の姿になった。
本当にイメージした通りになるんだな。
「中日如来なのじゃ!」
「儂も中日如来なのじゃ!」
「中日如来は、可愛い感じがするのじゃ。見た目が、偉い仏像みたいで違和感が半端ないのじゃ。」
「目を瞑ってたら、癒やされるのじゃ。」
「目を瞑るのじゃ。」
「癒やされるのじゃ。」
「だ…と言っては駄目なのじゃ!」
「オフレコなのじゃ!」
「メタ発言なのじゃ!」
「なのじゃ!」
「あの…出て行きづらいんですが…」
おっと。
じゃ遊びに夢中で、本来の目的を忘れていた。
そこには、俺でも知ってる芸能人が居心地悪そうに立っていた。
「貴方は確か、横浜ぎんばっえ…!」
「違います。」
一蹴された。
検索すると、何か上下で出て来るんだよな。
名前は確か…
「横浜銀河です。
ー貴方は俺の恩人だ。」
「え?!」
此処は何処?!
俺は誰?!
此処は俺の部屋で、俺もさっきと変わらない。
「私のイメージを貴方と共有して、貴方が思う貴方のイメージで分体を作ってるから、何時もの貴方自身ね。」
なんてつまらない展開なんだ。
「分体を切り離したってどういうことだ?俺は幽体離脱でもしたのか?」
「貴方が考えた方がいいと思うわ。」
?
「分からんから聞いてるんだが。」
「貴方が考えた事が正しいと思うわ!」
なんでやねん。
「自分の状況が全く分かってないのに、俺が当てずっぽうで考えたって仕方ないだろ。やった本人なんだから、ヨーデルの人の方が分かるだろうが。」
「感覚的にやってるから、何をしているのかわからないのよ!私、あんまり賢くないの!貴方に教えを乞いたいって言ってるんだから分かるでしょ!」
知らんがな!
何でこんなことでキレるんだ!
リアルツンデレってこんなんなのか。
何してるか分からんのに、他人をどうこうするとは、された方はどうすればいいんだ。
無責任だ。
そう思ってヨーデルの人は、と見るとこれでもかと胸を張り、腰に手を当てて偉そうだ。
胸を大きく見せたいんだろうか。
いやいや、そういうことでなく。
腕がブルブル震えて、少し涙ぐんでいる。
虚勢を張ってますと全身で言っているようだ。
仕方ない。
許してやるとしよう。
「可能性で考えてみると…心を預けるって言葉みたいなもんじゃなかろうか。結婚する時に、他人同士が共に暮らすわけで、価値観を合わせないと生活出来ないから、相手の価値観に一部染まる。それで、心を許した相手には、染まる、心を預けるってことが起こる…」
「そうね。それが分体ってことだと思うわ。」
「さっきは分からないって言ったのに、どうして断言出来るんだ?」
「他人の、表層だけれど、心を読むのが得意なの。理由が分かれば分かるのだけど…」
「無意識だったものが、意識出来るということか。」
「そう、そうね!意識出来るから他人、まあ、敵ね。敵の心を読むと、焦ってビクつくから確信出来るの。」
「へえ、すごいな…」
というか、その能力すごく恐いんじゃ…
「貴方の心はいつも読んでいるわ。読みやすいのよ。単純だから。」
ぎゃー!
小さな声で、真っ直ぐだから…と付け足してはくれるが、恐いのは変わらんぞ!
「是非止めて欲しいのだが。」
「そうしないと、会話出来ないのよ。」
左様で…
「それで、幽霊の話よ。貴方の話を聞いて敵の心を読んだら、かなり焦っていたのよ。敵の動きを察知することが出来るわ。」
「そりゃあすごいな。」
「貴方がやるのよ。」
?
「私、超古代文明をつくったことで、罪悪感を感じて、敵の暗示にかかっていたの。でも、貴方と話して自分を許せるようになったわ。それで、敵の支配から逃れる事が出来たの。」
ふむふむ。
イマイチ主旨が掴めないんだが。
「つまり、どういうことなんだ?」
「分体に分断することに協力させられていたのよ。私、とても能力が高いの。」
「左様ですか。それで?」
「今から暗示を解くわ。」
?
ヨーデルの人が、すっと手を滑らせると、枷が取れるような感覚がした。
今は肉体があるわけではないのだが、重石が取れて身体が軽くなったかのようだった。
「何か変わったことは無い?」
「変わったって、そりゃ…」
説明しようとしたのだが、何か違和感を感じた。
異物が入り込んで、流れが滞るような不愉快な感覚だ。
’第六感ー気付きの能力’
「それが、貴方の能力ね。」
「どういうことだ?」
「さっき何故、分体になるかって話したわよね。信頼したら、その相手に心を預けるって。貴方が、多少私を信頼してるから、分体に分ける事が出来た。」
「心の一部を分ける事が出来るということか。多重人格と基本は同じってことか。それを他人がどうこう出来る…サブリミナル効果とか、催眠術みたいなものか?」
「そうね!そんな感じだと思うわ!」
「他人が、心を操る事が出来る…サブリミナル効果や、催眠術は、本人が自分について意識出来ない状態でかかるもんな。意識出来ない…だから眠っている方が操りやすい?」
「そ、そうね!そうだわ!」
合っているのかしら…と、小さな声で呟いているのだが、大丈夫なんだろうか…
「つまり、分体に分けるというのは、何らかの理由で多重人格になっている状態があって、それを本人が意識出来ず、信頼する相手が心を操っている状態ってことでいいか?」
「…」
「おい?」
「難しくて分からないわ!」
ブルブル震えて、泣きそうになっている。
俺がいたいけな少女を虐めてるみたいじゃないか!
「…暗示を解くって具体的に何をやったんだ?」
「だから、貴方が私を信頼してるから、その分貴方の心を私が操る事が出来るのよ。」
「ふむふむ。」
「…その上で、私が罪悪感が強くて、敵に操られて、貴方の能力を封印していたの。罪悪感が軽くなったことで、敵の支配権を取り戻したってことかしら。」
…ん?
今、聞き捨てならない事が…
「つまり、俺は単にヨーデルの人を信頼していたってだけなのに、全く関係ない他人に能力だかを封印されていた?」
「そういうことになるわね。」
「ヨーデルの人は、意図的な悪意は無かったにしても、敵に与していたということか?」
「そんなことしたかったわけじゃないわ!」
大凡ヨーデルの人が悪いんじゃ…と、言おうとした所で、泣きながら駆け出してしまった。
少女漫画さながらに。
何が地雷になるか分からん。
リアル美少女ってあんなんなのかな。
漫画と違う。
俺のようなオタクには取り扱い説明書が欲しいと思う。
姿も声も聞こえなくて、一人取り残され、途方に暮れる。
「恥ずかしくて、出て来れないそうなのじゃ。」
急に話し掛けられてビクつく。
さっきまで居なかっのに
「びっくりした!中日如来には声が聞こえてるのか?どうなってるんだ?」
「本人が話そうとした者にしか、声は聞こえんのじゃ。」
「そうなのか。」
ああ、そう言えばと思い出す。
「中日如来は俺の能力だかについて、何か知ってるか?さっきまであった違和感が消えてるんだが。」
「儂が退治したのじゃ。」
?
誰も彼もどうしてこう話が飛躍するんだ。
「マナトが能力を使ったら、儂の中に居った敵が見えたから浄化したのじゃ。でも、まだ何かあるようじゃが、自分では、はっきりせんのじゃ。もう一度能力を使ってくれんかの。」
「へえ、第六感って、他人についても分かるのか。」
「普通は、本人のことしか分からんのじゃ。マナトは類稀な能力者なのじゃ。」
褒められて悪い気はしない。
意気揚々と、腕を振り上げてみたりして、少年漫画さながらに、叫んでみる。
’第六感ー気付きの能力’
黒い靄のようなものが、立ち昇る。
「儂には、悪い念は黒く見えるのじゃ。それをマナトにも見せておる。」
そう言うと、錫杖を取り出し、可動明王は、焔を背負い気迫で敵を押さえ付け、黒い靄は消え、同時に俺の中の違和感も消えた。
「これで、何か変わる気がするのじゃ。」
「何か?」
「何かが、現れるのじゃ!」
緊迫感を孕んだまま、中日如来が見遣る方角を見詰めるが、何も起こらない。
「何も現れないが?」
「そうじゃのう。どうも、儂を認めるのが嫌なようじゃ。大人しく待つのじゃ。」
そう言うと、お行儀良く正座する。
可動明王と般若菩薩は中日如来の中に入ったようだ。
俺はどうしようか…
やることがない。
中日如来の隣に正座してみる。
「マナトも中日如来なのじゃ?」
中日如来は無邪気にはしゃぐ。
じゃ、って言ってみたい。
中日如来みたいになってみたいと思うと、中日如来の姿になった。
本当にイメージした通りになるんだな。
「中日如来なのじゃ!」
「儂も中日如来なのじゃ!」
「中日如来は、可愛い感じがするのじゃ。見た目が、偉い仏像みたいで違和感が半端ないのじゃ。」
「目を瞑ってたら、癒やされるのじゃ。」
「目を瞑るのじゃ。」
「癒やされるのじゃ。」
「だ…と言っては駄目なのじゃ!」
「オフレコなのじゃ!」
「メタ発言なのじゃ!」
「なのじゃ!」
「あの…出て行きづらいんですが…」
おっと。
じゃ遊びに夢中で、本来の目的を忘れていた。
そこには、俺でも知ってる芸能人が居心地悪そうに立っていた。
「貴方は確か、横浜ぎんばっえ…!」
「違います。」
一蹴された。
検索すると、何か上下で出て来るんだよな。
名前は確か…
「横浜銀河です。
ー貴方は俺の恩人だ。」
0
お気に入りに追加
34
あなたにおすすめの小説
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。

原産地が同じでも結果が違ったお話
よもぎ
ファンタジー
とある国の貴族が通うための学園で、女生徒一人と男子生徒十数人がとある罪により捕縛されることとなった。女生徒は何の罪かも分からず牢で悶々と過ごしていたが、そこにさる貴族家の夫人が訪ねてきて……。
視点が途中で切り替わります。基本的に一人称視点で話が進みます。

おじさんが異世界転移してしまった。
明かりの元
ファンタジー
ひょんな事からゲーム異世界に転移してしまったおじさん、はたして、無事に帰還できるのだろうか?
モンスターが蔓延る異世界で、様々な出会いと別れを経験し、おじさんはまた一つ、歳を重ねる。

【完結】精霊に選ばれなかった私は…
まりぃべる
ファンタジー
ここダロックフェイ国では、5歳になると精霊の森へ行く。精霊に選んでもらえれば、将来有望だ。
しかし、キャロル=マフェソン辺境伯爵令嬢は、精霊に選んでもらえなかった。
選ばれた者は、王立学院で将来国の為になるべく通う。
選ばれなかった者は、教会の学校で一般教養を学ぶ。
貴族なら、より高い地位を狙うのがステータスであるが…?
☆世界観は、緩いですのでそこのところご理解のうえ、お読み下さるとありがたいです。

授かったスキルが【草】だったので家を勘当されたから悲しくてスキルに不満をぶつけたら国に恐怖が訪れて草
ラララキヲ
ファンタジー
(※[両性向け]と言いたい...)
10歳のグランは家族の見守る中でスキル鑑定を行った。グランのスキルは【草】。草一本だけを生やすスキルに親は失望しグランの為だと言ってグランを捨てた。
親を恨んだグランはどこにもぶつける事の出来ない気持ちを全て自分のスキルにぶつけた。
同時刻、グランを捨てた家族の居る王都では『謎の笑い声』が響き渡った。その笑い声に人々は恐怖し、グランを捨てた家族は……──
※確認していないので二番煎じだったらごめんなさい。急に思いついたので書きました!
※「妻」に対する暴言があります。嫌な方は御注意下さい※
◇ふんわり世界観。ゆるふわ設定。
◇なろうにも上げています。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる