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夜空と輝く絵本
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「そう言えば昨日みみと約束してたんだ」
はるくんが、私の手をそっと離し寝室の方へ行く。何の事かと一瞬思ったけれど、すぐに理解した。
「今日は晴れて良かったですね。今からは雨のようですが」
剛さんと一緒にお茶を飲みがら、暫し談笑する。
「せやな。本当に泊めてもらってええんやろか。あと嬢ちゃん、お願いがあるんや」
こっちに来てやと、笑いながら椅子をとんとんと軽く叩く。言われた通りに真向かいに移動する。
「大丈夫ですよ!はるくんも私も大歓迎です。何ですか?」
少し改まった様子。先程の話についてどうするかについてだと悟る。
「遥を一人にしないで欲しいんや」
「え、でも先程は」
「ああ、せやけどな駄目なんや。あいつ、一人でどうにかしようとよるやろ」
「そうですね」
そう言えば、剛さんははるくんを救うためにフグ太郎を作ったと言っていた位だ。だから、何か親友だからこその勘や、直感的に感じるものがあるのだと思った。
「それに、明日はなずと会う約束なんや」
そう言って、これ。と電話番号を渡された。
「これ、なずの連絡先」
メモには電話番号と茄子の絵が書いていた。
「な、何で名前じゃなくて茄子の絵が?」
「え、ああ、似とるやろ?響きが」
落書きしたんや、と笑う剛さん。
はるくんが、私の手をそっと離し寝室の方へ行く。何の事かと一瞬思ったけれど、すぐに理解した。
「今日は晴れて良かったですね。今からは雨のようですが」
剛さんと一緒にお茶を飲みがら、暫し談笑する。
「せやな。本当に泊めてもらってええんやろか。あと嬢ちゃん、お願いがあるんや」
こっちに来てやと、笑いながら椅子をとんとんと軽く叩く。言われた通りに真向かいに移動する。
「大丈夫ですよ!はるくんも私も大歓迎です。何ですか?」
少し改まった様子。先程の話についてどうするかについてだと悟る。
「遥を一人にしないで欲しいんや」
「え、でも先程は」
「ああ、せやけどな駄目なんや。あいつ、一人でどうにかしようとよるやろ」
「そうですね」
そう言えば、剛さんははるくんを救うためにフグ太郎を作ったと言っていた位だ。だから、何か親友だからこその勘や、直感的に感じるものがあるのだと思った。
「それに、明日はなずと会う約束なんや」
そう言って、これ。と電話番号を渡された。
「これ、なずの連絡先」
メモには電話番号と茄子の絵が書いていた。
「な、何で名前じゃなくて茄子の絵が?」
「え、ああ、似とるやろ?響きが」
落書きしたんや、と笑う剛さん。
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