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二章 騎士団と自警団
16話 料理上手のお世話上手
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ニールたちが戻った時にはすでに、市場へ買い出しに行っていたゼレーナたちが帰ってきていた。ギーランは酒瓶を片手に上機嫌だ。
「ギーラン、それは料理に使うお酒だからあんまり美味しくないと思うけど……」
エンディが遠慮がちに忠告したが、ギーランは構わねえと突っぱねた。
「酒には変わりねえだろ。余った分は俺のもんだ」
ルメリオは揃った材料を見て、うんうんと頷いた。ニールたちの仕事に満足してくれたようだ。
「お手伝いありがとうございました。ここからは私の仕事ですので、皆さんはご自由に休憩なさってください」
「え、ルメリオが料理するのか?」
彼が料理ができるというのは初耳だ。ニールの問いに、ルメリオはそうですがと答えた。
「召し上がりたくなければ結構」
「いや食べる食べる! でも手伝わなくて本当にいいのか? ……いや、手伝えることがないか」
まともに料理をした経験はニールにはない。どうやら周りの仲間たちも大体が同じのようだ。
「十分に働いて頂きましたのでお気になさらず。一度にたくさんの量を作るのにも慣れていますから。出来上がったらお呼びします」
材料を抱え、ルメリオは台所の方へ消えていった。
***
ゼレーナはルメリオの後を追い、食堂を抜けて台所に通じる扉を開けた。
その音に気づきルメリオが振り返った。帽子と上着を脱いでシャツの袖を肘までまくり上げている彼は、普段と印象が違って見える。
「ゼレーナさん、どうかなさいましたか?」
「手伝おうかと思いまして。わたしも多少は料理の心得がありますし、一から火を起こすのは大変でしょうから」
凝ったものは作れないが、もともと自分の食べるものは自分で作っていたため足手まといにはならないはずだと思ってのことだった。魔法を使えば火をつけるのもすぐだ。
「お気遣いなく……と言いたいところですが、貴女と二人で台所に立てる機会が次にいつあるか分かりませんので、お願い致します」
ルメリオが笑って言った。ゼレーナは手を洗うための桶に汲んであった水で手をすすぎ、彼の隣に立った。
彼の指示のもと、茸や肉を切ったり、野草を茹でて灰汁を抜く。ゼレーナの隣でルメリオは素早く包丁を動かしていく。
「……まるで料理人ですね」
「惚れ直して頂けました?」
「元々惚れてなどいません」
ぴしゃりと言い返したのに、ルメリオは楽しそうにくっくっと笑った。何がそんなに愉快なのか、ゼレーナにはまるで分からない。
作業がひと段落したところで、ゼレーナは切り出した。
「ミューシャには手伝わせないんですか」
「ああ……一度手伝わせたことがあるのですが、どうも料理の才能がないようでして。味音痴に加えて火が怖いというので、それっきりです」
ミューシャには代わりに掃除や買い物をさせたり、庭に咲く花の世話の手伝いを頼んでいるのだという。
「あの子とはいつ出会ったんです? まだ小さいようですが」
「さぁ、いつでしたかね……急にここに転がり込んできました。行く場所がないというので仕事をさせる代わりに住まわせているだけですよ」
手を動かしながら、ゼレーナは次にどう探りを入れるべきか考えを巡らせた。
ゼレーナはミューシャを初めて見た時、かすかな魔力を感じた。注意しなければ感じ取ることのできない程なので、エンディは気づいていないようだった。無意識のうちにあるいは意図的に、魔力を体の中の更に内側に潜り込ませているように思われる。
同時に違和感も覚えた。ミューシャの中にある魔力は人間が持つものとは異なっている。ミューシャはおそらく何かを隠している。そのことをルメリオが知っているか聞き出したく手伝いを名乗り出たのだが、今の時点では判断がつかなかった。
「ミューシャは……」
「ゼレーナさん、私は小さな子供相手に不埒なことなど何も考えませんよ。そういった趣味はありません」
「いやそんなことは思ってません。いちいち言わないでください」
どうやら、ルメリオとミューシャの関係に何らかの疑念を持っていると思われたようだ。これ以上、この場で聞き出せることはないだろう。
次第に台所にいい香りが漂い始めた。スープが入った鍋がぐつぐつと煮えている。
「ゼレーナさん」
不意に名前を呼ばれルメリオの方を向くと、ゼレーナの口の中に匙が押し込まれた。
「んっ!?」
吐き出そうとして思いとどまった。茸の旨みが舌に広がり、バターの香りが鼻を抜けていく。そのまま咀嚼して、飲み込んだ。
「……美味しい」
ゼレーナが呟くように言うと、ルメリオは嬉しそうに目を細めた。
「良かった。一番最初に貴女からその言葉を聞きたかったのです」
「……だからってこんな不意打ちにしなくたっても」
「はは、申し訳ありません。浮かれるのも程ほどにせねばなりませんね」
ルメリオが最後の仕上げに取り掛かる。結局、ミューシャについてはほとんど聞き出せぬままに終わった。
***
日が暮れる頃ミューシャに呼ばれ、ニールたちは食堂へと集った。
テーブルをいくつか隣り合わせで置き、全員が並んで座れるようになっている。その上に乗っているのは野草のサラダ、茸のバター蒸し、森で捕まえた野鳥の煮込み、あぶった小動物の肉にみじん切りにした野菜を煮詰めたソースをかけたもの、器のような形の生地にチーズや具材を詰めて焼いた料理――どれも全員にしっかり行き渡りそうな量が準備してある。
出来立ての料理を見て、フランシエルが目を輝かせた。
「わぁ~、すごい。美味しそう!」
ミューシャがせっせと皿を並べる。台所から、スープ皿を乗せた盆を持ったルメリオとゼレーナが出てきた。
「ねえねえ、これ全部ルメリオが作ったの?」
「いえ、ゼレーナさんにもお手伝い頂きましたよ」
「わたしは下ごしらえ程度しかしていません。ほぼルメリオが仕上げてます」
スープが入った皿が置かれ、すべての料理が出そろったようだ。
各々が席につき、思い思いに料理を口に運ぶ。
「おーいしーい!」
ニール、エンディ、アロン、フランシエルが同時に声を上げた。
「すっごく美味しいよルメリオ! お料理が上手なんだねっ」
フランシエルはよほど気に入ったのか、一口食べるごとに「んーっ」と頬を押さえてうっとりした声を出している。
「宿屋の料理も美味しいけど俺はこっちも好きだな。ルメリオ、本当にありがとう」
泊めてもらえるだけでも有難いのに、立派な食事まで出てくるなんて思ってもみなかった話だ。
絶賛を浴びたルメリオは予想外だったのか目を丸くしていたが、やがてふっと微笑んだ。
「……ありがとうございます。どうぞ、たくさん召し上がってください」
「食べる! たくさん食べるぞ!」
アロンが身を乗り出し、ごろっとした肉の煮込みを自分の皿に盛った。
「アロン、サラダもきちんとお食べなさい」
「えー、ルメリオ、母ちゃんみたいなこと言うなよ」
「サラダを食べた方には、後で野イチゴのケーキを出そうと思っているのですけどねぇ」
「えっ!? ほんとか、ほんとだな!」
アロンが野草のサラダをフォークですくい、口に詰め込んだ。
「ひゃんほはべははら、ほれのぶんほへーきほおふしへ」(ちゃんと食べたから、おれの分のケーキ多くして)
「はいはい、分かりましたから。口にものを入れながら話さない」
「こいつはいいぜ、酒に合いやがる」
「ギーラン、本当に料理用のお酒飲んでる……」
「なんだぁ死神、ひと舐めくらいならくれてやってもいいぜ」
「あはは……僕はいいよ」
「……その肉、俺がもらうぞ」
イオがあぶった肉を皿にとり頬張った。普段の彼は食事にあまり前のめりにならないのだが、今日は年相応な様子を見せている。
「イオ、よく食べるんだな。小食なのかと思ってた」
「……俺がさばいたものだ。少しくらい多く食ってもいいだろう」
「美味しいからだって言えばいいのに~。ほんと、男の子って素直じゃないよねぇ」
にこにことフランシエルに見つめられ、イオは小さく何かつぶやいた後それっきり黙ってしまったが、怒ってはいないようだった。
召使のミューシャはニールたちと同じ席に座ろうとせず、せっせと動き回っていた。
「ギーランさま、お酒のお代わりをどうぞなのです!」
「お、チビのくせに気がきくじゃねえか」
「ミューシャ、俺たちのことは気にしないで一緒に食べないか? お腹空いてるだろ?」
小さなミューシャを気の毒に思いニールは声をかけたが、ミューシャは笑顔で首を横に振った。
「お気遣いありがとうございますです。ミューシャは後でいただきますので、ご心配には及びませんなのです」
「そうか? ならいいけど……」
ルメリオがミューシャに酷い仕打ちをするとは考えにくいので、きっといつものことなのだろう。
賑やかな時間は、あっという間に過ぎて行った。
「ギーラン、それは料理に使うお酒だからあんまり美味しくないと思うけど……」
エンディが遠慮がちに忠告したが、ギーランは構わねえと突っぱねた。
「酒には変わりねえだろ。余った分は俺のもんだ」
ルメリオは揃った材料を見て、うんうんと頷いた。ニールたちの仕事に満足してくれたようだ。
「お手伝いありがとうございました。ここからは私の仕事ですので、皆さんはご自由に休憩なさってください」
「え、ルメリオが料理するのか?」
彼が料理ができるというのは初耳だ。ニールの問いに、ルメリオはそうですがと答えた。
「召し上がりたくなければ結構」
「いや食べる食べる! でも手伝わなくて本当にいいのか? ……いや、手伝えることがないか」
まともに料理をした経験はニールにはない。どうやら周りの仲間たちも大体が同じのようだ。
「十分に働いて頂きましたのでお気になさらず。一度にたくさんの量を作るのにも慣れていますから。出来上がったらお呼びします」
材料を抱え、ルメリオは台所の方へ消えていった。
***
ゼレーナはルメリオの後を追い、食堂を抜けて台所に通じる扉を開けた。
その音に気づきルメリオが振り返った。帽子と上着を脱いでシャツの袖を肘までまくり上げている彼は、普段と印象が違って見える。
「ゼレーナさん、どうかなさいましたか?」
「手伝おうかと思いまして。わたしも多少は料理の心得がありますし、一から火を起こすのは大変でしょうから」
凝ったものは作れないが、もともと自分の食べるものは自分で作っていたため足手まといにはならないはずだと思ってのことだった。魔法を使えば火をつけるのもすぐだ。
「お気遣いなく……と言いたいところですが、貴女と二人で台所に立てる機会が次にいつあるか分かりませんので、お願い致します」
ルメリオが笑って言った。ゼレーナは手を洗うための桶に汲んであった水で手をすすぎ、彼の隣に立った。
彼の指示のもと、茸や肉を切ったり、野草を茹でて灰汁を抜く。ゼレーナの隣でルメリオは素早く包丁を動かしていく。
「……まるで料理人ですね」
「惚れ直して頂けました?」
「元々惚れてなどいません」
ぴしゃりと言い返したのに、ルメリオは楽しそうにくっくっと笑った。何がそんなに愉快なのか、ゼレーナにはまるで分からない。
作業がひと段落したところで、ゼレーナは切り出した。
「ミューシャには手伝わせないんですか」
「ああ……一度手伝わせたことがあるのですが、どうも料理の才能がないようでして。味音痴に加えて火が怖いというので、それっきりです」
ミューシャには代わりに掃除や買い物をさせたり、庭に咲く花の世話の手伝いを頼んでいるのだという。
「あの子とはいつ出会ったんです? まだ小さいようですが」
「さぁ、いつでしたかね……急にここに転がり込んできました。行く場所がないというので仕事をさせる代わりに住まわせているだけですよ」
手を動かしながら、ゼレーナは次にどう探りを入れるべきか考えを巡らせた。
ゼレーナはミューシャを初めて見た時、かすかな魔力を感じた。注意しなければ感じ取ることのできない程なので、エンディは気づいていないようだった。無意識のうちにあるいは意図的に、魔力を体の中の更に内側に潜り込ませているように思われる。
同時に違和感も覚えた。ミューシャの中にある魔力は人間が持つものとは異なっている。ミューシャはおそらく何かを隠している。そのことをルメリオが知っているか聞き出したく手伝いを名乗り出たのだが、今の時点では判断がつかなかった。
「ミューシャは……」
「ゼレーナさん、私は小さな子供相手に不埒なことなど何も考えませんよ。そういった趣味はありません」
「いやそんなことは思ってません。いちいち言わないでください」
どうやら、ルメリオとミューシャの関係に何らかの疑念を持っていると思われたようだ。これ以上、この場で聞き出せることはないだろう。
次第に台所にいい香りが漂い始めた。スープが入った鍋がぐつぐつと煮えている。
「ゼレーナさん」
不意に名前を呼ばれルメリオの方を向くと、ゼレーナの口の中に匙が押し込まれた。
「んっ!?」
吐き出そうとして思いとどまった。茸の旨みが舌に広がり、バターの香りが鼻を抜けていく。そのまま咀嚼して、飲み込んだ。
「……美味しい」
ゼレーナが呟くように言うと、ルメリオは嬉しそうに目を細めた。
「良かった。一番最初に貴女からその言葉を聞きたかったのです」
「……だからってこんな不意打ちにしなくたっても」
「はは、申し訳ありません。浮かれるのも程ほどにせねばなりませんね」
ルメリオが最後の仕上げに取り掛かる。結局、ミューシャについてはほとんど聞き出せぬままに終わった。
***
日が暮れる頃ミューシャに呼ばれ、ニールたちは食堂へと集った。
テーブルをいくつか隣り合わせで置き、全員が並んで座れるようになっている。その上に乗っているのは野草のサラダ、茸のバター蒸し、森で捕まえた野鳥の煮込み、あぶった小動物の肉にみじん切りにした野菜を煮詰めたソースをかけたもの、器のような形の生地にチーズや具材を詰めて焼いた料理――どれも全員にしっかり行き渡りそうな量が準備してある。
出来立ての料理を見て、フランシエルが目を輝かせた。
「わぁ~、すごい。美味しそう!」
ミューシャがせっせと皿を並べる。台所から、スープ皿を乗せた盆を持ったルメリオとゼレーナが出てきた。
「ねえねえ、これ全部ルメリオが作ったの?」
「いえ、ゼレーナさんにもお手伝い頂きましたよ」
「わたしは下ごしらえ程度しかしていません。ほぼルメリオが仕上げてます」
スープが入った皿が置かれ、すべての料理が出そろったようだ。
各々が席につき、思い思いに料理を口に運ぶ。
「おーいしーい!」
ニール、エンディ、アロン、フランシエルが同時に声を上げた。
「すっごく美味しいよルメリオ! お料理が上手なんだねっ」
フランシエルはよほど気に入ったのか、一口食べるごとに「んーっ」と頬を押さえてうっとりした声を出している。
「宿屋の料理も美味しいけど俺はこっちも好きだな。ルメリオ、本当にありがとう」
泊めてもらえるだけでも有難いのに、立派な食事まで出てくるなんて思ってもみなかった話だ。
絶賛を浴びたルメリオは予想外だったのか目を丸くしていたが、やがてふっと微笑んだ。
「……ありがとうございます。どうぞ、たくさん召し上がってください」
「食べる! たくさん食べるぞ!」
アロンが身を乗り出し、ごろっとした肉の煮込みを自分の皿に盛った。
「アロン、サラダもきちんとお食べなさい」
「えー、ルメリオ、母ちゃんみたいなこと言うなよ」
「サラダを食べた方には、後で野イチゴのケーキを出そうと思っているのですけどねぇ」
「えっ!? ほんとか、ほんとだな!」
アロンが野草のサラダをフォークですくい、口に詰め込んだ。
「ひゃんほはべははら、ほれのぶんほへーきほおふしへ」(ちゃんと食べたから、おれの分のケーキ多くして)
「はいはい、分かりましたから。口にものを入れながら話さない」
「こいつはいいぜ、酒に合いやがる」
「ギーラン、本当に料理用のお酒飲んでる……」
「なんだぁ死神、ひと舐めくらいならくれてやってもいいぜ」
「あはは……僕はいいよ」
「……その肉、俺がもらうぞ」
イオがあぶった肉を皿にとり頬張った。普段の彼は食事にあまり前のめりにならないのだが、今日は年相応な様子を見せている。
「イオ、よく食べるんだな。小食なのかと思ってた」
「……俺がさばいたものだ。少しくらい多く食ってもいいだろう」
「美味しいからだって言えばいいのに~。ほんと、男の子って素直じゃないよねぇ」
にこにことフランシエルに見つめられ、イオは小さく何かつぶやいた後それっきり黙ってしまったが、怒ってはいないようだった。
召使のミューシャはニールたちと同じ席に座ろうとせず、せっせと動き回っていた。
「ギーランさま、お酒のお代わりをどうぞなのです!」
「お、チビのくせに気がきくじゃねえか」
「ミューシャ、俺たちのことは気にしないで一緒に食べないか? お腹空いてるだろ?」
小さなミューシャを気の毒に思いニールは声をかけたが、ミューシャは笑顔で首を横に振った。
「お気遣いありがとうございますです。ミューシャは後でいただきますので、ご心配には及びませんなのです」
「そうか? ならいいけど……」
ルメリオがミューシャに酷い仕打ちをするとは考えにくいので、きっといつものことなのだろう。
賑やかな時間は、あっという間に過ぎて行った。
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