4 / 7
3
しおりを挟む
「ただい、ま……」
暗い部屋。無音。無臭。人の気配も無い。
だが、そんなこと気にせずに少女はランドセルを置き、手を洗い、宿題を始めた。
背後の棚には、家族写真が置かれていた。
優しそうな母。厳しそうな父。そして──可愛らしい娘。
「お母さん、お父さん……」
机に向かっている少女の目から、自然に涙が溢れた。
プリントに書かれた「古崎 灯」の文字が滲む。
少女は、母が作ってくれた唯一の人形を抱きしめた。
◆
「ふあ~あ、おはよう」
窓の外で、雀がチュンチュンと鳴いている。薄い布団を畳んで、日和は部屋を出た。
テーブルに置かれたパンを口に放り込む。何口か食べたところで、日和はパンを持って再び部屋に入る。
「おはよう、ピヨ。パン置いておくよ」
日和はパンをピヨの入っている段ボール箱の側に置く。
すると、ピヨはぱちっと目を開いた。
「あ、日和!おはよう」
「おはよう。今日は日曜日だから、学校には行かないよ」
そう。今日は日和にとって唯一の休日・日曜日。
日曜日も父は仕事で、早くに出ていってしまった。
「じゃあ、虐められずに済むね」
ピヨは安心した顔だ。だが、相変わらず日和は笑顔を見せない。
気付けば、日和は私服に着替えていた。
「今日はちょっと、出かける」
◆
日差しが強い。歩幅の狭い足取りで、コンクリートの道を歩く。
「今日は何で外に?」
「ちょっと、用事が」
日和は短く答える。熱くなったコンクリートを踏みつけて、すたすたと真っすぐ進んでいく。
着いたのは──ペットショップ。
「──え?」
ピヨは困惑した様子で、ペットショップと日和を見比べる。
日和は無関心にペットショップへ入っていく。
建物内は涼しく、冷房が効いていた。猫や犬がいて、それを見ている客もいるが、日和は一直線にどこかへ向かっていた。
「……あ」
ペットショップの一角──ペットフードのコーナーを見ていた日和は、その中の一つの袋を持って、レジに向かった。
「これ、下さい」
そう言って店員に出したのは──鳥用フード。インコやオウムが食べる、ペットフードだ。
「五百三十円になります」
「はい」
日和は五百円玉一枚と十円玉三枚を出して、店員からレシートと袋を受け取った。
「ありがとうございましたー」
店員の声も聞かずに、日和は足早にペットショップを出た。しばらく歩いたところで、ピヨが急に叫んだ。
「ちょっと!何買ってんの!?」
「え。ピヨのご飯を……」
すると、ピヨは日和の頬をつねった。そして怒声。
「私の事は気を遣わないでいいから!気にしないで!」
「っ──あはは」
日和が笑うと、ピヨは急につねっている脚を離した。
──笑っている。これは、作り笑いではない。本当の笑いだ。
「あはははは、怒ってるピヨ、可愛い……!」
ピヨは思わず、日和と同じように笑ってしまった。
その瞬間。二人はハッとした。
どこかで、楽しそうな声が沢山聞こえたからだ。
「何、この声……」
「あ、あれ!」
ピヨが羽で差した方には、人だかり──と言うには広すぎる、何らかの集いがあった。
男性や女性が沢山いて、笑いながら何かをしている。
「何、あれ……」
日和が困惑した声を出して周りを見渡すと、大きな看板があった。そこには、「市内大運動会」と太字で書かれていた。
その下にはプログラムが書いてあり、「借り物競争」や「飴食い競争」などと沢山の種目が書いてあった。
その先には広場があって、多くの大人や子供、高齢者までもが運動会に参加していた。
「市内運動会、か。別に関係ないし、帰る、よ……」
日和がまた歩き出そうとした瞬間、動きが止まった。
誰かに、腕を掴まれたのだ。日和は驚いて、腕を掴んだ人を見る。
「よう、お嬢ちゃん。見ない顔だね」
大柄だが、性格は良さそうな男性が、日和に話しかけてきた。
ピヨは怖いようで、うるうるとした目で日和の背中にしがみついている。
「は、はい……普段、あまり外出しないので」
「そうかい。だったら──」
日和の顔からさーっと血の気が引いていく。
「あれ、やって行くかい?」
そう言って男性が指差した先には、そう──運動会の会場の広場。
日和もピヨと同様にうるうるした目になり、「いや、私は……」と呟いたが、もう遅かった。
「さあ、行くぜ!」
日和は無理やり、男性に引っ張られて運動会に参加することになった。
◆
「第三種目、飴食い競争ー!」
司会の元気の良い声が拡声器から出る。
広場の真ん中に位置する、運動会のスペース。数多の人が円形に座り、その中心で競技をするようだ。
「皆さんご存知、粉の中から一粒の飴を見つけるゲーム!それを今回は、市内の子供たちがやってくれまーす!」
三つのテーブルの上に、白い粉が満帆に入っている、ボウルが六つ置かれている。
それぞれのボウルの前には子供がおり、わくわくした目でボウルを見つめている。
だが、ただ一人、一筋の光も無い目でそれを見つめる子供がいた。
──日和だ。
「さあ飴食い競争、よーい、スタートォ!」
司会の声が広場に響き、一斉に子供たちはボウルに顔を突っ込んだ。早い人ではもう雨を見つけている子供もいて、顔を粉だらけの真っ白にしている。
だが、日和だけは動いていない。
「やりたくない……目立ちたくない……」
ぶつぶつと何かを呟いている日和を見た男性は、日和に駆け寄った。
「いやー、お嬢ちゃん。一人だけ風邪で来れなくなっちゃってね。代役を探してたんだけど、丁度良かったよ。お嬢ちゃんがいてくれて」
ベラベラと男性が話す間も、日和は暗い顔をしている。男性は相変わらず笑顔で、日和の頭を掴んだ。
「まあまあ、やってみようじゃないか」
「あっ──ぼふっ」
頭を真っすぐ下げられ──ボウルに突っ込んだ。その後もぐりぐりと頭を回され、しばらく経った頃。
「さあ、そろそろ見つかったかなぁ?」
頭を再び上げると、日和の口には飴が入っていた。
そして──日和の顔や髪、服は真っ白になっていた。
「おおっ、予想通り粉まみれだねぇ」
ポケットのピヨは、粉まみれの日和を優しく見守っていた。
日和はさらに、「借り物競争」や「リレー」など、沢山の競技に出た。出させられた。
「さあ、市内大運動会、終了~~~!!」
司会の声が再び聞こえる。と同時に、日和は駆け出した。まだ髪に付いている粉をふり撒いて。
「──最後までいなくて良いの?」
ピヨが訊いてきたが、日和は無視して走り続けた。
涙と粉を、ふり撒いて。
◆
「綺麗、だね……」
夜。夜空。星が沢山出て、雲一つ無い。ピヨを手に乗せて、日和はゆっくりと歩く。
「綺麗だね。こんな夜空、一度でも良いから見てみたかったよ」
ピヨも呟き、日和を見る。まるで、遥か遠くを見つめるような眼差しで、夜空を眺めている。
ピヨは日和の頭にちょこんと飛び乗り、同じように夜空を見た。
「──このままゆっくり、時だけが過ぎれ良いのに」
ピヨはちらりと日和を見る。前髪に隠れて目元は見えないが、きっと──暗い顔をしているに違いない。
少しだけ微笑んだ口元は、自然と寂しそうな笑い顔に見えてしまうのは何故か。
「──ねえ、ピヨ。いつかきっと、私を殺してくれるよね」
頭上のピヨをひょいと持ち上げて、顔の前に持ってくる。
「絶対に、絶対に殺してくれるよね──?」
日和の瞳は、死の願望がある少女とは思えないほど美しかった。
ピヨは一瞬、息が詰まった。だけど、すぐに答えた。
「──うん!絶対に、私は日和を殺すから!」
再び、苦し紛れの笑顔。
だが日和は笑顔を見せた。
その笑顔は、眩しいほどに──。
「あー、本当にいんじゃん。あばずれが」
聞いたことのある声がした。
道の先。月光が差して彼女の存在をより際立たせる。
「灯、ちゃん」
灯は日和を見下ろして、ふっと笑った。
暗い部屋。無音。無臭。人の気配も無い。
だが、そんなこと気にせずに少女はランドセルを置き、手を洗い、宿題を始めた。
背後の棚には、家族写真が置かれていた。
優しそうな母。厳しそうな父。そして──可愛らしい娘。
「お母さん、お父さん……」
机に向かっている少女の目から、自然に涙が溢れた。
プリントに書かれた「古崎 灯」の文字が滲む。
少女は、母が作ってくれた唯一の人形を抱きしめた。
◆
「ふあ~あ、おはよう」
窓の外で、雀がチュンチュンと鳴いている。薄い布団を畳んで、日和は部屋を出た。
テーブルに置かれたパンを口に放り込む。何口か食べたところで、日和はパンを持って再び部屋に入る。
「おはよう、ピヨ。パン置いておくよ」
日和はパンをピヨの入っている段ボール箱の側に置く。
すると、ピヨはぱちっと目を開いた。
「あ、日和!おはよう」
「おはよう。今日は日曜日だから、学校には行かないよ」
そう。今日は日和にとって唯一の休日・日曜日。
日曜日も父は仕事で、早くに出ていってしまった。
「じゃあ、虐められずに済むね」
ピヨは安心した顔だ。だが、相変わらず日和は笑顔を見せない。
気付けば、日和は私服に着替えていた。
「今日はちょっと、出かける」
◆
日差しが強い。歩幅の狭い足取りで、コンクリートの道を歩く。
「今日は何で外に?」
「ちょっと、用事が」
日和は短く答える。熱くなったコンクリートを踏みつけて、すたすたと真っすぐ進んでいく。
着いたのは──ペットショップ。
「──え?」
ピヨは困惑した様子で、ペットショップと日和を見比べる。
日和は無関心にペットショップへ入っていく。
建物内は涼しく、冷房が効いていた。猫や犬がいて、それを見ている客もいるが、日和は一直線にどこかへ向かっていた。
「……あ」
ペットショップの一角──ペットフードのコーナーを見ていた日和は、その中の一つの袋を持って、レジに向かった。
「これ、下さい」
そう言って店員に出したのは──鳥用フード。インコやオウムが食べる、ペットフードだ。
「五百三十円になります」
「はい」
日和は五百円玉一枚と十円玉三枚を出して、店員からレシートと袋を受け取った。
「ありがとうございましたー」
店員の声も聞かずに、日和は足早にペットショップを出た。しばらく歩いたところで、ピヨが急に叫んだ。
「ちょっと!何買ってんの!?」
「え。ピヨのご飯を……」
すると、ピヨは日和の頬をつねった。そして怒声。
「私の事は気を遣わないでいいから!気にしないで!」
「っ──あはは」
日和が笑うと、ピヨは急につねっている脚を離した。
──笑っている。これは、作り笑いではない。本当の笑いだ。
「あはははは、怒ってるピヨ、可愛い……!」
ピヨは思わず、日和と同じように笑ってしまった。
その瞬間。二人はハッとした。
どこかで、楽しそうな声が沢山聞こえたからだ。
「何、この声……」
「あ、あれ!」
ピヨが羽で差した方には、人だかり──と言うには広すぎる、何らかの集いがあった。
男性や女性が沢山いて、笑いながら何かをしている。
「何、あれ……」
日和が困惑した声を出して周りを見渡すと、大きな看板があった。そこには、「市内大運動会」と太字で書かれていた。
その下にはプログラムが書いてあり、「借り物競争」や「飴食い競争」などと沢山の種目が書いてあった。
その先には広場があって、多くの大人や子供、高齢者までもが運動会に参加していた。
「市内運動会、か。別に関係ないし、帰る、よ……」
日和がまた歩き出そうとした瞬間、動きが止まった。
誰かに、腕を掴まれたのだ。日和は驚いて、腕を掴んだ人を見る。
「よう、お嬢ちゃん。見ない顔だね」
大柄だが、性格は良さそうな男性が、日和に話しかけてきた。
ピヨは怖いようで、うるうるとした目で日和の背中にしがみついている。
「は、はい……普段、あまり外出しないので」
「そうかい。だったら──」
日和の顔からさーっと血の気が引いていく。
「あれ、やって行くかい?」
そう言って男性が指差した先には、そう──運動会の会場の広場。
日和もピヨと同様にうるうるした目になり、「いや、私は……」と呟いたが、もう遅かった。
「さあ、行くぜ!」
日和は無理やり、男性に引っ張られて運動会に参加することになった。
◆
「第三種目、飴食い競争ー!」
司会の元気の良い声が拡声器から出る。
広場の真ん中に位置する、運動会のスペース。数多の人が円形に座り、その中心で競技をするようだ。
「皆さんご存知、粉の中から一粒の飴を見つけるゲーム!それを今回は、市内の子供たちがやってくれまーす!」
三つのテーブルの上に、白い粉が満帆に入っている、ボウルが六つ置かれている。
それぞれのボウルの前には子供がおり、わくわくした目でボウルを見つめている。
だが、ただ一人、一筋の光も無い目でそれを見つめる子供がいた。
──日和だ。
「さあ飴食い競争、よーい、スタートォ!」
司会の声が広場に響き、一斉に子供たちはボウルに顔を突っ込んだ。早い人ではもう雨を見つけている子供もいて、顔を粉だらけの真っ白にしている。
だが、日和だけは動いていない。
「やりたくない……目立ちたくない……」
ぶつぶつと何かを呟いている日和を見た男性は、日和に駆け寄った。
「いやー、お嬢ちゃん。一人だけ風邪で来れなくなっちゃってね。代役を探してたんだけど、丁度良かったよ。お嬢ちゃんがいてくれて」
ベラベラと男性が話す間も、日和は暗い顔をしている。男性は相変わらず笑顔で、日和の頭を掴んだ。
「まあまあ、やってみようじゃないか」
「あっ──ぼふっ」
頭を真っすぐ下げられ──ボウルに突っ込んだ。その後もぐりぐりと頭を回され、しばらく経った頃。
「さあ、そろそろ見つかったかなぁ?」
頭を再び上げると、日和の口には飴が入っていた。
そして──日和の顔や髪、服は真っ白になっていた。
「おおっ、予想通り粉まみれだねぇ」
ポケットのピヨは、粉まみれの日和を優しく見守っていた。
日和はさらに、「借り物競争」や「リレー」など、沢山の競技に出た。出させられた。
「さあ、市内大運動会、終了~~~!!」
司会の声が再び聞こえる。と同時に、日和は駆け出した。まだ髪に付いている粉をふり撒いて。
「──最後までいなくて良いの?」
ピヨが訊いてきたが、日和は無視して走り続けた。
涙と粉を、ふり撒いて。
◆
「綺麗、だね……」
夜。夜空。星が沢山出て、雲一つ無い。ピヨを手に乗せて、日和はゆっくりと歩く。
「綺麗だね。こんな夜空、一度でも良いから見てみたかったよ」
ピヨも呟き、日和を見る。まるで、遥か遠くを見つめるような眼差しで、夜空を眺めている。
ピヨは日和の頭にちょこんと飛び乗り、同じように夜空を見た。
「──このままゆっくり、時だけが過ぎれ良いのに」
ピヨはちらりと日和を見る。前髪に隠れて目元は見えないが、きっと──暗い顔をしているに違いない。
少しだけ微笑んだ口元は、自然と寂しそうな笑い顔に見えてしまうのは何故か。
「──ねえ、ピヨ。いつかきっと、私を殺してくれるよね」
頭上のピヨをひょいと持ち上げて、顔の前に持ってくる。
「絶対に、絶対に殺してくれるよね──?」
日和の瞳は、死の願望がある少女とは思えないほど美しかった。
ピヨは一瞬、息が詰まった。だけど、すぐに答えた。
「──うん!絶対に、私は日和を殺すから!」
再び、苦し紛れの笑顔。
だが日和は笑顔を見せた。
その笑顔は、眩しいほどに──。
「あー、本当にいんじゃん。あばずれが」
聞いたことのある声がした。
道の先。月光が差して彼女の存在をより際立たせる。
「灯、ちゃん」
灯は日和を見下ろして、ふっと笑った。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説
【完結】忘れてください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
愛していた。
貴方はそうでないと知りながら、私は貴方だけを愛していた。
夫の恋人に子供ができたと教えられても、私は貴方との未来を信じていたのに。
貴方から離婚届を渡されて、私の心は粉々に砕け散った。
もういいの。
私は貴方を解放する覚悟を決めた。
貴方が気づいていない小さな鼓動を守りながら、ここを離れます。
私の事は忘れてください。
※6月26日初回完結
7月12日2回目完結しました。
お読みいただきありがとうございます。
【完結】捨ててください
仲 奈華 (nakanaka)
恋愛
ずっと貴方の側にいた。
でも、あの人と再会してから貴方は私ではなく、あの人を見つめるようになった。
分かっている。
貴方は私の事を愛していない。
私は貴方の側にいるだけで良かったのに。
貴方が、あの人の側へ行きたいと悩んでいる事が私に伝わってくる。
もういいの。
ありがとう貴方。
もう私の事は、、、
捨ててください。
続編投稿しました。
初回完結6月25日
第2回目完結7月18日
僕とメロス
廃墟文藝部
ライト文芸
「昔、僕の友達に、メロスにそっくりの男がいた。本名は、あえて語らないでおこう。この平成の世に生まれた彼は、時代にそぐわない理想論と正義を語り、その言葉に負けない行動力と志を持ち合わせていた。そこからついたあだ名がメロス。しかしその名は、単なるあだ名ではなく、まさしく彼そのものを表す名前であった」
二年前にこの世を去った僕の親友メロス。
死んだはずの彼から手紙が届いたところから物語は始まる。
手紙の差出人をつきとめるために、僕は、二年前……メロスと共にやっていた映像団体の仲間たちと再会する。料理人の麻子。写真家の悠香。作曲家の樹。そして画家で、当時メロスと交際していた少女、絆。
奇数章で現在、偶数章で過去の話が並行して描かれる全九章の長編小説。
さて、どうしてメロスは死んだのか?
【完結】王太子妃の初恋
ゴールデンフィッシュメダル
恋愛
カテリーナは王太子妃。しかし、政略のための結婚でアレクサンドル王太子からは嫌われている。
王太子が側妃を娶ったため、カテリーナはお役御免とばかりに王宮の外れにある森の中の宮殿に追いやられてしまう。
しかし、カテリーナはちょうど良かったと思っていた。婚約者時代からの激務で目が悪くなっていて、これ以上は公務も社交も難しいと考えていたからだ。
そんなカテリーナが湖畔で一人の男に出会い、恋をするまでとその後。
★ざまぁはありません。
全話予約投稿済。
携帯投稿のため誤字脱字多くて申し訳ありません。
報告ありがとうございます。
『別れても好きな人』
設樂理沙
ライト文芸
大好きな夫から好きな女性ができたから別れて欲しいと言われ、離婚した。
夫の想い人はとても美しく、自分など到底敵わないと思ったから。
ほんとうは別れたくなどなかった。
この先もずっと夫と一緒にいたかった……だけど世の中には
どうしようもないことがあるのだ。
自分で選択できないことがある。
悲しいけれど……。
―――――――――――――――――――――――――――――――――
登場人物紹介
戸田貴理子 40才
戸田正義 44才
青木誠二 28才
嘉島優子 33才
小田聖也 35才
2024.4.11 ―― プロット作成日
💛イラストはAI生成自作画像
式神審判
Kazumi
ライト文芸
主人公とそのパートナーの成長をお楽しみください!
二人で強くなっていくためになにを目指しどんな試練があるのかも見どころです!
投稿は不定期になってしまいますが少ない内容で話が進んでテンポよく見れると思います。
文章がおかしかったりすることもたた多々あります...(-_-;)
自分だったらこんなストーリを楽しめる!をスタンスにして投稿します!
【完結】王子は聖女と結婚するらしい。私が聖女であることは一生知らないままで
雪野原よる
恋愛
「聖女と結婚するんだ」──私の婚約者だった王子は、そう言って私を追い払った。でも、その「聖女」、私のことなのだけど。
※王国は滅びます。
王妃の手習い
桃井すもも
恋愛
オフィーリアは王太子の婚約者候補である。しかしそれは、国内貴族の勢力バランスを鑑みて、解消が前提の予定調和のものであった。
真の婚約者は既に内定している。
近い将来、オフィーリアは候補から外される。
❇妄想の産物につき史実と100%異なります。
❇知らない事は書けないをモットーに完結まで頑張ります。
❇妄想スイマーと共に遠泳下さる方にお楽しみ頂けますと泳ぎ甲斐があります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる