溺愛Domの優しいコマンド

水ノ瀬 あおい

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★カラーを着けて

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「んっ……アっ……」

 張り出したカリを全て受け入れたのか、その後は圧迫感は増しても痛みはさっきほどではない。
 拡げられた肉輪は限界な気もするが、ゴツゴツしたあの血管が俺の内壁を擦っていつの間にか痛みの中に快感も混じるようになってきた。

「冬、弥ぁっ!!あ……ンぁっ!!」

 甘い声が漏れると、先生は嬉しそうに口の端を上げる。

「っ……航生……全部挿入りましたよ?」

 グッと押し込んだ先生が流れていたらしい涙を拭ってくれた。
 動きを止められると本当にしっかりと先生を感じる気がして思わず俺の腹に手を伸ばす。

「……はぁ……っ……本当…………ここに、居る」

 擦ると、なぜかググッと中にある先生の質量が増した気がした。

「え?」
「っ……ちょっと……もう動きます」

 目を細めて少し余裕のなさそうな顔をする先生。
 腰を押さえ付けられて引いた腰を押し込められるとパチュンと淫靡な音がする。

「ンぁっ!!」

 仰け反りたいのにしっかり押さえられていてそれも叶わず。

「……あ……くっ……」

 引いてまた抉られる感覚に翻弄されて声が止まらない。
 思考は完全に溶けてしまったのか、俺は揺さぶられるままに喘ぎ続けた。
 今、どんな顔をしているのか、どんな姿を晒しているのか……そんなモノを気にする余裕なんかない。
 ただ、次第に抽挿も速くなってきて、まだ何か底知れないモノがやってくる気がする。

「ん"ンっ……は、ン……」

 涙で滲む視界で先生を見つめると、先生は俺の太腿をグッと押した。
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