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★カラーを着けて

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 嬉しそうに笑った先生がコマンドを口にする。
 いつものようにベッドサイドで床に尻を付けて背筋を伸ばすと、先生はベッドに腰掛けてじっとこっちを見た。
 そして、ふわりと笑う。

「本当に……いいですか?」
「いい、よ」

 しっかり目を合わせると、先生は微笑んで手を伸ばした。
 シャラとまた音がして先生の手がカラーを持ち上げる。
 そのカラーに軽くキスをすると、片目をこっちに向けた。

「っ、ぁ……」
「何て表情かおをしてるんですか」
「だって……」

 笑われたってドキドキは止まらない。

「航生さん、ずっと守るんで……僕と一緒に居て下さいね」

 先生がカラーをまっすぐ伸ばして持つ。

「うん。ずっと……居たい」

 答えながら俺も首をしっかり伸ばすと、屈んできて先生が俺の首にカラーを這わせた。
 真ん中は長くチェーンがたわんでいて、そこから更に左右にそれぞれ二本のチェーンが飾られている。
 風呂で温まった体にその細いパーツが触れると、かなり冷たく感じてビクンと跳ねてしまった。

「ふふ……いい反応ですね」

 それを見た先生の満足そうな顔にまたゾクッとする。
 キュッと少し締めてカラーを留められたが苦しくはない程度だった。
 初めてだし調節をしてくれたのだろう。

「勃っているのは期待してるから、ですか?」

 言われて慌てて隠そうとは思うがKneelの姿勢を崩してはいけない気もした。
 尻を付けて両足は外に開いて、合わせた膝の前に両手は付いて背筋を伸ばしていたい。
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