17 / 17
終章
しおりを挟む
「物語に出て来る王子様が皆、ロナウ様に見える…」
フリーシアは本の頁を捲りながら呟いた。
「そうでしょう。そうでしょう。何と言っても、その雛型となったのは、ほぼ全て父上なのですよ。」
アランは自分の事の様に、胸を張って答えた。
アランがフリーシアにと、本を沢山持ってロナウの屋敷に遊びに来ていた。
「そうなのですか?!」
「ええ、ええ。しかも、本人は存じ上げないのです。父上はこういったものに興味がありませんからね。どうです。面白いでしょう?」
「はい!面白いです!」
フリーシアはワクワクして、頁を捲った。
「王子様はいつも女性を褒め称えています。ロナウ様はお城ではそうだったのですか?」
「違います。それは皆の妄想を物語にしたものです。父上が自分だけの王子様になってくれたらなあ、と夢見ているのですよ。父上が何時までも一人身なものだから妄想し放題です。」
「いつも王子様の側に格好良い男の人が居ます。」
「それは、ヴァレリーですね~。」
アランがさも可笑しそうに肩を震わせて笑う。
「たまに、明るい男の人も出て来ます。」
「…それは、たぶん俺ですね…」
途端に勢いが無くなり、顔を背ける。
「楽しいです!」
「そうですね。楽しいですね…それは良かった…」
「アラン。また来ていたのか。公務はどうした?」
「ヴァレリーに全部押し付けて来ました。」
「いくらヴァレリーとて、一人では大変だろう。」
「そうですね。これ以上白髪が増えては可哀想だ。母上、魔法でヴァレリーも若返らせることは出来ませんか?」
「私は魔法が苦手なのです。」
「なら、仕方ありませんね。ああ、そうだ。ヴァレリーと言えば。」
ゴソゴソと荷物の中から何かを取り出すと、広げて見せた。
「ヴァレリーから母上へと、預かって来ました。」
「ドレス!すごい!」
「気に入って頂けましたか?」
「私が着てもいいのですか?」
「勿論。」
「お城で、皆さん着ていました。物語のお姫様みたい…」
「父上と並んだらさぞお似合いでしょう。」
フリーシアはロナウを見上げる。
銀の髪が太陽の光を受け、キラキラと輝いている。
同じく銀の長い睫毛が、深く蒼い瞳を縁取っている。
動いていなけれは、女神像かと見紛う程完璧だが、本当に物語の登場人物だった。
一目見ただけで化け物だと一突きにされる自分などが、こんなドレスを着たからといって…
俯くフリーシアを見て、アランがロナウを肘で突いた。
「ほら、父上。母上に言葉を掛けて下さい。男の見せ所ですよ!」
ロナウはそっとフリーシアに歩み寄り、優しく頭を撫でた。
「先程、菓子を焼いたんだ。後でピクニックにでも行こうか?」
「はい!ロナウ様!」
アランが顔を覆い空を仰いだ。
「フリーシア、綺麗だよ。ドレスがとてもよく似合っている。髪を結ってあげよう。ここにおいで。」
「で、でも…」
「俺がやりたいんだ。構わないだろうか。」
「は、はい…」
おずおずとフリーシアが歩み寄り、ロナウの側にちょこんと座る。
始めはおどおどしていたフリーシアだが、しばらくすると小首を傾げてロナウを見詰め、何やら考え事をしている。
時々、フリーシアがロナウを不思議そうにじっと眺めている事がある。
城の女性のように、自分に見蕩れていてくれたらと思うのだが、そう上手くはいかないようだ。
「何か匂うだろうか。先程、菓子を焼いていたから。」
勿論今まで菓子所か、料理もした事がない。
屋敷に他人を入れるのが嫌で、家の事はロナウが一人でしているのだが、愛する人の為に料理をするのが楽しいのだと初めて知った。
愛しているという気持ちだけで満たされるとは、新鮮な驚きだった。
「お菓子!」
小動物の様に反応し、目が焼き菓子の入ったバスケットに釘付けになる。
ロナウは苦笑した。
まだまだ自分は菓子に勝てない様だ。
アランが、何やら含み笑いをして、ご武運を!などと言って帰っていったが、何か知っているのなら是非教えて欲しいものだ。
「さあ、出来たよ、フリーシア。とても可愛くなった。」
ロナウが微笑みかけても、フリーシアは眉尻を下げ、鏡に映った自分とロナウを見比べ小首を傾げる。
ロナウはフリーシアの頭を撫で、バスケットを手渡した。
「では、そろそろ出掛けようか。フリーシアは昼食を持ってくれるかい?」
「はい!ロナウ様。」
フリーシアがワクワクしている様子を横目に見ながら、ロナウは剣を腰に佩き、銃を背負った。
決してフリーシアを危険に晒すようなことはしない。
フリーシアは必ず俺が守る。
もう二度と失いたくはない。
「木の根があるから、足元に気を付けて。」
「…はあい。」
気もそぞろで返事をする。
元々人魚だったからか、歩みが覚束なく、出掛けると好奇心が刺激されるのか、あちらこちらへとふらふらして、非常に危なっかしい。
ロナウはフリーシアの数歩後ろを歩き、辺りに視線を配る。
警備の者は居るが、何時何が起こるか分からない。
ロナウが周囲を警戒していると、背後で、何かが落ちる大きな音がした。
「フリーシア!?」
目を離した隙に、崖から足を滑らせでもしたのだろうか?
そう思い、慌てて駆け寄ると、水飛沫を上げ、人魚が飛び跳ねた。
「ロナウ様ー!」
フリーシアが笑顔で大きく手を振っている。
ロナウは呆然とした。
そうだ、彼女は人魚だったのだと思い知った。
こんな所に閉じ込めて、自分の物にしたつもりになっていたのだろうか。
思い上がっていた。
ロナウは遠い目をした。
只の人間である俺では、手が届かない。
いや。
まだだ。
只の人間でしかないならば。
ロナウは衣服を脱ぎ捨て、駆け出した。
遠く届かないならば、跳べばいい。
せり出した崖の岩肌を蹴り上げ、ロナウの身体は高く飛び上がり水飛沫を上げて泉に潜る。
水中で笑顔のフリーシアが出迎えた。
手を伸ばし、もう届くかと思えばすり抜ける。
指先が触れそうになってもこの手は届かない。
必死に追いかけても人間のロナウでは、人魚のフリーシアに追いつけなかった。
何時まで経っても捕まらない。
縮まらない君との距離。
ロナウは、一人佇む。
フリーシアは自由に飛び跳ねてゆく。
届かないならば。
それでも構わない。
渡り鳥のように、いつか飛び立ってしまうとしても。
一時羽を休める時もあるだろう。
だから、俺は。
「おいで。フリーシア。」
ロナウはフリーシアへ向けて、手を広げた。
それに気付いたフリーシアが笑顔を見せた。
もうすぐ、フリーシアがこの胸に飛び込んで来るだろうことを、心待ちにする。
「ロナウ様!」
水飛沫を上げてフリーシアがやって来る。
俺は君の還る海になりたい
フリーシアは本の頁を捲りながら呟いた。
「そうでしょう。そうでしょう。何と言っても、その雛型となったのは、ほぼ全て父上なのですよ。」
アランは自分の事の様に、胸を張って答えた。
アランがフリーシアにと、本を沢山持ってロナウの屋敷に遊びに来ていた。
「そうなのですか?!」
「ええ、ええ。しかも、本人は存じ上げないのです。父上はこういったものに興味がありませんからね。どうです。面白いでしょう?」
「はい!面白いです!」
フリーシアはワクワクして、頁を捲った。
「王子様はいつも女性を褒め称えています。ロナウ様はお城ではそうだったのですか?」
「違います。それは皆の妄想を物語にしたものです。父上が自分だけの王子様になってくれたらなあ、と夢見ているのですよ。父上が何時までも一人身なものだから妄想し放題です。」
「いつも王子様の側に格好良い男の人が居ます。」
「それは、ヴァレリーですね~。」
アランがさも可笑しそうに肩を震わせて笑う。
「たまに、明るい男の人も出て来ます。」
「…それは、たぶん俺ですね…」
途端に勢いが無くなり、顔を背ける。
「楽しいです!」
「そうですね。楽しいですね…それは良かった…」
「アラン。また来ていたのか。公務はどうした?」
「ヴァレリーに全部押し付けて来ました。」
「いくらヴァレリーとて、一人では大変だろう。」
「そうですね。これ以上白髪が増えては可哀想だ。母上、魔法でヴァレリーも若返らせることは出来ませんか?」
「私は魔法が苦手なのです。」
「なら、仕方ありませんね。ああ、そうだ。ヴァレリーと言えば。」
ゴソゴソと荷物の中から何かを取り出すと、広げて見せた。
「ヴァレリーから母上へと、預かって来ました。」
「ドレス!すごい!」
「気に入って頂けましたか?」
「私が着てもいいのですか?」
「勿論。」
「お城で、皆さん着ていました。物語のお姫様みたい…」
「父上と並んだらさぞお似合いでしょう。」
フリーシアはロナウを見上げる。
銀の髪が太陽の光を受け、キラキラと輝いている。
同じく銀の長い睫毛が、深く蒼い瞳を縁取っている。
動いていなけれは、女神像かと見紛う程完璧だが、本当に物語の登場人物だった。
一目見ただけで化け物だと一突きにされる自分などが、こんなドレスを着たからといって…
俯くフリーシアを見て、アランがロナウを肘で突いた。
「ほら、父上。母上に言葉を掛けて下さい。男の見せ所ですよ!」
ロナウはそっとフリーシアに歩み寄り、優しく頭を撫でた。
「先程、菓子を焼いたんだ。後でピクニックにでも行こうか?」
「はい!ロナウ様!」
アランが顔を覆い空を仰いだ。
「フリーシア、綺麗だよ。ドレスがとてもよく似合っている。髪を結ってあげよう。ここにおいで。」
「で、でも…」
「俺がやりたいんだ。構わないだろうか。」
「は、はい…」
おずおずとフリーシアが歩み寄り、ロナウの側にちょこんと座る。
始めはおどおどしていたフリーシアだが、しばらくすると小首を傾げてロナウを見詰め、何やら考え事をしている。
時々、フリーシアがロナウを不思議そうにじっと眺めている事がある。
城の女性のように、自分に見蕩れていてくれたらと思うのだが、そう上手くはいかないようだ。
「何か匂うだろうか。先程、菓子を焼いていたから。」
勿論今まで菓子所か、料理もした事がない。
屋敷に他人を入れるのが嫌で、家の事はロナウが一人でしているのだが、愛する人の為に料理をするのが楽しいのだと初めて知った。
愛しているという気持ちだけで満たされるとは、新鮮な驚きだった。
「お菓子!」
小動物の様に反応し、目が焼き菓子の入ったバスケットに釘付けになる。
ロナウは苦笑した。
まだまだ自分は菓子に勝てない様だ。
アランが、何やら含み笑いをして、ご武運を!などと言って帰っていったが、何か知っているのなら是非教えて欲しいものだ。
「さあ、出来たよ、フリーシア。とても可愛くなった。」
ロナウが微笑みかけても、フリーシアは眉尻を下げ、鏡に映った自分とロナウを見比べ小首を傾げる。
ロナウはフリーシアの頭を撫で、バスケットを手渡した。
「では、そろそろ出掛けようか。フリーシアは昼食を持ってくれるかい?」
「はい!ロナウ様。」
フリーシアがワクワクしている様子を横目に見ながら、ロナウは剣を腰に佩き、銃を背負った。
決してフリーシアを危険に晒すようなことはしない。
フリーシアは必ず俺が守る。
もう二度と失いたくはない。
「木の根があるから、足元に気を付けて。」
「…はあい。」
気もそぞろで返事をする。
元々人魚だったからか、歩みが覚束なく、出掛けると好奇心が刺激されるのか、あちらこちらへとふらふらして、非常に危なっかしい。
ロナウはフリーシアの数歩後ろを歩き、辺りに視線を配る。
警備の者は居るが、何時何が起こるか分からない。
ロナウが周囲を警戒していると、背後で、何かが落ちる大きな音がした。
「フリーシア!?」
目を離した隙に、崖から足を滑らせでもしたのだろうか?
そう思い、慌てて駆け寄ると、水飛沫を上げ、人魚が飛び跳ねた。
「ロナウ様ー!」
フリーシアが笑顔で大きく手を振っている。
ロナウは呆然とした。
そうだ、彼女は人魚だったのだと思い知った。
こんな所に閉じ込めて、自分の物にしたつもりになっていたのだろうか。
思い上がっていた。
ロナウは遠い目をした。
只の人間である俺では、手が届かない。
いや。
まだだ。
只の人間でしかないならば。
ロナウは衣服を脱ぎ捨て、駆け出した。
遠く届かないならば、跳べばいい。
せり出した崖の岩肌を蹴り上げ、ロナウの身体は高く飛び上がり水飛沫を上げて泉に潜る。
水中で笑顔のフリーシアが出迎えた。
手を伸ばし、もう届くかと思えばすり抜ける。
指先が触れそうになってもこの手は届かない。
必死に追いかけても人間のロナウでは、人魚のフリーシアに追いつけなかった。
何時まで経っても捕まらない。
縮まらない君との距離。
ロナウは、一人佇む。
フリーシアは自由に飛び跳ねてゆく。
届かないならば。
それでも構わない。
渡り鳥のように、いつか飛び立ってしまうとしても。
一時羽を休める時もあるだろう。
だから、俺は。
「おいで。フリーシア。」
ロナウはフリーシアへ向けて、手を広げた。
それに気付いたフリーシアが笑顔を見せた。
もうすぐ、フリーシアがこの胸に飛び込んで来るだろうことを、心待ちにする。
「ロナウ様!」
水飛沫を上げてフリーシアがやって来る。
俺は君の還る海になりたい
0
お気に入りに追加
9
この作品の感想を投稿する
あなたにおすすめの小説
夫の色のドレスを着るのをやめた結果、夫が我慢をやめてしまいました
氷雨そら
恋愛
夫の色のドレスは私には似合わない。
ある夜会、夫と一緒にいたのは夫の愛人だという噂が流れている令嬢だった。彼女は夫の瞳の色のドレスを私とは違い完璧に着こなしていた。噂が事実なのだと確信した私は、もう夫の色のドレスは着ないことに決めた。
小説家になろう様にも掲載中です
愛する義兄に憎まれています
ミカン♬
恋愛
自分と婚約予定の義兄が子爵令嬢の恋人を両親に紹介すると聞いたフィーナは、悲しくて辛くて、やがて心は闇に染まっていった。
義兄はフィーナと結婚して侯爵家を継ぐはずだった、なのにフィーナも両親も裏切って真実の愛を貫くと言う。
許せない!そんなフィーナがとった行動は愛する義兄に憎まれるものだった。
2023/12/27 ミモザと義兄の閑話を投稿しました。
ふわっと設定でサクっと終わります。
他サイトにも投稿。
浮気くらいで騒ぐなとおっしゃるなら、そのとおり従ってあげましょう。
Hibah
恋愛
私の夫エルキュールは、王位継承権がある王子ではないものの、その勇敢さと知性で知られた高貴な男性でした。貴族社会では珍しいことに、私たちは婚約の段階で互いに恋に落ち、幸せな結婚生活へと進みました。しかし、ある日を境に、夫は私以外の女性を部屋に連れ込むようになります。そして「男なら誰でもやっている」と、浮気を肯定し、開き直ってしまいます。私は夫のその態度に心から苦しみました。夫を愛していないわけではなく、愛し続けているからこそ、辛いのです。しかし、夫は変わってしまいました。もうどうしようもないので、私も変わることにします。
【完】あの、……どなたでしょうか?
桐生桜月姫
恋愛
「キャサリン・ルーラー
爵位を傘に取る卑しい女め、今この時を以て貴様との婚約を破棄する。」
見た目だけは、麗しの王太子殿下から出た言葉に、婚約破棄を突きつけられた美しい女性は………
「あの、……どなたのことでしょうか?」
まさかの意味不明発言!!
今ここに幕開ける、波瀾万丈の間違い婚約破棄ラブコメ!!
結末やいかに!!
*******************
執筆終了済みです。
年下の彼氏には同い年の女性の方がお似合いなので、別れ話をしようと思います!
ほったげな
恋愛
私には年下の彼氏がいる。その彼氏が同い年くらいの女性と街を歩いていた。同じくらいの年の女性の方が彼には似合う。だから、私は彼に別れ話をしようと思う。
ずぶ濡れで帰ったら彼氏が浮気してました
宵闇 月
恋愛
突然の雨にずぶ濡れになって帰ったら彼氏が知らない女の子とお風呂に入ってました。
ーーそれではお幸せに。
以前書いていたお話です。
投稿するか悩んでそのままにしていたお話ですが、折角書いたのでやはり投稿しようかと…
十話完結で既に書き終えてます。
俺の妖精すぎるおっとり妻から離縁を求められ、戦場でも止まらなかった心臓が止まるかと思った。何を言われても別れたくはないんだが?
イセヤ レキ
恋愛
「離縁致しましょう」
私の幸せな世界は、妻の言い放ったたった一言で、凍りついたのを感じた──。
最愛の妻から離縁を突きつけられ、最終的に無事に回避することが出来た、英雄の独白。
全6話、完結済。
リクエストにお応えした作品です。
単体でも読めると思いますが、
①【私の愛しい娘が、自分は悪役令嬢だと言っております。私の呪詛を恋敵に使って断罪されるらしいのですが、同じ失敗を犯すつもりはございませんよ?】
母主人公
※ノベルアンソロジー掲載の為、アルファポリス様からは引き下げております。
②【私は、お母様の能力を使って人の恋路を邪魔する悪役令嬢のようです。けれども断罪回避を目指すので、ヒーローに近付くつもりは微塵もございませんよ?】
娘主人公
を先にお読み頂くと世界観に理解が深まるかと思います。
溺愛されて育った夫が幼馴染と不倫してるのが分かり愛情がなくなる。さらに相手は妊娠したらしい。
window
恋愛
大恋愛の末に結婚したフレディ王太子殿下とジェシカ公爵令嬢だったがフレディ殿下が幼馴染のマリア伯爵令嬢と不倫をしました。結婚1年目で子供はまだいない。
夫婦の愛をつないできた絆には亀裂が生じるがお互いの両親の説得もあり離婚を思いとどまったジェシカ。しかし元の仲の良い夫婦に戻ることはできないと確信している。
そんな時相手のマリア令嬢が妊娠したことが分かり頭を悩ませていた。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる