23 / 26
17.5話 太陽と海を宿す人
しおりを挟む
――僕はずっとずっと、自分の目が嫌いだった。
片方は金、もう片方は青。両親とも周りとも、カルロの瞳は異なっていた。
その瞳を周りの子供たちから揶揄われた上に気弱な性格が災いし、幼いカルロは屋敷にこもりがちになっていった。前髪を長く伸ばして片目を隠し、自室で本を読むことだけが唯一の楽しみだった。
ある日、両親に連れられてカルロはカーネリアス城へ出かけた。いつかはサヴォーナ家の当主として、カーネリアス公に仕える身になる――そのように聞かされてはいたが、自分には何もできないと決めつけていた。
この頃には家族以外に会うことも怖く感じるようになっており、両親がカーネリアス公と話し込んでいる隙を突き、カルロはその場から逃げ出した。
中庭の隅にうずくまって座り、時間が過ぎるのをひたすら待つ。早く帰りたい。誰にも会いたくない。差し込む日の光すら、自分を責めているように感じられる。
「なにしてるの?」
「ひっ!?」
突如声をかけられ、カルロは驚いて飛びあがった。目の前に立っていたのは、自分より背の低い――まだ六歳か七歳くらいの少女だった。
「あなただれ?」
「カ……カルロ・サヴォーナ……」
「そう。わたしはユーディニア・カーネリアスよ」
カルロは少女をまじまじと見つめた。現カーネリアス公には幼い娘がいると聞いていたが、まさかここで会うことになるとは。
「あなた、なんでそんなにへんなかみのけなの?」
初対面のカルロに気後れすることなく、ユーディニアは彼の顔を見上げて問いかける。
「え……」
「目がかたっぽしかでてないわ。それじゃあちょっとしか見えないでしょ」
手を伸ばし、カルロの片目を隠す前髪を払いのけようとする。カルロは反射的に手で顔を覆い、一歩後ろに飛びのいた。
「さ、触らないで!」
「ちょっと、どうしてそんなことするの!」
拒まれたことが気に喰わなかったのか、ユーディニアが躍起になってカルロにつかみ掛かる。抵抗したかったが、自分より小さな子だ。下手に力を入れれば怪我をさせてしまうかもしれない。公爵の娘に傷を負わせればどうなるか――カルロにも簡単に想像できた。
「うう……」
観念し抵抗をやめたカルロの黒髪を、ユーディニアの小さな手がかき分ける。カルロの金と青、そしてユーディニアの赤みがかった紫色の瞳がかち合う。
「……っ」
――君も笑うのか、気味悪がるのか、他の子たちのように
「きれいね」
「……え?」
あまりに予想外な言葉に、カルロは動くことも、話すこともできなくなった。
「金はたいようのいろ、青はうみのいろ。カーネリアスのしるしよ。きのう、おかあさまにおしえてもらったの!」
ユーディニアが得意げに語り、にっこりと笑う。
それは、カルロを閉じ込めていた壁が音を立てて崩れ、代わりに眩く優しい光に包まれた瞬間だった。
***
扉がノックされる音で、カルロは目を覚ました――随分と懐かしい夢を見た。
「ど、どうぞ」
寝台から上体を起こし返事をすると、扉が開いた。姿を見せた人物に、カルロは目を丸くした。
「ユーディニア……!?」
ユーディニアはまっすぐカルロのもとに来ると、寝台の傍らにあった椅子に腰かけた。いつもの豪奢なドレスではなく、町娘と見まがいそうな灰色のワンピース姿だ。
「……具合はどう?」
「え、ああ、そんなに心配する程じゃないよ」
昨夜、ユーディニアの目の前で繰り広げられた残忍な行為が彼女の心に影を落としているのだろう。安心させようとカルロは笑ってみせた。
「セシーリャさんのお陰だよ……あの人は本当にすごいね。大勢の人を一気に動けなくして、僕の怪我まであっと言う間に治してしまうんだから」
「……そうね。本当に立派な方だわ」
「……リカードのことは、残念だよね。まさかあんなことをするだなんて僕も思っていなかった」
傍目から見ても、ユーディニアとリカードの仲は良かった。リカードにいつから謀反の意志があったのかは分からないが、少なくともユーディニアはずっと彼のことを信用していた。その信頼を裏切ったことはカルロにとっては許しがたいことだが――カルロ個人が裁くことができるものではない。
「……いいの。仕方がないことだから」
「ユーディニア、君が悪い訳じゃないよ。それだけは絶対忘れないで」
「どうして」
カルロの言葉に被せるように、ユーディニアが問うた。
「え?」
「どうしてそんなに優しいのよ……」
目じりを下げ、今にも泣き出しそうな顔をしている。
「わたし、あなたには散々酷いことを言ったのに……どうしてあんなに傷だらけになってまで……わたしのことを守ろうとして……死んでしまっていたかもしれないのに……」
「あ……えーと、それは……」
カルロは口ごもり、思わずユーディニアから目線を逸らしてしまった。心臓の鼓動がどんどん早まっていくのを感じる。
「その……僕だって一応はサヴォーナ家の嫡男なわけだし……カーネリアス公爵家に仕えるのは当然のことであって……それで……」
本当の理由は違う。忠誠心というものを、貴族の心構えを知るよりももっと昔、十年前のあの日から、カルロの世界の頂点にいる人物はずっと変わらない。
目の前の彼女に比べれば自分はずっと弱くて、人を惹き付ける力も、優れた政を行う手腕もない。彼女の隣に立つべき器とは到底言い難い。
けれど――この機会を逃したら、一生言えないまま終わるような気がした。
「ユーディニア……僕は、君が好きなんだ」
彼女の目を見て、カルロは告げた。
「え……?」
「僕たちが初めて会った日のこと……君は多分覚えていないだろうけれど、僕のこの目を、君は綺麗だと褒めてくれた。それが本当に嬉しかったんだ。周りとは違う目が嫌いで嫌いでしょうがなかったのに、君のおかげで僕はその呪いから解き放たれた」
あの日から、後ろ指をさされても陰で笑われても、カルロは目を髪で隠すことをやめた。自室に閉じこもる生活から脱却し、未来のカーネリアス公の役に少しでも立てるようにと勉学に励めるようになった。
「アメイリア様が亡くなられて君が本当に苦しかった時、助けてあげることができなかったことは反省している。それからの君の努力をどうしても無駄にしたくなかったんだ。命を捨てるくらいなら、『役立たず』にもできるから」
ユーディニアは呆然としていた。当たり前だ。いきなり愛を告げられては困るに決まっている。カルロは急いで次の言葉を探した。
「ご、ごめん。僕の気持ちなんか別にどうでもいいっていうのは分かってる。今のは忘れて……」
「……それだけの理由で?」
ぽつりとユーディニアが言った。
「え……?」
「ただ、わたしがあなたの目を褒めた……たったそれだけの理由であなたはずっとわたしのことを……?」
「……そうだよ。君にとっては些細なことなんだろうけれど……僕の中ではずっと、君は優しい女の子だよ」
「……馬鹿ね」
「はは、そうだよね……自分でも馬鹿だと思うよ、本当に」
「いいえ、違うわ」
ユーディニアが片手を伸ばし、カルロの頬に沿わせる。
「馬鹿なのはわたしの方よ」
次の瞬間、何が起きたのかカルロにはすぐに理解できなかった。温かく柔らかいものが唇に押し当てられたと思ったら、耳を真っ赤にしたユーディニアがこちらを見ていて――
「……え、あの……え?」
「今まで酷いことばかり言ってごめんなさい。もう二度と言わないわ。だから……あなたも自分のことを『役立たず』なんて言わないで」
「わ、分かった……」
「ごめんなさい、どうしても今日のうちにしなければいけないことがあるから、もう行くわね」
早口気味に言い、そそくさと立ち上がる。
「あ、そ、そうだよね。ごめん、手伝えなくて……」
「何を言っているの。まずは休んで、早く元気になりなさい」
「う、うん。ありがとう……」
それじゃあね、とつぶやくように言い残し、ユーディニアはしゃんと背筋を伸ばして部屋を出て行った。
扉が閉じられた瞬間、カルロはどっと寝台に倒れこんだ。顔がひどく熱い。
まだ夢の中にいるのかと錯覚しそうになったが、痛いくらいに早鐘を打つ心臓が、これが夢ではないのだと声高に叫んでいた。
片方は金、もう片方は青。両親とも周りとも、カルロの瞳は異なっていた。
その瞳を周りの子供たちから揶揄われた上に気弱な性格が災いし、幼いカルロは屋敷にこもりがちになっていった。前髪を長く伸ばして片目を隠し、自室で本を読むことだけが唯一の楽しみだった。
ある日、両親に連れられてカルロはカーネリアス城へ出かけた。いつかはサヴォーナ家の当主として、カーネリアス公に仕える身になる――そのように聞かされてはいたが、自分には何もできないと決めつけていた。
この頃には家族以外に会うことも怖く感じるようになっており、両親がカーネリアス公と話し込んでいる隙を突き、カルロはその場から逃げ出した。
中庭の隅にうずくまって座り、時間が過ぎるのをひたすら待つ。早く帰りたい。誰にも会いたくない。差し込む日の光すら、自分を責めているように感じられる。
「なにしてるの?」
「ひっ!?」
突如声をかけられ、カルロは驚いて飛びあがった。目の前に立っていたのは、自分より背の低い――まだ六歳か七歳くらいの少女だった。
「あなただれ?」
「カ……カルロ・サヴォーナ……」
「そう。わたしはユーディニア・カーネリアスよ」
カルロは少女をまじまじと見つめた。現カーネリアス公には幼い娘がいると聞いていたが、まさかここで会うことになるとは。
「あなた、なんでそんなにへんなかみのけなの?」
初対面のカルロに気後れすることなく、ユーディニアは彼の顔を見上げて問いかける。
「え……」
「目がかたっぽしかでてないわ。それじゃあちょっとしか見えないでしょ」
手を伸ばし、カルロの片目を隠す前髪を払いのけようとする。カルロは反射的に手で顔を覆い、一歩後ろに飛びのいた。
「さ、触らないで!」
「ちょっと、どうしてそんなことするの!」
拒まれたことが気に喰わなかったのか、ユーディニアが躍起になってカルロにつかみ掛かる。抵抗したかったが、自分より小さな子だ。下手に力を入れれば怪我をさせてしまうかもしれない。公爵の娘に傷を負わせればどうなるか――カルロにも簡単に想像できた。
「うう……」
観念し抵抗をやめたカルロの黒髪を、ユーディニアの小さな手がかき分ける。カルロの金と青、そしてユーディニアの赤みがかった紫色の瞳がかち合う。
「……っ」
――君も笑うのか、気味悪がるのか、他の子たちのように
「きれいね」
「……え?」
あまりに予想外な言葉に、カルロは動くことも、話すこともできなくなった。
「金はたいようのいろ、青はうみのいろ。カーネリアスのしるしよ。きのう、おかあさまにおしえてもらったの!」
ユーディニアが得意げに語り、にっこりと笑う。
それは、カルロを閉じ込めていた壁が音を立てて崩れ、代わりに眩く優しい光に包まれた瞬間だった。
***
扉がノックされる音で、カルロは目を覚ました――随分と懐かしい夢を見た。
「ど、どうぞ」
寝台から上体を起こし返事をすると、扉が開いた。姿を見せた人物に、カルロは目を丸くした。
「ユーディニア……!?」
ユーディニアはまっすぐカルロのもとに来ると、寝台の傍らにあった椅子に腰かけた。いつもの豪奢なドレスではなく、町娘と見まがいそうな灰色のワンピース姿だ。
「……具合はどう?」
「え、ああ、そんなに心配する程じゃないよ」
昨夜、ユーディニアの目の前で繰り広げられた残忍な行為が彼女の心に影を落としているのだろう。安心させようとカルロは笑ってみせた。
「セシーリャさんのお陰だよ……あの人は本当にすごいね。大勢の人を一気に動けなくして、僕の怪我まであっと言う間に治してしまうんだから」
「……そうね。本当に立派な方だわ」
「……リカードのことは、残念だよね。まさかあんなことをするだなんて僕も思っていなかった」
傍目から見ても、ユーディニアとリカードの仲は良かった。リカードにいつから謀反の意志があったのかは分からないが、少なくともユーディニアはずっと彼のことを信用していた。その信頼を裏切ったことはカルロにとっては許しがたいことだが――カルロ個人が裁くことができるものではない。
「……いいの。仕方がないことだから」
「ユーディニア、君が悪い訳じゃないよ。それだけは絶対忘れないで」
「どうして」
カルロの言葉に被せるように、ユーディニアが問うた。
「え?」
「どうしてそんなに優しいのよ……」
目じりを下げ、今にも泣き出しそうな顔をしている。
「わたし、あなたには散々酷いことを言ったのに……どうしてあんなに傷だらけになってまで……わたしのことを守ろうとして……死んでしまっていたかもしれないのに……」
「あ……えーと、それは……」
カルロは口ごもり、思わずユーディニアから目線を逸らしてしまった。心臓の鼓動がどんどん早まっていくのを感じる。
「その……僕だって一応はサヴォーナ家の嫡男なわけだし……カーネリアス公爵家に仕えるのは当然のことであって……それで……」
本当の理由は違う。忠誠心というものを、貴族の心構えを知るよりももっと昔、十年前のあの日から、カルロの世界の頂点にいる人物はずっと変わらない。
目の前の彼女に比べれば自分はずっと弱くて、人を惹き付ける力も、優れた政を行う手腕もない。彼女の隣に立つべき器とは到底言い難い。
けれど――この機会を逃したら、一生言えないまま終わるような気がした。
「ユーディニア……僕は、君が好きなんだ」
彼女の目を見て、カルロは告げた。
「え……?」
「僕たちが初めて会った日のこと……君は多分覚えていないだろうけれど、僕のこの目を、君は綺麗だと褒めてくれた。それが本当に嬉しかったんだ。周りとは違う目が嫌いで嫌いでしょうがなかったのに、君のおかげで僕はその呪いから解き放たれた」
あの日から、後ろ指をさされても陰で笑われても、カルロは目を髪で隠すことをやめた。自室に閉じこもる生活から脱却し、未来のカーネリアス公の役に少しでも立てるようにと勉学に励めるようになった。
「アメイリア様が亡くなられて君が本当に苦しかった時、助けてあげることができなかったことは反省している。それからの君の努力をどうしても無駄にしたくなかったんだ。命を捨てるくらいなら、『役立たず』にもできるから」
ユーディニアは呆然としていた。当たり前だ。いきなり愛を告げられては困るに決まっている。カルロは急いで次の言葉を探した。
「ご、ごめん。僕の気持ちなんか別にどうでもいいっていうのは分かってる。今のは忘れて……」
「……それだけの理由で?」
ぽつりとユーディニアが言った。
「え……?」
「ただ、わたしがあなたの目を褒めた……たったそれだけの理由であなたはずっとわたしのことを……?」
「……そうだよ。君にとっては些細なことなんだろうけれど……僕の中ではずっと、君は優しい女の子だよ」
「……馬鹿ね」
「はは、そうだよね……自分でも馬鹿だと思うよ、本当に」
「いいえ、違うわ」
ユーディニアが片手を伸ばし、カルロの頬に沿わせる。
「馬鹿なのはわたしの方よ」
次の瞬間、何が起きたのかカルロにはすぐに理解できなかった。温かく柔らかいものが唇に押し当てられたと思ったら、耳を真っ赤にしたユーディニアがこちらを見ていて――
「……え、あの……え?」
「今まで酷いことばかり言ってごめんなさい。もう二度と言わないわ。だから……あなたも自分のことを『役立たず』なんて言わないで」
「わ、分かった……」
「ごめんなさい、どうしても今日のうちにしなければいけないことがあるから、もう行くわね」
早口気味に言い、そそくさと立ち上がる。
「あ、そ、そうだよね。ごめん、手伝えなくて……」
「何を言っているの。まずは休んで、早く元気になりなさい」
「う、うん。ありがとう……」
それじゃあね、とつぶやくように言い残し、ユーディニアはしゃんと背筋を伸ばして部屋を出て行った。
扉が閉じられた瞬間、カルロはどっと寝台に倒れこんだ。顔がひどく熱い。
まだ夢の中にいるのかと錯覚しそうになったが、痛いくらいに早鐘を打つ心臓が、これが夢ではないのだと声高に叫んでいた。
0
お気に入りに追加
38
あなたにおすすめの小説
冷血弁護士と契約結婚したら、極上の溺愛を注がれています
朱音ゆうひ
恋愛
恋人に浮気された果絵は、弁護士・颯斗に契約結婚を持ちかけられる。
颯斗は美男子で超ハイスペックだが、冷血弁護士と呼ばれている。
結婚してみると超一方的な溺愛が始まり……
「俺は君のことを愛すが、愛されなくても構わない」
冷血サイコパス弁護士x健気ワーキング大人女子が契約結婚を元に両片想いになり、最終的に両想いになるストーリーです。
別サイトにも投稿しています(https://www.berrys-cafe.jp/book/n1726839)
帝国の魔法鑑定士〜冷酷公爵様は妹弟子の私を溺愛したいようですが、その想いには応えられません〜
雪嶺さとり
恋愛
魔法、魔石、魔法書、魔道具。
魔法に関する物ならなんでも鑑定する「魔法鑑定士」のエリーゼ。
王都でも評判の彼女の元には、様々な依頼が舞い込んでくる。
しかし、世間から麗しの貴婦人のように噂されている彼女の実態は、単なる魔法オタク。
そして、そんな彼女を溺愛しているのは冷徹な恐ろしい男と言われている公爵、ダリウス。
彼らはかつて大魔法使いの元で共に学んでいた弟子たちであった。
師匠の元を離れてからも、ダリウスは妹弟子であるエリーゼのことを大切に思い、何よりも愛している。
エリーゼもダリウスのことがずっと好きだったのだが、様々な事情から彼の気持ちに応えることはできない。
拗れた恋も過去の記憶も抱えたまま。
魔法を愛し、魔法に愛された彼女は、今日もまた魔法を探し求めて鑑定をするのであった。
*HOTランキング入りありがとうございました!
*小説家になろう、カクヨムにも掲載しています
私、家出するけどちゃんと探してよね!
スーパー・ストロング・マカロン
恋愛
18歳の若妻、ソラは家出を決意する。
結婚前に夫のウミに誓わせた「狂っても、死んでも、私だけを見て。私だけを愛して。」
夢に見た結婚生活を謳歌していたソラではあったが、近頃ウミの様子がおかしい。
振り向かせる為、ソラは家を飛び出すが、思いもよらない出来事に巻き込まれ、巻き込む!
嫉妬から始まるメガトン級におバカな若夫婦の破茶滅茶ラブコメディ!?
☆主な登場人物☆
ソラ・・・・18歳の若妻。高校でウミに出会い初めて人を好きになった。夫のウミに夢中。小中高と「日本一可愛い美少女」と言われておりその美貌は県外にも名を轟かせていたほどであったが学生時代から唯一ウミにしか心を開かなかった。高校を卒業後、即結婚。
ウミ・・・・近頃、頭角を表してきたインディーズバンドのボーカル兼ギタリスト。ソラの夫で同い歳のイケメン。
ソラの病的なまでの愛情に恐怖を感じるものの、ソラを愛しており引き寄せられるかのように結婚。
セラ・・・・ソラの双子の妹。見た目はソラと瓜二つだが、性格は正反対で男勝り。"女のまま男の中の男"になるのが信条。アマチュア総合格闘家。
ヒロコ・・・・ある理由でソラと出会う。若くして誰にも頼らず起業したカメラマン。
ミカミ・・・・ウミと新婚生活を送る為、引っ越ししてきたソラに惚れて異常なまでの執着心を持つストーカー男。自分勝手で陰湿な性格。
オオニシ・・・・自称元ヤクザ。幸せな家庭を夢みている49歳の中年男。不器用な為、人間関係に馴染めず職を転々としている。ソラに惚れてしまう自分と葛藤する。
ユウシン・・・・ソラに出会って淡い恋心を持った15歳の純粋無垢な優しい男子高校生。進学校に通っている。
トモキ・・・・ユウシンと同じ高校に通うクラスで1番仲の良い友人。
※暴力的描写、性的描写あり。
【完結】スパダリ医師の甘々な溺愛事情 〜新妻は蜜月に溶かされる〜
雪井しい
恋愛
事故で足を怪我した瑠璃川紗雪は担当医、蓮見啓一郎と出会う。彼は優しくスマートでいつも紗雪に温かく接してくれた。ただの患者と主治医の関係だったが、あるとき足が元通りに動かないことに自暴自棄を起こした紗雪に啓一郎は告げる。「俺と結婚してくれないか」と──。
【薄幸の元バレリーナ×スパダリエリート医者】全43話完結。
※R18描写はやんわり気味です
※ベリーズカフェでも公開中
※推敲、校正前のものですのでご注意下さい
慰み者の姫は新皇帝に溺愛される
苺野 あん
恋愛
小国の王女フォセットは、貢物として帝国の皇帝に差し出された。
皇帝は齢六十の老人で、十八歳になったばかりのフォセットは慰み者として弄ばれるはずだった。
ところが呼ばれた寝室にいたのは若き新皇帝で、フォセットは花嫁として迎えられることになる。
早速、二人の初夜が始まった。
アラサーですが、子爵令嬢として異世界で婚活はじめます
敷島 梓乃
恋愛
一生、独りで働いて死ぬ覚悟だったのに
……今の私は、子爵令嬢!?
仕事一筋・恋愛経験値ゼロの アラサーキャリアウーマン美鈴(みれい)。
出張中に起きたある事故の後、目覚めたのは 近代ヨーロッパに酷似した美しい都パリスイの子爵邸だった。
子爵家の夫妻に養女として迎えられ、貴族令嬢として優雅に生活…… しているだけでいいはずもなく、婚活のため大貴族が主催する舞踏会に 参加することになってしまう!
舞踏会のエスコート役は、長身に艶やかな黒髪 ヘーゼルグリーン瞳をもつ、自信家で美鈴への好意を隠そうともしないリオネル。
ワイルドで飄々としたリオネルとどこか儚げでクールな貴公子フェリクス。
二人の青年貴族との出会い そして異世界での婚活のゆくえは……?
恋愛経験値0からはじめる異世界恋物語です。
ロザリーの新婚生活
緑谷めい
恋愛
主人公はアンペール伯爵家長女ロザリー。17歳。
アンペール伯爵家は領地で自然災害が続き、多額の復興費用を必要としていた。ロザリーはその費用を得る為、財力に富むベルクール伯爵家の跡取り息子セストと結婚する。
このお話は、そんな政略結婚をしたロザリーとセストの新婚生活の物語。
溺愛旦那様と甘くて危険な新婚生活を 番外編
蝶野ともえ
恋愛
「溺愛旦那様と甘くて危険な新婚生活を」の番外編です!
沢山のリクエストをいただきましたので、続編を執筆決定しました。
結婚式を挙げた椋(りょう)と花霞(かすみ)は幸せな結婚生活を送っていた。
けれど、そんな時に椋にはある不思議なメールが届くようになっていた。
そして、花霞に好意を持って近づく若い男性のお客さんが来るようになっていた。
お互いの生活がすれ違う中でも、2人は愛し合い助け合いながら過ごしていくけれど、少しずつ事態は大きくなっていき…………
新たな事件は、あの日からすでに始まっていた………………。
★今回、R18に挑戦しようと思っています。ですが、その部分を読まなくても話がわかるようにしていきたいと思いますので、苦手な方は、その回を飛ばして読んでいただければと思います。
初めての試みで、R18は時間がかかり、そして勉強中なので上手ではないかと思いますが、よろしくお願いいたします。
☆鑑 花霞(かがみ かすみ) 椋の妻。花屋で働いており、花が大好きな29歳。椋と契約結婚をした後にある事件に巻き込まれる。ふんわりとした性格だが、いざという時の行動力がある
★鑑 椋(かがみ りょう) 花霞の夫。ある秘密をもったまはま花霞に契約結婚を申し込む。花霞を溺愛しており、彼女に何かあると、普段優しい性格だか凶変してしまう。怒ると怖い。
本編にshortstoryを更新しておりますので、ぜひチェックをお願いいたします。
また、「嘘つき旦那様と初めての恋を何度でも」に、キャラクターが登場しております!ぜひどうぞ。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる