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第三章 夫の実家に初訪問
29、初めての社交
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「ハーフェルト次期公爵夫人、お目にかかれて嬉しいですわ。ご結婚おめでとうございます。ところで、貴方本当に十八歳ですの? 幼すぎるでしょ」
「ええ、もちろん。十八歳以上でないと結婚できませんものね。ところで、貴方はおいくつですか?・・・まあ! 私よりとっても年上に見えるのに」
「シルフィア様はご存知? ハーフェルト公爵家は代々お子が生まれにくいので、第二、第三夫人が必要なのですよ」
「ええ、存じてます。ですが、テオドール様にはご弟妹がおられますので、その必要はないと夫も義父も申しております。お気遣いありがとうございました」
「貴方、そんな身体で子供産めるの?」
「こう見えて私、非常に健康体なのです。公爵家主治医のお墨付きですよ」
「ハーフェルト公爵夫人と同じドレスを着ただけでいい気にならないでよ。貴方を次期公爵夫人だなんて認めないんだから!」
「そうなんです! このドレスはデザインと縁飾りの色が金と銀で違うのですけれども、義母と同じ生地で仕立てたものなのです。大変気に入っているので気がついていただけて嬉しいです。・・・そうそう、私がテオドール様の妻だということは公爵家当主が認めていますので、貴方の認定は不要なんですよ?」
「私、貴方のこと気に入らないわ! ポッと出の異国人が我が国の貴族夫人最高位につくなんて、間違ってる」
「率直なご意見、ありがとうございます。持ち帰って皆で検討させていただきますね。お返事は夫からさせていただきます」
「えっ?!」
私は笑顔で言い切り、ドレスの裾を抱えて昔取った杵柄でひっそりとした会場のすみっコを見つけて収まった。
もっと早くにこうしたかったのだけど、『私』を目指して寄ってくるご令嬢達から逃げることは出来なかったのだ。私は彼女達との会話を思い出し、壁に持たれてため息をついた。
ディーと特訓した甲斐があった。何を言われても動揺せず返すことが出来たと思う。お義母様が自分の経験から作成した質問にディーが返答を考えてくれて、二人でたくさん練習したのだ。ハーフェルト公爵夫人になるって大変だなと心の底から思う。
すみっコから本日の主役たちを眺める。幸せそうなパットと最高に輝いているイザベル様。
二人の結婚式は午前中に親族だけで執り行われ、今はパットが婿入りするヴェーザー伯爵邸で披露の宴の最中だ。
宴には大多数の貴族達が招待されており、私は別の意味で主役と同じくらい注目を浴びていた。宴が始まってテオと二人で挨拶をして回っている間にもチラチラと好奇心や瑕疵を探そうとする視線が送られてきていたが、テオが用事で呼ばれて一人になった途端、一気に囲まれて質問という名の悪意を浴びせかけられた。
お義父様達はヴェーザー伯爵夫妻とともに主催者なので忙しく、パットは主役、ディーは私へ向かってくる人達を半分以上引き受けてさばいてくれていた。お陰でなんとか一人でも立ち向かえたけれど、ちょっと疲れた。
お茶の時間から始まった宴はまだまだ夜まで続くらしいので、ここで一旦休憩しよう。
料理や飲み物を取りに行くとご令嬢に捕まりそうなので我慢して、私は壁にもたれたまま休むことにした。
ふう、と目を閉じれば、午前に行われたパットとイザベル様の式の様子が眼裏に蘇ってきた。
パットが生まれた時からの付き合いだという、気心のしれた幼馴染同士の結婚式は、とても明るい雰囲気だった。
幼い頃からの想いが叶って嬉しくてたまらないのかパットが終始はしゃいでいて、七歳年上だというイザベル様が視線で窘めていた。その様子から二人の力関係が覗えて、とても微笑ましかった。
イザベル様のお父様は終始泣きっぱなしで娘を愛してるということがよく分かって、私は少し羨ましかった。ハーフェルト家側は、お義母様が時折涙ぐんでいて、そのたびにお義父様が新しいハンカチを差し出していた。一体、どこにどれだけ持っているのだろう?
結婚する二人だけではなく、参列している人達皆がお互いを大事に想い愛し合っていることが伝わってくる素敵な結婚式だった。
式の間はしゃいでいたパットは、今はちょっと落ち着いたらしく、イザベル様をしっかりエスコートして招待客とにこやかに談笑している。
私達の時はもっと大掛かりになるらしいけれど、うまく出来るかな。テオのために頑張らなくてはと気合を入れ直したその時。
「ハーフェルト次期公爵夫人のシルフィア様、ですよね?」
初めまして、といきなり声を掛けられた私はパッと目を開けて声の主を見た。赤味がかった金の髪を華やかに花で飾った大人しそうな女性が目の前にいた。身長も私より少し高いくらいで年齢も同じくらい。
挨拶まわりの時には会ってない方、かな?
「イゼラ侯爵家のシャルロッテと申します」
「初めまして、シャルロッテ様。シルフィア・ハーフェルトです。これからよろしくお願いいたします」
すみっコから一歩踏み出した私は、ドレスを丁寧にゆっくり捌いて礼をした。
シャルロッテ様は自然な動作で同じように礼を返してくれた。やはりきちんと教育を受けて育った令嬢はこういう所作が身に染み付いているのだな、とやっと慣れてきたばかりの自分と比べてちょっぴり落ち込んだ。
「あの、シルフィア様の結婚指輪を見せていただきたくて・・・」
こちらを窺うように小さな声で告げられた内容に私は笑顔になった。
今日、挨拶の時に私とテオが指につけているお揃いの指輪について訊ねられた。結婚をしていることの証で特別な物なのだという説明をしたら、その話がいつの間にか広まっていて見たいという人に次々と声を掛けられたのだ。
テオと私が結婚しているって証明できるようで、私は誰かにこうやって指輪を見せることに幸せを感じていた。
どうぞ、と他の人にしたのと同じく指輪がよく見えるようにとシャルロッテ様へ手を差し出した。しかし、彼女は眉を下げて首を振った。
「できれば、外してよく見せていただきたいのです」
・・・外して?! テオはずっと着けててって言ってたよね?
どうしよう、と迷っているとシャルロッテ様も困ったような表情になった。
「私を助けると思って、どうか、どうかお願いいたします」
理由は全くわからないけれど、その気迫に圧されて私は指輪を外した。差し出された手のひらに恐る恐るそれを乗せた途端、手が閉じられた。
「あの・・・?」
シャルロッテ様は指輪を握り締め、意を決したように私を見た。
「気づかれないように私についてきてくださればお返しします」
そんなの、脅しじゃない! 私は叫びそうになってぐっと唇を噛み締めた。
これは、私の失態だ。きっとついて行ってもろくなことにならない。だけど、シャルロッテ様は主犯じゃない。彼女も誰かに私を誘い出すように脅されているように思える。だって彼女の顔には、してやったりとか上手くいったという感情がない。何かに怯えている気配すらあり、その様子に覚えがある私はキュッとドレスの胸を掴んだ。
私はそっと辺りを窺ってからシャルロッテ様へ頷いた。
「分かりました。案内してください」
「え。ええと・・・こちらです」
自分で言い出したことなのに彼女は虚をつかれた顔をした。それで私は自分が彼女から感じたことが正しいと確信したので、緊張しながらついて行った。
・・・後でテオに怒られるかもしれない。
多分、怒られる。だけど、シャルロッテ様は昔の私に似ている。多分、ここで私が断れば、彼女が誰かに殴られたりするのだろう。それは、嫌だ。
シャルロッテ様は会場を出て周りを警戒しながら進んで行き二階に上がった。そして、廊下の突き当たりの小さなバルコニーに私を案内した。
そこには、男の人が二人待っていた。
「ええ、もちろん。十八歳以上でないと結婚できませんものね。ところで、貴方はおいくつですか?・・・まあ! 私よりとっても年上に見えるのに」
「シルフィア様はご存知? ハーフェルト公爵家は代々お子が生まれにくいので、第二、第三夫人が必要なのですよ」
「ええ、存じてます。ですが、テオドール様にはご弟妹がおられますので、その必要はないと夫も義父も申しております。お気遣いありがとうございました」
「貴方、そんな身体で子供産めるの?」
「こう見えて私、非常に健康体なのです。公爵家主治医のお墨付きですよ」
「ハーフェルト公爵夫人と同じドレスを着ただけでいい気にならないでよ。貴方を次期公爵夫人だなんて認めないんだから!」
「そうなんです! このドレスはデザインと縁飾りの色が金と銀で違うのですけれども、義母と同じ生地で仕立てたものなのです。大変気に入っているので気がついていただけて嬉しいです。・・・そうそう、私がテオドール様の妻だということは公爵家当主が認めていますので、貴方の認定は不要なんですよ?」
「私、貴方のこと気に入らないわ! ポッと出の異国人が我が国の貴族夫人最高位につくなんて、間違ってる」
「率直なご意見、ありがとうございます。持ち帰って皆で検討させていただきますね。お返事は夫からさせていただきます」
「えっ?!」
私は笑顔で言い切り、ドレスの裾を抱えて昔取った杵柄でひっそりとした会場のすみっコを見つけて収まった。
もっと早くにこうしたかったのだけど、『私』を目指して寄ってくるご令嬢達から逃げることは出来なかったのだ。私は彼女達との会話を思い出し、壁に持たれてため息をついた。
ディーと特訓した甲斐があった。何を言われても動揺せず返すことが出来たと思う。お義母様が自分の経験から作成した質問にディーが返答を考えてくれて、二人でたくさん練習したのだ。ハーフェルト公爵夫人になるって大変だなと心の底から思う。
すみっコから本日の主役たちを眺める。幸せそうなパットと最高に輝いているイザベル様。
二人の結婚式は午前中に親族だけで執り行われ、今はパットが婿入りするヴェーザー伯爵邸で披露の宴の最中だ。
宴には大多数の貴族達が招待されており、私は別の意味で主役と同じくらい注目を浴びていた。宴が始まってテオと二人で挨拶をして回っている間にもチラチラと好奇心や瑕疵を探そうとする視線が送られてきていたが、テオが用事で呼ばれて一人になった途端、一気に囲まれて質問という名の悪意を浴びせかけられた。
お義父様達はヴェーザー伯爵夫妻とともに主催者なので忙しく、パットは主役、ディーは私へ向かってくる人達を半分以上引き受けてさばいてくれていた。お陰でなんとか一人でも立ち向かえたけれど、ちょっと疲れた。
お茶の時間から始まった宴はまだまだ夜まで続くらしいので、ここで一旦休憩しよう。
料理や飲み物を取りに行くとご令嬢に捕まりそうなので我慢して、私は壁にもたれたまま休むことにした。
ふう、と目を閉じれば、午前に行われたパットとイザベル様の式の様子が眼裏に蘇ってきた。
パットが生まれた時からの付き合いだという、気心のしれた幼馴染同士の結婚式は、とても明るい雰囲気だった。
幼い頃からの想いが叶って嬉しくてたまらないのかパットが終始はしゃいでいて、七歳年上だというイザベル様が視線で窘めていた。その様子から二人の力関係が覗えて、とても微笑ましかった。
イザベル様のお父様は終始泣きっぱなしで娘を愛してるということがよく分かって、私は少し羨ましかった。ハーフェルト家側は、お義母様が時折涙ぐんでいて、そのたびにお義父様が新しいハンカチを差し出していた。一体、どこにどれだけ持っているのだろう?
結婚する二人だけではなく、参列している人達皆がお互いを大事に想い愛し合っていることが伝わってくる素敵な結婚式だった。
式の間はしゃいでいたパットは、今はちょっと落ち着いたらしく、イザベル様をしっかりエスコートして招待客とにこやかに談笑している。
私達の時はもっと大掛かりになるらしいけれど、うまく出来るかな。テオのために頑張らなくてはと気合を入れ直したその時。
「ハーフェルト次期公爵夫人のシルフィア様、ですよね?」
初めまして、といきなり声を掛けられた私はパッと目を開けて声の主を見た。赤味がかった金の髪を華やかに花で飾った大人しそうな女性が目の前にいた。身長も私より少し高いくらいで年齢も同じくらい。
挨拶まわりの時には会ってない方、かな?
「イゼラ侯爵家のシャルロッテと申します」
「初めまして、シャルロッテ様。シルフィア・ハーフェルトです。これからよろしくお願いいたします」
すみっコから一歩踏み出した私は、ドレスを丁寧にゆっくり捌いて礼をした。
シャルロッテ様は自然な動作で同じように礼を返してくれた。やはりきちんと教育を受けて育った令嬢はこういう所作が身に染み付いているのだな、とやっと慣れてきたばかりの自分と比べてちょっぴり落ち込んだ。
「あの、シルフィア様の結婚指輪を見せていただきたくて・・・」
こちらを窺うように小さな声で告げられた内容に私は笑顔になった。
今日、挨拶の時に私とテオが指につけているお揃いの指輪について訊ねられた。結婚をしていることの証で特別な物なのだという説明をしたら、その話がいつの間にか広まっていて見たいという人に次々と声を掛けられたのだ。
テオと私が結婚しているって証明できるようで、私は誰かにこうやって指輪を見せることに幸せを感じていた。
どうぞ、と他の人にしたのと同じく指輪がよく見えるようにとシャルロッテ様へ手を差し出した。しかし、彼女は眉を下げて首を振った。
「できれば、外してよく見せていただきたいのです」
・・・外して?! テオはずっと着けててって言ってたよね?
どうしよう、と迷っているとシャルロッテ様も困ったような表情になった。
「私を助けると思って、どうか、どうかお願いいたします」
理由は全くわからないけれど、その気迫に圧されて私は指輪を外した。差し出された手のひらに恐る恐るそれを乗せた途端、手が閉じられた。
「あの・・・?」
シャルロッテ様は指輪を握り締め、意を決したように私を見た。
「気づかれないように私についてきてくださればお返しします」
そんなの、脅しじゃない! 私は叫びそうになってぐっと唇を噛み締めた。
これは、私の失態だ。きっとついて行ってもろくなことにならない。だけど、シャルロッテ様は主犯じゃない。彼女も誰かに私を誘い出すように脅されているように思える。だって彼女の顔には、してやったりとか上手くいったという感情がない。何かに怯えている気配すらあり、その様子に覚えがある私はキュッとドレスの胸を掴んだ。
私はそっと辺りを窺ってからシャルロッテ様へ頷いた。
「分かりました。案内してください」
「え。ええと・・・こちらです」
自分で言い出したことなのに彼女は虚をつかれた顔をした。それで私は自分が彼女から感じたことが正しいと確信したので、緊張しながらついて行った。
・・・後でテオに怒られるかもしれない。
多分、怒られる。だけど、シャルロッテ様は昔の私に似ている。多分、ここで私が断れば、彼女が誰かに殴られたりするのだろう。それは、嫌だ。
シャルロッテ様は会場を出て周りを警戒しながら進んで行き二階に上がった。そして、廊下の突き当たりの小さなバルコニーに私を案内した。
そこには、男の人が二人待っていた。
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