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新たな発見
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戻ってみると窓から手を出して、はるくんを制止している剛さんが居た。
「あ、嬢ちゃんお帰り。ちゃんとお別れ出来たかいな?」
「はい、剛さん。ありがとうございます」
「剛、放して」
「ああ、すまんすまん」
「みみ、後ろに座って。俺も隣に乗るから」
「うん」
何だか初めてあった人のような気分だ。何しろこんなに感情を剥き出しにして不機嫌になったはるくんを見たのは初めてだったからだ。今までの彼のイメージというものが私の中で良い意味で壊れつつある。昨日までははるくんは優しかったものの、何というか関わりずらく表情や、感情が読み取りにくかった。それは楓先輩も同じだった。本当はそうゆうふうな面を持ってるのだろうけれども、私は気付かずに居たに違いない。
「ほな、取り敢えず何処行こか?」
少し焦った様子で後ろを振り返る、剛さん。
「予定通りスーパーで大丈夫」
「そかそか、なら行くか」
行きにはるくんが運転してた車を剛さんが運転してるのは不思議な感じだった。何か剛さんは、懐っこいというか、何というか田舎を思い出させるようなそんな感じの人だ。安心するというか。胸をなでおろした気持ちになる。
「・・・・・・」
窓の外を眺めるはるくん。私は何か言われることを少し期待していたのかもしれない。
「あ、嬢ちゃんお帰り。ちゃんとお別れ出来たかいな?」
「はい、剛さん。ありがとうございます」
「剛、放して」
「ああ、すまんすまん」
「みみ、後ろに座って。俺も隣に乗るから」
「うん」
何だか初めてあった人のような気分だ。何しろこんなに感情を剥き出しにして不機嫌になったはるくんを見たのは初めてだったからだ。今までの彼のイメージというものが私の中で良い意味で壊れつつある。昨日までははるくんは優しかったものの、何というか関わりずらく表情や、感情が読み取りにくかった。それは楓先輩も同じだった。本当はそうゆうふうな面を持ってるのだろうけれども、私は気付かずに居たに違いない。
「ほな、取り敢えず何処行こか?」
少し焦った様子で後ろを振り返る、剛さん。
「予定通りスーパーで大丈夫」
「そかそか、なら行くか」
行きにはるくんが運転してた車を剛さんが運転してるのは不思議な感じだった。何か剛さんは、懐っこいというか、何というか田舎を思い出させるようなそんな感じの人だ。安心するというか。胸をなでおろした気持ちになる。
「・・・・・・」
窓の外を眺めるはるくん。私は何か言われることを少し期待していたのかもしれない。
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