65 / 81
パートナーに
10
しおりを挟む
「昨日の研修で何かありました?」
言われてもただ首を振る。
研修では何もない。
ただ、俺が勝手にあれこれ考えてこの先生との関係が不安になっただけだ。
「では、一つ……提案なんですが」
言われて顔を上げる。
食後の紅茶をもらっていた俺はふわりと香った茶葉の匂いを嗅いでからカップを置いた。
「土日もプレイしませんか?」
言われた意味を少し考える。
土日も?プレイが足りないのか?
俺では物足りなくなってしまったのだろうか?
「えっと……」
「休み明けの先生は体調がよろしくないですよね?」
言葉を選んでいると、先に先生に言われた。
「俺の、ため……ですか?」
「僕が会いたいのもあります」
ストレートなその言葉が照れ臭くもあるが、今の俺にはかなり嬉しい。
「しょっちゅう今、どうしてるか?なんて考えて……してあげたいことが溢れるので……」
困ったように少し眉を寄せて笑う先生はそっと俺の手を握った。
「気になって仕方ないんです」
そのままもう片方の手も乗せてそっと撫でてくれる。
「仮のパートナーと言い出したのは僕ですが……僕のコマンドにも慣れたようですし、もっと先生をお世話したい。癒やして安心させてあげたいんです」
優しい先生の想いは伝わってきた。
不思議と突っ撥ねる気もそれまでの不安も一切なくなって、委ねたくもなってくる。
学校だとテーブルを挟んで座るのは隣に居ると凭れ掛かりたくなるからだから。
それほど……俺はもう先生に気を許している。
言われてもただ首を振る。
研修では何もない。
ただ、俺が勝手にあれこれ考えてこの先生との関係が不安になっただけだ。
「では、一つ……提案なんですが」
言われて顔を上げる。
食後の紅茶をもらっていた俺はふわりと香った茶葉の匂いを嗅いでからカップを置いた。
「土日もプレイしませんか?」
言われた意味を少し考える。
土日も?プレイが足りないのか?
俺では物足りなくなってしまったのだろうか?
「えっと……」
「休み明けの先生は体調がよろしくないですよね?」
言葉を選んでいると、先に先生に言われた。
「俺の、ため……ですか?」
「僕が会いたいのもあります」
ストレートなその言葉が照れ臭くもあるが、今の俺にはかなり嬉しい。
「しょっちゅう今、どうしてるか?なんて考えて……してあげたいことが溢れるので……」
困ったように少し眉を寄せて笑う先生はそっと俺の手を握った。
「気になって仕方ないんです」
そのままもう片方の手も乗せてそっと撫でてくれる。
「仮のパートナーと言い出したのは僕ですが……僕のコマンドにも慣れたようですし、もっと先生をお世話したい。癒やして安心させてあげたいんです」
優しい先生の想いは伝わってきた。
不思議と突っ撥ねる気もそれまでの不安も一切なくなって、委ねたくもなってくる。
学校だとテーブルを挟んで座るのは隣に居ると凭れ掛かりたくなるからだから。
それほど……俺はもう先生に気を許している。
13
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
受け付けの全裸お兄さんが店主に客の前で公開プレイされる大人の玩具専門店
ミクリ21 (新)
BL
大人の玩具専門店【ラブシモン】を営む執事服の店主レイザーと、受け付けの全裸お兄さんシモンが毎日公開プレイしている話。
【R-18】♡喘ぎ詰め合わせ♥あほえろ短編集
夜井
BL
完結済みの短編エロのみを公開していきます。
現在公開中の作品(随時更新)
『異世界転生したら、激太触手に犯されて即堕ちしちゃった話♥』
異種姦・産卵・大量中出し・即堕ち・二輪挿し・フェラ/イラマ・ごっくん・乳首責め・結腸責め・尿道責め・トコロテン・小スカ
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子
ちひろ
恋愛
マッサージ師にそれっぽい理由をつけられて、乳首とクリトリスをいっぱい弄られた後、ちゃっかり手マンされていっぱい潮吹きしながらイッちゃう女の子の話。
Fantiaでは他にもえっちなお話を書いてます。よかったら遊びに来てね。
校長室のソファの染みを知っていますか?
フルーツパフェ
大衆娯楽
校長室ならば必ず置かれている黒いソファ。
しかしそれが何のために置かれているのか、考えたことはあるだろうか。
座面にこびりついた幾つもの染みが、その真実を物語る
陵辱クラブ♣️
るーな
BL
R-18要素を多分に含みます。
陵辱短編ものでエロ要素満載です。
救いなんて一切ありません。
苦手な方はご注意下さい。
非合法な【陵辱クラブ♣️】にて、
月一で開かれるショー。
そこには、欲望を滾せた男たちの秘密のショーが繰り広げられる。
今宵も、哀れな生け贄が捧げられた。
αなのに、αの親友とできてしまった話。
おはぎ
BL
何となく気持ち悪さが続いた大学生の市ヶ谷 春。
嫌な予感を感じながらも、恐る恐る妊娠検査薬の表示を覗き込んだら、できてました。
魔が差して、1度寝ただけ、それだけだったはずの親友のα、葛城 海斗との間にできてしまっていたらしい。
だけれど、春はαだった。
オメガバースです。苦手な人は注意。
α×α
誤字脱字多いかと思われますが、すみません。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる