11 / 145
あれ?
そこはね……
しおりを挟む
「寒いでしょー!ココアいれるから飲まない?」
母さんが窓を開けて声をかけてきて、俺たちは一旦家に入る。
バスケをする時は髪をポニーテールにするさおさんは髪を下ろして……その一連の動作さえ俺は目を離せない。
「基晴っ!見過ぎじゃね?」
竜太くんが俺の頭に肘を付いてきて、見上げると竜太くんはにやにやと笑っていた。
「だって……美人……」
「そこかよ!」
めっちゃ笑われて、笑い止んでもらおうとワタワタしていると、
「お前ら最近仲いいな」
兄貴がちょっとウザそうな顔をして見ていた。
「ん?羨ましい?」
竜太くんは俺の肩に手を回してにっこりと笑う。
「欲しいならやるよ?」
兄貴もフッと笑ってさっさとソファーに座った。
「くれるって」
「俺は猫か何かか?」
目を細めると、
「基晴!これ、運んでね」
母さんにチョコとクッキーが並んだ皿を渡される。
テーブルに皿を置くと、俺はダイニングのイスに座った。
いや、本当は俺もさおさんの側に行きたいよ?
でも、母さんが俺のマグカップはダイニングに置いてたんだもん。
俺はそこからソファーに座るみんなを見ていた。
母さんが窓を開けて声をかけてきて、俺たちは一旦家に入る。
バスケをする時は髪をポニーテールにするさおさんは髪を下ろして……その一連の動作さえ俺は目を離せない。
「基晴っ!見過ぎじゃね?」
竜太くんが俺の頭に肘を付いてきて、見上げると竜太くんはにやにやと笑っていた。
「だって……美人……」
「そこかよ!」
めっちゃ笑われて、笑い止んでもらおうとワタワタしていると、
「お前ら最近仲いいな」
兄貴がちょっとウザそうな顔をして見ていた。
「ん?羨ましい?」
竜太くんは俺の肩に手を回してにっこりと笑う。
「欲しいならやるよ?」
兄貴もフッと笑ってさっさとソファーに座った。
「くれるって」
「俺は猫か何かか?」
目を細めると、
「基晴!これ、運んでね」
母さんにチョコとクッキーが並んだ皿を渡される。
テーブルに皿を置くと、俺はダイニングのイスに座った。
いや、本当は俺もさおさんの側に行きたいよ?
でも、母さんが俺のマグカップはダイニングに置いてたんだもん。
俺はそこからソファーに座るみんなを見ていた。
12
お気に入りに追加
3
あなたにおすすめの小説
俺と(従姉)姉ちゃんの良くある『今日から俺は?』の話だ。
かず斉入道
青春
この物語の時代背景は昭和……。
主人公の新作は春の入学式も終わり、高校生活にも少しなれた頃の、春の終わり。
二階の自身の部屋で、進学に向けて自習勉強中の頭の余り賢くない主人公山本新作の耳へと両親のヒソヒソ声が聞こえてくるのだが。
その内容と言うのが?
父親の経営する会社の業務拡大に伴って、他県へと会社を移転するから、皆で引っ越そうと言う話しで。
新作を他県の高校へと転校させようと言った話しなのだが。
その話しを聞いた当の本人である新作は顔色を変えてしまう。だって彼は、自身の担任のピチピチした女性教師の久美ちゃん先生に憧れと恋心、想いを寄せているからだ。
だって主人公は大学卒業後に、先生を自身の嫁にしたいと心から思い、願っているから進学に向けて猛勉強。
先生からも個人レッスンを受けているから。
彼は安易に転校をしたくはない。
でも新作が通う高校は県内一の不良学校、悪の巣窟だから。
新作の父親は、この機会に真面目な新作を転校させたいからと妻に相談する。
でも新作の母親は、父親の想いとは裏腹の意見を述べてくるのだ。
新作が通う高校には近所の幼馴染がいる。
その彼が悪の巣窟。県内ワーストワンの学園で、上級生達も恐れるような、広島市内でも凶悪、関わりたくない№1のサイコパスな人間なのだが。
そんな幼馴染と新作は大変に仲が良いのと。
素行が真面目な新作のことを担任の久美ちゃん先生が目をかけてくれて。大学進学をサポートしてくれている。
だから母親が新作の転向を反対し、彼を父親の兄の家に居候をさせてもらえるように嘆願をしてくれと告げる。
でも新作の父親の兄の家には一人娘の美奈子がいるから不味いと告げるのだが。美奈子は、幼い時に新作の嫁にくれると言っていたから。
二人の間に何かしらの問題が生じても、もう既に姪は家の嫁だから問題はないと。主人公が今迄知らなかった事を母親は父親へと告げ、押し切り。
新作は伯父の照明の家から学校へと通うことになるのだが。
でも主人公が幼い頃に憧れていた従姉の姉ちゃんは、実は伯父さんが夫婦が手に余るほどのヤンキーへと変貌しており、家でいつも大暴れの上に。室内でタ〇コ、シ〇ナーは吸うは、家に平然と彼氏を連れ込んで友人達と乱交パーティーするような素行の悪い少女……。
だから主人公の新作は従姉の姉ちゃん絡みの事件に色々と巻き込まれていく中で、自分もヤンキーなる事を決意する。
主人公が子供から少年……。そして大人へと移り変わっていく物語で御座います。
王室の醜聞に巻き込まれるのはごめんです。浮気者の殿下とはお別れします。
あお
恋愛
8歳の時、第二王子の婚約者に選ばれたアリーナだが、15歳になって王立学園に入学するまで第二王子に会うことがなかった。
会えなくても交流をしたいと思って出した手紙の返事は従者の代筆。内容も本人が書いたとは思えない。
それでも王立学園に入学したら第二王子との仲を深めようとしていた矢先。
第二王子の浮気が発覚した。
この国の王室は女癖の悪さには定評がある。
学生時代に婚約破棄され貴族令嬢としての人生が終わった女性も数知れず。
蒼白になったアリーナは、父に相談して婚約を白紙に戻してもらった。
しかし騒ぎは第二王子の浮気にとどまらない。
友人のミルシテイン子爵令嬢の婚約者も第二王子の浮気相手に誘惑されたと聞いて、友人5人と魔導士のクライスを巻き込んで、子爵令嬢の婚約者を助け出す。
全14話。
番外編2話。第二王子ルーカスのざまぁ?とヤンデレ化。
タイトル変更しました。
前タイトルは「会ってすぐに殿下が浮気なんて?! 王室の醜聞に巻き込まれると公爵令嬢としての人生が終わる。婚約破棄? 解消? ともかく縁を切らなくちゃ!」。
神代永遠とその周辺
7番目のイギー
青春
普通のJKとは色々とちょっとだけ違う、神代永遠(かみしろとわ)、17歳。それは趣味だったり洋服のセンスだったり、好みの男子だったり。だけどそれを気にすることもなく、なんとなく日常を面白おかしく過ごしている。友達や趣味の品、そして家族。大事なものを当たり前に大事にする彼女は、今日もマイペースにやりたいことを気負うことなく続けます。
黒柳悦郎は走ったり走らなかったりする
織姫ゆん
青春
普通の高校生黒柳悦郎は走ったり走らなかったりする。
朝は幼馴染に起こされたり、ちびっこ優等生にぐふふと笑われたり、ポンコツ担任がやらかしたり、許嫁を名乗る転入生が現れたり。何か起きそうで何も起きない。
そんな日常。
おもいでにかわるまで
名波美奈
青春
失恋した時に読んで欲しい物語です。
高等専門学校が舞台の王道純愛青春ラブストーリーです。
第一章(主人公の水樹が入学するまで)と第二章(水樹が1年生から3年生まで)と第三章と第四章(4年生、5年生とその後)とで構成されています。主人公の女の子は同じですが、主に登場する男性が異なります。
主人公は水樹なのですが、それ以外の登場人物もよく登場します。
失恋して涙が止まらない時に、一緒に泣いてあげたいです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる