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実験台
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転生するとかしないとか、色々選択肢があるかもしれない。
ただひとつ言えるのは、事故の後遺症で亡くなった未来じゃない未来を生きてほしい。
彼女のためなら別れても良いと本気で思っており、ただ幸せに幸せになってくれとひたすら思う。
「こんにちは」
西日が入るこの部屋で彼女は誰だと言わんばかりの顔。
「川神と申します」
満面の笑みで答えようと渾身の笑みを向ける。
ひっと言わんばかりの声を上げてお願いしますと言う。
突然死をした彼女。何か見落としてたところがあったのだろうか。今すぐ全身くまなくレントゲンを撮りたい。
「足の骨折と伺ってますが、調子は如何でしょうか」
「痛いです」
「そうですよね、今はメインで足に痛みを感じると思いますが小さな痛みでも良いので何かあれば言ってください」
「あの、失礼ですが」
「はい」
「あまり私と年が変わらないように感じるのですが」
「そうですね」
「え」
「私は医師免許はありません」
「家業の手伝いと言ったら良いでしょうか」
少し考えて答えようとするが、転生してるなんて言えないしましてや自分が未来の旦那であるなんて頭が狂ってるとしか言えない発言は出来ない。
「あの、、。ということは」
「何ですか」
「私は」
「はい」
「私は貴方の実験台てことっ?!」
「は?」
あながち間違えていないが、流石に漫画や小説の読みすぎなのではと思う。
「実験台となってほしいのは山々ですが」
「ひっ…」
「僕もまだ学生ですし」
「貴方いくつなのよ」
「んー」
「何よ」
「別に必要ないでしょ」
とりあえず失礼しますねと言い、病室に入る。
見る限り、足を骨折してるようにしか見えないが、何か外的要因があったのだろうか。突然死にしては、この怪我だけでは考えにくいが後遺症が後から出てくる場合もあるのだ。一概には言えない。
ただひとつ言えるのは、事故の後遺症で亡くなった未来じゃない未来を生きてほしい。
彼女のためなら別れても良いと本気で思っており、ただ幸せに幸せになってくれとひたすら思う。
「こんにちは」
西日が入るこの部屋で彼女は誰だと言わんばかりの顔。
「川神と申します」
満面の笑みで答えようと渾身の笑みを向ける。
ひっと言わんばかりの声を上げてお願いしますと言う。
突然死をした彼女。何か見落としてたところがあったのだろうか。今すぐ全身くまなくレントゲンを撮りたい。
「足の骨折と伺ってますが、調子は如何でしょうか」
「痛いです」
「そうですよね、今はメインで足に痛みを感じると思いますが小さな痛みでも良いので何かあれば言ってください」
「あの、失礼ですが」
「はい」
「あまり私と年が変わらないように感じるのですが」
「そうですね」
「え」
「私は医師免許はありません」
「家業の手伝いと言ったら良いでしょうか」
少し考えて答えようとするが、転生してるなんて言えないしましてや自分が未来の旦那であるなんて頭が狂ってるとしか言えない発言は出来ない。
「あの、、。ということは」
「何ですか」
「私は」
「はい」
「私は貴方の実験台てことっ?!」
「は?」
あながち間違えていないが、流石に漫画や小説の読みすぎなのではと思う。
「実験台となってほしいのは山々ですが」
「ひっ…」
「僕もまだ学生ですし」
「貴方いくつなのよ」
「んー」
「何よ」
「別に必要ないでしょ」
とりあえず失礼しますねと言い、病室に入る。
見る限り、足を骨折してるようにしか見えないが、何か外的要因があったのだろうか。突然死にしては、この怪我だけでは考えにくいが後遺症が後から出てくる場合もあるのだ。一概には言えない。
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