12 / 22
11.街へおでかけ6
しおりを挟む
「お待たせしました~」
良いタイミングでお店のお姉さんが注文したものを持って来てくれました。
私とルカは店内でしか食べられないパフェを、レイはコーヒーを注文していました。
「うわあ・・・・・・!」
私は自分の前に置かれたガラスの器に目が釘付けになりました。
季節限定、いちごパフェにしたのですが、赤と白のコントラストがきれいで、アイスもミニケーキも乗っていてビスキュイも添えてあって、豪華です!
テンションが最高値まで上がって、どこから食べようか真剣に検討していたら、周りから視線を感じました。
どうやら、ルカとレイが顔を寄せ合って話しているのを、主に女性がちらちらと見てきているようです。
私にはその視線の流れ弾が当たってた、ということのようです。
彼らが何を言っているのかは聞えませんが、女性達が頬を染めて貴方達をご覧になってますよ。
「なるほど、可愛らしい。このパフェを前にした顔を見る為に、男達は女性を連れてカフェに来るのだな?理解した。」
「本当、予想以上にかわいいですよねえ。いや、ちょっと、人の婚約者で理解しないでくださいよ。」
「減るもんじゃないし、いいだろ。」
「減る気がするんです!本当は二人だけの予定だったのに!空気読んでくださいよ。」
「お前に嫌がらせができるという空気を読んできたんだ。おっと、溶けるからさっさと食べよう。」
ルカが、自分の前のチョコパフェから、大きくアイスをすくって口に入れたのを見て、私もケーキにスプーンを入れました。
甘さ控えめで美味しい・・・アイスもいちごのシャーベットぽいのも濃厚バニラもあって幸せ。
黙々と食べ進め、最後ちょっと苦しかったけれど、なんとか食べ切りました。
ごちそうさまでした、とスプーンを置いたら、レイが苦笑しています。
「リディ、よく食べきったね。残すかなと思ってたんだけど。」
「少しだけ多かったですけど、残すと勿体ないですから。とっても美味しかったです。お待たせしました。」
とっくに食べ終わっていたルカにも声を掛けると、にこにことこっちを見ながら、
「いや、いいもの見せてもらってたから、大丈夫。また一緒にパフェ食べに行くか?」
と誘われました。
私は喜んで頷きかけたのですが、横からレイに頭を抑えられ、阻止されました。
「今度は、二人で行こうね、リディ?」
「え、ええ、もちろん。」
レイが満足そうに笑うのを、ルカが呆れたように見ていました。
結局、カフェを出てもルカの護衛はやって来ませんでした。
それに業を煮やしたレイは、目の前の公園へ行き、木陰のベンチに私とルカを座らせると、
「全く何をやっているんだか。護衛かその辺を巡回している騎士を僕が探してきますから、絶対に動かないで、ここで二人で待っててください。ルカーシュ、リディを頼みますよ。」
とルカに私を頼んで走って行きました。
本当は立場的に私がルカを守らねばならないのではないですかね?難しいですけど。
しかし、ルカと二人で置いていかれるとは思いませんでした。
レイがいなくなった途端、会話が途絶えて、落ち着かなくなります。
ええと、何か話すことを見つけなくては。おろおろと辺りを見回していると、隣から笑い声が聞こえてきました。
「リーディア嬢、そう緊張するな。何もとって食いやしない。」
「とって食う?!」
「いや、そこで驚くか?」
更に激しくお腹を抱えて笑い出したルカの横で私は小さくなっていました。もう、本当に消えたい。
しばらく笑い続けたルカは、拳で涙を拭きながら謝ってきました。
「すまん、ちょっと面白すぎて。こんな令嬢だと知っていたら、私が先に求婚するんだったな。」
「ええっ?!」
私はさっきから彼の台詞に驚いてばかりです。
その彼の方は、こちらを笑いを含んだ目で見つめながら、説明してくれます。
「さっき言っただろう、貴方と私が昔に会ったことがあると。あれは私と婚約者候補の顔合わせの場で、貴方も候補の一人だった訳だ。」
「それは、全く覚えておりません。」
全く記憶にないのですが、いつの間にそんなことになっていたのでしょうか?
「結局、私は現在まで、誰とも婚約しないまま身軽な三男坊をやってるわけだが、もし、あの時、貴方ともっとよく話すことができていたら、今、貴方と婚約していたのは私だったかもしれない。」
「それは、私にはなんとも言えないのですが、私は今、ラインハルト様が婚約者で良かったと思っておりますので、その・・・。」
どう言えばいいのか、現在の私はレイが好きなわけですから、そういう例え話をされると返答に大変困るのですが。
困惑する私にルカは心配するなと言うように手を振りました。
「もちろん、今更どうこうしようとは全く思っていない。私だってラインハルトを傷つけるつもりはないし、身内でごたごたもしたくはないからな。」
「身内、といいますと・・・?」
「私とラインハルトは従兄弟同士だからな。」
「え、従兄弟同士。」
「なんだ、それも知らなかったのか。ラインハルトの父親は元王子で、私の父と腹違いの兄弟というやつだ。」
「申し訳ありません、人の顔を覚えるのが苦手だったので、人間関係がなかなか頭に入らず、最近急いで学んでいる所です。今は大分、人の顔を覚えられるようになっていますけど。」
「ふーん。それでは本当に貴方は身分など関係なく、ラインハルトだけを見て好きになったのだな。なるほど、あいつが大事にするはずだ。私の父は、祖父が側室をたくさんおいていた反動で母一人だが、政略結婚だからか二人がそれほど愛し合っているようには見えないんだ。それを見ていると、私は政略結婚などしたくないと思うんだが、まあ、無理な話だな。だからね、私は羨ましいと同時に、心からお前達の幸せを願っているよ。」
「ありがとうございます。私は貴方が政略結婚であろうとも、素敵な方とご結婚されるよう毎日祈っております。」
「その気持ちだけ受け取っておく。ありがとう。」
しばらく沈黙が続きましたが、なんだかさっきまでの緊張が何処かに行って、心穏やかにいられました。
ぼうっと鳥の声を聞きながら、レイに貰ったブレスレットを見ていたら、ルカもそれに目をやって、何か思い出したように、ああ、と声を漏らしました。
「もしかして、ラインハルトの花言葉の姫はリーディア嬢か?」
「はい?花言葉とは?」
ついでに姫って何?
「知らないか?緑の辺境ではそれぞれの花に花言葉というものがあって、花を贈ることによってその気持ちを伝える、ということが行われているそうだ。」
「そんな素敵な習慣があるのですね。私は、ラインハルト様から花束を貰ったことはないような・・・。」
「じゃ、誕生日に苗やら種やら送ってたのは誰宛だったんだ?」
「それなら、多分、私ですね。」
「なんだ、やっぱりそうなのか。つまらん、今ちょっと波乱が起きるかと期待したのに。」
「そんな期待しないでください。ただでさえ、ラインハルト様はご令嬢方に人気と聞いて気が引けているのに。」
「あれだけ好かれても、そんなこと気にしてるのか。難儀だな。」
「人の気持ちは移ろいますから、どうしても気になりますよ。」
「なら、なおさら奴に貰った花の花言葉を調べてみるんだな。毎年、かなり悩みながら選んでたぞ。」
良いタイミングでお店のお姉さんが注文したものを持って来てくれました。
私とルカは店内でしか食べられないパフェを、レイはコーヒーを注文していました。
「うわあ・・・・・・!」
私は自分の前に置かれたガラスの器に目が釘付けになりました。
季節限定、いちごパフェにしたのですが、赤と白のコントラストがきれいで、アイスもミニケーキも乗っていてビスキュイも添えてあって、豪華です!
テンションが最高値まで上がって、どこから食べようか真剣に検討していたら、周りから視線を感じました。
どうやら、ルカとレイが顔を寄せ合って話しているのを、主に女性がちらちらと見てきているようです。
私にはその視線の流れ弾が当たってた、ということのようです。
彼らが何を言っているのかは聞えませんが、女性達が頬を染めて貴方達をご覧になってますよ。
「なるほど、可愛らしい。このパフェを前にした顔を見る為に、男達は女性を連れてカフェに来るのだな?理解した。」
「本当、予想以上にかわいいですよねえ。いや、ちょっと、人の婚約者で理解しないでくださいよ。」
「減るもんじゃないし、いいだろ。」
「減る気がするんです!本当は二人だけの予定だったのに!空気読んでくださいよ。」
「お前に嫌がらせができるという空気を読んできたんだ。おっと、溶けるからさっさと食べよう。」
ルカが、自分の前のチョコパフェから、大きくアイスをすくって口に入れたのを見て、私もケーキにスプーンを入れました。
甘さ控えめで美味しい・・・アイスもいちごのシャーベットぽいのも濃厚バニラもあって幸せ。
黙々と食べ進め、最後ちょっと苦しかったけれど、なんとか食べ切りました。
ごちそうさまでした、とスプーンを置いたら、レイが苦笑しています。
「リディ、よく食べきったね。残すかなと思ってたんだけど。」
「少しだけ多かったですけど、残すと勿体ないですから。とっても美味しかったです。お待たせしました。」
とっくに食べ終わっていたルカにも声を掛けると、にこにことこっちを見ながら、
「いや、いいもの見せてもらってたから、大丈夫。また一緒にパフェ食べに行くか?」
と誘われました。
私は喜んで頷きかけたのですが、横からレイに頭を抑えられ、阻止されました。
「今度は、二人で行こうね、リディ?」
「え、ええ、もちろん。」
レイが満足そうに笑うのを、ルカが呆れたように見ていました。
結局、カフェを出てもルカの護衛はやって来ませんでした。
それに業を煮やしたレイは、目の前の公園へ行き、木陰のベンチに私とルカを座らせると、
「全く何をやっているんだか。護衛かその辺を巡回している騎士を僕が探してきますから、絶対に動かないで、ここで二人で待っててください。ルカーシュ、リディを頼みますよ。」
とルカに私を頼んで走って行きました。
本当は立場的に私がルカを守らねばならないのではないですかね?難しいですけど。
しかし、ルカと二人で置いていかれるとは思いませんでした。
レイがいなくなった途端、会話が途絶えて、落ち着かなくなります。
ええと、何か話すことを見つけなくては。おろおろと辺りを見回していると、隣から笑い声が聞こえてきました。
「リーディア嬢、そう緊張するな。何もとって食いやしない。」
「とって食う?!」
「いや、そこで驚くか?」
更に激しくお腹を抱えて笑い出したルカの横で私は小さくなっていました。もう、本当に消えたい。
しばらく笑い続けたルカは、拳で涙を拭きながら謝ってきました。
「すまん、ちょっと面白すぎて。こんな令嬢だと知っていたら、私が先に求婚するんだったな。」
「ええっ?!」
私はさっきから彼の台詞に驚いてばかりです。
その彼の方は、こちらを笑いを含んだ目で見つめながら、説明してくれます。
「さっき言っただろう、貴方と私が昔に会ったことがあると。あれは私と婚約者候補の顔合わせの場で、貴方も候補の一人だった訳だ。」
「それは、全く覚えておりません。」
全く記憶にないのですが、いつの間にそんなことになっていたのでしょうか?
「結局、私は現在まで、誰とも婚約しないまま身軽な三男坊をやってるわけだが、もし、あの時、貴方ともっとよく話すことができていたら、今、貴方と婚約していたのは私だったかもしれない。」
「それは、私にはなんとも言えないのですが、私は今、ラインハルト様が婚約者で良かったと思っておりますので、その・・・。」
どう言えばいいのか、現在の私はレイが好きなわけですから、そういう例え話をされると返答に大変困るのですが。
困惑する私にルカは心配するなと言うように手を振りました。
「もちろん、今更どうこうしようとは全く思っていない。私だってラインハルトを傷つけるつもりはないし、身内でごたごたもしたくはないからな。」
「身内、といいますと・・・?」
「私とラインハルトは従兄弟同士だからな。」
「え、従兄弟同士。」
「なんだ、それも知らなかったのか。ラインハルトの父親は元王子で、私の父と腹違いの兄弟というやつだ。」
「申し訳ありません、人の顔を覚えるのが苦手だったので、人間関係がなかなか頭に入らず、最近急いで学んでいる所です。今は大分、人の顔を覚えられるようになっていますけど。」
「ふーん。それでは本当に貴方は身分など関係なく、ラインハルトだけを見て好きになったのだな。なるほど、あいつが大事にするはずだ。私の父は、祖父が側室をたくさんおいていた反動で母一人だが、政略結婚だからか二人がそれほど愛し合っているようには見えないんだ。それを見ていると、私は政略結婚などしたくないと思うんだが、まあ、無理な話だな。だからね、私は羨ましいと同時に、心からお前達の幸せを願っているよ。」
「ありがとうございます。私は貴方が政略結婚であろうとも、素敵な方とご結婚されるよう毎日祈っております。」
「その気持ちだけ受け取っておく。ありがとう。」
しばらく沈黙が続きましたが、なんだかさっきまでの緊張が何処かに行って、心穏やかにいられました。
ぼうっと鳥の声を聞きながら、レイに貰ったブレスレットを見ていたら、ルカもそれに目をやって、何か思い出したように、ああ、と声を漏らしました。
「もしかして、ラインハルトの花言葉の姫はリーディア嬢か?」
「はい?花言葉とは?」
ついでに姫って何?
「知らないか?緑の辺境ではそれぞれの花に花言葉というものがあって、花を贈ることによってその気持ちを伝える、ということが行われているそうだ。」
「そんな素敵な習慣があるのですね。私は、ラインハルト様から花束を貰ったことはないような・・・。」
「じゃ、誕生日に苗やら種やら送ってたのは誰宛だったんだ?」
「それなら、多分、私ですね。」
「なんだ、やっぱりそうなのか。つまらん、今ちょっと波乱が起きるかと期待したのに。」
「そんな期待しないでください。ただでさえ、ラインハルト様はご令嬢方に人気と聞いて気が引けているのに。」
「あれだけ好かれても、そんなこと気にしてるのか。難儀だな。」
「人の気持ちは移ろいますから、どうしても気になりますよ。」
「なら、なおさら奴に貰った花の花言葉を調べてみるんだな。毎年、かなり悩みながら選んでたぞ。」
81
お気に入りに追加
3,961
あなたにおすすめの小説

婚約破棄を兄上に報告申し上げます~ここまでお怒りになった兄を見たのは初めてでした~
ルイス
恋愛
カスタム王国の伯爵令嬢ことアリシアは、慕っていた侯爵令息のランドールに婚約破棄を言い渡された
「理由はどういったことなのでしょうか?」
「なに、他に好きな女性ができただけだ。お前は少し固過ぎたようだ、私の隣にはふさわしくない」
悲しみに暮れたアリシアは、兄に婚約が破棄されたことを告げる
それを聞いたアリシアの腹違いの兄であり、現国王の息子トランス王子殿下は怒りを露わにした。
腹違いお兄様の復讐……アリシアはそこにイケない感情が芽生えつつあったのだ。

わたしにはもうこの子がいるので、いまさら愛してもらわなくても結構です。
ふまさ
恋愛
伯爵令嬢のリネットは、婚約者のハワードを、盲目的に愛していた。友人に、他の令嬢と親しげに歩いていたと言われても信じず、暴言を吐かれても、彼は子どものように純粋無垢だから仕方ないと自分を納得させていた。
けれど。
「──なんか、こうして改めて見ると猿みたいだし、不細工だなあ。本当に、ぼくときみの子?」
他でもない。二人の子ども──ルシアンへの暴言をきっかけに、ハワードへの絶対的な愛が、リネットの中で確かに崩れていく音がした。
いつか彼女を手に入れる日まで
月山 歩
恋愛
伯爵令嬢の私は、婚約者の邸に馬車で向かっている途中で、馬車が転倒する事故に遭い、治療院に運ばれる。医師に良くなったとしても、足を引きずるようになると言われてしまい、傷物になったからと、格下の私は一方的に婚約破棄される。私はこの先誰かと結婚できるのだろうか?
子持ちの私は、夫に駆け落ちされました
月山 歩
恋愛
産まれたばかりの赤子を抱いた私は、砦に働きに行ったきり、帰って来ない夫を心配して、鍛錬場を訪れた。すると、夫の上司は夫が仕事中に駆け落ちしていなくなったことを教えてくれた。食べる物がなく、フラフラだった私は、その場で意識を失った。赤子を抱いた私を気の毒に思った公爵家でお世話になることに。

婚約者を友人に奪われて~婚約破棄後の公爵令嬢~
tartan321
恋愛
成績優秀な公爵令嬢ソフィアは、婚約相手である王子のカリエスの面倒を見ていた。
ある日、級友であるリリーがソフィアの元を訪れて……。

真実の愛のお相手様と仲睦まじくお過ごしください
LIN
恋愛
「私には真実に愛する人がいる。私から愛されるなんて事は期待しないでほしい」冷たい声で男は言った。
伯爵家の嫡男ジェラルドと同格の伯爵家の長女マーガレットが、互いの家の共同事業のために結ばれた婚約期間を経て、晴れて行われた結婚式の夜の出来事だった。
真実の愛が尊ばれる国で、マーガレットが周囲の人を巻き込んで起こす色んな出来事。
(他サイトで載せていたものです。今はここでしか載せていません。今まで読んでくれた方で、見つけてくれた方がいましたら…ありがとうございます…)
(1月14日完結です。設定変えてなかったらすみません…)
婚約破棄されましたが、帝国皇女なので元婚約者は投獄します
けんゆう
ファンタジー
「お前のような下級貴族の養女など、もう不要だ!」
五年間、婚約者として尽くしてきたフィリップに、冷たく告げられたソフィア。
他の貴族たちからも嘲笑と罵倒を浴び、社交界から追放されかける。
だが、彼らは知らなかった――。
ソフィアは、ただの下級貴族の養女ではない。
そんな彼女の元に届いたのは、隣国からお兄様が、貿易利権を手土産にやってくる知らせ。
「フィリップ様、あなたが何を捨てたのかーー思い知らせて差し上げますわ!」
逆襲を決意し、華麗に着飾ってパーティーに乗り込んだソフィア。
「妹を侮辱しただと? 極刑にすべきはお前たちだ!」
ブチギレるお兄様。
貴族たちは青ざめ、王国は崩壊寸前!?
「ざまぁ」どころか 国家存亡の危機 に!?
果たしてソフィアはお兄様の暴走を止め、自由な未来を手に入れられるか?
「私の未来は、私が決めます!」
皇女の誇りをかけた逆転劇、ここに開幕!

ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる