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羨ましい……
ペアのうさぎ
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「基晴くん、ピンクにしなよ」
「え?何で?」
「私、水色がいいから~」
一緒にカウンターに行くと、さおさんが景品交換のあの紙を置いてから笑ってこっちを向く。
「いいよ。ペアね」
俺も笑って置くと、さおさんはパッと顔を背けた。
「照れるなら言わなきゃいいのに」
笑うとさおさんは係のおじさんがくれた水色のうさぎに顔をうずめて走って行く。
「あぁ、これ……パーフェクトのメダル……」
「あ、渡しておきます」
俺はピンクのうさぎとメダルを持ってその後ろ姿を追いかけた。
「さおさん!」
呼ぶとさおさんは少し赤くなりながらまだうさぎで顔を隠したままでこっちをちらっと見る。
「パーフェクトはうさぎにメダルも付くって」
言いながらさおさんの水色のうさぎにメダルをかけると、さおさんは更に顔を隠した。
「何、いい雰囲気なったの?」
竜太くんにガッと肩を組まれて俺は前に潰れそうになる。
「違うし……」
「このうさぎさぁ…好きな人とペアで持つと幸せになれるって知ってる?」
竜太くんは俺の耳元でぼそっと言ってにやりと笑った。
「自力でゲットして藤橋とペアにしてきたんだろ?どっちにしてきても……と思ったらなぁ」
あ、それで両方のうさぎ持ってんのか?
「え?何で?」
「私、水色がいいから~」
一緒にカウンターに行くと、さおさんが景品交換のあの紙を置いてから笑ってこっちを向く。
「いいよ。ペアね」
俺も笑って置くと、さおさんはパッと顔を背けた。
「照れるなら言わなきゃいいのに」
笑うとさおさんは係のおじさんがくれた水色のうさぎに顔をうずめて走って行く。
「あぁ、これ……パーフェクトのメダル……」
「あ、渡しておきます」
俺はピンクのうさぎとメダルを持ってその後ろ姿を追いかけた。
「さおさん!」
呼ぶとさおさんは少し赤くなりながらまだうさぎで顔を隠したままでこっちをちらっと見る。
「パーフェクトはうさぎにメダルも付くって」
言いながらさおさんの水色のうさぎにメダルをかけると、さおさんは更に顔を隠した。
「何、いい雰囲気なったの?」
竜太くんにガッと肩を組まれて俺は前に潰れそうになる。
「違うし……」
「このうさぎさぁ…好きな人とペアで持つと幸せになれるって知ってる?」
竜太くんは俺の耳元でぼそっと言ってにやりと笑った。
「自力でゲットして藤橋とペアにしてきたんだろ?どっちにしてきても……と思ったらなぁ」
あ、それで両方のうさぎ持ってんのか?
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