258 / 311
気になる動向
2
しおりを挟む 女性四人、男性四人は少し合コンのようで気が引ける。
実際こういう飲み会くらいしか出会いがない仕事ではあるんだが。
何となく座るのもテーブルを挟んで男女で分かれていて、こういうのが苦手な俺は居心地が悪かった。
「本当に周防くん居るじゃん!!めっちゃレア!!」
三年主任の木全先生に言われて軽く頭を下げる。すると、
「えー?周防くんっていくつ?」
木全先生の隣に居た四年主任の大島先生もすぐに食いついてきた。
どちらの先生も普段のイメージと少し違って驚く。
「……二十七です」
「「わっかっ!!」」
肩を叩き合って笑う先生たちにどう反応したらいいのかわからない。
「いやいや、二人とも周防くんに反応し過ぎでしょ!」
「えー?周防くんは若い二人の方!?六つ、七つくらいならよくない?」
「二十代は二十代にお任せして……ね?」
話に入ってきた俺の隣に居た六年主任の吉竹先生と目が合った瞬間に察する。
この八人の中では吉竹先生が一番上(三十六)で狙いは大島先生らしい。
男はあとは初任者の武藤くんと俺の四つ上の六年三組担任の藤本先生。
女性陣はあとは飯田先生と確か俺の一つ下の二年二組担任の伊神先生。
気楽どころか……気が重くて先生から連絡はないかとスマホを確認してしまった。
「何ー?実は彼女居る!!なんてオチじゃないでしょうねー?」
これを「居る」と答えたら少しは楽になるのだろうか?
実際こういう飲み会くらいしか出会いがない仕事ではあるんだが。
何となく座るのもテーブルを挟んで男女で分かれていて、こういうのが苦手な俺は居心地が悪かった。
「本当に周防くん居るじゃん!!めっちゃレア!!」
三年主任の木全先生に言われて軽く頭を下げる。すると、
「えー?周防くんっていくつ?」
木全先生の隣に居た四年主任の大島先生もすぐに食いついてきた。
どちらの先生も普段のイメージと少し違って驚く。
「……二十七です」
「「わっかっ!!」」
肩を叩き合って笑う先生たちにどう反応したらいいのかわからない。
「いやいや、二人とも周防くんに反応し過ぎでしょ!」
「えー?周防くんは若い二人の方!?六つ、七つくらいならよくない?」
「二十代は二十代にお任せして……ね?」
話に入ってきた俺の隣に居た六年主任の吉竹先生と目が合った瞬間に察する。
この八人の中では吉竹先生が一番上(三十六)で狙いは大島先生らしい。
男はあとは初任者の武藤くんと俺の四つ上の六年三組担任の藤本先生。
女性陣はあとは飯田先生と確か俺の一つ下の二年二組担任の伊神先生。
気楽どころか……気が重くて先生から連絡はないかとスマホを確認してしまった。
「何ー?実は彼女居る!!なんてオチじゃないでしょうねー?」
これを「居る」と答えたら少しは楽になるのだろうか?
24
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説

ある少年の体調不良について
雨水林檎
BL
皆に好かれるいつもにこやかな少年新島陽(にいじまはる)と幼馴染で親友の薬師寺優巳(やくしじまさみ)。高校に入学してしばらく陽は風邪をひいたことをきっかけにひどく体調を崩して行く……。
BLもしくはブロマンス小説。
体調不良描写があります。

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。


男子寮のベットの軋む音
なる
BL
ある大学に男子寮が存在した。
そこでは、思春期の男達が住んでおり先輩と後輩からなる相部屋制度。
ある一室からは夜な夜なベットの軋む音が聞こえる。
女子禁制の禁断の場所。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。


鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる