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三木からの提案
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センターラインで並ぶ後ろ姿。
三木はまさかのスタートから出てきて、更にジャンプボールを跳ぶらしくセンターサークルに入った。
「アリスちゃん、スタメンでいけんのか?」
トモにこっちを見られても俺だって知らない。
ケガをしてから三木はずっと送り迎えで、行きや帰りに自転車で一緒になることもなかったから。
主審の手からボールが離れると、三木はそれを追って高く跳び上がる。
伸びた白い手がボールを弾くと、すぐに六番の女がドリブルで右に開いた。
改めて女バスを見て……顔は何となくわかるが名前も知らないことに気付く。
一緒に文化祭も準備したはずなのに……よく考えたら三木と菊川以外とはまともに話していない。
とりあえず、今、試合に出ている三木以外の五~八番が二年だということしかわからず、俺はそのままプレーを目で追った。
六番から走り込んだ八番へ。
それ以上攻められず、外でフリーとなった七番にボールがまわる。
八番はそのまま反対側のローに降りていた三木にスクリーンを掛けると、三木が右に抜けてきた。
ペイントエリア内でボールを受けた三木はターンしてゴールの方を向くとワンフェイクをして右足を左へと出す。
そのままワンドリブルをしながら足を前後に開いてディフェンスに背を向けると、左足を軸に回ってゴールへと押し込んだ。
三木はまさかのスタートから出てきて、更にジャンプボールを跳ぶらしくセンターサークルに入った。
「アリスちゃん、スタメンでいけんのか?」
トモにこっちを見られても俺だって知らない。
ケガをしてから三木はずっと送り迎えで、行きや帰りに自転車で一緒になることもなかったから。
主審の手からボールが離れると、三木はそれを追って高く跳び上がる。
伸びた白い手がボールを弾くと、すぐに六番の女がドリブルで右に開いた。
改めて女バスを見て……顔は何となくわかるが名前も知らないことに気付く。
一緒に文化祭も準備したはずなのに……よく考えたら三木と菊川以外とはまともに話していない。
とりあえず、今、試合に出ている三木以外の五~八番が二年だということしかわからず、俺はそのままプレーを目で追った。
六番から走り込んだ八番へ。
それ以上攻められず、外でフリーとなった七番にボールがまわる。
八番はそのまま反対側のローに降りていた三木にスクリーンを掛けると、三木が右に抜けてきた。
ペイントエリア内でボールを受けた三木はターンしてゴールの方を向くとワンフェイクをして右足を左へと出す。
そのままワンドリブルをしながら足を前後に開いてディフェンスに背を向けると、左足を軸に回ってゴールへと押し込んだ。
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