61 / 311
パートナーに
6
しおりを挟む
「期待してるような性的なモノはないぞ」
答えると、佐藤くんは驚いた声を出してこっちににじり寄ってくる。
「えー!?エッチな話もしよーよぉっ!!」
「しないっ!!」
ぷぅっと頬を膨らませる佐藤くんにハッキリ断っておいた。
「何で?ここは外じゃないし聞かれないよ?」
「そういうことじゃなくて……」
確かに職業柄どこに保護者の目があるかわからないし、外で話す時は会話の内容とか声量には気をつけるが。
「そもそも佐藤くんが期待しているようなプレイはしてないんだよ」
酔っているであろう佐藤くんにはボカしても意味はない気がして正直に答えた。
「全く?」
「あぁ」
「まだ処女なの!?」
思わず吹き出すと、佐藤くんは俺の膝に手をついてこっちを見上げる。
「あ、あのなぁ!何言って……」
アワアワと慌てて布巾を探すと、ポンとタオルをくれて佐藤くんはあぐらをかいた。
「周防くんのパートナーって男だろ?」
「そ、そうだけど……何でわかるんだ?」
「そりゃ?そもそも周防くんは女性にあんま近寄らないし」
言われて考える。
そうだろうか?
別に女が苦手とかはないし、研修でも職場でも特に意識したことはなかったのだが。
「僕もね、セラピストは男も女も居るだろ?どっちもプレイしてみて……男の方が安心感はある気がするよ」
「そういうもんか?」
そもそもまともにプレイしたのは深谷先生だけだし、女とはプレイしたこともなくて俺にはよくわからなかった。
答えると、佐藤くんは驚いた声を出してこっちににじり寄ってくる。
「えー!?エッチな話もしよーよぉっ!!」
「しないっ!!」
ぷぅっと頬を膨らませる佐藤くんにハッキリ断っておいた。
「何で?ここは外じゃないし聞かれないよ?」
「そういうことじゃなくて……」
確かに職業柄どこに保護者の目があるかわからないし、外で話す時は会話の内容とか声量には気をつけるが。
「そもそも佐藤くんが期待しているようなプレイはしてないんだよ」
酔っているであろう佐藤くんにはボカしても意味はない気がして正直に答えた。
「全く?」
「あぁ」
「まだ処女なの!?」
思わず吹き出すと、佐藤くんは俺の膝に手をついてこっちを見上げる。
「あ、あのなぁ!何言って……」
アワアワと慌てて布巾を探すと、ポンとタオルをくれて佐藤くんはあぐらをかいた。
「周防くんのパートナーって男だろ?」
「そ、そうだけど……何でわかるんだ?」
「そりゃ?そもそも周防くんは女性にあんま近寄らないし」
言われて考える。
そうだろうか?
別に女が苦手とかはないし、研修でも職場でも特に意識したことはなかったのだが。
「僕もね、セラピストは男も女も居るだろ?どっちもプレイしてみて……男の方が安心感はある気がするよ」
「そういうもんか?」
そもそもまともにプレイしたのは深谷先生だけだし、女とはプレイしたこともなくて俺にはよくわからなかった。
43
お気に入りに追加
101
あなたにおすすめの小説

男子高校に入学したらハーレムでした!
はやしかわともえ
BL
閲覧ありがとうございます。
ゆっくり書いていきます。
毎日19時更新です。
よろしくお願い致します。
2022.04.28
お気に入り、栞ありがとうございます。
とても励みになります。
引き続き宜しくお願いします。
2022.05.01
近々番外編SSをあげます。
よければ覗いてみてください。
2022.05.10
お気に入りしてくれてる方、閲覧くださってる方、ありがとうございます。
精一杯書いていきます。
2022.05.15
閲覧、お気に入り、ありがとうございます。
読んでいただけてとても嬉しいです。
近々番外編をあげます。
良ければ覗いてみてください。
2022.05.28
今日で完結です。閲覧、お気に入り本当にありがとうございました。
次作も頑張って書きます。
よろしくおねがいします。
Sweet☆Sweet~蜂蜜よりも甘い彼氏ができました
葉月めいこ
BL
紳士系ヤクザ×ツンデレ大学生の年の差ラブストーリー
最悪な展開からの運命的な出会い
年の瀬――あとひと月もすれば今年も終わる。
そんな時、新庄天希(しんじょうあまき)はなぜかヤクザの車に乗せられていた。
人生最悪の展開、と思ったけれど。
思いがけずに運命的な出会いをしました。

鬼上司と秘密の同居
なの
BL
恋人に裏切られ弱っていた会社員の小沢 海斗(おざわ かいと)25歳
幼馴染の悠人に助けられ馴染みのBARへ…
そのまま酔い潰れて目が覚めたら鬼上司と呼ばれている浅井 透(あさい とおる)32歳の部屋にいた…
いったい?…どうして?…こうなった?
「お前は俺のそばに居ろ。黙って愛されてればいい」
スパダリ、イケメン鬼上司×裏切られた傷心海斗は幸せを掴むことができるのか…
性描写には※を付けております。

いっぱい命じて〜無自覚SubはヤンキーDomに甘えたい〜
きよひ
BL
無愛想な高一Domヤンキー×Subの自覚がない高三サッカー部員
Normalの諏訪大輝は近頃、謎の体調不良に悩まされていた。
そんな折に出会った金髪の一年生、甘井呂翔。
初めて会った瞬間から甘井呂に惹かれるものがあった諏訪は、Domである彼がPlayする様子を覗き見てしまう。
甘井呂に優しく支配されるSubに自分を重ねて胸を熱くしたことに戸惑う諏訪だが……。
第二性に振り回されながらも、互いだけを求め合うようになる青春の物語。
※現代ベースのDom/Subユニバースの世界観(独自解釈・オリジナル要素あり)
※不良の喧嘩描写、イジメ描写有り
初日は5話更新、翌日からは2話ずつ更新の予定です。
イケメン社長と私が結婚!?初めての『気持ちイイ』を体に教え込まれる!?
すずなり。
恋愛
ある日、彼氏が自分の住んでるアパートを引き払い、勝手に『同棲』を求めてきた。
「お前が働いてるんだから俺は家にいる。」
家事をするわけでもなく、食費をくれるわけでもなく・・・デートもしない。
「私は母親じゃない・・・!」
そう言って家を飛び出した。
夜遅く、何も持たず、靴も履かず・・・一人で泣きながら歩いてるとこを保護してくれた一人の人。
「何があった?送ってく。」
それはいつも仕事場のカフェに来てくれる常連さんだった。
「俺と・・・結婚してほしい。」
「!?」
突然の結婚の申し込み。彼のことは何も知らなかったけど・・・惹かれるのに時間はかからない。
かっこよくて・・優しくて・・・紳士な彼は私を心から愛してくれる。
そんな彼に、私は想いを返したい。
「俺に・・・全てを見せて。」
苦手意識の強かった『営み』。
彼の手によって私の感じ方が変わっていく・・・。
「いあぁぁぁっ・・!!」
「感じやすいんだな・・・。」
※お話は全て想像の世界のものです。現実世界とはなんら関係ありません。
※お話の中に出てくる病気、治療法などは想像のものとしてご覧ください。
※誤字脱字、表現不足は重々承知しております。日々精進してまいりますので温かく見ていただけると嬉しいです。
※コメントや感想は受け付けることができません。メンタルが薄氷なもので・・すみません。
それではお楽しみください。すずなり。

【連載再開】絶対支配×快楽耐性ゼロすぎる受けの短編集
あかさたな!
BL
※全話おとな向けな内容です。
こちらの短編集は
絶対支配な攻めが、
快楽耐性ゼロな受けと楽しい一晩を過ごす
1話完結のハッピーエンドなお話の詰め合わせです。
不定期更新ですが、
1話ごと読切なので、サクッと楽しめるように作っていくつもりです。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーー
書きかけの長編が止まってますが、
短編集から久々に、肩慣らししていく予定です。
よろしくお願いします!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる