214 / 311
バレンタインは甘々で
3
しおりを挟む
朝、目が覚めて昨夜を思い出しつつ身悶える。
そして、軽く落ち込んでもいた。
ここ数日、カラーはキツめに締めてくれる。
だが、そうなると俺は理性を失ってしまうのかあまり記憶がない。
ただ、わかるのは……プレイの途中でトんでいて、ここ最近シてもいないということ。
まぁ、最近というか……そもそもまだ片手で数える程度しかシていないのだが。
初めて繋がったあの日のような気怠さも、腰の痛みも、筋肉の引き攣るような違和感も、尻に残る異物感も……何もない。
首に触れてもカラーも外されていて何となく残念に思う。
手首には残っているチェーンに触れてそこに唇を寄せた。
「……冬弥……」
「それは僕に直接言ってくれますか?」
言われてビクンと跳ねると、先生は少し口を尖らせる。
一体いつからそこに居て、いつから見ていたのか?
「呼んでくれたらすぐに駆け付けますよ?」
「いやっ、そのっ……うん……」
自分でも何を言っているのかわからないが、先生はフッと笑った。
抱き寄せられてそのふわりと香る先生の匂いと温かさにホッとする。
だが、落ち着きを取り戻すと、また何か申し訳なくなってきた。
上は脱いでいるが、下はスウェットもしっかり穿いたまま。
昨夜も俺は一人でトんでしまったんだろう。
先生には何もせず……一人だけで。
「“Good”」
「へ?」
思いがけないコマンドに顔を上げると、
「そんな顔しないで?僕は幸せですよ?」
先生は笑って俺の頭を撫でてくれた。
そして、軽く落ち込んでもいた。
ここ数日、カラーはキツめに締めてくれる。
だが、そうなると俺は理性を失ってしまうのかあまり記憶がない。
ただ、わかるのは……プレイの途中でトんでいて、ここ最近シてもいないということ。
まぁ、最近というか……そもそもまだ片手で数える程度しかシていないのだが。
初めて繋がったあの日のような気怠さも、腰の痛みも、筋肉の引き攣るような違和感も、尻に残る異物感も……何もない。
首に触れてもカラーも外されていて何となく残念に思う。
手首には残っているチェーンに触れてそこに唇を寄せた。
「……冬弥……」
「それは僕に直接言ってくれますか?」
言われてビクンと跳ねると、先生は少し口を尖らせる。
一体いつからそこに居て、いつから見ていたのか?
「呼んでくれたらすぐに駆け付けますよ?」
「いやっ、そのっ……うん……」
自分でも何を言っているのかわからないが、先生はフッと笑った。
抱き寄せられてそのふわりと香る先生の匂いと温かさにホッとする。
だが、落ち着きを取り戻すと、また何か申し訳なくなってきた。
上は脱いでいるが、下はスウェットもしっかり穿いたまま。
昨夜も俺は一人でトんでしまったんだろう。
先生には何もせず……一人だけで。
「“Good”」
「へ?」
思いがけないコマンドに顔を上げると、
「そんな顔しないで?僕は幸せですよ?」
先生は笑って俺の頭を撫でてくれた。
33
お気に入りに追加
97
あなたにおすすめの小説
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。
イケメン彼氏は年上消防士!鍛え上げられた体は、夜の体力まで別物!?
すずなり。
恋愛
私が働く食堂にやってくる消防士さんたち。
翔馬「俺、チャーハン。」
宏斗「俺もー。」
航平「俺、から揚げつけてー。」
優弥「俺はスープ付き。」
みんなガタイがよく、男前。
ひなた「はーいっ。ちょっと待ってくださいねーっ。」
慌ただしい昼時を過ぎると、私の仕事は終わる。
終わった後、私は行かなきゃいけないところがある。
ひなた「すみませーん、子供のお迎えにきましたー。」
保育園に迎えに行かなきゃいけない子、『太陽』。
私は子供と一緒に・・・暮らしてる。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
翔馬「おいおい嘘だろ?」
宏斗「子供・・・いたんだ・・。」
航平「いくつん時の子だよ・・・・。」
優弥「マジか・・・。」
消防署で開かれたお祭りに連れて行った太陽。
太陽の存在を知った一人の消防士さんが・・・私に言った。
「俺は太陽がいてもいい。・・・太陽の『パパ』になる。」
「俺はひなたが好きだ。・・・絶対振り向かせるから覚悟しとけよ?」
※お話に出てくる内容は、全て想像の世界です。現実世界とは何ら関係ありません。
※感想やコメントは受け付けることができません。
メンタルが薄氷なもので・・・すみません。
言葉も足りませんが読んでいただけたら幸いです。
楽しんでいただけたら嬉しく思います。
サンタクロースが寝ている間にやってくる、本当の理由
フルーツパフェ
大衆娯楽
クリスマスイブの聖夜、子供達が寝静まった頃。
トナカイに牽かせたそりと共に、サンタクロースは町中の子供達の家を訪れる。
いかなる家庭の子供も平等に、そしてプレゼントを無償で渡すこの老人はしかしなぜ、子供達が寝静まった頃に現れるのだろうか。
考えてみれば、サンタクロースが何者かを説明できる大人はどれだけいるだろう。
赤い服に白髭、トナカイのそり――知っていることと言えば、せいぜいその程度の外見的特徴だろう。
言い換えればそれに当てはまる存在は全て、サンタクロースということになる。
たとえ、その心の奥底に邪心を孕んでいたとしても。
小さなことから〜露出〜えみ〜
サイコロ
恋愛
私の露出…
毎日更新していこうと思います
よろしくおねがいします
感想等お待ちしております
取り入れて欲しい内容なども
書いてくださいね
よりみなさんにお近く
考えやすく
【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
大嫌いな歯科医は変態ドS眼鏡!
霧内杳/眼鏡のさきっぽ
恋愛
……歯が痛い。
でも、歯医者は嫌いで痛み止めを飲んで我慢してた。
けれど虫歯は歯医者に行かなきゃ治らない。
同僚の勧めで痛みの少ない治療をすると評判の歯科医に行ったけれど……。
そこにいたのは変態ドS眼鏡の歯科医だった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる