3 / 9
3
しおりを挟む
ートントントン
ージュワーッ
「そっちの皿取って。」
「はいよ。」
仲睦まじく、料理をする二人。
ーの、後ろ姿を眺める私。
いや、立ち位置おかしいやろ。
こういうのって、私がキッチンに立って、キャッキャッウフフするもんじゃないの?
「今日はハンバーグだから。ハンバーグ好きだろ、アオ?」
にっこりと眩しい笑顔を向けるレオ。
ああ、好きですよ。
好きですとも!
ところで、なんでフリフリエプロン付けてんの?
私より似合ってるのは、どうして?
妙に顔が綺麗なもんだから、違和感無いんですけど!
新妻ですか!?
私の立場は!?
「どうした?ハンバーグ嫌だった?」
黙して歯ぎしりをしている私を訝しんで、レオが不安そうに眉尻を下げる。
そういうお顔も美しいですね!
ちくしょう。
「今日、頭にうんこされて、機嫌悪いんじゃないのか?」
リュウが、フライパン片手に、振り向く。
「そっか。アオ、今日頭にうんこされたもんな。テンション下がるよな。」
テンションは下がるけど、それ以上に下げられてるような…
レオが私の顔を覗き込んで、大きな手で慰めるように頭を撫でてくれる。
「よしよし、大丈夫だぞ。もう、頭にうんこついてないからな。」
にっこり。
なんだろう。
あるのかどうか分からないけど、乙女心が傷付いた。
料理も出来ない女子力ゼロで、こんな綺麗な人にうんこの心配しかされないなんて。
リュウがお手製のかぼちゃのスープを持ってきてくれる。
「ほら、元気出せよ。うんこなんか気にすんな。」
「…」
私と言えば、うんこの話題しかないのか!
それで、そこの二人!
あーんとかしてんじゃねえよ!
「どうだ?」
「もうちょい、塩味欲しいな。」
「そっか。」
何か、ムカついてきた!
取り出したるは、スケッチブックと、鉛筆!
何を隠そう、私は腐女子。
気に入らない事があると、BLにして、憂さを晴らしている。
この二人、BLにしてやる!
腐女子舐めんな!
早速、ハンバーグとかぼちゃのスープを持って立ち上がる。
「アオ?」
「私、部屋で食べるから!」
お二人でごゆっくりどうぞ!
部屋に入って、ハンバーグをぱくつきながら、スケッチブックを広げる。
ええっと…
なんだっけ…
あの有名な、三角関係のやつ、なんだったかな?
うろ覚えだけど、たしかバスケをやってたような…
「ええっと…こんなんだったかな…?」
ーカリカリカリカリ
ージュワーッ
「そっちの皿取って。」
「はいよ。」
仲睦まじく、料理をする二人。
ーの、後ろ姿を眺める私。
いや、立ち位置おかしいやろ。
こういうのって、私がキッチンに立って、キャッキャッウフフするもんじゃないの?
「今日はハンバーグだから。ハンバーグ好きだろ、アオ?」
にっこりと眩しい笑顔を向けるレオ。
ああ、好きですよ。
好きですとも!
ところで、なんでフリフリエプロン付けてんの?
私より似合ってるのは、どうして?
妙に顔が綺麗なもんだから、違和感無いんですけど!
新妻ですか!?
私の立場は!?
「どうした?ハンバーグ嫌だった?」
黙して歯ぎしりをしている私を訝しんで、レオが不安そうに眉尻を下げる。
そういうお顔も美しいですね!
ちくしょう。
「今日、頭にうんこされて、機嫌悪いんじゃないのか?」
リュウが、フライパン片手に、振り向く。
「そっか。アオ、今日頭にうんこされたもんな。テンション下がるよな。」
テンションは下がるけど、それ以上に下げられてるような…
レオが私の顔を覗き込んで、大きな手で慰めるように頭を撫でてくれる。
「よしよし、大丈夫だぞ。もう、頭にうんこついてないからな。」
にっこり。
なんだろう。
あるのかどうか分からないけど、乙女心が傷付いた。
料理も出来ない女子力ゼロで、こんな綺麗な人にうんこの心配しかされないなんて。
リュウがお手製のかぼちゃのスープを持ってきてくれる。
「ほら、元気出せよ。うんこなんか気にすんな。」
「…」
私と言えば、うんこの話題しかないのか!
それで、そこの二人!
あーんとかしてんじゃねえよ!
「どうだ?」
「もうちょい、塩味欲しいな。」
「そっか。」
何か、ムカついてきた!
取り出したるは、スケッチブックと、鉛筆!
何を隠そう、私は腐女子。
気に入らない事があると、BLにして、憂さを晴らしている。
この二人、BLにしてやる!
腐女子舐めんな!
早速、ハンバーグとかぼちゃのスープを持って立ち上がる。
「アオ?」
「私、部屋で食べるから!」
お二人でごゆっくりどうぞ!
部屋に入って、ハンバーグをぱくつきながら、スケッチブックを広げる。
ええっと…
なんだっけ…
あの有名な、三角関係のやつ、なんだったかな?
うろ覚えだけど、たしかバスケをやってたような…
「ええっと…こんなんだったかな…?」
ーカリカリカリカリ
0
お気に入りに追加
5
あなたにおすすめの小説
料理音痴
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
朝目覚めたら。
知らない、部屋だった。
……あー、これってやっちまったって奴ですか?
部屋の主はすでにベッドにいない。
着替えて寝室を出ると、同期の坂下が食事を作っていた。
……ここって、坂下の部屋?
てか、しゃべれ!!
坂下から朝食を勧められ……。
ヤリたい男ヤラない女〜デキちゃった編
タニマリ
恋愛
野獣のような男と付き合い始めてから早5年。そんな彼からプロポーズをされ同棲生活を始めた。
私の仕事が忙しくて結婚式と入籍は保留になっていたのだが……
予定にはなかった大問題が起こってしまった。
本作品はシリーズの第二弾の作品ですが、この作品だけでもお読み頂けます。
15分あれば読めると思います。
この作品の続編あります♪
『ヤリたい男ヤラない女〜デキちゃった編』
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
放課後の生徒会室
志月さら
恋愛
春日知佳はある日の放課後、生徒会室で必死におしっこを我慢していた。幼馴染の三好司が書類の存在を忘れていて、生徒会長の楠木旭は殺気立っている。そんな状況でトイレに行きたいと言い出すことができない知佳は、ついに彼らの前でおもらしをしてしまい――。
※この作品はpixiv、カクヨムにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる