51 / 51
第四章 夫妻、休暇を楽しむ
51、かんさつ日記〜ルイーゼのつぶやき〜
しおりを挟む
「今日もテオに可愛いって褒めてもらえました。ルイーゼのおかげです。いつもありがとうございます」
「それはよかったです」
「はい! 明日もよろしくお願いします」
私の主のシルフィア様は、寝支度の際にいつもこうして礼を言ってくれる。仕事だからやって当たり前のことなのだろうが、こうして感謝されるとシルフィア様の夫のテオドール様が腰を抜かすくらい可愛くしたくなる。
まあ、実際のところテオドール様はシルフィア様自体を愛でているので、髪型や服装がどうだろうとそこまで気になさってないと思われるが。
髪を乾かしお肌のお手入れをし、ピカピカになったシルフィア様を夫婦の居間へ送り届けておやすみなさいませと扉を閉めれば、私の一日の仕事は終了。後はハーフェルト公爵御一家の明日をより良くするための情報共有という名目で、他の侍女達と厨房のすみっコでお茶をする。
「お疲れ様ー。今日の若奥様はどうだった?」
お茶の入ったカップを持って私がテーブルにつくかつかないかでもう質問が飛んでくる。このお屋敷に初めてやってきたシルフィア様に皆興味津々なのだ。
新米侍女の私は、なるべく主観を入れないよう事実だけを述べるよう気を付けて今日一日を振り返る。
「今日、シルフィア様はテオドール様と仲良く屋敷内の探検をなさっていました。ただ、暗い隠し通路は苦手なようで入られませんでしたね」
「そうなの? どんどん行っちゃう奥様より用心深いのかしら・・・」
「暗闇は怖がられる方?」
「そんなことはなかったと思いますが・・・」
次の公爵夫人はどんな方だろう、と侍女達は揃って首を傾げた。
「・・・まあ、何をなさっても可愛いのだけど」
うっかり口からこぼれた感想にバッと皆がこちらを見た。
「それね! 今日もウサギのぬいぐるみと一緒にお昼寝なさってたわ。もー、寝顔が可愛くって」
「私はテオドール様にちょこんと抱き上げられてるとこが眼福!」
「いやいや、テオドール様のシャツをあの華奢な手で握りしめてるとこがたまらないのよ」
「いえ、奥様の側にぬいぐるみひとつ分の間をあけてそっと寄り添っているところもいじらしくて」
「それを言うなら、ディートリント様とソファに並んで絵本を読んでいるところなんて一幅の絵画のようよ!」
シルフィア様のことで騒ぐ私達を見た料理長がフライパンを片付けながら苦笑いをした。
「若奥様のファンクラブができてるな・・・」
■■
伯母のウータがハーフェルト公爵家長子のテオドール様の侍女に抜擢された時、私はヨチヨチ歩きのちびだった。
それから十数年、伯母の伝手を辿ってハーフェルト家に女騎士候補として雇われ、研鑽を積むこと五年。
「私が、テオドール様の奥様の侍女?! 私の騎士という役職は何処にいったの?!」
いずれはどなたかの専属騎士になる、などと大言壮語を吐いていたところに突然降って湧いた大抜擢?の話に呆然と手紙を握りしめる私がいた。
いきなり若奥様の侍女?! あの表情筋と感情が永久凍土に埋まってると世間で言われているテオドール様がいきなり結婚したお相手のお世話を私が? 侍女の経験なんてないのに?
混乱する頭で読み進めれば、どうも私の騎士の能力もかってはくれているらしい。お給料も倍になるし、それならいっちょやってやるか、と引き受けた私の前に現れたのは小さく可憐で幼さの残る御方だった。
玄関ホールで使用人一同並んでお出迎えした時の衝撃は忘れられない。
『あの方が、テオドール様の奥様・・・?』
『想像の真逆なんだけど?!』
『気の毒に緊張しきってたわねー』
『馴染んでもらうために、まずはこの公爵家がいいところだって思っていただかなくちゃね!』
『ルイーゼ、頑張ってね!』
裏へ引いた途端、使用人一同に『任せたぞ!』という視線と声援を送られた私は、翌朝シルフィア様の元へ伯母と共に挨拶に伺った。
・・・固まってる。
私が専属の侍女になると聞いたシルフィア様はびっくりした顔で動きを止めた。その後、彼女が伯母の背に向けた捨てられた猫のような表情に胸が痛んだけれど、私も職務なのでなるべく明るく話しながら支度を手伝う。
最後に昨夜侍女の皆でこちらで流行しているものをシルフィア様の髪に似合うよう研究したとっておきの形に結って様子を窺った。
鏡の中のシルフィア様は目を丸くして映った自分を見つめていた。
・・・ううむ、この髪型を気に入ってもらえたかどうか、読み取れない。
嫌そうではないけれど、と不安になりながらテオドール様の元へ送り出した。
「あの、ルイーゼさん・・・」
その夜、シルフィア様に声を掛けられた。奥様からプレゼントされたウサギのぬいぐるみを両手でぎゅっと抱きしめて私を見上げている。
幼子のような仕草だが、伯母から生い立ちを少し聞いていたので安心させて差し上げたいという思いがこみ上げてきて、私は腰を屈めて最大限に優しい笑みを向けた。
「いかがなさいましたか、シルフィア様」
目を見ながら尋ねれば、シルフィア様がはにかんだ笑顔になった。
・・・わあ、なんて可愛らしい。これは、テオドール様も落ちるわ。
「あの、この髪型にしてくださってありがとうございました。おかげで、テオ様、・・・テオに『似合ってる、可愛い』と言ってもらえました」
もちろん、ウータさんに結ってもらった時も言ってもらえるのですけど嬉しかったのです、と続けたシルフィア様に私は感動していた。
私のまだ拙い侍女仕事に文句を言わず感謝をしてくれるなんて! 嬉しい、今夜も皆で相談して明日はもっと可愛くしよう!
「・・・シルフィア様、明日もテオドール様に可愛いって言っていただけるような髪型にしましょうね! それから、私は貴女様の侍女ですので、『さん』も遠慮もいりませんよ」
「・・・えっ? そうしたら、私はルイーゼさんのことをどう呼べばいいのですか? 侍女さんですか?」
「いえ、ただ『ルイーゼ』と」
「そんな、申し訳ないです」
ぶんぶんとウサギを振って拒否するシルフィア様に一計を案じる。
身分がとか、使用人だからという理由では呼んでもらえない気がするから、ちょっと不敬かもしれないけれど。
「ルイーゼ、と呼ばれたほうが親密な感じがするので、できればそうしていただけませんか?」
「そう呼べば私とルイーゼさんが仲良しになれますか・・・?」
「はい!」
「それなら、ルイーゼと呼ばせてもらいますね!」
そうして『ルイーゼ』と呼ばれる度に込められる親愛の情に私は幸せを感じる。
テオドール様、シルフィア様と結婚してくださってありがとうございます!
■■
「・・・フィーア。もう、ルイーゼって呼んでるんだね」
「はい、仲良しになれるのです!」
「そっかー(僕は半年以上かかったのに・・・)」
最近、テオドール様からなんだか嫉妬の視線を感じる時があるような・・・?
#######
さて、日常になっていましたでしょうか?
次章はまた帝国でのお話になります。来年の更新になるかと思いますが、気長に待っていただけたらありがたいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
「それはよかったです」
「はい! 明日もよろしくお願いします」
私の主のシルフィア様は、寝支度の際にいつもこうして礼を言ってくれる。仕事だからやって当たり前のことなのだろうが、こうして感謝されるとシルフィア様の夫のテオドール様が腰を抜かすくらい可愛くしたくなる。
まあ、実際のところテオドール様はシルフィア様自体を愛でているので、髪型や服装がどうだろうとそこまで気になさってないと思われるが。
髪を乾かしお肌のお手入れをし、ピカピカになったシルフィア様を夫婦の居間へ送り届けておやすみなさいませと扉を閉めれば、私の一日の仕事は終了。後はハーフェルト公爵御一家の明日をより良くするための情報共有という名目で、他の侍女達と厨房のすみっコでお茶をする。
「お疲れ様ー。今日の若奥様はどうだった?」
お茶の入ったカップを持って私がテーブルにつくかつかないかでもう質問が飛んでくる。このお屋敷に初めてやってきたシルフィア様に皆興味津々なのだ。
新米侍女の私は、なるべく主観を入れないよう事実だけを述べるよう気を付けて今日一日を振り返る。
「今日、シルフィア様はテオドール様と仲良く屋敷内の探検をなさっていました。ただ、暗い隠し通路は苦手なようで入られませんでしたね」
「そうなの? どんどん行っちゃう奥様より用心深いのかしら・・・」
「暗闇は怖がられる方?」
「そんなことはなかったと思いますが・・・」
次の公爵夫人はどんな方だろう、と侍女達は揃って首を傾げた。
「・・・まあ、何をなさっても可愛いのだけど」
うっかり口からこぼれた感想にバッと皆がこちらを見た。
「それね! 今日もウサギのぬいぐるみと一緒にお昼寝なさってたわ。もー、寝顔が可愛くって」
「私はテオドール様にちょこんと抱き上げられてるとこが眼福!」
「いやいや、テオドール様のシャツをあの華奢な手で握りしめてるとこがたまらないのよ」
「いえ、奥様の側にぬいぐるみひとつ分の間をあけてそっと寄り添っているところもいじらしくて」
「それを言うなら、ディートリント様とソファに並んで絵本を読んでいるところなんて一幅の絵画のようよ!」
シルフィア様のことで騒ぐ私達を見た料理長がフライパンを片付けながら苦笑いをした。
「若奥様のファンクラブができてるな・・・」
■■
伯母のウータがハーフェルト公爵家長子のテオドール様の侍女に抜擢された時、私はヨチヨチ歩きのちびだった。
それから十数年、伯母の伝手を辿ってハーフェルト家に女騎士候補として雇われ、研鑽を積むこと五年。
「私が、テオドール様の奥様の侍女?! 私の騎士という役職は何処にいったの?!」
いずれはどなたかの専属騎士になる、などと大言壮語を吐いていたところに突然降って湧いた大抜擢?の話に呆然と手紙を握りしめる私がいた。
いきなり若奥様の侍女?! あの表情筋と感情が永久凍土に埋まってると世間で言われているテオドール様がいきなり結婚したお相手のお世話を私が? 侍女の経験なんてないのに?
混乱する頭で読み進めれば、どうも私の騎士の能力もかってはくれているらしい。お給料も倍になるし、それならいっちょやってやるか、と引き受けた私の前に現れたのは小さく可憐で幼さの残る御方だった。
玄関ホールで使用人一同並んでお出迎えした時の衝撃は忘れられない。
『あの方が、テオドール様の奥様・・・?』
『想像の真逆なんだけど?!』
『気の毒に緊張しきってたわねー』
『馴染んでもらうために、まずはこの公爵家がいいところだって思っていただかなくちゃね!』
『ルイーゼ、頑張ってね!』
裏へ引いた途端、使用人一同に『任せたぞ!』という視線と声援を送られた私は、翌朝シルフィア様の元へ伯母と共に挨拶に伺った。
・・・固まってる。
私が専属の侍女になると聞いたシルフィア様はびっくりした顔で動きを止めた。その後、彼女が伯母の背に向けた捨てられた猫のような表情に胸が痛んだけれど、私も職務なのでなるべく明るく話しながら支度を手伝う。
最後に昨夜侍女の皆でこちらで流行しているものをシルフィア様の髪に似合うよう研究したとっておきの形に結って様子を窺った。
鏡の中のシルフィア様は目を丸くして映った自分を見つめていた。
・・・ううむ、この髪型を気に入ってもらえたかどうか、読み取れない。
嫌そうではないけれど、と不安になりながらテオドール様の元へ送り出した。
「あの、ルイーゼさん・・・」
その夜、シルフィア様に声を掛けられた。奥様からプレゼントされたウサギのぬいぐるみを両手でぎゅっと抱きしめて私を見上げている。
幼子のような仕草だが、伯母から生い立ちを少し聞いていたので安心させて差し上げたいという思いがこみ上げてきて、私は腰を屈めて最大限に優しい笑みを向けた。
「いかがなさいましたか、シルフィア様」
目を見ながら尋ねれば、シルフィア様がはにかんだ笑顔になった。
・・・わあ、なんて可愛らしい。これは、テオドール様も落ちるわ。
「あの、この髪型にしてくださってありがとうございました。おかげで、テオ様、・・・テオに『似合ってる、可愛い』と言ってもらえました」
もちろん、ウータさんに結ってもらった時も言ってもらえるのですけど嬉しかったのです、と続けたシルフィア様に私は感動していた。
私のまだ拙い侍女仕事に文句を言わず感謝をしてくれるなんて! 嬉しい、今夜も皆で相談して明日はもっと可愛くしよう!
「・・・シルフィア様、明日もテオドール様に可愛いって言っていただけるような髪型にしましょうね! それから、私は貴女様の侍女ですので、『さん』も遠慮もいりませんよ」
「・・・えっ? そうしたら、私はルイーゼさんのことをどう呼べばいいのですか? 侍女さんですか?」
「いえ、ただ『ルイーゼ』と」
「そんな、申し訳ないです」
ぶんぶんとウサギを振って拒否するシルフィア様に一計を案じる。
身分がとか、使用人だからという理由では呼んでもらえない気がするから、ちょっと不敬かもしれないけれど。
「ルイーゼ、と呼ばれたほうが親密な感じがするので、できればそうしていただけませんか?」
「そう呼べば私とルイーゼさんが仲良しになれますか・・・?」
「はい!」
「それなら、ルイーゼと呼ばせてもらいますね!」
そうして『ルイーゼ』と呼ばれる度に込められる親愛の情に私は幸せを感じる。
テオドール様、シルフィア様と結婚してくださってありがとうございます!
■■
「・・・フィーア。もう、ルイーゼって呼んでるんだね」
「はい、仲良しになれるのです!」
「そっかー(僕は半年以上かかったのに・・・)」
最近、テオドール様からなんだか嫉妬の視線を感じる時があるような・・・?
#######
さて、日常になっていましたでしょうか?
次章はまた帝国でのお話になります。来年の更新になるかと思いますが、気長に待っていただけたらありがたいです。
ここまでお読みいただき、ありがとうございました。
202
お気に入りに追加
1,504
この作品の感想を投稿する
みんなの感想(23件)
あなたにおすすめの小説
幼妻は、白い結婚を解消して国王陛下に溺愛される。
秋月乃衣
恋愛
旧題:幼妻の白い結婚
13歳のエリーゼは、侯爵家嫡男のアランの元へ嫁ぐが、幼いエリーゼに夫は見向きもせずに初夜すら愛人と過ごす。
歩み寄りは一切なく月日が流れ、夫婦仲は冷え切ったまま、相変わらず夫は愛人に夢中だった。
そしてエリーゼは大人へと成長していく。
※近いうちに婚約期間の様子や、結婚後の事も書く予定です。
小説家になろう様にも掲載しています。
【完結済】落とし物を拾った綿ぼこり姫は、次期公爵閣下にすくわれる。
橘ハルシ
恋愛
帝国を形成する国の内、一番貧弱な国の姫。帝国中の王族貴族子女が義務で通う学院では一番下っ端で、『綿ぼこり』と呼ばれ日々悪口や蔑みを受けている。
さらに同じ扱いを受ける兄のストレスのはけ口にもされ、心身ともにボロボロ。
そんな彼女が学期の始めと終わりに催される学生の夜会でいつものように酷い目にあっていたところ、今日は誰かが助けてくれた。それから急転直下、兄にざまぁして幸せになってしまう。
非常によくあるパターンですが、書きたくなってしまいました。全四話です。
私の作品の中では一番しっかりざまぁできたかなと思いますが、ヒロインが序盤に暴力を振るわれますので苦手な方はお避けください。
『色褪せ令嬢シリーズ』の登場人物がヒーローなのでスピンオフと言えなくもないですが、短いお話なのでこれだけで読んで頂けます。よろしくお願いいたします。
2023/9/27 2話の後書き誤字訂正いたしました。教えてくださりありがとうございました!
婚姻初日、「好きになることはない」と宣言された公爵家の姫は、英雄騎士の夫を翻弄する~夫は家庭内で私を見つめていますが~
扇 レンナ
恋愛
公爵令嬢のローゼリーンは1年前の戦にて、英雄となった騎士バーグフリートの元に嫁ぐこととなる。それは、彼が褒賞としてローゼリーンを望んだからだ。
公爵令嬢である以上に国王の姪っ子という立場を持つローゼリーンは、母譲りの美貌から『宝石姫』と呼ばれている。
はっきりと言って、全く釣り合わない結婚だ。それでも、王家の血を引く者として、ローゼリーンはバーグフリートの元に嫁ぐことに。
しかし、婚姻初日。晩餐の際に彼が告げたのは、予想もしていない言葉だった。
拗らせストーカータイプの英雄騎士(26)×『宝石姫』と名高い公爵令嬢(21)のすれ違いラブコメ。
▼掲載先→アルファポリス、小説家になろう、エブリスタ
一宿一飯の恩義で竜伯爵様に抱かれたら、なぜか監禁されちゃいました!
当麻月菜
恋愛
宮坂 朱音(みやさか あかね)は、電車に跳ねられる寸前に異世界転移した。そして異世界人を保護する役目を担う竜伯爵の元でお世話になることになった。
しかしある日の晩、竜伯爵当主であり、朱音の保護者であり、ひそかに恋心を抱いているデュアロスが瀕死の状態で屋敷に戻ってきた。
彼は強い媚薬を盛られて苦しんでいたのだ。
このまま一晩ナニをしなければ、死んでしまうと知って、朱音は一宿一飯の恩義と、淡い恋心からデュアロスにその身を捧げた。
しかしそこから、なぜだかわからないけれど監禁生活が始まってしまい……。
好きだからこそ身を捧げた異世界女性と、強い覚悟を持って異世界女性を抱いた男が異世界婚をするまでの、しょーもないアレコレですれ違う二人の恋のおはなし。
※いつもコメントありがとうございます!現在、返信が遅れて申し訳ありません(o*。_。)oペコッ 甘口も辛口もどれもありがたく読ませていただいてます(*´ω`*)
※他のサイトにも重複投稿しています。
殿下、側妃とお幸せに! 正妃をやめたら溺愛されました
まるねこ
恋愛
旧題:お飾り妃になってしまいました
第15回アルファポリス恋愛大賞で奨励賞を頂きました⭐︎読者の皆様お読み頂きありがとうございます!
結婚式1月前に突然告白される。相手は男爵令嬢ですか、婚約破棄ですね。分かりました。えっ?違うの?嫌です。お飾り妃なんてなりたくありません。
何がどうしてこうなった!?
かのう
恋愛
トリクセン王国第二王子・セドリック=トリクセンの婚約者である公爵令嬢リリーディア=ローゼは、自分が前世でプレイしていた乙女ゲームの悪役令嬢だと気が付いた。しかし時すでに遅し、そのことに気が付いたのは断罪の場で――――……
もう取り返しはつかない。ええい、ままよ!もうなるようになるしかない!!リリーディアは覚悟を決めて婚約者と対峙する!
初投稿です。ふわっとした設定の相当拙い文章になりますが、ご容赦ください。
レイミナ視点は完結。
セドリック視点始めました。2話で終わ……らなかった……
次で終われるといいなと思っています。
※小説家になろう様でも公開しています。
展開には変わりありませんが、言葉不足箇所の加筆、変更があるため、なろう版と若干異なります。
愛など初めからありませんが。
ましろ
恋愛
お金で売られるように嫁がされた。
お相手はバツイチ子持ちの伯爵32歳。
「君は子供の面倒だけ見てくれればいい」
「要するに貴方様は幸せ家族の演技をしろと仰るのですよね?ですが、子供達にその様な演技力はありますでしょうか?」
「……何を言っている?」
仕事一筋の鈍感不器用夫に嫁いだミッシェルの未来はいかに?
✻基本ゆるふわ設定。箸休め程度に楽しんでいただけると幸いです。
婚約破棄された検品令嬢ですが、冷酷辺境伯の子を身籠りました。 でも本当はお優しい方で毎日幸せです
青空あかな
恋愛
旧題:「荷物検査など誰でもできる」と婚約破棄された検品令嬢ですが、極悪非道な辺境伯の子を身籠りました。でも本当はお優しい方で毎日心が癒されています
チェック男爵家長女のキュリティは、貴重な闇魔法の解呪師として王宮で荷物検査の仕事をしていた。
しかし、ある日突然婚約破棄されてしまう。
婚約者である伯爵家嫡男から、キュリティの義妹が好きになったと言われたのだ。
さらには、婚約者の権力によって検査係の仕事まで義妹に奪われる。
失意の中、キュリティは辺境へ向かうと、極悪非道と噂される辺境伯が魔法実験を行っていた。
目立たず通り過ぎようとしたが、魔法事故が起きて辺境伯の子を身ごもってしまう。
二人は形式上の夫婦となるが、辺境伯は存外優しい人でキュリティは温かい日々に心を癒されていく。
一方、義妹は仕事でミスばかり。
闇魔法を解呪することはおろか見破ることさえできない。
挙句の果てには、闇魔法に呪われた荷物を王宮内に入れてしまう――。
※おかげさまでHOTランキング1位になりました! ありがとうございます!
※ノベマ!様で短編版を掲載中でございます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる
本作については削除予定があるため、新規のレンタルはできません。
このユーザをミュートしますか?
※ミュートすると該当ユーザの「小説・投稿漫画・感想・コメント」が非表示になります。ミュートしたことは相手にはわかりません。またいつでもミュート解除できます。
※一部ミュート対象外の箇所がございます。ミュートの対象範囲についての詳細はヘルプにてご確認ください。
※ミュートしてもお気に入りやしおりは解除されません。既にお気に入りやしおりを使用している場合はすべて解除してからミュートを行うようにしてください。
コメントを書いていただき、ありがとうございます!
まさかのオネエ様です。書いてみたかったのです・・・。
ひっそりビジュアル化したいけど厳しいなぁ・・・。
彼(彼女?)は次章以降も出る予定ですのでよろしくお願いいたします。(何を?!)
一番乗り?
暑くて暑くて何もしたくない
そんな暑さに辟易してたら
あら更新されてる"(ノ*>∀<)ノ
暑い毎日に楽しみが出来ました!
ありがとうございます︎🙌🏻︎💕
第四章の感想一番乗りでございます。いつも読んでくださってありがとうございます。
本当に毎日暑いですが、シルフィア達とともに夏を楽しんでいただければ幸いです。
ふあぁぁぁ✭*.+゚
今回も堪能させて頂きました
いいなぁ
羨ましい"(ノ*>∀<)ノ
枯渇してた?!幸せホルモン
湧いてきた気がする
うん。来週も頑張れる気がしてきた
いつもありがとうございます🌸
こちらこそ、いつも読んでくださり感想をいただき、ありがとうございます。
次章も幸せホルモンが湧くような話をお届け出来るように気合い入れます!よろしくお願いいたします。