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してみませんか?
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ぼんやりと目を覚ます。
白い天井に見慣れないピンクのカーテン。
「目、覚めましたか?気分はいかがですか?」
声が聞こえてそっちを見ると、深谷先生が心配そうに眉を下げていた。
「あ……大丈夫です」
起き上がろうとしつつ、記憶を辿る。
立ったらめまいがしてえっと……。
「痛いところもないですか?倒れた拍子にどこかぶつけたり」
「……倒れた?」
聞いてやっと状況を理解した。
児童を帰した後の職員室だったのは不幸中の幸いかもしれない。
それでも多くの先生に迷惑を掛けたのは事実だ。
俺が深いため息を吐くと、深谷先生はすぐ側のイスに座る。
「養護教諭として少しいいですか?」
頷くと、近づいてきて顔色を確認された。
「結局眠れていませんよね?抑制剤ではもう抑えられなくなってますよ?」
「……わかってます」
「でも、プレイの相手は探していませんよね?」
「……」
答えようがなくてギュッと布団を握って黙り込む。
「……それなら、僕とプレイしてみますか?」
「えっ!?」
まさかの提案にビクッと跳ね上がってしまった。
プレイ?先生、と……?
もう何年も前なのに頭に浮かんでしまうのはあの徳間たちのプレイで、どうしたって恐怖で身体が強張る。
「嫌、ですか?」
聞かれてゆっくり先生を見た。
優しい茶色の瞳。ちゃんと聞いてくれる落ち着いた声。
「怖いことはしませんよ?」
怖く、ない?先生なら……いいだろうか?
先生はDomだが不思議と怖くはない。
どちらかといえば優しく俺を見てくれていて少し安心はした。
白い天井に見慣れないピンクのカーテン。
「目、覚めましたか?気分はいかがですか?」
声が聞こえてそっちを見ると、深谷先生が心配そうに眉を下げていた。
「あ……大丈夫です」
起き上がろうとしつつ、記憶を辿る。
立ったらめまいがしてえっと……。
「痛いところもないですか?倒れた拍子にどこかぶつけたり」
「……倒れた?」
聞いてやっと状況を理解した。
児童を帰した後の職員室だったのは不幸中の幸いかもしれない。
それでも多くの先生に迷惑を掛けたのは事実だ。
俺が深いため息を吐くと、深谷先生はすぐ側のイスに座る。
「養護教諭として少しいいですか?」
頷くと、近づいてきて顔色を確認された。
「結局眠れていませんよね?抑制剤ではもう抑えられなくなってますよ?」
「……わかってます」
「でも、プレイの相手は探していませんよね?」
「……」
答えようがなくてギュッと布団を握って黙り込む。
「……それなら、僕とプレイしてみますか?」
「えっ!?」
まさかの提案にビクッと跳ね上がってしまった。
プレイ?先生、と……?
もう何年も前なのに頭に浮かんでしまうのはあの徳間たちのプレイで、どうしたって恐怖で身体が強張る。
「嫌、ですか?」
聞かれてゆっくり先生を見た。
優しい茶色の瞳。ちゃんと聞いてくれる落ち着いた声。
「怖いことはしませんよ?」
怖く、ない?先生なら……いいだろうか?
先生はDomだが不思議と怖くはない。
どちらかといえば優しく俺を見てくれていて少し安心はした。
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