20 / 42
誰かの祈りに応えるものよ
誰かの祈りに応えるものよ⑨
しおりを挟む
俺は近くの机に肘を付けて、頭を手に乗せながら話す。
「あれ、人里に降りてくることなんてないだろ」
「そりゃまぁ……あんなのがホイホイやってきてたら街なんて作れねえしな」
「あれはおそらく腐肉食性の動物だ。爪や嘴の形が狩りには適していないし、頭部に毛がないのは腐肉を漁った時に腐った体液がついて病に犯されないようにだろう」
「腐肉食?」
「基本的には腐った肉を食う生き物だって意味だ。もちろん小動物ぐらいなら食うかもしれないが」
俺と傭兵相手に怪鳥が攻め切れていなかったのは、純粋に戦うという機能が著しく低い生き物だったからだ。
龍のような他の生物と争うことを前提とした体ではなく、あくまでも腐肉を食うための体付きをしていた。
「あの広場に腐肉らしいものが詰めてある袋があった。なぁ、ニエ」
「えっ、あ、はい。端っこの方に変な汁が垂れてる袋があって、腐ったものの匂いがしてました」
「おそらく、石像を盗もうとした誰かがあの鳥を躾けて、石像を運ぶようにさせていたんだろうな。腐肉は臭いを発生させることで発見させやすくするためだろう」
ミルナは俺の言葉に反応する。
「し、躾けてって、そんなこと出来るの!?」
「出来たんだろう。意のままに操るなんてことはかなり難しいだろうが、アレぐらいの生き物なら「石像を決まったところに運べば食事が出てくる」みたいな学習はそれほど難しくなくさせられると思うぞ。似た石像を作って訓練ぐらいさせられるだろうしな」
「……誰かが、狙ってやった……と?」
「掴むという動作が不得手な生き物が無理矢理重いものを運ぶのは不自然だからな。その可能性が高いだろうな」
混乱している様子のミルナに俺は伝える。
「完全に野生のよりかは幾分かマシだろう。人の手にあるってことだからな。ある程度は場所に限りが出てくる。飛んでいった向きからおおよその方角も分かるし。生態的にそれほど重いものを長時間運ぶことには向いていないから距離もさほど遠くないはずだ」
「……距離と方角はある程度定まっていて、人の手がある場所……か。まぁ確かに見つけるのは不可能ではなさそうだ。……お前、魔物の学者か何かなのか?」
首を横に振ってから再びミルナに目を向ける。
「が、勝てるかどうかはまた別の話だな。まぁ普通に手がかりを見つけてから街の人に任せるとか……」
俺がそう提案すると、隣にいたニエがおずおずと気弱そうに口を開く。
「あの……その人達は、なんでそこまでして盗んだんでしょうか?」
「……まぁ、俺にはそれの価値はわからないな。単純に価値のあるものだからか、何かに使えるのか」
「…….価値はあるだろうが、重要なのはやはり召喚に使えることだろうな」
「祭りに参加すればいい気がするが……。いや、本当に召喚出来ても英雄を街に取られるだけか。だが、盗品を使ってこの街の祭りみたいなことは出来ないしな」
つまり……ある程度、石像さえあれば召喚出来るだろうという考えがあり、召喚した後に自分達で確保するために手間をかけて盗んだ……というところか。
「……召喚したら石像はなくなるのか? いや、実際に召喚したことはあるんだから、そういうわけじゃないか」
「置き換わるようにして英雄が召喚され、英雄が死ぬと石像が戻ってくる。……まぁ伝承レベルでしかないが」
ニエの方に目を向けると、ニエも小さく頷く。……事実の可能性は高そうだな。会ってしばらくは石像扱いだったしな。
「……取り返すのはかなり急がないと厳しいな」
「またあの鳥に会ったら勝てないぞ? 今度は離脱出来るかも分からないしな」
「まぁ俺も諦めるのがいいとは思うが」
ミルナは真っ直ぐに俺を見る。
「私は一人でも行くわ」
傭兵はボリボリと頭を掻いて気怠そうに立ち上がる。
「まぁ雇われてるからしゃーねぇな。お嬢を一人で行かせるわけにもいかねえし」
ニエは不安そうに俺を見て、俺は深くため息を吐く。
正直なところ、関わって俺に得はないし、関わってやる義理もない。せいぜいそれが難しいことを伝えてやるぐらいだろう。
まぁ、格好ぐらい付けるか。
「……地図」
「地図?」
「地図はないか。あったらおおよその目星ぐらいは付けてやる」
ミルナから地図を受け取って軽く読み込む。おおよその方角と距離、それに加えて石像を受け取る場所か。
その方向には草原が広がっているようだし、幾らでも都合の良い場所はあるだろうが……いや、ここだな。
「見つけた。行くぞ」
「えっ、な、何を?」
「石像を受け取る場所だ」
ニエは立ち上がって荷物を持ち、俺は片手でそれを制する。
「ニエは待ってろ」
「行きます。行くべきだと思っています」
「……俺は旨い飯が食いたい。頼んでいいか?」
「……ん、んぅ……わ、分かりました」
ニエの扱い方が分かってきた気がする。ニエに食料の入った荷物を預けて、短刀を握る。
ミルナは俺とニエのやりとりに驚いたような表情を見せて、ニエは拗ねたようにミルナに言う。
「カバネさんが言うなら、間違いないです。この世界のどんな誰よりも信じられます」
あまり時間がないので部屋から出つつ、ミルナと傭兵の二人に伝える。
「戦力は劣るだろうから道すがら作戦を練る。人数や状況が分からないからかなり雑だろうから、頼むぞ」
「おー、金もらってる分は働くぞ」
「……ええ、死力を尽くすわ」
せめて魔法にどんなものがあるのかぐらいは知りたかったが怪鳥程度でさえ人間では勝てない相手だ。
道すがら傭兵に魔法の種類でも聞いていれば充分に対応出来るだろう。
◇◆◇◆◇◆◇
「本当にこの道を通るの? もっと遠い場所まで飛んでいってたら……」
「ここを通るのは間違いない。傭兵、轍もついさっき通ったような跡はないんだな?」
「ああ、しばらくは馬車が通ってはいないだろうな」
石像を受け取る場所は間違いなく警戒されているだろうから避けて、通るだろう場所で待ち伏せをする。
隠れるようなところはないので、その場に座って休憩をするフリをしておく。
しばらくして、それがやってくる。馬に引かれて走る馬車だ。あまり急いでいる様子は見せていないが、染み付いた腐肉の臭いがそれが石像を盗んだ者であることを示していた。
馬車がその道を通り過ぎようとした瞬間、俺と傭兵の目が合う。
馬の目の前に突如として発生する氷の壁。
「ッッッ!? うおっ!?」
急停止した馬に馬車がぶつかり、馬は暴れ出す。連中が混乱している間に、傭兵が剣を引き抜いて馬の綱を斬り裂き、その勢いのまま御者の男に剣を振るったが当たる寸前に風が発生して傭兵の身体を吹き飛ばす。
「魔法使い、か。最悪だな」
この世界に置いて魔法使いは少ないらしく、その少ない魔法使いのほとんどは傭兵のように剣も扱う魔法剣士だ。
魔法があろうがなかろうが、肉体的な強さは無駄にはならないからだ。
つまり、後衛だから近寄れば簡単に倒せるなんて存在ではなく……武器を振るうだけの人間の上位互換だ。
馬車を破るように出てきたのは六人、御者の男も合わせると七人と、馬車の大きさを考えると狭すぎるだろう人数だ。
これは想定よりも少ない。馬車は一つではなく幾つもあると思っていた。
馬が驚いて逃げていくのを横目で見つつ、腰を落として短刀を握る。
背中にいるミルナにだけ聞こえるように、小さな声で言う。
「……頼んだぞ」
「あれ、人里に降りてくることなんてないだろ」
「そりゃまぁ……あんなのがホイホイやってきてたら街なんて作れねえしな」
「あれはおそらく腐肉食性の動物だ。爪や嘴の形が狩りには適していないし、頭部に毛がないのは腐肉を漁った時に腐った体液がついて病に犯されないようにだろう」
「腐肉食?」
「基本的には腐った肉を食う生き物だって意味だ。もちろん小動物ぐらいなら食うかもしれないが」
俺と傭兵相手に怪鳥が攻め切れていなかったのは、純粋に戦うという機能が著しく低い生き物だったからだ。
龍のような他の生物と争うことを前提とした体ではなく、あくまでも腐肉を食うための体付きをしていた。
「あの広場に腐肉らしいものが詰めてある袋があった。なぁ、ニエ」
「えっ、あ、はい。端っこの方に変な汁が垂れてる袋があって、腐ったものの匂いがしてました」
「おそらく、石像を盗もうとした誰かがあの鳥を躾けて、石像を運ぶようにさせていたんだろうな。腐肉は臭いを発生させることで発見させやすくするためだろう」
ミルナは俺の言葉に反応する。
「し、躾けてって、そんなこと出来るの!?」
「出来たんだろう。意のままに操るなんてことはかなり難しいだろうが、アレぐらいの生き物なら「石像を決まったところに運べば食事が出てくる」みたいな学習はそれほど難しくなくさせられると思うぞ。似た石像を作って訓練ぐらいさせられるだろうしな」
「……誰かが、狙ってやった……と?」
「掴むという動作が不得手な生き物が無理矢理重いものを運ぶのは不自然だからな。その可能性が高いだろうな」
混乱している様子のミルナに俺は伝える。
「完全に野生のよりかは幾分かマシだろう。人の手にあるってことだからな。ある程度は場所に限りが出てくる。飛んでいった向きからおおよその方角も分かるし。生態的にそれほど重いものを長時間運ぶことには向いていないから距離もさほど遠くないはずだ」
「……距離と方角はある程度定まっていて、人の手がある場所……か。まぁ確かに見つけるのは不可能ではなさそうだ。……お前、魔物の学者か何かなのか?」
首を横に振ってから再びミルナに目を向ける。
「が、勝てるかどうかはまた別の話だな。まぁ普通に手がかりを見つけてから街の人に任せるとか……」
俺がそう提案すると、隣にいたニエがおずおずと気弱そうに口を開く。
「あの……その人達は、なんでそこまでして盗んだんでしょうか?」
「……まぁ、俺にはそれの価値はわからないな。単純に価値のあるものだからか、何かに使えるのか」
「…….価値はあるだろうが、重要なのはやはり召喚に使えることだろうな」
「祭りに参加すればいい気がするが……。いや、本当に召喚出来ても英雄を街に取られるだけか。だが、盗品を使ってこの街の祭りみたいなことは出来ないしな」
つまり……ある程度、石像さえあれば召喚出来るだろうという考えがあり、召喚した後に自分達で確保するために手間をかけて盗んだ……というところか。
「……召喚したら石像はなくなるのか? いや、実際に召喚したことはあるんだから、そういうわけじゃないか」
「置き換わるようにして英雄が召喚され、英雄が死ぬと石像が戻ってくる。……まぁ伝承レベルでしかないが」
ニエの方に目を向けると、ニエも小さく頷く。……事実の可能性は高そうだな。会ってしばらくは石像扱いだったしな。
「……取り返すのはかなり急がないと厳しいな」
「またあの鳥に会ったら勝てないぞ? 今度は離脱出来るかも分からないしな」
「まぁ俺も諦めるのがいいとは思うが」
ミルナは真っ直ぐに俺を見る。
「私は一人でも行くわ」
傭兵はボリボリと頭を掻いて気怠そうに立ち上がる。
「まぁ雇われてるからしゃーねぇな。お嬢を一人で行かせるわけにもいかねえし」
ニエは不安そうに俺を見て、俺は深くため息を吐く。
正直なところ、関わって俺に得はないし、関わってやる義理もない。せいぜいそれが難しいことを伝えてやるぐらいだろう。
まぁ、格好ぐらい付けるか。
「……地図」
「地図?」
「地図はないか。あったらおおよその目星ぐらいは付けてやる」
ミルナから地図を受け取って軽く読み込む。おおよその方角と距離、それに加えて石像を受け取る場所か。
その方向には草原が広がっているようだし、幾らでも都合の良い場所はあるだろうが……いや、ここだな。
「見つけた。行くぞ」
「えっ、な、何を?」
「石像を受け取る場所だ」
ニエは立ち上がって荷物を持ち、俺は片手でそれを制する。
「ニエは待ってろ」
「行きます。行くべきだと思っています」
「……俺は旨い飯が食いたい。頼んでいいか?」
「……ん、んぅ……わ、分かりました」
ニエの扱い方が分かってきた気がする。ニエに食料の入った荷物を預けて、短刀を握る。
ミルナは俺とニエのやりとりに驚いたような表情を見せて、ニエは拗ねたようにミルナに言う。
「カバネさんが言うなら、間違いないです。この世界のどんな誰よりも信じられます」
あまり時間がないので部屋から出つつ、ミルナと傭兵の二人に伝える。
「戦力は劣るだろうから道すがら作戦を練る。人数や状況が分からないからかなり雑だろうから、頼むぞ」
「おー、金もらってる分は働くぞ」
「……ええ、死力を尽くすわ」
せめて魔法にどんなものがあるのかぐらいは知りたかったが怪鳥程度でさえ人間では勝てない相手だ。
道すがら傭兵に魔法の種類でも聞いていれば充分に対応出来るだろう。
◇◆◇◆◇◆◇
「本当にこの道を通るの? もっと遠い場所まで飛んでいってたら……」
「ここを通るのは間違いない。傭兵、轍もついさっき通ったような跡はないんだな?」
「ああ、しばらくは馬車が通ってはいないだろうな」
石像を受け取る場所は間違いなく警戒されているだろうから避けて、通るだろう場所で待ち伏せをする。
隠れるようなところはないので、その場に座って休憩をするフリをしておく。
しばらくして、それがやってくる。馬に引かれて走る馬車だ。あまり急いでいる様子は見せていないが、染み付いた腐肉の臭いがそれが石像を盗んだ者であることを示していた。
馬車がその道を通り過ぎようとした瞬間、俺と傭兵の目が合う。
馬の目の前に突如として発生する氷の壁。
「ッッッ!? うおっ!?」
急停止した馬に馬車がぶつかり、馬は暴れ出す。連中が混乱している間に、傭兵が剣を引き抜いて馬の綱を斬り裂き、その勢いのまま御者の男に剣を振るったが当たる寸前に風が発生して傭兵の身体を吹き飛ばす。
「魔法使い、か。最悪だな」
この世界に置いて魔法使いは少ないらしく、その少ない魔法使いのほとんどは傭兵のように剣も扱う魔法剣士だ。
魔法があろうがなかろうが、肉体的な強さは無駄にはならないからだ。
つまり、後衛だから近寄れば簡単に倒せるなんて存在ではなく……武器を振るうだけの人間の上位互換だ。
馬車を破るように出てきたのは六人、御者の男も合わせると七人と、馬車の大きさを考えると狭すぎるだろう人数だ。
これは想定よりも少ない。馬車は一つではなく幾つもあると思っていた。
馬が驚いて逃げていくのを横目で見つつ、腰を落として短刀を握る。
背中にいるミルナにだけ聞こえるように、小さな声で言う。
「……頼んだぞ」
0
お気に入りに追加
19
あなたにおすすめの小説
クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
45歳のおっさん、異世界召喚に巻き込まれる
よっしぃ
ファンタジー
2月26日から29日現在まで4日間、アルファポリスのファンタジー部門1位達成!感謝です!
小説家になろうでも10位獲得しました!
そして、カクヨムでもランクイン中です!
●●●●●●●●●●●●●●●●●●●●
スキルを強奪する為に異世界召喚を実行した欲望まみれの権力者から逃げるおっさん。
いつものように電車通勤をしていたわけだが、気が付けばまさかの異世界召喚に巻き込まれる。
欲望者から逃げ切って反撃をするか、隠れて地味に暮らすか・・・・
●●●●●●●●●●●●●●●
小説家になろうで執筆中の作品です。
アルファポリス、、カクヨムでも公開中です。
現在見直し作業中です。
変換ミス、打ちミス等が多い作品です。申し訳ありません。
【二章開始】『事務員はいらない』と実家からも騎士団からも追放された書記は『命名』で生み出した最強家族とのんびり暮らしたい
斑目 ごたく
ファンタジー
「この騎士団に、事務員はいらない。ユーリ、お前はクビだ」リグリア王国最強の騎士団と呼ばれた黒葬騎士団。そこで自らのスキル「書記」を生かして事務仕事に勤しんでいたユーリは、そう言われ騎士団を追放される。
さらに彼は「四大貴族」と呼ばれるほどの名門貴族であった実家からも勘当されたのだった。
失意のまま乗合馬車に飛び乗ったユーリが辿り着いたのは、最果ての街キッパゲルラ。
彼はそこで自らのスキル「書記」を生かすことで、無自覚なまま成功を手にする。
そして彼のスキル「書記」には、新たな能力「命名」が目覚めていた。
彼はその能力「命名」で二人の獣耳美少女、「ネロ」と「プティ」を生み出す。
そして彼女達が見つけ出した伝説の聖剣「エクスカリバー」を「命名」したユーリはその三人の家族と共に賑やかに暮らしていく。
やがて事務員としての仕事欲しさから領主に雇われた彼は、大好きな事務仕事に全力に勤しんでいた。それがとんでもない騒動を巻き起こすとは知らずに。
これは事務仕事が大好きな余りそのチートスキルで無自覚に無双するユーリと、彼が生み出した最強の家族が世界を「書き換えて」いく物語。
火・木・土曜日20:10、定期更新中。
この作品は「小説家になろう」様にも投稿されています。
異世界に転生!堪能させて頂きます
葵沙良
ファンタジー
遠宮 鈴霞(とおみやりんか)28歳。
大手企業の庶務課に勤める普通のOL。
今日は何時もの残業が無く、定時で帰宅途中の交差点そばのバス停で事件は起きた━━━━。
ハンドルを切り損なった車が、高校生3人と鈴霞のいるバス停に突っ込んできたのだ!
死んだと思ったのに、目を覚ました場所は白い空間。
女神様から、地球の輪廻に戻るか異世界アークスライドへ転生するか聞かれたのだった。
「せっかくの異世界、チャンスが有るなら行きますとも!堪能させて頂きます♪」
笑いあり涙あり?シリアスあり。トラブルに巻き込まれたり⁉
鈴霞にとって楽しい異世界ライフになるのか⁉
趣味の域で書いておりますので、雑な部分があるかも知れませんが、楽しく読んで頂けたら嬉しいです。戦闘シーンも出来るだけ頑張って書いていきたいと思います。
こちらは《改訂版》です。現在、加筆・修正を大幅に行っています。なので、不定期投稿です。
何の予告もなく修正等行う場合が有りますので、ご容赦下さいm(__)m
蘇生魔法を授かった僕は戦闘不能の前衛(♀)を何度も復活させる
フルーツパフェ
大衆娯楽
転移した異世界で唯一、蘇生魔法を授かった僕。
一緒にパーティーを組めば絶対に死ぬ(死んだままになる)ことがない。
そんな口コミがいつの間にか広まって、同じく異世界転移した同業者(多くは女子)から引っ張りだこに!
寛容な僕は彼女達の申し出に快諾するが条件が一つだけ。
――実は僕、他の戦闘スキルは皆無なんです
そういうわけでパーティーメンバーが前衛に立って死ぬ気で僕を守ることになる。
大丈夫、一度死んでも蘇生魔法で復活させてあげるから。
相互利益はあるはずなのに、どこか鬼畜な匂いがするファンタジー、ここに開幕。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
全校転移!異能で異世界を巡る!?
小説愛好家
ファンタジー
全校集会中に地震に襲われ、魔法陣が出現し、眩い光が体育館全体を呑み込み俺は気絶した。
目覚めるとそこは大聖堂みたいな場所。
周りを見渡すとほとんどの人がまだ気絶をしていてる。
取り敢えず異世界転移だと仮定してステータスを開こうと試みる。
「ステータスオープン」と唱えるとステータスが表示された。「『異能』?なにこれ?まぁいいか」
取り敢えず異世界に転移したってことで間違いなさそうだな、テンプレ通り行くなら魔王討伐やらなんやらでめんどくさそうだし早々にここを出たいけどまぁ成り行きでなんとかなるだろ。
そんな感じで異世界転移を果たした主人公が圧倒的力『異能』を使いながら世界を旅する物語。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる