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電話
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「あはは、そやな。おもろいわ、ねーちゃん」
「私はちっとも面白くないよ」
「そうか?」
俺は楽しいけどなと言って笑う。
「こっからや、防げんかったもんはしゃーない。遥と俺とあいつで助けたる」
「どうやって?」
その時だった、楓先輩が車をコンコンと私のいる助手席の窓に向かって鳴らした。
「取り敢えず降りや、ええな」
「分かった」
電話をきらずにそのままの状態にしたままで、緊張しながら扉を開ける。
「これ、買ってきたよ」
この状況に至るまで、10分も経過してないなんて後で知る由も無かった。そこには、昔一緒に炭酸で遊んだ時の赤いパッケージの商品があった。
「ありがとうございます」
受け取り、楓先輩が運転席に回るタイミングを伺う。
「どうした、飲まないの?」
じっとしていたからだろうか、不思議に思ったらしい。
「貸して、開けるから」
そう言って楓先輩は、私の手からジュースを取りカチッと音を鳴らして、はいと手渡してくれた。
「楓先輩、ありがとうございます」
このあと彼を残して、ここを去らないといけない。はるくんが来るまでまた触られたりしたらと考えると何が起こるかわかったもんじゃない。何しろ私は過去から来てるから。ようやく安心したのか楓先輩も運転席に回った。
「私はちっとも面白くないよ」
「そうか?」
俺は楽しいけどなと言って笑う。
「こっからや、防げんかったもんはしゃーない。遥と俺とあいつで助けたる」
「どうやって?」
その時だった、楓先輩が車をコンコンと私のいる助手席の窓に向かって鳴らした。
「取り敢えず降りや、ええな」
「分かった」
電話をきらずにそのままの状態にしたままで、緊張しながら扉を開ける。
「これ、買ってきたよ」
この状況に至るまで、10分も経過してないなんて後で知る由も無かった。そこには、昔一緒に炭酸で遊んだ時の赤いパッケージの商品があった。
「ありがとうございます」
受け取り、楓先輩が運転席に回るタイミングを伺う。
「どうした、飲まないの?」
じっとしていたからだろうか、不思議に思ったらしい。
「貸して、開けるから」
そう言って楓先輩は、私の手からジュースを取りカチッと音を鳴らして、はいと手渡してくれた。
「楓先輩、ありがとうございます」
このあと彼を残して、ここを去らないといけない。はるくんが来るまでまた触られたりしたらと考えると何が起こるかわかったもんじゃない。何しろ私は過去から来てるから。ようやく安心したのか楓先輩も運転席に回った。
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